Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ーリリカルなのはの世界ー
エデンside
ちょっと厄介なことが起きた。此奴の攻撃、というかドゥームズデイの攻撃だが、僕達が放った技を使ってきてる。
まるで、『完全生命体イフ』の能力を使ってるのかと疑うほど。
リリカ「『『『『これでも効かないなんて…………!!』』』』」
セリカ「『『他のフュージョンアップですら、効かないなんてことがあるのか!?』』」
エデン「『『…………アヌビス。』』」
アヌビス『ちゃんと『視て』はいる。だが、此奴は俺達が思ってる以上にやべえ奴のようだ。』
エデン「『『どういうことだ?』』」
アヌビス『あのドゥームズデイって奴だが、あの『完全生命体イフ』みたいに俺達の能力をコピーしてるように見えるんだ。
恐らく此奴だけ、他のドゥームズデイと訳が違う可能性が大だな。』
訳が違うか。けどこれだと、『倒す』ことが出来ないって事じゃないか。安易に幻位を使うわけにはいかないし、下手すればこの世界は『消滅』待ったなしだぞこれ。
アズリエル「一体これ、どうすればいいの?」
リリカ「『『『『ガルッチさん、『アレ』を試してみたら───────』』』』」
エデン「『『『アレ』か?あれで上手く行けたらの話だけど、正直言ってお勧めできないかも。
何より、面倒な技を使ったら、あっちも面倒な技を使ってくるし………。まるでやり返してくるかのような存在だしな。
それに………。』』」
セリカ「『『それに、何だ?』』」
エデン「『『あのドゥームズデイを見ていると、凄く違和感を感じるんだ。それに、『助けて』って、何度も僕に語り掛けてくるんだ。』』」
アズリエル「え?」
リリカ「『『『『あのドゥームズデイからですか!?』』』』」
エデン「『『多分。それに雰囲気も、『彼』に似てるような気が───────』』」
アヌビス『旦那!!前!!!』
アヌビスが声をかけてくれたが、一瞬の判断が遅れたせいで、ドゥームズデイの攻撃を避けられなかった。
急いで3人を防護壁魔法を掛けたが、肝心の僕は防御しないまま直撃してしまい、地面に叩きつけられる。
【ガッシューン………】
『フュージョンオーバー!』
エデン「ッ!!解除された!?」
アズリエル「ガルッチ!!」
あり得ない、ゴッドマキシマムゲーマーもエターナル・オブ・ザ・オールゴッドも、普通じゃ変身解除まで追い込むなんて不可能に近いはずなのに………。
アヌビス『まだ来るぞ!!!』
エデン「チッ!!『
急いでアイアスを展開させて防ごうとするも、ドゥームズデイが放つ閃光と共に、一瞬にして砕け散り、壁にまで吹き飛ばされた。
ってか、アイアスまで砕け散るって、どんだけヤバい威力なんだよ!?というか、これ不味いぞ………。
あのガシャットもあのフュージョンライズも、唯一の守りの魔法だったアイアスですら破られるって、あのドゥームズデイと全然違う………!!
何なんだ、あのドゥームズデイは!?
セリカ「『『エデン!!大丈夫───────』』」
エデン「来るな!!巻き込まれ……………ッ!!」
くそっ!!こんな時に限って、ゲーム病が……………!!!こ、このままだと……………、町が…………、世界が………………!!!
エデン「…………ふざ…………けんな……………!!!こんなとこで……………、くたばって……………たまるかッ!!!
約束…………、したじゃねえか……………!兄さんに…………、父さんに…………、母さんに…………、家族に……………!俺は、破る気か…………!?
『世界を救う』って………………………決めただろう!!!
こんな、病気如きで………………、こんな苦痛如きで………………、俺は…………!!」
アヌビス『旦那!!!やべえ攻撃が───────』
特大の攻撃が僕に襲い掛かるが、身体の自由が利かなかった。直撃は免れない。誰もがそう思った……………。
*そんなの、お断りだ。
その時不思議な事が起こった。直撃するはずだった攻撃が、なんとドゥームズデイに跳ね返り、逆に吹き飛ばされた。
何が起こったのか分からなかった。もっと分からなかったのは、自分の身体が何時の間にか治っていた事だった。
更に……。
アズリエル「え?なんで、ソウルが………!?」
セリカ「『『何が、起きたんだ!?』』」
リリカ「『『『『いえそれよりも、ガルッチさんの目の前にあるのって、私が持ってる『ガールズリング』ではないですか!?』』』』」
3人の目の前には、7つのソウルと、ガールズリングと思わしき道具が目の前にあった。それに手を掴むと同時に、ガールズリングが変化した。円状からハート状に変わり、百合の花の間に7つのソウルのような物が描かれていた。
そして、僕の胸の中から『希望のソウル』が出てきて、そのリングの中に入っていき、リングは光り出した。
エデン「これって………!?」
驚いていると、ガールズリングから変わったリングから声が聞こえた。
『それは『ソウルリング』。ガールズリングの進化したものよ。』
エデン「その声、もしかして!!」
ファンタズム『そっ。久しぶりね、エデン。貴方の知らないところで、ずっと見てきたわ。今の貴方なら、『アレ』の姿に成れるはずよ。』
エデン「アレ?」
ファンタズム『それはやってからのお楽しみ。きっと、役に立つと思うわよ。』
その声が聞こえなくなると同時に、直ぐに立ち上がる。ソウルはカードに変わり、僕を中心にして廻っていた。
エデン「…………やってみるか。」
手前にかざして起動すると、幻想的な景色の空間に変わった。それに気にせず、まずはフランのカードを手にする。
エデン「『決意』!!」
『フランドール・スカーレット!!』
ハート状のリングから赤い粒子が吹き出し、僕の右隣にフランが現れる。
フラン「ガルッチ、私はずっと一緒にいるからね?」
エデン「……うん、これからも、一緒に居てくれ。」
次にこいしのカードを手にする。
エデン「『忍耐』!!」
『古明地こいし!!』
今度は水色の粒子が吹き出し、左隣にこいしが現れる。
こいし「大丈夫、お兄ちゃんなら勝てるって信じてるから。」
エデン「こいし……。」
次にイリヤのカードを手にする。
エデン「『勇気』!!」
『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン!!』
オレンジ色の粒子が吹き出し、今度は僕の背後からイリヤが現れ、飛び乗ってきた。
エデン「っとと!?」
フラン「イリヤちゃん!?ちょっと今の危ないよ!?」
イリヤ「アハハ、ごめんごめん!!お兄ちゃん、絶対に勝とう!!」
エデン「勿論だ。」
正直1枚ずつ手にするのがめんどくさいし、もうここは、2枚てにするか。そう思い、次に手に取ったのは、未来と英竜お姉ちゃんだった。
エデン「『誠実』!!『不屈』!!」
『門矢未来!!』
『星空英竜!!』
2枚スキャンしたのか、青と紫の粒子が吹き出し、フランとこいしの両端にお姉ちゃんと未来が現れる。
未来「召喚されるって、こんな感じなのか…………。」
英竜「不思議な感覚だな。それよりも……、ガルッチ。安心しろ、私達が付いてる。」
未来「うん、だから思う存分に戦って。」
エデン「未来………、お姉ちゃん………。」
そして、リリカとウィラのカードを手に取り、リングにスキャンする。
エデン「『親切』!!『正義』!!」
『覚醒せよ!!リリカオリジン!!』
『ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア!!』
緑と金色の粒子が吹き出し、僕の目の前に姿が変わったリリカとかつて目にした時よりも神々しいウィラが現れた。
リリカ「行きましょう、ガルッチさん。」
ウィラ「卿の全て、見定めてもらった。ガルッチ、必ず生きて帰るぞ!!」
エデン「………ああ!!」
7人が揃い、おんぶしてるイリヤを下ろして、そのまま前に出る。そして、手を伸ばすとかつてギルガメッシュに預けたはずの『守護剣 ゴッドフリード』が出現する。
よく見ると、持ち手のところにカプセルの挿入口があり、其処に僕のカプセルを入れる。
エデン「そして、『希望』!!」
『セブンズフュージョン!!』
エデン「7つのソウルを、7つの光を、お借りします!!」
剣を掲げると同時に、守護剣の姿が変わり、刀剣は虹色に輝き、持ち手と刀剣の間は勇者の剣・改のような鳥状に変わり、虹色の宝石が飾られていた。
そして、7人とも再び粒子となり、僕に纏っていった。
『ソウルフュージョン!!God of Hyper Phantasm!!』
sideout
ドゥームズデイが起き上がり、再び攻撃を仕掛けようとするも、突然の斬撃が襲い掛かり、右腕がもげてしまい、消滅する。
セリカ「『『な、何だあれ!?』』」
リリカ「『『『『あれって、ガルッチさん?』』』』」
アズリエル「でも、あの力……、あの威圧………。まさかっ!?」
セリカ「『『どうした?』』」
アズリエル「ガルッチ、もしかして『7つのソウル』を取り込んだっていうの!?」
リリカ「『『『『!?』』』』」
アズリエルがそういうと、ドゥームズデイの前に、神々しく、そして幻想的で、万人にも、神々でも魅了するような姿をしたエデンが現れた。
そして、遥か遠くから見ていた『サノス』は驚愕していた。
サノス「あれが、7つ目のインフィニティ・ストーンの『幻想』!?エデンそのものが、インフィニティ・ストーンだったのか!?
だが、何故今となって………?」
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