Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー終焉の中心ー
エデンオルタ「随分と、染まってきたじゃないか…………?貴様の髪の色が、汚らわしい虹色に輝いているじゃないか?」
エデン「『『虹色?』』」
オルタの言葉に疑問を持ち、一度鏡を投影し自分に移すと、前髪の4割は虹色、1割は白銀色、2割が濡羽色、そして残りの3割は自分の髪の色になっていることに驚いた。
エデンの知らない間に、自分の髪の色が変わっていたことに、全く気付いていなかったのだ。
エデン「『『そんなこと知ってどうするっていうんだ?』』」
エデンオルタ「別に、死装束に相応しい色に染まってんなって、思ってな。」
エデン「『『抜かせ。どのみち貴様も、俺の手で滅ぼすんだ。この世界を消させやしない。』』」
エデンオルタ「ハハハハ!!全く、お前の頭はトンチンカンだな!?こんな下らない世界を守って、何になるっていうんだ!?
お前もみただろ、奴らの本性を!!」
エデン「『『見たさ。奴らのクズっぷりを、自分の事しか考えない愚かな思想を。』』」
エデンオルタ「どうせ世界を救っても、何時かお前に感謝されなくなる。崇める者すらいなくなる。彼奴らは、そう言う存在だって、お前も理解しているだろうに…………。」
エデン「『『理解してるさ。』』」
エデンオルタ「なら何故そういう奴らの為に戦う!?自分を犠牲にしてでも世界を救う価値があるとでも言うのか!?
そんな下らない世界の為に死にに来るなんて、貴様は筋金入りの偽善者だ!!」
しかし、エデンはため息をつく。
エデン「『『偽善者?僕は元々英雄になりたくてここに来てんじゃねえ。世界を救いに来たのは確かにある。だが、それはおまけに過ぎない。
約束さえなければ、世界がどうなろうと知ったこっちゃねぇ。』』」
エデンオルタ「は?」
エデン「『『確かに、テメェの言う通りなのが癪だが、この世界を救う価値なんてない。最低最悪な屑共、救ってあげたにもかかわらず、恩を仇で返すような連中だって、この目で見たさ。
力や集団に入れば、まるで自制が外れたかのように言いたい放題のような奴だ。見殺しにした方が、むしろ賢明かもな?
だが、兄さんと約束しちまったんだ。いや、兄さんだけじゃない。父さん、母さん達にも約束したんだ。『世界を救いに行ってきます』って。約束は破るわけにはいかないしな。いや、一つ破っちゃったけど、それ以外は、守らなきゃならない。』』」
エデンオルタ「たかが、約束の為だけに………?」
エデン「『『そうさ。だから世界を救うのはおまけ。まぁ、同時で行う事だから、あれだがな。
僕の目的はな、『贖罪を果たす』事、『アズリエルの仇を討つ』事の2つだ。自分の贖罪を死を以て償うために、リリカの夫であるアズリエル・ドリーマーを殺した貴様に仇を討つために、俺はここにいる。
それが僕の目的。『復讐』と『罪の清算』の為に、オルタ………ここで殺す!!』』」
エデンはすぐさまベルトを付け、ラッシュマッチレスを取り出した。
エデン「『『貴様の居場所なぞ、何処にもない。1人寂しく死ね!!『エデンオルタ』!!』』」
【ラッシュマッチレス!!】
エデンオルタ「………………そうかよ。」
『EVOLDRIVER!!』
一方でオルタは『エボルドライバー』を取り出し腰につけ、2本のエボルボトルを取り出し、キャップを回した。
エデンオルタ「なら後は、殺し合いだ。お前を倒して、総てを無に還してやる!!」
『DESPAIR!RIDERSYSTEM!EVOLUTION!!』
【ガッシャット!!】
エデン「『『戦術Lv2!!』』」
エデンがレバーを開くと同時に、オルタはレバーを回す。そしてあの言葉と共に…………。
『Are you ready?』
エデン「『『『
エデンオルタ「変身!!」
【ガッチャーン!!レベルアップ!】
【一騎当千!天下無双!ラッシュラッシュマッチレス!!】
『DESPAIR!DESPAIR!EVOLDESPAIR!フッハッハッハッハッハ!!!』
エデンオルタ「始めようか、世界の終焉までの戦いを………!!!」
エデン「『『今からみせるは、数多の繋がりで出来た刃!幻想と希望の剣!!恐れずしてかかってこい!!!』』」
ここに、ザギはノアオルタと、リリカとセリカはアズリエルオルタを、そしてエデンは自分自身のオルタの戦いは、最上にいるエデン同士の剣がぶつかり合うと同時に始まった。
ーエデンの家ー
フランside
聞こえる。ガルッチは今、もう1人の自分と戦ってる。これだけ距離が離れているっていうのに…………。
こいし「フランちゃん?」
フラン「私、信じてるよ。ガルッチ。終わったら絶対に、迎えに行くから…………。」
イリヤ「…………そういう事ね。大丈夫よ、フランちゃん。お兄ちゃんは絶対に負けない。私も、そう信じてるから。」
ルビー『ですが、ガルッチさん死ぬ気ですよね…………?仮に倒せたとしても、きっと───────』
フラン「それでも迎えに行くよ。どこに行っても、ガルッチには帰るべき場所があるんだもん。」
居ても立っても居られない。けど、邪魔しちゃったら、大変なことになる………。私のせいで滅んじゃうなんて、そんなことしたくないから………。
本音「フララン、みっくんから聞いたけど、本当にガルちゃんは…………。」
フラン「…………うん。」
こいし「でも、これはお兄ちゃんが決めたことなの。自分がやったことは、自分で解決するって。」
簪「死んじゃうって、分かっているのに?」
イリヤ「うん。でも、それでお兄ちゃんの気が済むなら…………。」
フラン「…………だから、本音ちゃんも簪ちゃんも、祈ろう?ガルッチが、必ず勝ってくれることを………。」
藍「それだけじゃないでしょ?ザギも、リリカとセリカも戦ってるんでしょ?その人達も応援してあげないと。」
士織「藍さんの言う通りです。エデンさんだけ戦ってるわけじゃありません。」
小夜「…………4人がこの戦いを終わらせてくれることを、祈ろう?」
フラン「3人とも、何時の間に………。」
藍「皆の声が聞こえて、ついね。」
フラン「………そっか。」
そうだった、ガルッチの他に、ザギさん、リリカさん、セリカさんも戦っていたんだった。別に、応援してないわけじゃない。
ガルッチは、今回のような戦いみたいに、1人で戦っていた。如何こう出来ない相手だろうがなんだろうが、単独で戦ってきた。
私達はずっと、それを見ていただけ………。
でも、なんだろう?私はここにいるはずなのに………。ガルッチと戦っていないはずなのに…………。
何で、ガルッチと一緒に戦った記憶があるの?それも、傍で戦ったことあるような感覚もある………。
……………私の知らない間、ガルッチと一緒に戦っていたりして…………。でも、今は…………。
フラン「絶対、絶対に勝って。ガルッチ。」
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