Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
希望「見事に勝ち抜いたわね。」
英竜「………ああ。自分を殺すっていうのは、こんなに虚しいものだったのか………。よくエデンは、自分殺しをやめなかったな………。」
希望「自分を殺すって事は、自分自身の何かを切り捨てることだからね。でも、エデンはそれをやめなかった。
自己犠牲、自分嫌い、自分殺し。それをやめなかった理由は、彼の深層心理の中にある無意識な本能があるからなのよ。」
英竜「無意識な本能?」
希望「こっからは私の推理だけど…………、多分エデンは自分を殺してでも、捨てたかった前世があると思うの。」
英竜「捨てたかった前世?」
希望「…………実は、1人の転生者が、嫌な過去を思い出したくない余り、前世の世界に行って前世の自分だけでなく、家族も殺害しちゃったのよ。
その結果、その転生者も消滅して、彼がやったことも全部なかったことにされたのよ。」
英竜「……………じゃあ、もしエデンが前世の自分を殺したら…………。」
希望「………………英竜の想像通り、エデンは……………。」
『消滅するわ。』
ー宇宙戦艦 甲板ー
エデンside
よし、これで『R-type』の世界は消滅したな。ただ、その代わりこの子の帰るべき世界を奪っちゃったけどな………。
まぁどのみち、あの場所に居ても仕方ないけど───────
ルッチ「4人とも、戻ってきたってことは………。」
エデン「キッチリ全てのバイドを滅ぼしてきたよ。代わりにこの子も連れて来たけど………。」
「?」
ルッチ「っぽいね。でもこれで、通常のバイドは消滅。それも既に確認したよ。」
よかった。如何やらバイドは…………?
エデン「兄さん、今『通常』って言わなかった?」
ルッチ「うん。『通常』のバイドは消滅したんだけど、情報によると『ウルトラマンバイド』や、それに率いる『怪獣』達は全く消えていなかったんだ。
取り返した星も、またあっという間に陥落してしまった。」
こいし「って事は…………。」
ルビー『バイドと融合したウルトラマンモンスターや、それから生み出された怪獣は消えることはないって訳ですか。』
ある意味厄介な戦力を残しちゃったって訳か。オルタの奴、ホントに面倒なことを………!
フラン「そいつら、今どこを侵攻しているの?」
ルッチ「様子を見た限り、動いてはいないみたい。代わりに対ゼロモニターを率いる軍の方は苦戦気味。」
イリヤ「じゃあ今度はそこに───────」
ルッチ「ううん。見た感じ、お疲れでしょ?あまり無理するのはよくないと思うんだ。部屋が空いているから、其処使って休んで。」
ルビー『確かに、重労働でしたからね。私達。』
エデン「大丈夫かな、ザギ達………。」
ルッチ「少なくとも、押しとどまらせることは出来てるみたい。だから今の内に休んで。」
んじゃあそうするか。いい加減身体も洗いたかったし、休憩が入るとどっと疲れが出てきたから、休んだ方が良さそうだな………。
そう思い、子供は兄さんに任せ、僕達は空いている部屋に入り、休憩することになった。
sidechange
ー空き部屋ー
ストリングスside
如何やらエデンは休んだみたいですね。次はゼロモニターだけど………、どうもあれは他人だと思えない………。
僕の何かが、ゼロモニターを止めてって言われてる気がする。
でも、如何やって?
そういえば、カンゼンフメツゲーマーLvFINALの性能を見てなかった気がする。ちょっと調べてみよう。
『カンゼンフメツゲーマーLvFINAL
パンチ力 自由に設定可能
キック力 以下同文
ジャンプ力 以下省略
走力 一緒』
適当過ぎません!?って言うか自由自在って相当じゃ…………?
『能力
ノックバック無効
全ダメージ無効化
カウンター
カウンター無効化
状態異常無効化
時間干渉
空間干渉
強化時間無限
設定干渉
等々』
………………確かに、これ使って死んでも文句はないかもしれない。でも、そうなると使えるのは1度切り。
私が使うべきかもしれないけど、解除したら消えてしまうし…………?
ストリングス『(そうだ!!)』
黎斗さんなら、黎斗さんなら何とか出来るかも!!あ、でもどう連絡しよう…………?この肉体から出るわけにも………。
待って、バグスターウイルス散布で───────
「随分焦ってるようだね、ストリングス。」
!?今エデンの身体は眠っているのに、何で黎斗が───────
黎斗「それは秘密だ。さて、私を必要としているのだね?」
ストリングス『(その前に、何かに移りたいけど、どうすればいい───────)』
黎斗「少し待て。これに移れ。」
黎斗が何かを押すと同時に、エデンの身体から虹色の粒子が吹き出し………ってこれ!?
ストリングス『黎斗さん!?これは一体………ってアレ?』
黎斗「エデンが付けている『ステータスウォッチャー』に乗り移らせてもらった。この様子だと、完全に馴染んだようだね。」
ストリングス『え?』
黎斗「知らないのか?もう君は、完全体になったんだぞ?」
えぇ!?でも、何でエデンは消えていないの!?
黎斗「当然だ。何しろ、もう彼は■■■■からだ。」
ストリングス『そ、そんなはずは………。だって、ちゃんと生きているし、そんな反応なんて───────』
黎斗「まぁ、確かにそうだろう。私でも驚愕したさ。だが、こうして普通に生き、違和感を感じさせないのは、恐らく彼の肉体は………。」
ストリングス『あ………。』
だとしたら、つじつまが合う。違和感を感じたのは、エデンが一つのインフィニティ・ストーンを投影した時だ。
しかもあれは本物に限りなく近い贋作で、普通なら息切れしてもおかしくなかった。それを改造なんて不可能だし、数秒で出来るものじゃない。
出来たとしても、直ぐに気絶がオチ。でもそれをしなかったって事は……………そういう事なんだろう…………。
だとしても、それならゴジラもニャルさんだって気付くはず………。なのに、何で?
黎斗「多分、広めたくはなかったんだと思う。どのみちエデンは、自分の死を感じ取っていた。自分の名前を変える前に、創造王神として覚醒する前に、自分は死ぬと、確信していたんだろう。」
ストリングス『……………。』
黎斗「さて、エデンについてはそこまでにしよう。ここからは、ストリングス。君の話に移ろう。
大方君は、『ゴッドマキシマムマッチレスZ』と『ムゲンムテキ』を使おうと考えているのだろう?」
ストリングス『そう。勿論、デメリットも承知の上。と言いたいけど、解除したら私は消えるんでしょう?』
黎斗「ああ。君が使えば、きっと消えるだろう。だが、安心したまえ。君がそういう事を予測して、既に………。」
ストリングス『んじゃあ、遠慮なく使っても問題はない、って事ですね。』
黎斗「ああ。神の才能を持つ私に感謝するがいい。」
むしろ、感謝しかでてこないよ。黎斗さんのおかげで、こうして私は『心』を学べるんだから。
ストリングス『だけど、この話は内密に。』
黎斗「分かった。時が来るまで、誰にも話さないでおこう。では………。」
黎斗が去ると同時に、私はすぐさまエデンの身体に乗り移り、主導権を一時期返してあげた。
そして………。
ストリングス『エデン。』
エデン「? 如何した、ストリングス?」
ストリングス『ゼロモニターに向かうなら、その身体を使わせてくれないか?』
エデン「どうするの?」
ストリングス『……………君の代わりに、『カンゼンフメツゲーマーLvFINAL』を使う。もしかしたら、英竜も来るだろうと思うし。』
そう言った途端、エデンは驚愕な顔をしていた。
ごめん、エデン。でも、黙ってた君も悪いからね?君の状態が、既にそんな風になってたことを、僕やゴジラ、ニャルさんだけじゃなく、フラン達などの皆にも黙ってたんだから。
赦してあげる代わりに、僕が『カンゼンフメツゲーマーLvFINAL』で、ゼロモニターを止めに行くよ。
ゴジラ『おい、何勝手なことを言いやがんだ!?』
ニャルさん『そうだよ!!何を言いだしてるの!?』
エデン「というか、その形態使ったら、死ぬぞ!?」
ストリングス『分かってる。でも、やらなきゃ。エデンが、死にに行くためにオルタを倒すように、私も……………。』
死ぬために、ゼロモニターを止めに行くよ。あれは、私とよく
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