Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー試練の間ー
エデンside
希望「12回目、リリカさんがフュージョンアップの強制解除により、失敗。」
エデン「9人抜きで終了か…………。」
次で13回目………。でもまぁ、まだいい方かもしれないな。阿頼耶識を突破したのはいいが、問題はその後。失敗したのはいいが、2回目に入って以降、阿頼耶識の動きに変化があったことに気づいた。
が、それでも苦戦することもなく、突破できた。
如何やら失敗すればするほど、再戦する相手によって難易度が高くなっているらしい。
リリカ「が、ガルッチさん…………。」
エデン「13回目…………、行きたいが………このままじゃジリ貧だな………。」
ルビー『しかも、仲間のチェンジも許されないっていうのは、厳しいものですね………。』
希望「流石のエデンさんでも、疲れが見え始めていますね。」
エデン「でも幸い、リスタートはいつでもいいって言われてるから、まだいいけど………。」
フラン「それでも学習機能があるっていうのは、きついわね。」
こいし「これ、クリアできるかな…………?」
セリカ「諦めることは、赦されないんだろ………?エデン。」
エデン「そりゃあな。ここさえ乗り越えられれば、オルタを倒せるんだが………………。」
何かないか?12人連続で打ち破る方法は……………?例のアレは切り札。かといって、勝てるかと言われたら、分からない。
あれと同等、又は強力な奴で…………!!
『方法がある。』
エデン「メルクリウス?」
メルクリウス『ラインハルト、藤井蓮、そして私のフュージョンライズを使えば、上手く行くかと。』
エデン「マジで?」
蓮『此奴が言う通りなのは癪だが、そうだろうな。』
ラインハルト『ただし、そうなるとどれ程の力になるかは分からん。何が起こるかもわからん。卿にそれだけの覚悟はあるか?』
エデン「…………『ベホマズン』。」
僕はすぐさま6人全員の傷を一瞬で治し、13回目の挑戦をすることにした。
リリカ「ガルッチさん!?まだ体力の消耗が残って───────」
エデン「分かってる。でも、今掛けた『ベホマズン』は、傷を瞬時に回復以外にも、スタミナ∞にしてある。少なくとも、これで疲れる心配はないはず。」
セリカ「あくまで、試練の時だけなんだよな?」
エデン「勿論。んじゃあ、やるか。」
希望「リスタート、でいいのね?」
エデン「そういう訳でいいよ。……………『メルクリウス』!『ラインハルト』!『アルファ』!」
『メルクリウス!!ラインハルト・ハイドリヒ!!エンペラーズ・マジシャン!!』
エデン「『蓮』!」
『ディエズフュージョン!!イン・ザ・ファイナル!!』
エデン「…………汝を
『藤井蓮!!エンペラーズ・マジシャン!!アルティメットフュージョン!!エデン・ザ・ファイナル!!』
ああ………、何故だろう………?このフュージョンになったら、ウィラの気持ちが、分かる気がする………。
総てを愛したい………、けれど愛そうにも壊れてしまう……………。なら、止めればいい。永遠と、美しいまま、時が止まればいい………。
イリヤ「な、なにあれ…………。」
ルビー『や、ヤバい力がビンビン来ます…………!』
希望「え…………、これ十三王神の力がなくても倒せそうな威圧感が───────」
エデン「『『『さぁ、来るがいい………!お前達の愛を、受け止めてやろう…………!』』』」
其処からは、無双状態だった。初戦の阿頼耶識は13回目なだけに強化されていたものの、威圧だけでバッタリと倒れて勝利した。
いや早いっしょ。もう抑止力そのものが機能してねえ………。
希望「えー…………。」
ルビー『アレですね。もう抑止力なんて機能してないに等しいですよ。』
続く2体目のラヴォスだが、これは普通に戦って勝った。昔はノアに消滅させられて不燃焼だったけど、ここで倒せてよかった。
3~9体目はカット。威圧の前には、勝てなかったらしい。
そして敗退した10体目の相手。暴走した子ガルが相手になる。開始と同時にすぐに両手両足を切断、その後5人が一斉攻撃を仕掛け、ようやく撃破。
フラン「これで11体目突入!!」
こいし「あと残っているのは、『盾子』と『英竜お姉ちゃん』、そして『アームストロング』の3人。」
イリヤ「盾子が来たよ───────」
エデン「『『『絶望を愛する者よ、我が炎に抱かれるがいい!!』』』」
ウィラ、力を借りるぞ!!
『ウィラトリア・エル・ドラド・ゴルドーン・クレーリア!』
エデン「『『『『
変身する前に重い二撃で跡形もなく消滅。
12体目、英竜お姉ちゃんとの対決。ここだけは苦戦を強いられることになる。想像もつかないほどの残虐性などが襲い掛かってきたり、怪獣娘やフュージョンライズなど来て苦しめられる羽目になるが、僕だけは難なく防ぎ切り、隙を見つけては攻撃のヒットアンドアウェイの作戦でやっていた。
いつもだったら、躊躇っていただろう。抵抗していただろう。でも、総てを愛するならば、躊躇う必要はない…………!
全力で愛す!!
エデン「『『『さぁ、英竜の姉さん。わが愛を、受け止めよ…………!『
その時の僕は記憶になかったが、リリカが言うにここじゃなかったら宇宙全体の大天災が起こっていたと言ってたらしい。
記憶がシャットアウトするほどヤバイものだったのか!?
ルッチ「( ゚д゚)ポカーン」
フィン「エデンの愛、やべぇな…………。」
『フュージョンライズ!』
『ティーダ!ジェクト!ボーイズライズ!キングエース!!』
エデン「『『ふう、使うだけでも精神汚染するのはあれだが……………、まぁいっか。さて───────』』」
「最後は俺って事か。」
全員『え?』
あれ、なんか急にアームストロングの声が聞こえたような。
希望「え!?なにこれ!?何で勝手にアームストロングが!?」
エデン「『『まさか……………!!』』」
アームストロング「ああ、そのまさかよ………!フンッ!!」
希望「嘘……………、12体分のデータが、アームストロングに受け継がれていってる!?」
おいおい…………、マジかよ…………彼奴………………まさか………………!!
アームストロング「ふう、前よりは強化されたが、なかなかいいものだな…………。それより、久しいじゃねえか、ガルッチ。」
エデン「『『こりゃあ…………、驚いたな……………!!まるで黄泉から舞い戻ってきたかのようじゃねえか…………!!』』」
アームストロング「ああ!データ体っていうのは、なかなか慣れねえようだが…………やはり力を感じるのが分かるな。」
ハハハ、まさかご本人に憑依して戦うことになるとは…………想定外にもほどがあるだろう。
フラン「ちょ、ちょっとガルッチ!?手がものすごく震えてるよ!?大丈夫なの!?」
エデン「『『いやぁ、もう抑えが利かなくなっちまっていやがる。今すぐ戦いたいって、俺の本能が訴えていやがるぜ………!!』』」
リリカ「…………凄い殺意のオーラが漏れ出してません?」
希望「って、十三王神の力もアームストロングに取られてる!?」
全員『!?』
アームストロング「なぁに、どうせどれだけの力なのか、見せつけてやるだけだ。こっからは、俺とガルッチの戦いだ。」
『<ギフトゲーム:宿敵との決戦!>
プレイヤー:アルカディア・エタンセル・エデン
クリア条件:試練をクリア
クリア方法:スティーブン・アームストロングの討伐
敗北条件:プレイヤーの再起不能、死亡
クリア報酬:十三王神の全ての能力の習得
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
“サウザンドアイズ”印』
希望「なんか増えてる!?」
エデン「『『やっぱり、最後は単独か…………。』』」
『セブンズフュージョン!』
エデン「『『だが、そっちの方がよっぽどいい……………!!』』」
エア「あ、これ色んな意味で、ヤバいかも。」
リリカ「えーっと、下がっておきますね?」
エデン「『『ああ………。下がっとけよ。7つのソウルと光を、お借りします!!』』」
『ソウルフュージョン!!God of Hyper Phantasm!!』
エデン『『『…………………さぁ、始めようか!アームストロング!!!』』』
アームストロング「来るがいい!!我が好敵手!!」
この試練、僕とアームストロングの戦いが、オルタ前の史上最大の戦いになることを、そして英竜お姉ちゃん達の試練を妨害することになるなんて、誰も思わなかった。
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