Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ーパピルス&サンズの家ー
エデンside
数回ぐらいゲームをしたおかげか調子も感覚も取り戻すことが出来、投影も問題なく、パピルスの話を聞いていた。
どうやら拾ってからはずっと保護していたらしく、子ガルも何ともなかったらしい。けれど、ある日の境に子ガルが逃げ出し、パピルスと戦闘。
結果、ボロボロになってたらしい。
エデン「なぁ、戦ってる最中だけど、子ガルの様子は如何だったんだ?」
パピルス「ああ。見つけた時の表情が、あまりにもニンゲンとは思えないほどの顔になってた。殺意も充満だったが、何処か王様の息子のような雰囲気もあった気がする………。」
アズリエル「え、僕!?」
ゴジラ『おいストリングス、これは………。』
ストリングス『確証はないですが、子ガルさんがアズリエルの技を使っていましたし、可能性としては十分なのかもしれません………。』
エデン「子ガルが、アズリエル?」
いや、だとしても証拠が足りない。もしかしたら転生の特典の可能性もあるし、前世だって普通の人の可能性も……………。
待て、確かサンズは子ガルの前世は『Undertale』の世界の住人って言ってた。だとしたら、子ガルはホントに…………?
エデン「余計に分からなくなってきたな………。」
ラクト「……………子ガル。」
こいし「………でも何で、私達に殺してほしいって頼んでいるのに、待つこととかしないのかな?」
ルビー『確かに、会わないでならまだわかりますが、殺してって頼んでるのに会わないなんて、ちょっと矛盾していませんか?』
エデン「パピルスを傷つけたのも、何か理由があるのか?」
パピルス「俺様に聞かれても………。」
サンズ「………お前達、子ガルを知りたかったら、また先を進まなくちゃならねえ。けど、恐らく今までのように上手くいかないと思った方がいい。」
こいし「アンダイン、メタトンね。」
エデン「他にもモンスターは居るけど、警戒するべきなのは………アンダインかもしれない。」
パピルス「何故アンダインなのだ?」
エデン「………分からないけど、ただ………襲ってくる可能性がありそうな気がするんだ。」
パピルス「アンダインはそんなことしないぞ!!」
エデン「そう言われてもね。まず、僕とイリヤ、リリカとセリカは、どう見ても人間の姿をしてるだろ?」
サンズ「いや、あんたの場合羽耳あるから人間とは言えねえかもな………。」
あー、そういえば忘れてたわ。長い間ずっと隠し続けてたせいで、羽耳があったこと、すっかり忘れていたな……。
エデン「気づいていたのか?」
サンズ「耳に異様な魔術が掛けられてるのが見えてね。」
リリカ「え?」
セリカ「エデン、そうなのか?」
エデン「………指摘されるまでは、忘れてたわ。」
直ぐに両耳にかけていた魔術を解くと、何時の間にか3重の羽耳に変わっていた。前までは何重もない水色の羽耳だったのに……。成長ってするものなんだな。
パピルス「!!!」
フラン「何時の間にか、こんなに綺麗な羽耳になってる……。」
サンズ「なるほど、行き着いた先が、『有翼人』って訳か。」
リリカ「知っていたのですか?」
サンズ「リリカやアズリエルは知らねえだろうが、太古の昔、人間と魔物だけでなく、有翼人って人種が、平和に暮らしてたんだ。いや、正しくは有翼人を神として崇めていたんだ。」
こいし「有翼人が!?」
パピルス「で、でも確か兄ちゃん!!あの戦争で滅んだって───────」
エデン「『光闇戦争』か。てっきり僕達だけの世界の話だと思ってたけど、この世界にも有翼人が関わって…………、ってか全然知らなかったんだが!?」
アズリエル「父さんから話は聞いてたけど、有翼人って本当にいたんだ………。」
サンズ「俺もてっきり滅んだって思ったが、案外しぶとく生きてるとは思わなかったな。」
エデン「スライムみたいに言わないでくれる?」
サンズ「神出鬼没って意味でか?」
\ツクテーン!/
パピルス「サァァァァァァァンズ!!!」
イリヤ「いや、今のはお兄ちゃんから仕掛けたんじゃ………。」
エデン「まぁそれはともかく、なんでこの世界の人間と魔物は有翼人を神に仕立て上げたんだ?
こんな事言っちゃあれだが、有翼人の奴らの中には私利私欲の為だけに好き放題する奴らだっているだろ?」
サンズ「まぁな。確かに、そんな奴らが居たのは覚えてる。中には邪教信者もいたってのは事実だな。
とはいえ、良くも悪くも、有翼人が滅んじまったおかげで、お前達が残したものを共有して使っていたんだ。まぁ、その後は戦争になっちまったらしいが……。」
パピルス「って、そうじゃなくて!!サンズ、ここに神様がいるって事は、ちゃんと───────」
エデン「いらん。宗教作るのも、信仰するのも駄目だ。崇めるのも以ての外だ。」
パピルス「けどよ───────」
エデン「パピルス。なんだかんだ言って、僕達有翼人だって、人やモンスターと変わりない存在なんだ。
神様まがいの僕だって、そんな感じさ。…………ある仮面ライダーが言ってたが、『気に食わねえからこそ先ずはお前とダチになる。でなきゃ全校生徒とダチになんてなれない』ってな。
更には、僕に向かって『なら、宇宙にいる全員とダチになってみせる!!』とか言ってたな………。種族関係なく、友達になりたいってさ。」
パピルス「!!!」
エデン「だからさ、崇めるなんてことはするな。友達になりたいなら、偉大じゃなくったっていい。」
パピルス「え!?そうなの!?」
エデン「なんなら、友達を紹介したっていいぞ?『如月弦太朗』っていう、人とか。」
パピルス「マジで?」
エデン「待ってて、モニターテレフォンで───────」
サンズ「…………。」
リリカ「サンズさん?」
サンズ「コロリス………、エデンの覚悟って、どれくらいのものなんだ?」
リリカ「………そうですね。難しいですが、一つ言えることは…………。」
サンズ「?」
リリカ「ガルッチさんの覚悟は、尋常ではないって事ですね。彼の事は嫌いですが、一度決めれば、1人で抱え込んででも、自分自身を犠牲にしてでも、死ぬことを躊躇わない覚悟を持っています。」
サンズ「…………なるほどな。だが、何故そこまでの覚悟を狩り出せる?」
こいし「サンズ、これ以上は聞かなくていいよ。お兄ちゃんは、それだけ自分を嫌い、自分を切り捨ててでも、救える命だけ救い、守る者の為に大勢の敵を殺し続けていったのよ。
自分嫌いなのは、自分が犯した罪を絶対に許せないこと。そしてその罪を、死んで償おうとしてる。」
リリカ「!!」
アズリエル「なら何で───────」
フラン「止めないのかって?………最期まで付き添うって決めたの。私は狂気に犯されたせいでお姉様に495年間幽閉され、こいしちゃんは産まれた時から捨てられ、性奴隷として売られ、イリヤちゃんは祖父から親が裏切ったと洗脳され、家の悲願の為の道具として扱われ、最期にはギルガメッシュに心臓を抉られて………。
兎に角私達は暗い過去を持っているの。でも、ガルッチのおかげで救われた。彼の存在を知り、彼に好意を抱き、彼と交じり………。
理由は如何であれ、彼を幸せにしてあげたいって思ったの。例えば、ハーレムを築いてあげるとかね。」
リリカ「それはそれで問題があるのですが───────」
フラン「まぁ結果、不信になってしまったけど………。おかげで元愛人たちの性格も改善されたっていうのも事実だし、救えた命もあるっていうのもあるっていうのが事実だけどね。」
セリカ「皮肉なものだな……。ハーレムのおかげで、未来が変わると言うのは………。」
エデン「聞こえてるぞ。」
まぁ、一部の野郎は誰しもがハーレムを築きたいって気持ちはあるのは分かるけど………、最後まで責任持てるかって話になるだろうな。
サンズ「パピルスは?」
エデン「今弦太朗と話してる。無事、友達になったよ。」
アズリエル「人脈広いね。」
エデン「長旅もすれば、こうもなるよ……。」
サンズ「まぁ、何はともあれありがとな。彼奴、友達が欲しがってたからさ。」
エデン「気にするな。」
まぁ何はともあれ、スノウディンは突破できたな。次はウォーターフォールだけど、恐らくそこで初戦闘になるかもしれない。
主に相手は、アンダイン。ここで、グラファイトと万丈のフュージョンライズを使うのも手だな。
………さて。
エデン「『Beat Saber』をやるか。」
サンズ「気に入ったようだな。」
アズリエル「リリカもやってみる?」
リリカ「ええ。」
エデン「んじゃあ、『ECHO』やるか。」
っとまぁ、ウォーターフォールに出発するまでの間、皆で『Beat Saber』を楽しんでいた。
弦太朗「よっしゃ!!今度は俺がやってやるぜ!!」
全員『!?Σ(゚д゚ )』
何時の間にか来た弦太朗と共に………。あんた、どうやって来たんだ?
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