Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー牢獄 最深部ー
エデンside
最初とはいえ、結末を言っておこう。圧倒して勝ちました。あれだけ大物ぶっていた仮面ライダーマッドローグことクルーアルだけど、エボルトの言うとおり、今ゲーマドライバーに差し込んでるガシャット『ドクターマインドXXXX』と相性が良かったらしいです。
てっきりニャルさんの冗談だと思ったけど、此奴を攻撃するたびに煙が出たかと思えば、一撃一撃が弱弱しくなっていったらしい。
んで、デコピンしたら、変身解かれた。
クルーアル「な、何故だぁぁ!?私は、私は確かにぃぃぃ…………、力を………手にしたはずぅぅぅ………!!」
エデン「………………おいエボルト、これどういうことだ?」
エボルト『恐らく、今まで動いていた理由は、『負』の力だったからじゃないのか?要は、猛毒とか麻薬などのものを毎日摂取したり、ダメージを受ければ受ける程、悦びや快楽を感じていたようだし。』
エデン「ドがつくってレベルじゃねえほどのマゾだったのか………。」
エボルト『対してお前が差し込んでるガシャットだが、ダメージを与えれば与える程、相手の病原体などのものを浄化させる力を持ってるそうだ。
彼奴にとっちゃ、治療そのものが『猛毒』だったって訳だな。』
えぇぇぇ………。おい熱いバトル展開どこ行った。普通圧勝するかおい。原作のマッドローグより弱いマッドローグなんて聞いたこともないぞ。
クルーアル「あ、りえない…………。そ、そうだ………、あの薬だ………。司教様にもらった、あの薬…………使って…………いなかったんだ………。」
エボルト『皮肉なものだな。人間にも、来訪者にとっても毒物のような物が、あの狂信者にとっての『薬』だとはな………。』
クルーアル「あ───────」
注射器を取り出したと思ったら、手が震えていたせいで取りこぼし、僕の足元に来た。というか、此奴が注入しようとした奴、めっちゃ禍々しい紫の液体じゃねえか。
クルーアル「か、返して………。それは………私の…………。」
エデン「こんなのが、奴の薬か。」
しかもこれ、致死率100%の猛毒かよ。複数の毒が混ざってるし、薬物なども全部、この薬に入ってる。
病原菌も、これに入ってるし…………。こんなもの、慎重に取り扱わないとバイオハザード以上にヤバいことになる。踏みつけて壊すなんて、以ての外だ。
クルーアル「返して………ください…………。」
エデン「…………。」
エボルト『どうする?此奴に毒を渡すか?それとも、その毒を浄化させるか?』
クルーアル「お願いです…………、ニャルラトホテプ様………………。私に、慈悲を…………。その毒を……………返してください……………。」
エデン「……………返してほしいか?」
クルーアル「はい…………。」
エデン「何でも言うこと聞くと、誓うか?」
クルーアル「は……………はいぃぃ…………。」
エデン「……………返す気になれんな。」
こんな方法、リリカ達が怒るかもしれないな。僕も、こんな方法なんて取りたくない。…………けど、此奴には俺ほどではないとはいえ、大いなる重罪を犯した。我が同胞を殺し、同じ来訪者を間接的に滅ぼし、人の命を貶し……………。
俺個人として此奴の最も重い罪は、『リリカを生贄に捧げようとしたこと』。これだけは、絶対に許すことなんて出来ない。
滅してやろうと思っていたが、気が変わった。死なんて生温い。消滅もまた然り。
ならば…………。
クルーアル「お願いです……………、それを…………私に…………。叛逆なぞしません…………、何でもいう事聞きます…………。
どうか…………、どうか…………。ニャルラトホテプ様………………、私に……………慈悲をください……………。」
エデン「どうしても、か?」
クルーアル「はい…………。」
エデン「…………叛逆しないと?」
クルーアル「勿論です…………。」
エデン「………………………亡くなったもの達に供養すると、誓うか?」
クルーアル「誓う………!!誓います…………!!!」
エデン「そうか……………。ならば、これも誓え。『俺の奴隷になる』と。」
クルーアル「!?」
『奴隷』。本来僕にとって忌み嫌うもの。そいつの人権そのものを奪い、叛逆できないように調教させ、無理矢理働かせる。
勿論、こんな事はしたくなかった。だが、これは罰だ。最早人権なんて返す気などない。此奴には、永遠に供養してもらう。
『我が同胞たちの死』を、『滅びた来訪者』のことも、『ザギとルシフェルの嘆き』も、『リリカを身も心も壊そうとした』ことも含めてな。
エデン「本当に誓うなら、俺の奴隷になれ。人権なんてこれっぽっちもない。多くの罪を抱えながら、俺にずっと従え。
誓うなら、此奴を返す。」
クルーアル「ぁ…………ぁぁぁ…………。」
エデン「さぁ、どうする?このまま野垂死ぬか?それとも、俺の奴隷になるか?ハッキリと言ってもらおうか?」
クルーアル「……………従います。」
エデン「聞こえんな?」
クルーアル「従います!!何でもします!!貴方の奴隷でいいです!!!だから、どうか………!!どうかぁぁぁぁぁ!!!!!!」
よし、録音データ取ったぞ。ついでに密かに『絶対服従の猛毒』も入れてやったことだし、此奴に注入すれば、もう二度と逆らうことも出来ないだろうな。
やられた分、しっかりとしてやらねば。
エデン「よかろう。」
僕はすぐさま注射器を、クルーアルの首元にぶっさし、猛毒を注入する。途端に此奴は悦楽を感じる。一方で首元に刺さってる注射器にも変化が起こり、形状が徐々に首輪になっていく。
そうして此奴は、僕の奴隷となった。
エデン「さて、早速命令だ。『アルティメット・インフィニティ・ガントレット』の設計図はどこ───────」
『バンッ!!』
王元姫「ガルッチ!!助けに………え?」
カービィ「あれ?」
エデン「ふぁ!?」
あれ!?なんでカービィと王元姫がここに!?ってかマシュもエリザベート、清姫もいる!?どうやってここに!?
清姫「ガルッチさん?これは一体………。」
エデン「………多分怒るだろうけど、敢えて言っておく。此奴には奴隷になってもらった。」
エリザベート「!?」
王元姫「な!?」
エデン「説明は後。それより、やらなきゃいけないこともある。」
カービィ「た、例えば?」
エデン「今アズリエルとセリカが、ダークアリスって奴と戦ってる。此奴との戦闘も終わったから援護しないと。最優先なのは、リリカを助けないといけないし。」
マシュ「でしたら、私がやります!!恐らく、電子ロックされていると思われますので、私が解除します!」
エデン「なら任せる!他は2人の援護!!そして貴様はさっさと、『アルティメット・インフィニティ・ガントレット』の設計図を持ってこい!!ついでに、7つ目のインフィニティ・ストーンに関連する書類も含めてな!!!」
クルーアル「は、はい!!」
…………さてと。今度はダークアリスだな。ってそうだ。
エデン「………マシュ。」
マシュ「はい?」
エデン「ロックし終わったら、直ぐに呼べ。治療してやらないといけないからな。」
マシュ「分かりました!」
ついでに、彼女に掛ってる呪いも解かせてあげないと。まさか、あの呪いが今でもリリカを蝕んでいたとは思わなかったけど、其れも今日で終わらせよう。
『ラストハイパーエリクサー』も持ってきてるし、あの頃掛けた呪いも解けるかも。勿論、盲目も…………。
エデン「んじゃ、行こうか!!」
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