※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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BGM fate/Extra 『6回戦サーヴァント戦』


episode305 Sword or Loose

ー南国の海の底ー

 

 

どれぐらい時が過ぎたのだろうか、どれだけの打ち合いをしたのだろうか、エデンとアズゴアは、未だに決着が付いていなかった。

 

 

互いに無傷、しかしエデンは時折フュージョンライズを変え、武器を変えながら、打ち合い続けていた。

 

時には親子の力、時にはライバルの力、似た者同士の力、相反する者の力、宿敵の力………あらゆるものを使ってでも、衣装を変えながら戦っていた。

 

 

アズゴア「ぬぅぅぅ…………!!」

 

エデン「『『まだまだぁ!!!』』」

 

 

お互いの疲労があってもおかしくない。しかし、それでもなお戦う。戦っているうちに根をあげてしまえば、敗北を認めざるを得なくなってしまう。

 

 

アズゴアの罪は、6人の人間の命を奪った事。きっかけは、アズリエルが亡くなってしまい、人間に怒り、その結果、トリエルとの離別を代価に、6人の人間を殺害することになってしまった。

 

 

エデンの罪は、リリカの命を奪い、彼女の幸せを奪い、更にはその死を改変させて偽ってしまった。最も重い罪は、救ってくれたはずのリリカに、恩を仇で返してしまったこと。きっかけは、リリカとアズリエルが結婚に対する『羨望』、『憎悪』、『自己嫌悪』などの負の感情を抱いてしまう。

結果、アズリエルを呪い殺そうとするも、リリカの事を思ってしまい、彼女の命を奪ってしまい、今でもそれを行ってしまった自分に嫌悪、後悔をしていた。

 

 

アズゴアは、その事に辛く思い、今でも自分の選択に対して責め続けていた。

 

 

対して、エデンは前を向いて罪を向き合い、死を以てしてでも償うために、自分を責めながら歩もうとしていた。

 

 

エデン「『『ッ!!』』」

 

アズゴア「……君の一撃一撃が、重く感じるよ。けど、私の攻撃なんて、どれもこれも軽い一撃だと、思ってしまうだろ?」

 

エデン「『『んなわけ、ないだろ………!!軽く、受け流してるだけだ!!』』」

 

 

エデンはすぐさま弾き返し、距離を取る。今度は遠距離系のフュージョンライズに変え、弾丸、矢、魔法などの攻撃を放ち始める。

アズゴアもそれに倣うように、魔法での攻撃を加えながら近づいてくる。

 

勿論、それを黙って見ていられない人もいた。

 

 

リリカ「…………。」

 

フラン「駄目、あそこに入ったら、巻き込まれてしまう。」

 

リリカ「でも───────」

 

フラン「トリエルさんも出ちゃダメ。」

 

トリエル「で、でもあれじゃ───────」

 

フラン「あれは、ガルッチとアズゴアの問題なの。殺し合いなんかじゃない、『罪を向き合う』為の戦いなのよ。」

 

サンズ「罪、か。………こいし、だったか?」

 

こいし「何?」

 

サンズ「エデンの心は、どう見えているんだ?」

 

こいし「お兄ちゃんの心?………………凄く辛そう。でも、辛くても、一生懸命に前を向こうとしてる。暗闇の中、明かりもない場所で、手探りで、一歩一歩歩もうと、頑張ってる。」

 

アンダイン「へぇ、結構ガッツがあるんだな。」

 

イリヤ「その結果が、あれだけどね。」

 

アルフィー「…………泣き言とか、言ってた?」

 

フラン「言わないはずがないわ。でも、なんだかんだ言って、先を進もうとしてる。………それを見せられてる私からしたら、辛いものだけどね………。」

 

アズリエル「…………エデン。」

 

パピルス「………………俺様の力では、不足しているのかな?」

 

ラクト「そんなことないよ!!………でも、エデンの事だから、傍にいてあげないと、忘れてしまうのかもしれないね………………。」

 

セリカ「…………とにかく二人とも、黙って見てあげろ。彼奴の行く末を。」

 

 

セリカがそういうと、2人は立ち止まり、アズゴアとエデンの戦いを見守ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は更に経つも、決着は付かない。お互い、一歩も引かないが、疲労は限界まで来ていた。

 

 

エデン「『『…………まだ、立ってられるのかよ………!』』」

 

アズゴア「思っている以上に、長引いてしまったな………。」

 

エデン「『『…………なら、この一撃で、終わらせよう…………!』』」

 

 

『フュージョンライズ!!』

 

『ジェクト!ティーダ!ボーイズライズ!!キングエース!』

 

 

エデン「『『行くぞ、アズゴア…………!』』」

 

アズゴア「ッ!!」

 

 

アズゴアが槍を持ち直すと同時に、エデンは走り出す。全ての一撃をかけるために、アズゴアは/エデンは…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

槍で突く。/2つの剣を振るう。

 

 

アズゴア「ハァ!!」

 

エデン「『『スパイラルブレイクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!』』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決まったのは………………………。

 

 

『フュージョンオーバー!!』

 

『カタンッ』

 

 

エデン「…………俺の勝ちだ、アズゴア。」

 

アズゴア「………ああ。そして私の、敗北だ………。」

 

 

エデンの一撃だった。

 

 

BGM終了

 

 

ー玉座の間ー

 

 

元の場所に戻ると同時に、まだ砕けてない『ソウル・ストーン』をアズゴアに向けると、一撃を与えた傷を治し、そのまま砕け散っていった。

 

 

アズゴア「………スッキリ、したかね?」

 

エデン「ああ……、なんとなくだけど…………向き合えた気がするよ。」

 

アズゴア「そうか………。」

 

エデン「………あんたは、どうなんだ?」

 

アズゴア「…………私はまだ駄目だった。寧ろ、後悔しかない。怒りに身を任せたのが、間違いだったのかもしれん………。」

 

アズリエル「お父さん………。」

 

エデン「………。」

 

アズゴア「もう限界だ。誰も傷つけたくない、殺したくはない。ただ、国民に希望を持ってほしかった…………。

だが、これ以上は耐えられない…………。」

 

トリエル「…………。」

 

フラウィー「トリエル、もう許してあげたら。」

 

トリエル「それでも、人間を殺すなんて───────」

 

エデン「だが人間と共存するには、この辛い選択をするしかなかったら?」

 

トリエル「如何いう事?」

 

こいし「アズゴアはね、ただ国民に希望を持ってほしかったの。王の息子が、人間に殺されたって伝わったら、モンスター全員絶望するし、人間を憎んでいたのかもしれないよ。

 

 

貴方と別れず、尚且つ国民に希望を持たせる方法はあったかもしれないけど、2度も大切なものを失ったら、そんな考えは出来なかったかもしれないよ。」

 

トリエル「………。」

 

エデン「もう、仲直りしよう?トリエル、アズゴア。アズリエルとリリカ、そしてセリカと一緒に、暮らせばいいんだから。」

 

アズゴア「………。」

 

 

BGM 『Undertale』

 

 

トリエル「…………そうですね。何時までも、我が子とコロリスの前に意地張る意味はないですね。」

 

アズゴア「トリィ………。」

 

トリエル「やり直しましょう、アズゴア。もう一度、始めから。」

 

アズゴア「………ああ。すまない、すまなかった。トリィ……。」

 

フラウィー「………よかったね、アズゴア。トリエル。」

 

こいし「そういえば、フラウィーって確か、前まではアズリエルだったよね?」

 

トリエル「!?」

 

アズゴア「そうなのか!?」

 

フラウィー「ちょ、余計なこと言わないでよ!!」

 

アズリエル「まぁ、僕は知っていたけど、フラウィーはフラウィーのままでいいんじゃないかな?」

 

フラウィー「そ、そうだよ!!だ、だから───────」

 

トリエル「関係ないわ!!家族が増えるなら、大歓迎だもの!!」

 

 

ようやく仲違いしていたアズゴアとトリエルは仲直りし、アズリエルとフラウィーを抱きしめているのを他所に、エデンはフラン達の元へ戻る。

 

 

エデン「あ”あ”ぁぁ………。いっぺんに使ったせいで、疲労が………。」

 

リリカ「あんな無茶苦茶な戦い方をするからです。」

 

セリカ「だが、すっきりしただろ?」

 

エデン「まぁな。……………でも、まだ解決は、してないんだろ?」

 

サンズ「ああ。バリアは未だに破れていない。」

 

ラクト「それに、まだ江ノ島盾子が生きてるし、子ガルは見つかってない。」

 

こいし「だとしたら、この先にいるって訳ね。」

 

アルフィー「その先はバリアがある場所よ。7つのソウルがないと───────」

 

エデン「なら、問題ない。っと言いたいが…………、多分この先が、僕達にとって倒すべき人間と見つけるべき人間がいるはず。」

 

リリカ「……………行きましょう。この世界の、最後の戦いとして。」

 

エデン「ああ。」

 

 

エデン達が進もうとすると、抱き合ってたアズゴア達も、それを眺めていたパピルス達もついていった。

 

 

BGM終了

 

 

ーバリア内ー

 

 

エデン達が中に入ると、見たことのない空間が見える。すると、アズゴアが前に出て、こう言った。

 

 

アズゴア「これが、バリアだよ。我々モンスターを閉じ込める為に作られた封印だ。」

 

エデン「ここを、破ればいいんだよな?」

 

アズゴア「だが、6つのソウルだけでは───────」

 

エデン「そっちじゃない。僕が持ってるソウルだ。」

 

リリカ「ソウルって………まさか!!」

 

 

エデンが希望のソウルを取り出すと同時に、バリアにヒビが入り始めた。

 

 

アズゴア「!? そのソウルは、一体!?」

 

エデン「『希望』よ、バリアを打ち破れ!!」

 

 

エデンのソウルが輝きだすと、バリアが共鳴して割れ始めていき、そして…………。

 

 

『バキンッ!!!!』

 

 

バリアが破られる。が、そこにあった光景は、エデンとこいしにとっては思わぬ場所だった。廃墟しかない場所。其処にいたのは………。

 

 

「待ちくたびれたわ!貴方達が来るのをずっと待ってたのよ!!」

 

エデン「江ノ島………盾子…………!!」

 

 

『次元史上最大最悪の絶望的な悪夢事件』を引き起こそうとした主犯であり、ダンガンロンパのラスボス、超高校級の絶望と呼ばれる『江ノ島盾子』の姿があった。

 

 

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