Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー会場ー
曲が流れ始めると同時に、エデンにはノーツが、こいしには音符が流れ始め、それらを使ってリズムを取り始める。
一方でフラン達は、メタトンに向けて攻撃を始め、メタトンもそれに応戦していた。
エデン「ってか、こっちにも流れ弾が来るんだった。」
こいし「避けつつ叩かないといけないって、ちょっとハードかもね。」
エデン「いや、いっそ斬るか。」
メタトンやフラン達が放った弾幕などの流れ弾は、エデンやこいしのところに来るも、此方は避けつつ、リズムを崩さずに維持してる。
その分、2人の疲労は溜まってしまうが、それでもなお斬り、叩き続ける。
メタトン『なかなかやるねぇ?なら、これならどうかな?』
リリカ「『『させません!!』』」
メタトン『おっと!?』
セリカ「『『私が居ることも、忘れるな!!』』」
メタトン『んん~!!なかなかいいアクションとバイオレンスだね!!』
アズリエル「行くよ!!『カオスセイバー』!!」
メタトン『っとと、王子もなかなかやるね!!』
フラン「アズリエルさん、手伝うよ!!禁忌『レーヴァテイン』!!」
メタトン『あぶっ!?』
イリヤ「散弾、
メタトン『っとと!?』
一方でメタトンは、エデンとこいしに向けて攻撃を放とうとするも、フラン達がそれを阻止する。
視聴率の方は、ぐんぐん上がっていく。しかも、王子やリリカも番組に出てるためか、視聴率が1万近くまで来ていた。
エデン「震えるぞ、ハート!!」
こいし「燃え尽きる程、ヒート!!」
エデン&こいし「「刻むぞ!!血族のビート!!」」
メタトン『ッ!?』
エデン「こいし!!」
こいし「うん!!」
【【キメワザ!!】】
【Beat Saber!】
【太鼓の達人!】
【【クリティカルストライク!】
キメワザが入ると同時に、ノーツは大きくなり、音符は大音符だけとなり、エデンはノーツを斬りながらメタトンに向けて突っ込み、こいしは虹色の火の玉を作り出していた。
メタトン『おっと、そろそろ真打ちかな!?』
エデン「踊り狂え!!『ラスト・ダンサー』!!」
最早誰にも追いつけないほどの斬撃がメタトンに襲い掛かるが、それに追いつけるかのように動き回る。
しかし、メタトンにも限界が待っていた。
避けているうちに、両腕がもげてしまった。
メタトン『ま、まだだ!!まだ僕には両足が残ってる!!もっと、もっとアクションを!!バイオレンスを!!』
エデン「安心しろ、最後はデンジャラスなアクションを放ってやるさ。行け!!こいし!!」
こいし「これで、THE ENDよ!!」
『ドンッ!!』
こいしが最後の大音符を叩くと同時に虹色の火の玉は放たれ、エデン達が下がると同時にメタトンに向かっていく。
メタトン『これは…………確かにデンジャラスね………!でも、避けてみせる!!』
最早限界を超えているメタトンだが、最後の力を振り絞り、華麗にジャンプして、火の弾を避けていった。
そしてついに、両脚ももげてしまい、そのまま床に横たわってしまった。
こいし「………やり過ぎちゃったかな?」
エデン「視聴率は………!?」
こいしとエデンは一度、視聴率の方を見上げると、そこには99999と描かれた視聴率があった………。
メタトン『す、凄い………!皆、見て!!視聴率が凄いことに!!』
リリカ「『『え、これって………。』』」
セリカ「『『ほとんど全員が、視聴してることになるな………。』』」
アズリエル「た、多分……僕とリリカも出演しちゃってるから………かな?」
ラクト「これ、オーバーフローしてるよね。」
メタトン『それでも、番組史上最高記録だ!!』
フラン「やり過ぎ感もある気がするけどね………。」
イリヤ「うん……。」
メタトン『それではここで、視聴者からのお電話コーナー!!ラッキーなファンとメタトンが、電話でおしゃべり!!
………僕が地上に行く前の、最後のチャンスだよ!!』
エデン「……電話、持とうか?」
メタトン『いいよ。電話機能はちゃんと内蔵してるから。それでは、早速お迎えしましょう!!』
『prrrr,prrrr』
メタトン『もしもし!!お電話ありがとう!番組は今日で最終回です!!コメントを如何ぞ!!』
エデンside
『…………あ、もしもし?メタトン?』
最初に電話をかけてくれたのは、ナプスタブルークだった。多分、悲しいんだろうな…………。
ナプスタブルーク『君の番組、大好きだっタヨ……。』
メタトン『!!』
ナプスタブルーク『平凡な毎日ダケド………、テレビで君を見ていると、こっちまで楽しくなれタ………。
ホントに、今日で………終わっちゃうノ……?
寂しいよ、メタトン………。』
エデン「…………。」
ナプスタブルーク『あ、ゴメン………。喋りすぎちゃッタ…………。ハァ………。』
メタトン『あ、待って!!ブルっち!!』
エデン「………切れちゃった、みたいだね。」
メタトン『うん……。気を取り直して、もう一人お呼びしましょう!!』
呼ぼうとする。そのほとんどが、メタトンに対する、やめないでのコールだった。
それだけじゃなかった。
『アズリエル王子、かっこよかった!!』
『王子、スゲェ!!』
『お帰り、王子様!!すごくかっこよかったわ!!』
アズリエルに対する歓喜のコメントもあった。いや、アズリエルだけじゃない。リリカ、セリカ、ラクト、フラン、こいし、イリヤに対するコメントもあった。
僕のはないだろうと思ったら、あった。
『今の子、凄い剣舞だったな?』
『ああ、もう一人のアンダインかと思う程見惚れたよ。』
『ってよく見たら、滅茶苦茶可愛い!!』
『メタトンの番組見て、本当に良かった!!』
エデン「…………何だろ、悪い気がしないな………。」
メタトン『みんな……、ありがとう………。とっても………、嬉しいよ………。』
エデン「……………こりゃ、やめにくくなったようだな?」
メタトン『そうだね…………。』
こいし「でも、その姿になったら………確か………。」
メタトン『うん。あの姿になったら、大量のエネルギーを消費しちゃうんだ………。だから、もうすぐでバッテリーが切れる………。
そうなったら、僕は…………。』
アズリエル「メタトン………。」
エデン「………今からでも直すけど───────」
メタトン『いいよ。僕の事は、心配しないで。………エデン、だっけ?』
エデン「なんだ?」
メタトン『……………君の罪は、計り知れないぐらい、大きいかもしれない。でも、いい加減自分を許してあげて?
君には、誰かを楽しませる力を持ってるんだから。』
エデン「…………。」
メタトン『………そろそろ、限界だね。ありがとう………、皆……。視聴者の皆も、ありがとう。今日の主役は、僕達の周りだけではない、テレビの前にいる君達だ!!』
それだけの言葉を発し、メタトンは遂に、機能停止してしまった………。
『『フュージョンオーバー!』』
【【ガッチョーン……】】
【【【【ガッシューン……。】】デリート……。】】
此方も変身を取り、『Beat Saber』のガシャットを抜くと、そのまま消滅した。こいしが持ってた『太鼓の達人』も、消えてなくなった。
アルフィー「ハァ……、やっと鍵が開いた………!皆、だいじょ………!?」
エデン「大丈夫、メタトンはただ、バッテリーが切れただけだから。」
アルフィー「そ、そうなの………。」
エデン「…………これは僕の独り言だけど、もしメタトンが死んだら、もう二度と帰ってこない。
例え、代わりのロボットを作ったって、それがメタトンだと言う保証はない。」
アルフィー「!」
エデン「…………それと、真実はいつまでも隠し通せるものじゃない。」
アルフィー「!!」
エデン「いくら隠し通そうとしても、何時かボロが出る………。僕が、『コロリス』を殺したように………。」
アルフィー「ッ!!!そ、そそそ………それって………!?」
エデン「王子と婚約者を襲った悲劇の真実。当時、ニャルラトホテプだった僕が、『コロリス』だったリリカを殺した犯人だ………。」
アルフィー「ッ!?な、なんで、なんでそんな軽々しく、簡単に言えるの!?自分で、何を言ってるのか───────」
エデン「だからこそ、償いたいんだ。自分なりのケジメ、死を以て償うために………。
勿論、皆を救って………な。独り言おしまい。」
その後は皆でこの場から出ようとすると………。
アルフィー「………待って、皆。」
全員『?』
アルフィー「…………アズゴア王に会う前に、私のラボに来て。…………覚悟を決めるよ。真実を、告げるために………。
アズリエル王子も………、見てください。私の………真実を………。」
そう言って、アルフィーはその場から出ていった。
こいし「………お兄ちゃん。」
エデン「…………皆、アズゴアに会う前に、付き合ってくれるか?」
リリカ「………ええ。」
アズリエル「アルフィーの真実って、何だろう?」
セリカ「こいしとエデンは、知っているのだろう?」
エデン「ああ。でも敢えて言わないでおく。こういうのは、自分の目で見た方がいい。」
ラクト「………アルフィーさん。」
こいし「行こ。研究所に。」
フラン「そうね。」
イリヤ「ここに居ても、始まらないし、行こう!」
皆が賛成し、すぐさまアルフィーの研究所に戻った。
エデン「そういえば、子ガルの情報は?」
こいし「多分、この先にいると思うって。」
エデン「………そうか。でも今は、アルフィーの研究所だ。」
取り敢えず、子ガル………そこで待ってて。絶対に、迎えに行くから……。
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