Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
ー十三王神の大神殿ー
エデンオルタとの戦いから数年が過ぎ、エデンは『楽園の騎士団』のメンバーを集め、幻想の指輪を手にした場所であり、記録王神『星空希望』が居る十三王神の大神殿に連れてきた。
フィン「また、ここに来るとはな………………。」
切嗣「エデン、ここに来たということは………………。」
エデン「うん。一度初心に戻って、0から強くなってくる。その為に、暫く眠らなきゃ。」
束「どれくらい眠るつもりなの?」
エデン「さぁな。あれだけ長旅したんだ。目が覚めたとき、世界が滅んでたって事もあり得る。」
未来「………ガルッチ。」
エデン「?」
未来「ちょくちょく、様子見に行ってもいい?皆に報告出来るように、したいから。」
エデン「いいけど、つけられてる可能性もあるから、気をつけてね?」
他のメンバーから話しかけられ、その後全員中に入った。
ー十三王神の大神殿 祭壇ー
エデンside
ここに来るのは3度目だな。最初は『幻想の指輪』を嵌めてインフィニティ・ストーンになり、2度目は十三王神の力を手にして、そして今回………………ここで、初心に還って修行する。
要するに、肉体を誰かに乗っ取られないように封じておいてから、精神と魂を抜き、記憶世界に行って修行する事になる。
どれぐらいの年月で終わるかは予測できない。さっきも言ったが、終わったときには既に滅んでいるかもしれない。
それでも、必ずやり遂げないと駄目。時間をかけてでも、修行しておかなければ、今後の相手には勝てない気がするから。
希望「エデン、待ってたわ。」
エデン「希望さん………………。」
希望「………英竜は、いないのね。」
エデン「ああ………。」
希望「………………玉座はそこよ。」
希望が指差す方を見て、僕はそこへ向かおうとする。が、何を思ったのか、フラン達が僕の袖を引っ張る。
フラン「ガルッチだけ行かせない。私達も受ける。」
こいし「ずっと辛い思いをして、戦っていたんだから、たまには私にも背負わせて?」
イリヤ「今度は、ううん、今度こそ、私達も戦う。」
エデン「フラン………こいし………………イリヤ………………………。」
いや、でも待って?玉座、1つしかないよ?その場合どうしろって言うの?チラッと、希望さんに向くと、親指を上げて来た。
イヤだから、どうしろと!?
まぁ、うだうだ言ってる暇なんてないだろうと思い、フラン達を連れて玉座に行き、離してくれたあと、僕は座り込む。
フカフカの座椅子で座り心地がいいが、少し寂しい気持ちにもなった。
今日から、フラン達とともに修行する。きっと、長い年月をかけて修行することになるだろう。終わる頃には、世界がどうなっているのか………………?
このメンバーの皆が、ちゃんとやっていけるか心配だけど、信じないとだめだね。
エデン「兄さん、僕がいない間、頼んだよ。」
ルッチ「うん。任せて。」
エデン「………………ルッチ兄さん、英竜お姉ちゃん、ラルッチ姉さん、未来、ギルガメッシュ、黎斗、フレディ、メサイア、明日斗、リリカ………………。
皆。こんな僕だったけど、正直言うと………………幸せだった………………。」
幻想の指輪の宝石部分が光り始めるが、気にもせず喋り続ける。
エデン「みんなの事、忘れない。もし、目が覚めて、囚われていたら、必ず助け出すから。それまで、待ってて。
強くなって、戻ってくるから。」
そして、父さんの方を振り向いて………………。
エデン「親父、帰りを待ってて。」
約束を言ったあと目を閉じ、フラン達が玉座の何処かに手についたあと、彼等を呼んだ。
エデン「古き十三王神よ………………。
爺さんの形見である『
すると、台座にいるみんなの周りに十三王神達が集まる。一部は生きてはいるものの、霊に近い存在となって、それぞれの武器を持っていた。
エデン「我………………いや、我ら、改めて誓おう!!必ず、闇創造王神との決着をつけ、さらなる厄災である『女神イリアス』と『光の化身キーラ』を、この手で討ち滅ぼすと誓う!!
お前達の全てを、希望を、我らに預けよ!!」
すると、最初に来たのは刃剣王神の立花が無数の刃で僕達を付いてくる。当然痛みも来るが、同時に彼女の持つ力を宿していると感じた。
それに続くように、チルノ、千翼、円佳達が僕達に向けて攻撃し、激痛を伴いながら全てを受け取る。
フラン「うぅぅッ!!」
こいし「ッッッァ"!!」
イリヤ「ア"ア"ァァァ!!!」
レミリア「ッ!」
さとり「こいし………。」
フラン達はこの痛みに耐えようとしているが、声をあげてしまう。それでも必死に玉座にしがみつき、受け取ろうとしてる。
そして、リリカ・アルテラスの全てを受け取り、危うく爺さんの形見を手放しそうになり、強く握りしめる。
すると、今までの走馬灯が、見えてきた。
笑いあったこと、後悔したこと、涙を流した事、真実を知ったこと、など、多くの思い出が僕達の中で押し寄せてきて、気が付けば、涙を流そうとしていることに気づく。
こんな、ところで、泣いてる場合じゃ、ないよな………。安心、させねぇと………………!
エデン「劉玄徳………、徳川家康………、雲雀士郎………………!後は、俺達に任せろ………………………!」
そして、2代目を除いた創造王神達の霊が現れ、剣などを僕達に突き付け………………そのままひと思いに………………………。
劉備&家康&雲雀『『『頼んだぞ、我らの希望。』』』
突いて、僕達は意識を奪われた。その寸前、兄さんの最後の声が響いてきたのが聞こえた。
ルッチ「エデンッ!!!」
sideout
歴代創造王神の手により、エデン達は貫かれ、ルッチ、レミリア、さとり、アイリが名前を叫ぶ。けれど、呼んでも返事は帰ってくる事は、一切なかった。
その代わり、幻想の指輪が光り始めると、ゆっくりとエデン達を石化していき、石像化となっていった………………。
ルッチ「エデン………………。」
希望「安心して、封印されただけ。今はこのまま眠らせてあげて。」
黎斗「ガルッチ達を、頼みます。希望さん。」
希望「はい。遊戯王神『檀黎斗』さん。」
そうして、皆が祭壇を去り、希望は石像化したエデン達を見上げる。
希望「さて、ここから大忙しになるわね。時間は掛かるのは承知の上だけど、必ず強くしてあげないと………………。」
そう決意を固め、元の世界に戻っていった。
いずれ会うその日まで、エデン達は、メンバー全員に別れを告げ、記憶の中で0から旅立っていった………………。
End
あれからの年月が経ち、騎士団のメンバー更に増員され、支部などが建てられ始め、来たるべき災厄などの対策も立てただけでなく、緊急時の為の装置を作り、仮に女神イリアスや光の化身キーラ、そして闇創造王神ダークルッチによって世界が滅ぼされる事になっても、支部を立てた場所全域と希望の灯火の町に未知の結界を張って、『世界』から隔離し、敵の侵入を防ぐようになっていた。
けれど、未だにエデン達が起きる気配は全くないまま、また時が進んだ。灯火がつくその日まで、エデン達は、眠り続ける。
修行を終えるその日まで………………。ずっと。
ってなわけで、今回で最終話です。と言っても、まだ1人の結末を書いていないため、先にそちらを書いて、True Ending編を書こうと思います。要は、次作ですね。とは言え、少し休みを入れてから書く事にします。
あと、書き終わった頃には誕生日になってたわ。今日でついに20歳かぁ………、時の流れは残酷だなぁ………。
あと、パラドさんこと甲斐翔真さん、お誕生日おめでとうございます!