Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー荒廃した世界ー
エデンside
僕やキャラ(Storyshift)、パピルス(swap)、そしてサンズが動き始めると同時に、ザギ達は歌い始めた。
ザギの歌声は初めてなのか、ぎこちなくも、はやてが一緒に歌ってくれているおかげで、何とかなってる様子。
子ガル『GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!?!?!?!?!?』
キャラ(Storyshift)「ビンゴ、ちゃんと効いてるみたいだね。」
パピルス(swap)「油断はするな、念には念を入れて、ダメージを与えるぞ。」
エデン『『『『『ああ。彼女らを守りながら、子ガルと戦わないと。』』』』』
サンズ「本当、めんどくさいもんだな。」
子ガルが歌で苦しんでいる間、僕達はすぐさま攻撃を仕掛ける。反撃も来るものの、彼女達が歌っているおかげか、鈍く感じた。
そんな中、子ガルと戦っていた時、ふと地面を見てみると、綺麗な一輪の花と、その周りには草木が生え始めていたのを目撃した。
建物もツタで覆われ、白く濁っていたはずの空が、徐々に青色に染まり始めていた。
荒廃したはずの世界が、死の世界は、新たな命を吹き始めていた。
子ガルと戦っているのに、この光景を見ている暇がないのに、広がっていく『新たな命』に、見惚れてしまった。
そして全ての建物は、徐々に崩れていき、緑に覆われ始めていた。
サノス「見惚れているのか?」
エデン『『『『『………こんなの見せられて、見惚れないわけがない。』』』』』
サノス「そうか。………恐らくだが、彼女達の歌っている曲にあるのだと思う。」
エデン『『『『『あの歌が?』』』』』
サノス「ああ、彼女達が歌っているものは、彼らが言うソウルの暴走を止める働きだけでなく、このような荒廃した世界に、新たな命を生み出せるほどの能力も備わってる。
差し詰め、再生の歌とも言うべきだろうな。」
エデン『『『『『……………。』』』』』
サノス「残念ながら、私にはそれがない。生こそ『呪い』、そう思っていたからだ。お前も、そうではないのか?」
エデン『『『『『……かもな。不死身とか、不老不死とか、そう言ったものは『呪い』だと思っている。
『死』のない世界なんて、馬鹿げているのは嫌でもわかるさ。』』』』』
サノス「そういえば、転生者であるお前は、相当長生きしていたんだったな。他の転生者共は、好き放題してばかりだ。」
エデン『『『『『神々も、ようやく重い腰をあげたところだしな。これ以上転生者達を好き放題していたら、世界が滅茶苦茶になってしまうと。転生を廃止し、転生者共全てを滅ぼそうと、考えていたからな。その一部の神や、神になった転生者も。』』』』』
サノス「だが、お前はそれを止めた。」
エデン『『『『『良く知ってるな。そうだ、僕が止めた。転生者は、転生者だけで解決すればいい。神々が介入するべきではない。とな。
まぁ、あんた程の実力者なら、転生者なんて蚊程の効かんだろうがな。』』』』』
サノス「言えてるな。」
エデン『『『『『だから代わりにお願いなんだが───────』』』』』
キャラ(Storyshift)「おい!!何時の間にそんなところにいるんだ!?話してる暇があるならこっちにこい!!」
エデン『『『『『…………そろそろ、行かないと…………。』』』』』
サノス「待て、何を言いかけた!?」
エデン『『『『『…………中には、転生者でも、神でも歯が立たない転生者も現れるかもしれない。そうなったら、あんたと、その子孫に任せるよ。』』』』』
何時の間にか宙に浮き、僕に話しかけてきたサノスから離れ、もう一度子ガルの元へ突撃した。
エデン『『『『『今どういう状況?』』』』』
サンズ「あの様子からして、暴走していたソウルが収まり始めてきたところだな。」
パピルス(swap)「だが、その分今歌ってる彼女達の元へ襲いかかろうとする回数が増えてきた。流石に妨害しきれないぞ。」
キャラ(Storyshift)「それに、いよいよ私達の体力も限界に近づいてきた………。これ以上は、如何しよもない………。」
エデン『『『『『悪いな。アレを見ているうちに、すっかり忘れてしまったからね。』』』』』
サンズ「ん?って、植物が!?」
3人も見下ろすと、もう既に多くの草や花が一面に広がっているのを見て、驚いていた。
エデン『『『『『んじゃあ、あとは僕がやっておくよ。君達は、歌の方に回って。』』』』』
サンズ「だ、大丈夫なのか!?」
エデン『『『『『ああ。』』』』』
途中で手伝えなかった分だ。あとは僕が子ガルを止める番だ。一度子ガルの様子を見ると、ようやくアズリエルの『God of Hyperdeath』の姿に戻っていた。
子ガル『ア……ああぁぁ……、に、兄サン………?』
エデン『『『『『子ガル…………いや、『ガルッチ』。お前の名前を、返す時が来た。』』』』』
子ガル『え?』
エデン『『『『『お前はもう、『アズリエル・ドリーマー』として、生きる必要はないんだ。そんなソウルを捨てて、一緒に帰ろう?』』』』』
子ガル『何を、何を言ってるの……………?こんな姿になっているのに、今更僕が、『ラーク・バスター・ガルッチ』に戻れるわけがないじゃないか!!』
エデン『『『『『お前こそ何を言ってる?今のお前の姿は偽りの姿だろ?本当の姿ぐらい、あるだろ?』』』』』
子ガル『そんなこと、あるはずがない!!あの姿が、前世の姿こそ、僕の本当の姿なんだ!!』
エデン『『『『『それは違うぞ!!』』』』』
子ガル『!?』
エデン『『『『『どうしても思い出せないのなら、俺達の力で、思い出させてやる。お前が一体、何者なのか?お前の本当の姿はどんなものなのか?
その偽りの皮と名前を、剥いでやろう!!』』』』』
僕はすぐさま左腕を伸ばすと、贋作のブランクガシャットが現れるが、まだザギ達が歌っていたため、ブランクガシャットは『Stardust Dreams』ガシャットに変化した。
【Stardust Dreams!!】
エデン『『『『『さぁ、その悪夢から覚めるときだ。』』』』』
【ガッチョーン………、カミワザ!!】
【ガッシャット!!キメワザ!!】
【ガッチャーン!!】
【ゴッドマキシマムドリームズクリティカルサルヴェイション!!】
子ガル『う、うぅぅぅ…………、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
子ガルに向けてライダーパンチを放とうとするが、あっちは最期の一撃と言わんばかりに特大の閃光を放ち始めた。
避けることは出来ない。しかし、僕の中にいたソウルたちは僕を守るように前に出て、その閃光を弾き返してくれた。
そして僕の拳は、子ガルの胸に強く打つ。
子ガル『あ”ッ!?』
エデン『『『『『汝の名を返そう!!
汝の名はッ!!『ラーク・バスター・ガルッチ』!!天照大御神と月読尊の子孫、『ラーク・ブライアン・ロード』の子孫なり!!
汝を狂わす魂よ、偽りの姿よ!!去れ!!これ以上その者を苦しませるな!!!』』』』』
子ガル『ッ!!!!!』
エデン『『『『『ストレートに言うとだな……………。
不貞腐れてる暇があったら、さっさと俺達のところに帰ってこい!!!!!俺の声が聞こえたら、手を伸ばせ!!!』』』』』
すると、子ガルの胸から手が伸びてきて、それを掴み、引きずり出した。其処から出てきたのは、まだ幼くも、基本世界の僕と同じ姿で現れた『ガルッチ』が見えた。
そのまま僕は、彼を抱きしめながら、抜け殻から離れる。
子ガル「兄さん!!」
エデン『『『『『よかった………、本当に………帰ってきてくれて…………。』』』』』
子ガル「ごめんなさい…………、心配かけてしまって……………。」
エデン『『『『『ホントにな。でも、戻って、よかったよ。『ガルッチ』。』』』』』
子ガル「兄さん………。」
エデン『『『『『さっ、早くラクトのところに行け。』』』』』
子ガル「どこに行くの?」
エデン『『『『『最後の仕上げって奴さ。ほら、危ないから。』』』』』
子ガル「う、うん。」
子ガルはすぐにザギ達のところへ行き、もう一度抜け殻の方に向く。
エデン『『『『『………………行き場のなき獣よ、せめて安らかに眠らせてあげよう。』』』』』
【ガシャコンキースラッシャー!!】
【ガッシューン………、ガッシャット!!!カミワザ!!】
【ゴッドマキシマムマッチレスクリティカルフィニッシュ!!】
『解き放て!!!幻想と希望の力!!!』
『解放せよ!!幻想と希望に満ち溢れる力!!!』
エデン『『『『『
≪承認≫
≪決意を以て、かの者を討つ事 フランドール・スカーレット≫
≪忍耐を以て、あらゆる苦難を乗り越えること 古明地こいし≫
≪勇気を以て、災厄に立ち向かう事 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン≫
≪誠実を以て、私欲の為に振るわない事 門矢未来≫
≪不屈を以て、何事にも諦めない事 星空英竜≫
≪親切を以て、大切な人達の為に尽くす事 リリカ・アイモーネ≫
≪正義を以て、邪悪な存在を打ち破る事 ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア≫
エデン『そして、希望を以て、世界を救うために戦う事!!!』
≪アルカディア・エタンセル・エデン!≫
エデン『『『『『…………『
『『僕』を……………、幸せに……………して…………ね………………。』
BGM終了
ー再生された世界ー
『『フュージョンオーバー!!』』
【ガッチョーン………。】
あの抜け殻が消滅すると同時に、歌が終わっていたことに気づき、後ろを振り向こうとするが、念の為、抜け殻があったところを確認した。
『忍耐』、『勇気』、『誠実』、『不屈』、『親切』、『正義』のソウルは砕け散り、唯一残された『決意』のソウルは、黒く変色した後、そのまま落ちて動かなくなってしまった。
エデン「……………今度こそ、これで終わりだといいんだけど……………。」
でも、なんで決意のソウルだけ、黒くなったんだ?…………何か引っかかる気がするけど、気のせいかな?
エデン「………いや、今は戻るとするか。」
黒く変色したソウルを背にして、フラン達のもとへ行こうとすると、何故かアズリエルが僕のところに向かってきた。一体、如何し───────
『ドンッ!!』
いきなり体当たり!?一体何を───────
『ズダンッ!!』
アズリエル「ッ!!」
銃声!?まさか、アズリエルが僕を庇って………!?
リリカ「アズリエル!!!」
「チッ、もう少しのところで……………!!」
フラン「今の声って…………!!」
聞き覚えがある…………。でも、ここまでの禍々しい声は…………一体……。
「よう、久しいな。屑共。」
エデン「ッ!!オルタ!!」
エデンオルタ「その様子だと、江ノ島盾子も倒し、子ガルを元に戻したか。まぁ、後は貴様を殺し、『絶望のソウル』を手にしようと思ったが………とんだ邪魔をしてくれたものだな。」
エデン「絶望のソウル?」
エデンオルタ「邪魔だ、カス。」
アズリエル「ガッ!?」
あ、あの野郎……………!!
エデンオルタ「おお………、黒くくすんで…………。これこそ、俺が求めた『絶望のソウル』………!
これで、これで全て滅ぼせる………!俺を見下し、辱めたクソ野郎どもを滅ぼせる!!!」
エデン「貴様ァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
エデンオルタ「フンッ!」
エデン「ガハッ!?」
なんだ!?この破壊力!?今まで食らったことのない、凄い力は!?
エデンオルタ「最早貴様の攻撃なぞ、蚊ほど効かん。」
エデン「何を………やりやがった………!」
エデンオルタ「いいだろう、冥土の土産に見せてやろう。俺の、新たな力を………!」
そう言った途端、黒いソウルを取り込み、エボルドライバーを腰につけ…………!?トリガー!?
『OVER THE EVOLUTION!』
こいし「エボルトリガー!?」
エデンオルタ「違う、此奴は俺が作った『カオストリガー』だ。そして………。」
次に取り出したのは、黒いエボルボトル。それを、どうすると───────
『DESPAIR!RIDERSYSTEM!REVOLUTION!!』
『Are you ready?』
エデンオルタ「最終変身!!」
『CHAOS!!CHAOS!!CHAOS!!REVOLUTION!!フッハッハッハッハッハッハ……!!』
エデンオルタ「これが俺の新たな姿、『仮面ライダールイン』だ!!さぁ雑魚共、そのまま朽ちるがいい!!!!!」
『Ready GO!!!』
エデンオルタ「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
アズリエル「させるかァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
リリカ&エデン「「アズリエル!?」」
『CHAOS FINISH!!!チャ~オ……。』
急にアズリエルが僕の前に立ちふさがると同時に、奴のライダーパンチに直撃。彼の背中から、血飛沫を起こし、僕の顔にかかってしまう。
エデンオルタ「このっ………、邪魔をしやがってぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
アズリエル「お前なんかに……………、お前なんかに……………!!
リリカを傷つけさせるものかァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
一撃が直撃するも、アズリエルはカオスセイバーを取り出し、オルタを斬りつける。斬りつけたところから銀色のエボルボトルが落ち、奴は後退りしていた。
エデンオルタ「チィ………、まだ馴染んでねえか…………!!まぁいい、俺の技を直に食らった貴様は、転生することもなく、そのまま消滅する………。
精々、別れの挨拶を済ませるがいい…………!!ハハ、ハハハハハハハ!!!
ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オルタはそのまま消え、何処かに行った。いや、それより………!!
アズリエル「ぐっ………!!」
エデン「アズリエル!!」
急いでアズリエルの治療を治療しないと………!!
エデン「おい!!リリカ、早く来て治療を手伝え!!お前の夫だろう!!!」
リリカ「! は、はい!!」
頼む、間に合ってくれ!!
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