Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
人類が生み出した悪夢。
覚めることのない悪夢。
…バイドとは………
-『R-TYPE FINAL』 StF-A冒頭の一文より-
バイドは、人類の罪。
文明の終焉をもたらす厄災。
世界を食らう者。
無に帰すもの。
何故、彼らはバイドを生み出す………?
何のために、バイドを誕生させた………?
敵対していた者は、本当は存在しなかったのに……………?
ーR-typeの世界ー
こいしside
到着っと。この建物から、バイドの気配が凄く感じる気がするわね。でも今は、資料を持って行かないと駄目ね。
こいし「イリヤちゃん、準備はいい?」
イリヤ「うん。」
ルビー『しかし、バイドっていう存在って、生体物理学、遺伝子工学だけじゃなく、魔道力学の技術も応用して出来た兵器だとは………。
この世界の人達って、魔法とかも使えたりしたんですかね?』
こいし「それを確かめるために、ここに来てるんでしょ?」
監視カメラに関しては、ナイフで切ったから大丈夫だけど、いずれ警備員が来ると思うから、今の内に侵入しよっと。
ーバイド研究所ー
「こんな時間に監視カメラが不調って…………。」
あ、早速警備員がきたっぽいね。
「ったく、あのポンコツカメラめ………。俺は今幼女のエロ本見ながらシコシコしてたってのに───────」
…………聞かなかったことにしよう。雰囲気からして、絶対ロクなものじゃない。念のために入口塞いじゃおっと。
こいし「(先進むわよ、イリヤちゃん。)」
イリヤ「(うん。)」
入口をふさいだ後、私とイリヤちゃんはこの研究所の地図を見つけ、ルビーに記憶させた。思ってた以上に広そうだなぁ………。
『どうだ?実験体は?』
『失敗です。やはり、幼い者にバイド化させるのは無理が───────』
『続けろ。いなくなれば、また子を誘拐すればいい。』
『いつかバレるのでは───────』
『なぁに、我々の勝利の為だ。人間がバイドを産めば、生産性が向上するし、何より───────』
………………。
『ザシュ』
『んぶっ!?』
『ど、どうかなさいました───────』
『ゴファ!?』
『な!?しっかりして───────』
『ジャキッ』
『!?』
こいし「その子供たちはどこにいるの?」
『ひ、ヒィ!?』
こいし「今教えれば、楽に殺してあげる。言わなければ、此奴のようになるわよ。」
『あ、あああああ、ナ、ナイフが………喋って───────』
イリヤ「(えー………、何も見えてないのは分かるけど、其処まで怖がるの?)」
ルビー『(まぁ目の前で殺人事件が起きてますし、それに加えてナイフだけ突きつけられて、尚且つ浮いていたら、そりゃ怖がりますよ。)』
こいし「さぁ、言いなさい。言って楽に死ぬか、言わずに苦しんで死ぬか。どちらか選びなさい。」
『───────』
こいし「?」
答えたくても答えられないのかし………?
ルビー『(し、死んでます………。)』
イリヤ「(恐怖のあまり、死んじゃったって訳ね……………。)」
こいし「…………イリヤちゃん、急いで子供たちを探そう。こんな実験、今すぐに辞めさせないと…………!」
子供たちを誘拐してバイドを孕ませるなんて………!こんなの、赦せない………!許せるはずがない!!
お兄ちゃんがこんなこと聞かされたら、絶対にキレる。むしろキレない方がおかしいよ!!
絶対に見つける!!これ以上、実験なんてさせない!!
sidechange
ーR-typeの世界 宇宙全域ー
数時間後
エデンside
『何なんだ!?此奴らの動きが見えな───────』
エデン「逆に遅いんだよ!!」
これでバイドを輸送する部隊をほぼ全てを滅ぼすことは出来たけど、思ってた以上に数が多かったな。
やっぱり元を潰さないと、輸送をやめないのか?
フラン「これで1000部隊の輸送機をやったけど、まだいるのかな?」
エデン「少なくとも、これで全部のはず。」
こいしたちの連絡が来ないけど、一体何があったんだろうか?
『prrrrr,prrrrr』
エデン「こいしか!?」
『ピッ』
エデン「こいし!!そっちは如何なんだ!?」
こいし『お兄ちゃん、丁度良かった!今バイドの研究所にいるけど、保護してほしい子がいるの!!』
エデン「保護?そっちで何があった?」
こいし『聞いて。この研究所、誘拐してきた子供たちを使って、バイドを産ませようとしてたのよ。』
瞬間、今の言葉で僕の何かが切れた。
エデン「…………こいし、念のために確認するが、資料は?」
こいし『もう手にしたよ。』
エデン「その子はバイドに汚染されて───────」
こいし『いないよ。』
エデン「今からそこに行く。研究所諸共潰しに。」
こいし『分かった、直ぐに来て。』
『ピッ』
エデン「フラン。こいしとイリヤが居るところに行くぞ。」
フラン「どうするの?」
エデン「…………皆殺しだ。」
子供を、誘拐した挙句、バイドを孕ますだぁ?どうやらその研究員どもは、地獄を見なければ分からねえようだな…………!
久々にキレたよ、ここまでキレさせた馬鹿共は…………!
sideout
ーバイド研究所ー
───────案の定
エデン「オラァァァァァッ!!!クソ野郎どもがァァァァァァ!!!」
「なんだこの侵入者ゴブァ!?」
「素早すぎて、当たらねガハッ!?」
エデン「バイドとクソ野郎どもは死すべし!!慈悲はない!!」
「や、やめてくれ!?俺には妻が───────」
エデン「なら貴様の大事なものすべて奪ってやらぁァァァァァァ!!!!!!」
イリヤ「うわぁ…………。」
「……………怒ってる?」
フラン「うん。どっからどう見ても、キレてるわね。」
こいし「予想はしていたけど、まさか皆殺しなんてね…………。まぁ、あんな事したら、キレて当然だけど………。」
イリヤ「まぁ流石に、強姦はしないだろうね。」
こいし「どっちかっていうと、殺害だもんね………。その人の元へ行かせてあげるっていうだけでも、一応良心的…………かな?」
ルビー『いや、普通に考えたらサイコパスですからね?』
エデンは研究員や従業員など関係なしに皆殺しをし、こいしたちは子供を保護して安全な場所に避難し、ルビーはそれを眺めてドン引きしていた。
ルビー『まぁ、これでバイドが居なくなるって思えば、暁光ですかね…………?』
イリヤ「後はリアリティー・ストーンを使えば、何とかなりそうね。」
こいし「なんて改変する?」
エデン「敵星が反撃してきて、地球連合軍は抵抗するもむなしく敗北。地球は滅亡したっていうストーリーで。」
フラン「血がべっとりついてるよ………。」
ルビー『皆殺し完了って訳ですか………。』
「お兄さん、ちょっと怖い………。」
エデン「なんか、ごめん。取り敢えず、『End of The World』に戻って、この子を保護しておこう。」
「おうち、帰れないの?」
エデン「悪いけど、帰る事は出来ない。だから、新しい世界で新しい家族と、暮らしてあげる。」
そう言ってエデンは、囚われていた女の子に微笑をかける。血で塗れていたせいで少し怖い思いをさせてしまうが、目は穏やかに包まれていた。
その後ゲートを開き、先にフラン達を行かせた後、エデンはリアリティー・ストーンを投影させ、歴史改竄していき、ゲートの中に入った。
そうして、バイドは存在諸共消滅し、地球は存在しないはずの敵星に滅ぼされてしまった。
ー???ー
エデンオルタside
エデンオルタ「バイドが、消えた!?」
馬鹿な!?あれだけ多くいたバイド達が消滅って………!?まさか、R-typeの世界で何かあったのか!?
クソ、だとしたら奴か!!よくも兵器を………!!
エデンオルタ「いや、幸いにもウルトラマンバイドは残ってる。それに、奴がバイド分裂のおかげで、バイド怪獣共も誕生している。これなら、まだ勝機がある!!」
今度は此奴らをけしかけるとするか。
エデンオルタ「ウルトラマンバイド!!バイド怪獣を引き連れて、星空英竜を襲え!!奴が引き連れてる怪獣も、残さずバイド化させろ!!」
さて、後は奴が来るのを待つのみ…………。その行いが、無駄な足掻きだという事を、俺が直々に教えてやる………!
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