※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode332 幸運を 死にゆく者へ、敬礼を

ー消失する未来ー

 

 

エデンside

 

 

次に到着した世界は、消えかかるかのような世界だった。いや、それだけじゃない。『R-type Δ』のラスボスのバイドのような卵子と、それに向かおうとしている精子のようなものが飛んでいるような世界だった。

 

 

エデン「『『…………何を見せたいんだ、彼奴。』』」

 

リリカ「『『私が、聞きたいぐらいです。』』」

 

セリカ「『『ロクなことではないのは、事実だろうな。』』」

 

ゴジラ『油断はするなよ?ここは奴らの本拠地、何が来るのかすら想像がつかないからな。』

 

エデン「『『分かってるよ、ゴジラ。』』」

 

 

まぁ、何も仕掛けてこないわけないもんな。だって、現在進行形で水晶の中に入った胎児を目の当たりにしてる………。

これを越えて先に進めと?本当に面倒なやり方をしてくれるな………!!

 

 

エデン「『『進むぞ。『ネオン』!』』」

 

リリカ「『『え!?進むって、まさか───────』』」

 

エデン「『『『今』の未来に進むために、ここで滅んでくれ………!『ラジアントスイープ・アームドフォーム』!!』』」

 

 

まずは13のファントムソードを召喚し、自分の剣を抜いて地面に刺すと同時にネオン体となって分裂。

 

その後自分の身体を再形成し、ファントムソードやネオンの弾丸を解き放った。

 

 

着弾した『胎児』は、そのまま爆散四散し、床があるところに血などが付着する。

 

 

エデン「『『……………胸糞悪いことを。』』」

 

リリカ「『『ガルッチさん、こんなの酷過ぎます………。まだ、生まれてもいないというのに、殺すなんて………。』』」

 

エデン「『『文句を言うなら、こんな世界を創りやがった張本人に言ってくれ。間接的に、元凶は僕だが。』』」

 

セリカ「『『まぁ、嫌がりそうなことをしでかすのは、あっちが上だろうな。』』」

 

エデン「『『……………ともかく、今は先に進もうか。立ち止まってるわけには、いかねぇからな。』』」

 

リリカ「『『分かり…………ました……。』』」

 

デルシン『…………嬢ちゃん、今は我慢してくれ。エデンだって、赤子……もとい胎児を殺すだけでも、気分が悪いからな……………。』

 

ジェクト『そういえば、彼奴がまだ天皇補佐やってた時、死亡確認の中に胎児の人数も含まれていたな………。』

 

ティーダ『その時の彼奴、悲しそうな目をしてた気がする。』

 

 

あんまり思い出させるな………。まぁ、死亡人数も調べるために、病院に頼んで調べさせてもらったんだよな。

 

 

胎児が亡くなった人も数えてたから、これが結構辛かった。特に、その事実を、中絶してしまった元妊婦さんに突き付けたことで、自殺者が増えてしまった………。

 

過激すぎるとか残酷すぎるとか言われたけど、強姦魔のような奴らにも伝えなきゃならないしな。

まぁ一向に減らなかったとか、妊娠しなければいいとふざけた考えを持った強姦魔は、そん時は見つけて捕らえるか、殺害のどっちかにしてたけどね………。

 

 

どのみち、中絶した人を見るのは心苦しいし、何より…………まだ生まれて間もない子供に罪はない。(フリーダムウォーズの住民たちは、生まれた子供を『誕生罪』という大罪を与えてるけど…………、正直あの世界は嫌いだ……。)

 

 

そんなこんなで、お互い無言になりながら、水晶の中にいる胎児たちを殺め、道を作っていき、そしてようやくだだっ広い場所まで到着した。

 

 

「いかがだったかな?この世界を、楽しめたか?」

 

リリカ「『『ッ!!』』」

 

エデン「『『落ち着けリリカ、彼奴はお前の知ってるアズリエルじゃない。』』」

 

セリカ「『『毛皮が真っ黒…………っと言うことはオルタか。』』」

 

アズリエルオルタ「まぁ、こうもなるよね。本物は真っ白な方だしね………。」

 

 

アズリエルとは違い、オルタの方は毛皮が真っ黒で、赤と銀の衣を着込み、侮蔑、又は見下すような目つきだった。

 

 

エデン「『『まずハッキリと言わせてやる。よくもまぁ、俺に胸糞悪いことしてくれたな………!』』」

 

アズリエルオルタ「胎児を殺させる事か?弱者を殺し続けてるお前が、いまさら何を言ってるんだ?」

 

エデン「『『弱者?』』」

 

アズリエルオルタ「いいか?どの世界に行ってもな───────」

 

エデン「『『ほざくな。どうせこういうんだろ?『殺るか、殺られるか』。『弱いものが駆逐され、強いものが生き残る』。そう言いたいんだろ?』』」

 

アズリエルオルタ「…………。」

 

エデン「『『確かに、お前が言ってることも、僕が倒したアームストロングが言ってることは一理ある。

そりゃそうさ、弱い奴は強いものに駆逐される。生きたいのなら、誰かを殺さなきゃならない。どんな時代になろうとも、どの種族でも、何処に行ったって、代わりはしない。』』」

 

リリカ「『『が、ガルッチさ───────』』」

 

アズリエルオルタ「へぇ、話が分かるみたいだ───────」

 

エデン「『『ただそれだけだ。』』」

 

リリカ「『『え?』』」

 

アズリエルオルタ「何?」

 

エデン「『『あくまでそれだけなんだよ。俺はどっちかっていうと、殺せて当たり前の弱者なんかより、殺すことが困難で、俺より強い奴の方が燃えるんだよ。

言いたかないが、これでも戦闘狂だ。挑むっていうなら、弱者でも加減はしないが殺しはしない。戦争は例外だが。

 

 

だがな、俺でも1番許せねぇのがあるんだよ………。『子』は何より宝、それも『胎児』!!それを殺させた貴様が許せねぇんだよ………!!』』」

 

アズリエルオルタ「へぇ、名もない子だっていうのに?」

 

エデン「『『名もない子、だからこそだ………!!』』」

 

セリカ「『『…………。』』」

 

リリカ「『『……………ありがとうございます、ガルッチさん。』』」

 

エデン「『『?』』」

 

リリカ「『『貴方の、言う通りですね。こんなの、アズリエルには見せられません。』』」

 

 

あれ?なんかリリカが怒ってるように見える気が。

 

 

アズリエルオルタ「…………まぁいい、元より目的はリリカとセリカ、お前らを殺す事。冥界にいる『俺』に会わせてやる。」

 

リリカ「『『ガルッチさん、分かってはいますが───────』』」

 

エデン「『『分かってる。だが、いく前に……………。』』」

 

リリカ「『『何を───────』』」

 

 

自分でも何をやったのか理解できない。いや、むしろ自分でも何をやっているんだって思えるほどの行動を起こしていた。

 

 

アズリエルオルタ「は?」

 

セリカ「『『………。』』」

 

エデン&リリカ「「『『『『/////////』』』』」」

 

 

何で僕、リリカにキスしちゃったんだ!?しかも戦う前に!!

 

 

リリカ「『『が、ガルッチさん!?何でいきなりそんなことを!?//////』』」

 

エデン「『『僕が聞きたいよ!!自分でも何やってんだって言いたいぐらいだわ!!//////』』」

 

セリカ「『『あー、まぁその行動………いずれ出来ないようなものだしな。今の内にしておきたいとか、そんなんだろう───────』』」

 

エデン「『『それはないと思いたいよ!!//////』』」

 

セリカ「『『だが、してよかったって、内心思っているんだろ?』』」

 

エデン「『『…………。//////』』」

 

リリカ「『『否定、しないんですね…………。//////』』」

 

エデン「『『…………どのみち、ここでお別れだしな。最期ぐらい、これやっても、別にいいだろ…………。//////』』」

 

 

もう時間が無い、だからこれだけは言っておこう。

 

 

エデン「『『…………またな、リリカ。絶対に、見つけてやるからな。セリカ、リリカのサポート頼むよ。』』」

 

リリカ「『『ガルッチさんも、お元気で。』』」

 

セリカ「『『幸運を。死にゆくお前に、敬意を。』』」

 

 

それ、絶対にあれだろ。SCP-1983のとある兵士の台詞………。まぁ、強ち間違いじゃねえだろうな。

 

 

そう思い、ここでアズリエルオルタのことは、リリカとセリカに任せ、『僕達』はその先へ行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また会おう、『リリカ・アイモーネ』。

 

 

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