※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode304 アズゴア

ー玉座の間ー

 

 

エデンside

 

 

サンズの戦いの後、アズゴアが居る玉座の間に到着した。皆もそこで待機していたらしく、無事で安心したかのような顔をしていた。

皆の顔を確認した後、アズゴアの方を向いた。

 

 

アズゴア「………君が、アズリエルやコロリスが言ってた『ガルッチ』だね?」

 

エデン「………ええ。初めまして、というべきかな?アズゴア・ドリーマー。」

 

アズゴア「そうだね……。君が………、異形の姿をしていた………。」

 

エデン「………ニャルラトホテプの頃の姿、というべきでしょう。本来僕の姿は彼方ですが、戻る気はサラサラないですね。」

 

アズゴア「そうか………。」

 

 

アズゴアの顔は、何処か悲しげだが、怒りも感じ、何とも言えないほどの表情を出してた。

 

 

エデン「……………何時、僕がアズリエルを暗殺しようと気付いたのですか?」

 

アズゴア「………コロリスが、君の話をしてくれた時…………かな?もしかしたら、君はコロリスを奪うのではないかと思い、結婚式の前日、出来るだけ息子たちと共にいたんだ。

 

君から、守るためにね。だが……………。」

 

エデン「…………リリカを呪い殺してしまった。僕が、リリカの事を考えてしまったから………。」

 

アズゴア「…………。」

 

エデン「貴方には知らないでしょうが、リリカが話しかけてくれただけで、僕は救われました。かつての僕は、憎悪と怒りだけが全てで、ニャルラトホテプの中でも『異端』で忌み嫌われて、当然だった。

 

 

ここに来ても、皆は恐れてばかりで、それが普通だと思ったんだ。………リリカが話しかけてくれるまでは。」

 

 

僕はすぐさま、自分が覚えてるところまで全て、アズゴアに伝える。自分の心境の変化、何故ああいった行為に陥ってしまったのか、包み隠さず全部伝えた。

 

 

アズゴア「………………………それが、君の全てなのか。」

 

エデン「そうだ。僕のせいで、リリカの幸せを奪ってしまった。リリカに、恩を仇で返してしまった…………。

 

 

本当なら、リリカにもう一度出会うことも、近づくことも、……話しかける事も、赦されるはずはない…………。」

 

アズゴア「………。」

 

エデン「でも、約束したんだ。トリエルに。」

 

アズゴア「ト、トリィが………?」

 

エデン「リリカとアズリエルに、関わってあげて、と。そして決めたんだ。…………その罪を、償うって。

死を以てしてでも、償うために………。」

 

アズゴア「…………そうか。」

 

エデン「…………決着、付けましょうか。お互い、過去の決着を付けるために………。」

 

リリカ「ガルッチさん───────」

 

エデン「止めないで。これは、僕とアズゴアの問題なんだ。いつかは、こうしなければならないから。」

 

アズリエル「だ、だからって何も殺し合う必要は───────」

 

エデン「それでもだ。…………悪いな、皆。手を、出さないでくれ。

 

 

…………まずはスッキリさせようか、アズゴア。その気持ちが晴れるまで、何度だって相手してやるから。」

 

アズゴア「………………………君は、潔いのだな。私よりも、覚悟をしてきている。」

 

 

【STAGE SELECT!】

 

 

ー南国の海の底ー

 

 

………いつまでも、引きずっていられない。どのみち何処かで、決着を付けなくちゃならなかったんだ。

 

これが正しい決着になれるかは分からない。でも、それで気が晴れるのならば、僕は…………。

 

 

リリカ「や、やっぱり───────」

 

セリカ「止めるな。」

 

リリカ「セリカ!?何故止めるのですか!?このままだと、どっちかが死んでしまいます!!」

 

セリカ「それでもだ。介入してはダメだ、絶対に。」

 

 

悪い、セリカ。リリカ、アズリエル。そこでじっとしていて───────

 

 

トリエル「待って!!」

 

アズゴア「!?」

 

エデン「トリエルさん!?」

 

トリエル「ごめんなさい、ずっと付いていたの。貴方の事がすごく心配で………。」

 

こいし「アズゴアじゃないんだね………。」

 

アズゴア「ト、トリィ!!戻ってきてくれたのか!!」

 

トリエル「なれなれしくしないでください。貴方っていう人は、如何しよもないクズね。」

 

 

うわー、きっつ…………。なんかこうしてみると、僕とリリカとの出会いによく似てる気がするな………。その頃、フラン達も連れてきたと思うが………。って、ん?

 

 

アンダイン「ぬああぁぁぁぁぁぁ!!!アズゴア!!エデン!!皆喧嘩は許さないぞ!!」

 

イリヤ「アンダインさん!?いつの間に!?」

 

パピルス「ニャハハハハハ!!!俺様もいるぜ!!」

 

アルフィー「わ、私も………。」

 

メタトン『僕も復活してきたよ~。』

 

サンズ「おう、さっきぶりだな。」

 

 

何時の間にか、皆勢揃いで集まっていた。ってか、どうやってここに来たの!?

 

 

エデン「待て待て!!皆、どうやってここに!?」

 

『僕が呼び出したんだ。』

 

エデン「その声って………。」

 

フラン「フラウィー!?」

 

フラウィー「うん。念には念を入れて、皆をここに呼び出したんだ。もしかしたら、エデンはアズゴアと戦うんじゃないかって思って。」

 

エデン「余計なことを………。」

 

フラウィー「やろうとしていることは分かるよ。アズゴアと、決着を付けようとしてたんでしょ?そこまでこだわらなくて、いいと思うんだけど………。」

 

 

拘ってるわけじゃないんだが、でもお互い抱え込んでいるわけにはいかない。その為に、戦うつもりで来たんだけど…………。

 

 

エデン「…………やめて欲しいのは、分かった。だけどごめん、これは……………過去のケリを付けないといけないんだ。

 

 

気が済むまで、僕は戦うって決めてるんだ。」

 

フラウィー「だけど───────」

 

アズゴア「分かった…………。そこまで言うのなら、相手になろう。」

 

アンダイン「アズゴア!?何もそこまでしなくても───────」

 

アズゴア「すまないね。でも、彼の覚悟を無駄にさせたくない。皆、出来るだけ離れて。其処の小さな花も。」

 

フラウィー「…………分かった。でもお互い、殺さないで。」

 

 

分かってる。それぐらい、ちゃんと弁えてるっての。

 

 

エデン「…………決めるぜ、覚悟。」

 

 

『フュージョンライズ!!』

 

 

『アーサー・ペンドラゴン!桐ケ谷和人!ボーイズライズ!!リパルサーエクスカリバー!!』

 

 

エデン「『『………始めよう、アズゴア。』』」

 

アズゴア「………そうだね。」

 

 

お互いに武器を取り出し、アズゴアに戦いを挑んだ。それに、心の何処かで、決めていたのかもしれない。

 

この罪を、向き合って、もう一度受け入れるために…………。覚悟を、入れ直すために………。

 

 

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