Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー玉座の間ー
エデンside
サンズの戦いの後、アズゴアが居る玉座の間に到着した。皆もそこで待機していたらしく、無事で安心したかのような顔をしていた。
皆の顔を確認した後、アズゴアの方を向いた。
アズゴア「………君が、アズリエルやコロリスが言ってた『ガルッチ』だね?」
エデン「………ええ。初めまして、というべきかな?アズゴア・ドリーマー。」
アズゴア「そうだね……。君が………、異形の姿をしていた………。」
エデン「………ニャルラトホテプの頃の姿、というべきでしょう。本来僕の姿は彼方ですが、戻る気はサラサラないですね。」
アズゴア「そうか………。」
アズゴアの顔は、何処か悲しげだが、怒りも感じ、何とも言えないほどの表情を出してた。
エデン「……………何時、僕がアズリエルを暗殺しようと気付いたのですか?」
アズゴア「………コロリスが、君の話をしてくれた時…………かな?もしかしたら、君はコロリスを奪うのではないかと思い、結婚式の前日、出来るだけ息子たちと共にいたんだ。
君から、守るためにね。だが……………。」
エデン「…………リリカを呪い殺してしまった。僕が、リリカの事を考えてしまったから………。」
アズゴア「…………。」
エデン「貴方には知らないでしょうが、リリカが話しかけてくれただけで、僕は救われました。かつての僕は、憎悪と怒りだけが全てで、ニャルラトホテプの中でも『異端』で忌み嫌われて、当然だった。
ここに来ても、皆は恐れてばかりで、それが普通だと思ったんだ。………リリカが話しかけてくれるまでは。」
僕はすぐさま、自分が覚えてるところまで全て、アズゴアに伝える。自分の心境の変化、何故ああいった行為に陥ってしまったのか、包み隠さず全部伝えた。
アズゴア「………………………それが、君の全てなのか。」
エデン「そうだ。僕のせいで、リリカの幸せを奪ってしまった。リリカに、恩を仇で返してしまった…………。
本当なら、リリカにもう一度出会うことも、近づくことも、……話しかける事も、赦されるはずはない…………。」
アズゴア「………。」
エデン「でも、約束したんだ。トリエルに。」
アズゴア「ト、トリィが………?」
エデン「リリカとアズリエルに、関わってあげて、と。そして決めたんだ。…………その罪を、償うって。
死を以てしてでも、償うために………。」
アズゴア「…………そうか。」
エデン「…………決着、付けましょうか。お互い、過去の決着を付けるために………。」
リリカ「ガルッチさん───────」
エデン「止めないで。これは、僕とアズゴアの問題なんだ。いつかは、こうしなければならないから。」
アズリエル「だ、だからって何も殺し合う必要は───────」
エデン「それでもだ。…………悪いな、皆。手を、出さないでくれ。
…………まずはスッキリさせようか、アズゴア。その気持ちが晴れるまで、何度だって相手してやるから。」
アズゴア「………………………君は、潔いのだな。私よりも、覚悟をしてきている。」
【STAGE SELECT!】
ー南国の海の底ー
………いつまでも、引きずっていられない。どのみち何処かで、決着を付けなくちゃならなかったんだ。
これが正しい決着になれるかは分からない。でも、それで気が晴れるのならば、僕は…………。
リリカ「や、やっぱり───────」
セリカ「止めるな。」
リリカ「セリカ!?何故止めるのですか!?このままだと、どっちかが死んでしまいます!!」
セリカ「それでもだ。介入してはダメだ、絶対に。」
悪い、セリカ。リリカ、アズリエル。そこでじっとしていて───────
トリエル「待って!!」
アズゴア「!?」
エデン「トリエルさん!?」
トリエル「ごめんなさい、ずっと付いていたの。貴方の事がすごく心配で………。」
こいし「アズゴアじゃないんだね………。」
アズゴア「ト、トリィ!!戻ってきてくれたのか!!」
トリエル「なれなれしくしないでください。貴方っていう人は、如何しよもないクズね。」
うわー、きっつ…………。なんかこうしてみると、僕とリリカとの出会いによく似てる気がするな………。その頃、フラン達も連れてきたと思うが………。って、ん?
アンダイン「ぬああぁぁぁぁぁぁ!!!アズゴア!!エデン!!皆喧嘩は許さないぞ!!」
イリヤ「アンダインさん!?いつの間に!?」
パピルス「ニャハハハハハ!!!俺様もいるぜ!!」
アルフィー「わ、私も………。」
メタトン『僕も復活してきたよ~。』
サンズ「おう、さっきぶりだな。」
何時の間にか、皆勢揃いで集まっていた。ってか、どうやってここに来たの!?
エデン「待て待て!!皆、どうやってここに!?」
『僕が呼び出したんだ。』
エデン「その声って………。」
フラン「フラウィー!?」
フラウィー「うん。念には念を入れて、皆をここに呼び出したんだ。もしかしたら、エデンはアズゴアと戦うんじゃないかって思って。」
エデン「余計なことを………。」
フラウィー「やろうとしていることは分かるよ。アズゴアと、決着を付けようとしてたんでしょ?そこまでこだわらなくて、いいと思うんだけど………。」
拘ってるわけじゃないんだが、でもお互い抱え込んでいるわけにはいかない。その為に、戦うつもりで来たんだけど…………。
エデン「…………やめて欲しいのは、分かった。だけどごめん、これは……………過去のケリを付けないといけないんだ。
気が済むまで、僕は戦うって決めてるんだ。」
フラウィー「だけど───────」
アズゴア「分かった…………。そこまで言うのなら、相手になろう。」
アンダイン「アズゴア!?何もそこまでしなくても───────」
アズゴア「すまないね。でも、彼の覚悟を無駄にさせたくない。皆、出来るだけ離れて。其処の小さな花も。」
フラウィー「…………分かった。でもお互い、殺さないで。」
分かってる。それぐらい、ちゃんと弁えてるっての。
エデン「…………決めるぜ、覚悟。」
『フュージョンライズ!!』
『アーサー・ペンドラゴン!桐ケ谷和人!ボーイズライズ!!リパルサーエクスカリバー!!』
エデン「『『………始めよう、アズゴア。』』」
アズゴア「………そうだね。」
お互いに武器を取り出し、アズゴアに戦いを挑んだ。それに、心の何処かで、決めていたのかもしれない。
この罪を、向き合って、もう一度受け入れるために…………。覚悟を、入れ直すために………。
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