Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー再生された世界ー
エデンside
リリカ「『『これでも、治らない………!!』』」
エデン「『『おい………、『ソウル・ストーン』でも効かないって、どういう事なんだよ…………!!』』」
あれから、何度も治療できるフュージョン、魔法、道具など使って、アズリエルを治療していた。
インフィニティ・ストーンすべて投影し、治そうとしていた。
手が尽くすまで、何度も、何度もアズリエルを治療していた。
でも、それでも…………、アズリエルの姿が薄くなっていくのが、止まらなかった。これだけの事をやっているのに、なんで、何で救えないんだ…………。
何で、消えようとしているんだ!?
またあの苦しみを、絶望を味わえって言うのか!?
エデン「『『絶対にあきらめない…………!!まだ、リリカが幸せになってないってのに、死なせてなるものか!!!』』」
リリカ「『『アズリエル…………、お願いですから…………、死なないでください…………!!』』」
子ガル「………僕も手伝うよ…………。こうなったのも、僕のせいでもあるから…………。」
エデン「『『ガルッチ………。頼む………!』』」
『ガルッチ』だけでなく、フラン、こいし、イリヤ、アズゴア達も協力し、アズリエルを治療する。
しかし、それでも消えるのを止まらない。まるで、これが運命。彼を蘇らせることは許さないと言わんばかりに、消えようとしている…………。
キャラ(Storyshift)「エデン───────」
エデン「『『…………けんな。』』」
リリカ「『『ガルッチさん………?』』」
エデン「『『ふざけんなァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!
抑止力どもめ!!そうまでして万人の幸せを救いたいか!?そうまでして個人の幸せを奪うと言うのか!?此奴が何をしたっていうんだ!償う事すら許されんというのか!?幾度もなく幸せを邪魔し、世界維持することでしかできない貴様らが、邪魔をするんじゃねぇ!!』』」
パピルス(swap)「…………。」
キャラ(Storyshift)「……………エデン。」
エデン「『『ぶっ壊してやる………!そんな運命なんざ、全部ぶっ壊してやる!!そいつの幸せを守れるなら、守れる………なら…………。』』」
『フュージョンオーバー!!』
え?何で、何で急に眩暈と疲労が………?まだ、まだアズリエルを治療し終えていないのに………?
サノス「もうよせ。これ以上力を酷使したら、いくらお前でも、死ぬぞ?」
エデン「駄目。そんなことしたら、アズリエルが………アズリエルが…………。」
サノス「インフィニティ・ストーン6つも投影し、更に彼らが言う諸刃の剣一歩前の形態になったんだろ?それでまだ気をしっかり持ってるのが不思議だぞ?」
エデン「それでも…………、救わなきゃならないんだ………!まだ……………、此奴は…………此奴は……………!!」
アズリエル「やめて………。」
リリカ「アズリエル!!」
エデン「アズ………リエル………。」
少し息を吹き返したのか、直ぐにサノスの手を跳ね除け、アズリエルに駆けよる。
アズリエル「リリカ…………、ガル……いえ、エデン………。お父さん、お母さん、皆…………ありがとう………。でも、彼奴の言うとおり、もうすぐ………僕は───────」
エデン「何諦めているんだ!?リリカを残して、逝く気か!?まだ、まだ一緒にいてあげられるように、してやるから………!!勝手に、諦めるなよ!!」
アズリエル「………エデン、君は僕の事恨んでいるのに、妬んでいるのに、僕を救おうとしてるの?」
エデン「当たり前だ…………!!確かに、妬んでるさ。恨んでいるさ。けど、それはそれ。これはこれだ…………!!理由が何だろうと、お前を救わなきゃ…………救わなきゃ…………!!
お前が死んだら、リリカもアズゴアもトリエルも、俺達も悲しむだろ!!!!!」
アズリエル「…………。」
エデン「悔しいけどさ……………、お前なら…………リリカを幸せに出来るって…………思っちゃったんだ…………。
俺なんかより、お前なら…………絶対に…………幸せに出来るって……………思っちまったんだ………。なのに、なのにこんなところでくたばるなんて、ふざけんなよ!!
俺を見捨てていればいいだろ!!俺を庇わなきゃいいだろ!!!!そうすりゃ………、そうすりゃ……………、そんな死にかけに…………ならずに済んだんじゃないか…………。」
アズリエル「……………そんなことしたら、きっと彼奴は、僕達も殺していた。それに、彼奴を止めるのは、君だけなんでしょ?」
エデン「!?」
BGM変更 『just be friends -piano version-』
アズリエル「だったら、君を守らなきゃ、駄目でしょ?フラン達が行ったら、君は狂っちゃうでしょ?彼女達の後を、追うとするでしょ?」
エデン「だけど、だけどリリカは如何なんだよ!!!リリカは、今にも泣きそうだっていうのに、お前は……………お前は…………!!」
アズリエル「……………。」
リリカの顔を見てみると、涙を堪えながら、アズリエルを見ていた。セリカの方は、出来るだけ顔を見せないようにしていたが、頬に涙が零れていた。
エデン「お願い、生きてくれ…………!!リリカの為に、セリカの為に…………、生きてくれよ!!アズリエル・ドリーマー!!!!!」
アズリエル「……………それでも、無理だよ。」
リリカ「ッ!!」
エデン「何でだよ!!!何で、何で………!!」
アズリエル「でも、お願いが…………あるんだ……………。」
お願い?お願いって、一体何を………?何か、僕の胸に、何かを押し付けられているような………?一度、その押し付けられた何かを見ると、2つのカプセルと、1つのカードがあった。
エデン「『フリクス』のカード…………、こっちは………『アズリエル・ドリーマー』と………、『キャラ』のカプセル………?」
アズリエル「夢で………会ったんだ。キャラと、キャラとよく似た、その子から………。力になりたいって……………。エデンと、リリカの力に、なりたいって………。」
エデン「アズリエルとフリクスはともかく、なんでキャラが………?」
アズリエル「……………今更都合が良すぎているけど、君と同じく、償いたい………だって。許さなくてもいい。でも、償いぐらいは………させて…………って…………。」
エデン「…………。」
アズリエル「それと………、リリカとセリカの事、お願いね………?」
エデン「何を…………何を言ってるんだ…………?」
僕が、リリカとセリカを?なんで、何で僕なんだよ?
アズリエル「僕の中で、一番任せられそうな気がするから…………かな?」
エデン「そんなこと…………、そんなこと…………あり得ないよ…………!僕じゃなきゃ駄目なんかよ!?リリカを殺した僕を任せるなんて、正気じゃないよ!!!」
アズリエル「それでも、だよ…………。なんとなくだけど…………任せられそうな気がする…………。」
エデン「ふざけんなよ…………!ホントに………どうかしてるよ……………!!僕のせいで、俺のせいで…………幸せを奪ったってのに…………、任せるなんて…………任せるなんて……………おかしいよ……………。」
アズリエル「…………そんなこと言って、もし君が死んだら、彼女達を任せるとか、言うんでしょ?」
エデン「ッ!!!」
見透かされた!?
アズリエル「…………やっぱりね。」
リリカ「…………行かないで、ください。お願いですから、私を………置いていかないでください…………。」
アズリエル「ごめんね、リリカ。こんな事に、なっちゃって…………。」
エデン「ぁ…………。アズリエル…………。」
もう既に、足も手も消えかかってる。本当に、消えてしまうのか…………!?
アズリエル「時間………みたいだね…………。」
エデン「ッ~~~~~~~!!!サノス!!」
サノス「無理だ。」
エデン「何で!?」
サノス「贋作と言えど、奴が受けた技は、インフィニティ・ストーンを相殺するほどの力を宿していた。これを使っても、恐らく効くことはないだろう………。」
エデン「嘘だろ…………?また…………また僕は、救えなかったのか…………?また、目の前で、失うって言うのか…………?」
アズリエル「身勝手な僕で、ごめんね?やっと、家族と一緒になれたのに…………、リリカと結婚できたのに…………こうなっちゃって…………。
でも、最期に、トリエル母さんと、アズゴア父さんに………リリカと結婚できたって…………報告出来て…………、短い間だけど、リリカと一緒に暮らせて…………本当に良かった…………。」
もうすぐ顔も消えちゃう………。消えて欲しくない………、いなくなって欲しくない…………!
アズリエル「……………ありがとう、リリカ……………。君と出会えて……………、結婚出来て……………本当によかった……………。
エデン、どうか…………リリカの事、お願いね…………。』
けれど、現実は非情だった。アズリエルは………リリカの顔を見て笑顔を見せ、僕の顔を見ると、凛々しい顔を見せて、消えてなくなった。
塵も残さず、ソウルすらなく、『アズリエル・ドリーマー』は、皆に看取られながら、この世から去った…………。去って………しまった………。
リリカは声があげられないほど慟哭に濡れ、家族は、サンズたちは涙を流し、ザギははやてを抱えて泣き始め、フラン達は小声ながらも、謝りながら泣いていた。
そして僕は、その場から離れ、オルタが消えた場所に行く。其処には、『ノアエボルボトル』が落ちていて、それを手にする。
それを握りつぶすほど力を籠め、空を見上げる。今の僕の顔は、涙を流すも、表情は怒りと憎しみが込み上げていた。
とてもじゃないけど、誰も見せられないほど、酷い顔になっていたと思う………。
そして、空に向けて…………。
エデン「絶対に………………、絶対に……………!!!
BGM終了
ーセイクリッドフォース・ザギ・マィティベースー
Undertaleの世界から出て、直ぐにマィティベースにて、『アズリエル』の葬式が始まった。
フラン達も、子ガルもラクトも参加したが、僕だけは参加せず、トレーニングルームにいた。
今の僕は、オルタに対しての憎悪に満ちていて、とてもじゃないけど、葬式に参加できるものじゃなかった。
そんな時…………。
英竜『ガル………あ、いやエデン。』
エデン「英竜………か?」
英竜『珍しいな、呼び捨てを…………いや、その顔から察するに、よほどのことがあったんだろ?』
エデン「………ああ。今の僕の顔、どうなってる?」
英竜『酷い顔だ。憎悪と怒り、そして悲しみが混ざりに混ざって、酷い顔になってる。』
エデン「そうか…………、相当…………酷い顔になってたんだな…………。それで、ゼロモニターは?」
英竜『完膚なきまでに倒した。だが、奴は妙なこと言ってた。確か、『所詮私は捨て駒。私が死んだところで、彼を止めることは出来ない。』って、言っていたが、如何いう事だ?』
エデン「……………オルタ。」
英竜『?』
エデン「恐らく、僕のオルタを差してる。ゼロモニターを倒しても、オルタを倒さない限り、戦いは終わらないと思う。」
英竜『エデンのオルタ、か。』
エデン「奴は見境なく滅ぼそうとしてる。星だろうと、神だろうと、何者であろうと、この世の総てを滅ぼす───────」
ベリアル『おい主!!聞こえるか!?』
英竜『ベリアル、如何した?』
ベリアル『たった今、別宇宙から報告が来たんだ。『ウルトラマンモンスターらしき巨人と、その後ろの『何か』が、一瞬のうちで宇宙が滅んだ』と!!』
英竜『何!?』
エデン「映像は!?」
ベリアル『これだ!!』
その映像から、まるで醜く、とてもじゃないが生物とは思えないような姿……………。
英竜『何だ、これがウルトラマンモンスター?ここまで醜悪な奴───────』
エデン「ベリアル!!!その宇宙空間を誰も入れないように閉鎖しろ!!」
ベリアル『如何した急に?』
エデン「クソ!!あの野郎…………全てを滅ぼすために、まさか『R-type』世界の『バイド』を使ってくるとは…………!!!」
英竜『バイド!?』
エデン「すぐに避難勧告をだせ!!!バイド化させられるぞ!!!お姉ちゃん、いくらその身体でも、あのバイドは第六天波旬………いや、サノスなんかでもバイド化させられる!!絶対に戦うな!!!!」
クソ、最悪だ。よりにもよって彼奴、『バイド』を使ってきたのかよ。アズリエルが死んだ次は、他の宇宙がバイドに陥落………!
……………絶対に殺さなくては。絶対に、彼奴を…………!!『エデンオルタ』を、この手で殺してやる!!!
next episode