※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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ENDING 『楽園の騎士団』
episode339 届け物と大きな変化と秘密


ー零の家ー

 

 

『カランカランっ』

 

 

零「いらっしゃいま───」

 

黎斗「両儀零という商人は、君で合っているか?」

 

零「黎斗さ(黎斗「檀黎斗神だ!!」)………………まぁいいです、貴方がここに来たということは………。」

 

黎斗「察しが早くて助かる。エデンの代わりに、『歴代創造王神』のカプセルをあげに来た。」

 

 

『コトンっ』

 

 

零「『初代創造王神 劉玄徳』、『3代目創造王神 徳川家康』、そして『4代目創造王神 雲雀士郎』………。確かに、受け取りました。では、これを『モンスターライザー』と『モンスターカプセル』の代金として、受け取ります。」

 

黎斗「ご苦労。それでは私は、ここで………………。」

 

零「一つ確認を、黎斗さん。」

 

黎斗「?」

 

零「エデンは、本(・)当(・)に(・)亡(・)く(・)な(・)ら(・)れ(・)た(・)のですか?」

 

 

黎斗が零の家に来た理由、それは亡くなったエデンからの遺品である『歴代創造王神』を零に届ける事だった。黎斗の手元に3つのカプセルがあるという事は、即ちエデンは最期の戦いで亡くなったという証拠。

 

エデンが亡くなった事は、翌日に伝えられ、その1週間後、彼が死んだ事は全宇宙、果てには平行世界にも伝わり尽くした。

 

 

なら何故、『歴代創造王神』のカプセルを渡すのが遅れたのか?亡くなった翌日か、1週間以内に来るはずなのでは?

零はそう疑問に思っていた。

 

 

黎斗は扉の前に立ち止まり、零に向く。

 

 

黎斗「仮に知っていたとしても、君に教えるつもりはない。君達が敵対して、無理矢理でも吐かせようとしても、我々は言うつもりもないし、負けるつもりもない。

 

 

君は、1番敵対してはいけない相手を怒らせたんだ。今後、君に安息の日が来ることは無いことを、ゆめゆめ忘れないでいただきたい。元凶を潰しても、また新たな敵が来て、殺され、その繰り返しが起きると言うことを。」

 

零「………………。」

 

黎斗「冗談だ。」

 

零「え?」

 

黎斗「エデンから言われてね。君とその関係者(全員ゼロイルの存在は知らない)に干渉するなと言われたんだ。

本来私も、君と関わるつもりはなかったんだが、友の頼みがある以上、断るわけにもいかなかった。

 

 

だが、彼の死は事実だし、本人の遺体は、既に火葬された。お陰様で、一部の世界は犯罪世界になったところもあるし、彼が死んで歓喜をあげるものもいる。

だがそれは少数の出来事で、あのショッカーですら行動を起こさなくなったらしいからな。」

 

零「エデンって、ショッカーにも関わっていたのですか!?」

 

黎斗「お陰様でね。今となっては、対財団Xの為の研究を進めていたり、奴等の妨害も試みている。

最早、あの頃のようなショッカーは、何処にもいない事になるな。いや、ショッカーオリジンって存在がチラつき始めているから、実際ショッカー同士の戦いは起きているかな?原点に帰って仮面ライダー共を始末して世界征服するとか言ってたしな。」

 

零「初めて聞いたのですが………。」

 

黎斗「君の知らない情報だ。エデンは、君が生まれる前、いや君という存在が現れる前から、既に行動を起こしていたんだ。彼の過去は、君が思っている以上に過酷で、残酷で、最悪の場合、エデンオルタのように、全てを滅ぼしていたかも知れない、『この作品』にとって、最も危険な爆弾を背負っていた事になる。

 

 

最も、原因は私達よりたちの悪い悪人が存在しているせいでって事だがな。」

 

零「自分で言うんですね………。」

 

黎斗「取り敢えず、今度こそお別れだ。もう二度と、君に会うことはないだろう。さらばだ。」

 

 

『カランカランっ』

 

 

黎斗はそう言って、零の家を出た。すると貴利矢が、お迎えのバイクとなって待っていた。

 

 

貴利矢「遅かったな、神。」

 

黎斗「迎えに来たのか、九条貴利矢。」

 

貴利矢「永夢に頼まれてな。それより、お前宛のメールが届いてるぞ。」

 

黎斗「分かった、すぐに戻ろう。」

 

貴利矢「………………しかし、神にしては珍しいよな?」

 

黎斗「?」

 

貴利矢「エデンはこの世から亡くなった。きっと、バグスターとして蘇生させるんじゃないかって思ってたんだが………。」

 

黎斗「………………確かに生き返らせたいが、それはエデンの為ではない。」

 

貴利矢「?」

 

黎斗「仮にバグスターとして生き返らせたとしても、私の知る『エデン』である保証が無いし、復活させたら怒るしな。」

 

貴利矢「………………それもそうか。」

 

黎斗「まず、エデンは『2人』もいらない。『1人』だけでいい。代わりなんて、例えバグスターでも、エデンの代わりなんて、荷が重過ぎるからね。」

 

 

もう何処にもいない。エデンは、死んでしまった。その知らせを受けた中でも一番暗かったのは、黎斗だった。

いつかはエデンが死ぬ。その事は知っていたが、いざその知らせを聞いてしまった途端、黎斗は狂ったかのように暴れた。

 

 

その後何とか落ち着かせることができたが、ショックから立ち直るのに時間がかかってしまった。

 

 

黎斗「ところで、メールはまだ見ていないだろうね?」

 

貴利矢「見てねぇぜ?永夢も飛彩、大我もパラドも全員、見ていない。というかセキュリティを強化されてる以上、覗ける訳ないでしょ。」

 

黎斗「ならいい。」

 

 

ー幻夢コーポレーション本部(End of The World)ー

 

 

ところ変わって幻夢コーポレーション。ここに建ったのはエデンがまだ『Undertale』の世界にいた頃で、ゲーム企業で1、2位を争う会社となっていた。

と言うのも、実際には会社をこちらの世界に移しただけで、あとは何の手を加えてない為、見た目も会社のロゴも全く変化が無かった。

 

 

「お帰りなさいませ、社長。」

 

黎斗「お疲れ様。しばらく一人になりたいが、構わないかね?」

 

「畏まりました………。」

 

 

その社長はいつも通り黎斗だった。秘書を社長室から出て、誰もいない事を確認した黎斗は、すぐさまパソコンのパスワードを入力し、メールを確認した。

 

 

そのメールの送り主は………………。

 

 

『12月23日、『楽園の騎士』のメンバー集合

 

 

by.楽園の剣士』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黎斗「………………了解、『エデン』。」

 

 

死んだ筈の、エデンからだった。

 

 

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