※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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ー追憶の間ー


希望「見事に勝ち抜いたわね。」

英竜「………ああ。自分を殺すっていうのは、こんなに虚しいものだったのか………。よくエデンは、自分殺しをやめなかったな………。」

希望「自分を殺すって事は、自分自身の何かを切り捨てることだからね。でも、エデンはそれをやめなかった。
自己犠牲、自分嫌い、自分殺し。それをやめなかった理由は、彼の深層心理の中にある無意識な本能があるからなのよ。」

英竜「無意識な本能?」

希望「こっからは私の推理だけど…………、多分エデンは自分を殺してでも、捨てたかった前世があると思うの。」

英竜「捨てたかった前世?」

希望「…………実は、1人の転生者が、嫌な過去を思い出したくない余り、前世の世界に行って前世の自分だけでなく、家族も殺害しちゃったのよ。


その結果、その転生者も消滅して、彼がやったことも全部なかったことにされたのよ。」

英竜「……………じゃあ、もしエデンが前世の自分を殺したら…………。」

希望「………………英竜の想像通り、エデンは……………。」






















『消滅するわ。』


episode327 ストリングスの決意

ー宇宙戦艦 甲板ー

 

 

エデンside

 

 

よし、これで『R-type』の世界は消滅したな。ただ、その代わりこの子の帰るべき世界を奪っちゃったけどな………。

まぁどのみち、あの場所に居ても仕方ないけど───────

 

 

ルッチ「4人とも、戻ってきたってことは………。」

 

エデン「キッチリ全てのバイドを滅ぼしてきたよ。代わりにこの子も連れて来たけど………。」

 

「?」

 

ルッチ「っぽいね。でもこれで、通常のバイドは消滅。それも既に確認したよ。」

 

 

よかった。如何やらバイドは…………?

 

 

エデン「兄さん、今『通常』って言わなかった?」

 

ルッチ「うん。『通常』のバイドは消滅したんだけど、情報によると『ウルトラマンバイド』や、それに率いる『怪獣』達は全く消えていなかったんだ。

 

 

取り返した星も、またあっという間に陥落してしまった。」

 

こいし「って事は…………。」

 

ルビー『バイドと融合したウルトラマンモンスターや、それから生み出された怪獣は消えることはないって訳ですか。』

 

 

ある意味厄介な戦力を残しちゃったって訳か。オルタの奴、ホントに面倒なことを………!

 

 

フラン「そいつら、今どこを侵攻しているの?」

 

ルッチ「様子を見た限り、動いてはいないみたい。代わりに対ゼロモニターを率いる軍の方は苦戦気味。」

 

イリヤ「じゃあ今度はそこに───────」

 

ルッチ「ううん。見た感じ、お疲れでしょ?あまり無理するのはよくないと思うんだ。部屋が空いているから、其処使って休んで。」

 

ルビー『確かに、重労働でしたからね。私達。』

 

エデン「大丈夫かな、ザギ達………。」

 

ルッチ「少なくとも、押しとどまらせることは出来てるみたい。だから今の内に休んで。」

 

 

んじゃあそうするか。いい加減身体も洗いたかったし、休憩が入るとどっと疲れが出てきたから、休んだ方が良さそうだな………。

 

そう思い、子供は兄さんに任せ、僕達は空いている部屋に入り、休憩することになった。

 

 

sidechange

 

 

ー空き部屋ー

 

 

ストリングスside

 

 

如何やらエデンは休んだみたいですね。次はゼロモニターだけど………、どうもあれは他人だと思えない………。

僕の何かが、ゼロモニターを止めてって言われてる気がする。

 

 

でも、如何やって?

 

 

そういえば、カンゼンフメツゲーマーLvFINALの性能を見てなかった気がする。ちょっと調べてみよう。

 

 

『カンゼンフメツゲーマーLvFINAL

 

 

パンチ力 自由に設定可能

 

キック力 以下同文

 

ジャンプ力 以下省略

 

走力 一緒』

 

 

適当過ぎません!?って言うか自由自在って相当じゃ…………?

 

 

『能力

 

ノックバック無効

 

全ダメージ無効化

 

カウンター

 

カウンター無効化

 

状態異常無効化

 

時間干渉

 

空間干渉

 

強化時間無限

 

設定干渉

 

等々』

 

 

………………確かに、これ使って死んでも文句はないかもしれない。でも、そうなると使えるのは1度切り。

私が使うべきかもしれないけど、解除したら消えてしまうし…………?

 

 

ストリングス『(そうだ!!)』

 

 

黎斗さんなら、黎斗さんなら何とか出来るかも!!あ、でもどう連絡しよう…………?この肉体から出るわけにも………。

待って、バグスターウイルス散布で───────

 

 

「随分焦ってるようだね、ストリングス。」

 

 

!?今エデンの身体は眠っているのに、何で黎斗が───────

 

 

黎斗「それは秘密だ。さて、私を必要としているのだね?」

 

ストリングス『(その前に、何かに移りたいけど、どうすればいい───────)』

 

黎斗「少し待て。これに移れ。」

 

 

黎斗が何かを押すと同時に、エデンの身体から虹色の粒子が吹き出し………ってこれ!?

 

 

ストリングス『黎斗さん!?これは一体………ってアレ?』

 

黎斗「エデンが付けている『ステータスウォッチャー』に乗り移らせてもらった。この様子だと、完全に馴染んだようだね。」

 

ストリングス『え?』

 

黎斗「知らないのか?もう君は、完全体になったんだぞ?」

 

 

えぇ!?でも、何でエデンは消えていないの!?

 

 

黎斗「当然だ。何しろ、もう彼は■■■■からだ。」

 

ストリングス『そ、そんなはずは………。だって、ちゃんと生きているし、そんな反応なんて───────』

 

黎斗「まぁ、確かにそうだろう。私でも驚愕したさ。だが、こうして普通に生き、違和感を感じさせないのは、恐らく彼の肉体は………。」

 

ストリングス『あ………。』

 

 

だとしたら、つじつまが合う。違和感を感じたのは、エデンが一つのインフィニティ・ストーンを投影した時だ。

しかもあれは本物に限りなく近い贋作で、普通なら息切れしてもおかしくなかった。それを改造なんて不可能だし、数秒で出来るものじゃない。

出来たとしても、直ぐに気絶がオチ。でもそれをしなかったって事は……………そういう事なんだろう…………。

 

 

だとしても、それならゴジラもニャルさんだって気付くはず………。なのに、何で?

 

 

黎斗「多分、広めたくはなかったんだと思う。どのみちエデンは、自分の死を感じ取っていた。自分の名前を変える前に、創造王神として覚醒する前に、自分は死ぬと、確信していたんだろう。」

 

ストリングス『……………。』

 

黎斗「さて、エデンについてはそこまでにしよう。ここからは、ストリングス。君の話に移ろう。

 

 

大方君は、『ゴッドマキシマムマッチレスZ』と『ムゲンムテキ』を使おうと考えているのだろう?」

 

ストリングス『そう。勿論、デメリットも承知の上。と言いたいけど、解除したら私は消えるんでしょう?』

 

黎斗「ああ。君が使えば、きっと消えるだろう。だが、安心したまえ。君がそういう事を予測して、既に………。」

 

ストリングス『んじゃあ、遠慮なく使っても問題はない、って事ですね。』

 

黎斗「ああ。神の才能を持つ私に感謝するがいい。」

 

 

むしろ、感謝しかでてこないよ。黎斗さんのおかげで、こうして私は『心』を学べるんだから。

 

 

ストリングス『だけど、この話は内密に。』

 

黎斗「分かった。時が来るまで、誰にも話さないでおこう。では………。」

 

 

黎斗が去ると同時に、私はすぐさまエデンの身体に乗り移り、主導権を一時期返してあげた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして………。

 

 

ストリングス『エデン。』

 

エデン「? 如何した、ストリングス?」

 

ストリングス『ゼロモニターに向かうなら、その身体を使わせてくれないか?』

 

エデン「どうするの?」

 

ストリングス『……………君の代わりに、『カンゼンフメツゲーマーLvFINAL』を使う。もしかしたら、英竜も来るだろうと思うし。』

 

 

そう言った途端、エデンは驚愕な顔をしていた。

 

 

ごめん、エデン。でも、黙ってた君も悪いからね?君の状態が、既にそんな風になってたことを、僕やゴジラ、ニャルさんだけじゃなく、フラン達などの皆にも黙ってたんだから。

 

赦してあげる代わりに、僕が『カンゼンフメツゲーマーLvFINAL』で、ゼロモニターを止めに行くよ。

 

 

ゴジラ『おい、何勝手なことを言いやがんだ!?』

 

ニャルさん『そうだよ!!何を言いだしてるの!?』

 

エデン「というか、その形態使ったら、死ぬぞ!?」

 

ストリングス『分かってる。でも、やらなきゃ。エデンが、死にに行くためにオルタを倒すように、私も……………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死ぬために、ゼロモニターを止めに行くよ。あれは、私とよく似(・)て(・)い(・)る(・)か(・)ら(・)。

 

 

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