※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

330 / 416
episode269 思いもよらない援軍

ー牢獄 最深部ー

 

 

エデンside

 

 

ザギが言うに、ダークアリスと戦った時は全く歯が立たなかったとか言っていたな。それは予想していたが、思ってた以上に厄介だな。

 

スピードにパワー、それに戦闘技術も高い。

 

 

幸い、セリカのフュージョンアップやアズリエルの攻撃、清姫、エリザベートの宝具で追い込んでいるものの、それでも劣勢であることには変わりない………。

 

 

カービィ「なんなの此奴!?」

 

王元姫「ッ!動きが早すぎて、攻撃が追い付かない!!」

 

エデン「かと言って、負けるわけにはいかない……。あの宝具をバンバン使いたいが、マシュとリリカが入ったカプセルに当たるかもしれないし、場所変えようにも壊そうとするからなぁ。

 

来訪者共もとんでもねえ奴を出したものだ。」

 

ダークアリス『すべて はかいする………!』

 

 

…………しかし、感情無きウルティノイドか。なぜか、他人とは思えない気がする。でも、なんでだ?僕が『作られた』記憶なんてないはずなのに、彼女を見ると、不思議に思ってしまう。

 

そういえばストリングスの時も、そんな感情を抱いてしまったな。何なんだ?僕の前世は、ゴジラだけじゃないのか?

 

 

いや、そんなはずは───────

 

 

王元姫「ガルッチ!!前!!」

 

ダークアリス『排除!!』

 

エデン「ッ!『滅尽滅相』!!」

 

ダークアリス『っ!!』

 

 

危ない………、火力加減とはいえ、勢いよく吹っ飛んでくれたようだ。というか、憎い奴の能力が、ここまで役立つとは思わなかったな………。

 

隙が大きいが、あの技も繰り出せれば、存在諸共消滅させることも容易いが、その分巻き込む可能性も高いし………。

 

 

エデン「っつう……!!結構痛いな………。」

 

清姫「どれだけの力を持っているというんですか!?」

 

エデン「僕に聞くな。第六天波旬の力も使えるのは思ってもなかったし、もしかしたらサノスの力も使える可能性もあるかも。」

 

エリザベート「とんでもないわね………。」

 

エデン「最も、使える理由の一つは『幻想』と関わってる気がするが。」

 

アズリエル「じゃ、じゃあ、僕の技も!?」

 

エデン「使えなくはない。ただ、あの波旬の力も含めて、どれも劣化しちゃうから、多用は出来んな。特にリリカだけは使えない。ガールズリングを呼び出すことは出来るが。」

 

カービィ「それ、結構ヤバめのチートじゃ───────」

 

エデン「まっ、使う相手と場所は決まってるけどな。毎回毎回波旬の力に頼るわけにはいかねえし………。」

 

 

最も、あの野郎が死んだおかげなのか、魔王の方の波旬はめっちゃ喜んでいたな。今はイメージアップの為に、なんかカレー店出したっぽいけど、隠れ人気店になってるっぽい………。

 

いつの日か、魔王波旬の元に行ってあげようかな?

 

 

マシュ「ガルッチさん!!もうすぐでロック解除できます!!もうひと辛抱です!!」

 

セリカ「『『エデン、念のためにリリカのところに行け!私達で抑えておく。』』」

 

エデン「油断はするな。波旬の力使ったとはいえ、手ごたえがあまりなかったぞ。」

 

アズリエル「え⁉」

 

ダークアリス『排除!!』

 

王元姫「させない!!」

 

 

思ってたより強いな。劣化版とはいえ、『滅尽滅相』を受けてもなお攻撃できるとか、思ってなかったぞ。

 

いや、ともかく今は、リリカのところに行こう。

 

 

マシュ「!?」

 

エデン「どうした!?」

 

マシュ「最後のパスワード、ハッキングが出来ません!!」

 

エデン「ッ!!ここでか!!」

 

マシュ「あと少しだっていうのに!!!」

 

エデン「……………ハッキングの時間は?」

 

マシュ「…………最悪、1年以上。早くて1ヶ月。私を含めた皆さんが現界できる時間は、残り4分。足りなさすぎです!!」

 

エデン「僕がパスワード開ける!!」

 

マシュ「ですが───────」

 

 

今は時間が無い。そう思い、マシュをどかせ、パスワードを見る。そこには、あることが描かれていた。

 

 

『かつて、高文明であったとある国だが、其れを一瞬にして滅ぼし、更に星中にいる全生命体を滅ぼしたAIは?』

 

 

エデン「ッ!!」

 

 

なんだ!?このパスワード!?何でだ?何でか知らないけど、『知ってるぞ』!?でも、何処で!?いつ!?

 

そんな記憶、あるはずがないのに……………。何故か、その星を滅ぼしたAIを知ってる気がする。

 

 

気のせいだと思いたい。けど、ここで間違えたら、マシュがやってきたことが水の泡になる!疑問ばかりではあるが、兎に角入力しないと…………。

 

 

マシュ「ガルッチさん?大丈夫ですか?」

 

エデン「大丈夫。……………これで失敗なら、最悪カプセルを壊す。これで合っててくれ!!」

 

 

『PASSWORD:strings』

 

 

『パスワード合致。液体放出します。』

 

 

合ってた!!

 

 

マシュ「ガルッチさん………、どうやってそのパスワードを?」

 

エデン「聞かないで。僕でも、よく分からないから。とにかく、治療箱を───────」

 

アズリエル「ガルッチさん………!!そっちに───────」

 

エデン「ッ!!」

 

ダークアリス『すべて、排除!!』

 

 

しまった!?こっちに気を取られてたせいで、ダークアリスが来るのに気づかなかった!!攻撃が、間に合わない───────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『悪いが、俺の旦那に手出さねえでくれるか?』

 

ダークアリス『!?』

 

 

突然の懐かしい声と共に、見覚えのある刀がダークアリスの攻撃を止め、更にはじき返してくれた。

 

 

マシュ「刀が………?」

 

セリカ「『『馬鹿な!?いつの間に刀が、エデンの近くに!?』』」

 

アズリエル「それに、その刀から、何かを感じる。」

 

王元姫「一体、どうやって………?」

 

エデン「………この声、まさか。」

 

『久しいな、旦那。またこうして、戦えるっていうのは、俺は運がいいのかもしれねえなぁ。』

 

 

聞き間違いじゃなかった。この刀、そしてその声。かつてヘブンズ・DIOを倒すために、そしてあの頃から一時期ではあるが、一緒に戦い抜いてきた刀型スタンド『アヌビス神』だった。

 

 

エデン「アヌビス!?お前なのか!?」

 

アヌビス『ああ。危なかったな。間に合わなかったら、今頃旦那はふっ飛ばされてたところだぜ。』

 

エデン「悪い…………。って、思ったんだが、リサのスタンドになったんじゃ───────」

 

アヌビス『リサ?誰だそいつ。』

 

エデン「え?」

 

アヌビス『は?』

 

 

もしかして、アヌビスの記憶って、彼奴を倒して以降の記憶が一切ないって事?だとしたら………。

 

 

エデン「いや、何でもない。忘れてくれ。」

 

アヌビス『お、おう。そうか。』

 

 

『カプセル、開きます。』

 

 

っと、そうだった。リリカがカプセルから出ると同時に、すぐさま僕が受け止める。その後お姫様抱っこさせ、床に寝かせる。

 

この様子からして、あの液体は命にかかわる可能性の高い猛毒。それに、何処か改造されている可能性も高いから、急いで治療を始める。

 

 

マシュ「私達が時間を稼ぎます。ですが、出来るだけ急いでください!」

 

エデン「分かった。アヌビス、アズリエル。僕の傍にいて。」

 

アヌビス『了解、旦那。』

 

アズリエル「う、うん。」

 

エデン「セリカ!カービィ!元姫!清姫!エリザベート!治療が終わるまで、時間を稼いでくれ!!

 

 

それと、アヌビスは出来るだけダークアリスの動きを『視て』くれ。」

 

 

よし。これで指示は終わった。急いでリリカを治してあげないと。

 

 

リリカ「………ガ……ッチ………さん………?アズ………エ………?」

 

エデン「喋るな。僕が、治してやる。その目も、『呪い』も全部………。お前が害と成したもの全部、俺が治してやる。だから、あまりしゃべるな。

不安なら、アズリエルの衣服を握れ。」

 

アズリエル「リリカ………、僕はここにいるよ………!」

 

エデン「これより、リリカの治療手術を始める…………!」

 

 

絶対に救う。もう二度と、命を奪わせない!!リリカが負ってる呪いも猛毒も、何もかも全部、俺が治してやる!!!

 

 

これが、僕の恩返しだ!!!

 

 

next episode

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。