※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode38 拭いきれない罪

-博麗神社-

 

 

ガルッチside

 

 

次の相手に備え、僕達は色々と準備をしていたときだった。突如、謎のチラシが空から落ちてきて、其れをフレディが手にした。その内容を見た途端…………。

 

 

フレディ「巫山戯んなァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」

 

ガルッチ「おい、いきなり如何した。」

 

霊夢「騒がしいわね、如何したの?」

 

フレディ「お前ら、此を読め!!」

 

 

なんだなんだ?一体何が書かれて──────

 

 

『ライドプレイヤーの皆様へ

 

 

本日こちらの都合上、メンテナンス期間として、しばらくの間ボスが出てきません。

終わり次第、またチラシでメンテナンス致します。

 

誠に申し訳ありません。

 

 

仮面ライダークロニクルの開発者より』

 

 

殺人ゲームって、メンテナンスとかあったんだ。普通こんな殺人ゲームの場合して欲しくはないけど、明らかに不備すぎるところがあったら、流石に困るからな。

 

 

フレディ「おかしくねぇか!?キースの野郎、こんなゲームにメンテ必要ねぇだろ!?」

 

ガルッチ「あ、その理由が書いてあるよ。」

 

 

 

『なお、メンテナンスする理由は、以下の通りです。

 

 

ペナルティ執行役2名が、謎の幻覚の後遺症を持っているため、治療に専念。』

 

 

 

………………………いや、僕のせい!?

 

 

フレディ「ガルッチ、まさか…………。」

 

ガルッチ「いや待て!流石に後遺症を残すような事は、全くしてないよ!?ぶっちゃけ戦意阻害できるならともかく、っていうか減ってくれたらいいけど、流石に後遺症を残すような事は絶対せんぞ!?」

 

霊夢「確かに、ガルッチって時折残酷な事はするし、弱点を見つければそこに突くけど、後遺症を残すような事なんてしそうに無いよね。」

 

フレディ「何気に、敵にもよるが優しいとこもあるからな…………。」

 

ガルッチ「だが、逆を考えれば、彼方が動けない間、犠牲者は出ない。作戦を立てることが出来る。こちら側のメリットもあるぞ。」

 

フレディ「いやまぁ、そうだが…………。」

 

ガルッチ「まぁいいじゃん。殺人ゲームの休憩って奴だし、久々に休めるしな。」

 

 

まぁ、あの戦い以来、流石に疲労がたまったしな………。DIOも疲れたと言って、休んでるし、黎斗はにとりと不二咲さんと一緒に新たな『ハイパームテキガシャット』と、僕とお姉ちゃん専用の『アルティメットムテキガシャット』を開発しているらしい。飛彩に至っては、小姫の容体を調べるために、永遠亭にいる。

 

 

ガルッチ「んじゃ僕は、未来達と一緒にどっか行ってくる。」

 

フレディ「気楽だな、お前。」

 

ガルッチ「今の内に休んでおかないと駄目だからな。」

 

 

 

-妖怪の山-

 

 

ってな訳で、久々に未来達とデートすることに。流石に敵も、襲っては来ないだろうし、仮に来ても、返り討ちだろうし─────

 

 

フラン「あれ?お兄ちゃん、あそこにお墓が。」

 

ガルッチ「お墓?」

 

 

フランが指差す方を見てみると、確かに一つのお墓がポツンと立っていた。ってか、いつからこんなお墓が?

 

 

本音「ここで、誰かが亡くなったのかな?」

 

藍「だとしたら、少し可哀想………。」

 

未来「しかも、見たところ掃除してないっぽいね。」

 

村正「でも、花はちゃんと添えてるよ?」

 

英竜「でも、ここで誰が亡くなったんだろう?」

 

 

うーん、ここで仮面ライダークロニクルのボスキャラが現れて、運悪くここで落ちて亡くなったんかな?

なんにせよ、ちょっと洗っておいて、お祈り位しておこうかなぁ………。

 

 

 

─暫くして………─

 

 

ガルッチ「後は、ここを落とせば…………ッ!?」

 

英竜「って此、メトロン星人のお墓!?」

 

 

一体どういう事だ!?何故メトロン星人のお墓がここに!?まさか、メトロンの身に何かあったのか!?

 

 

フラン「待って、誰か来るよ!」

 

 

僕達はすぐさま後ろを振り向くと、中級ボスのエッグマンネガと、何故か花を抱えている上級ボスのタイラントがいた。

 

 

タイラント「ゲッ!?ガルッチ!?」

 

エッグマンネガ「なるほど、私のタイラントを怖がらせたのは、貴方だったのですね。」

 

ガルッチ「その節は悪かった。まさか後遺症を残すなんて、思わなかったんだ。」

 

エッグマンネガ「おかげでもう一人は、未だに幻覚見えるんですよ?如何してくれる。」

 

ガルッチ「あっちはどうでも良い。ガイアとその家族(星龍除く)を殺した張本人だし、謝るつもりはない。」

 

未来「根に持ちすぎでしょ…………。」

 

英竜「それはそうと、この墓は一体………。何故メトロン星人のお墓が?」

 

 

ん?なんか2人とも暗くなったけど、何かあったのか?

 

 

タイラント「…………その、その前に、此を置かしてください。」

 

 

タイラントがメトロン星人のお墓に、花を添えた後、エッグマンネガが説明してくれた。どうやら、僕が地獄に居た間、タイラントはフレディ達と戦闘。だが、トライボーグがやって来て、仕返しと言わんばかりに攻撃、とどめの一撃のところでメトロンがタイラントを庇い、そのまま亡くなったという。(英竜お姉ちゃんを除いたみんなは、メトロンのお墓にお祈りとかしていた。)

 

 

ガルッチ「そう…………か。」

 

タイラント「俺を、生み出してくれたのに…………、恩返ししたかったのに…………。」

 

ガルッチ「……………僕も、メトロンみたいに庇いきれたら、どれだけよかったか…………。」

 

英竜「根深いな、ガルッチ。」

 

エッグマンネガ「何か、其方もあったんですか?敵である私達も言うのもなんですが…………。」

 

ガルッチ「家族事情だけど、聞くか?」

 

タイラント「うん。」

 

ガルッチ「………………分かった。」

 

英竜「言うの?それ言うだけで、辛いんじゃ………。」

 

ガルッチ「その時は、頼む。」

 

 

そして僕は、少し深呼吸をし、タイラントとエッグマンネガに話しかけた。

 

 

ガルッチ「僕と英竜お姉ちゃんには、一人の娘がいたんだ。その子は、僕達よりも超えた、無限の可能性を持った子で、性格は僕寄りだった。

その子の名前は、レア。僕はレアを誰にも負けないように、厳しい修行を惜しませた。やり過ぎなのは、重々承知の上だったが、有翼人の頃の親父、フィンのような失態を犯さないことしか、頭になかった。

今思えば、それがあの子を苦しめる羽目になった。」

 

タイラント「一体………、何をやったの………?」

 

英竜「『禁じられた秘宝』。私とガルッチ、未来の手で開発した奴で、『プラズマスパーク』のコアと同じぐらい重要な役割を持っているのを、レアは其れを手にしようとしていた。」

 

ガルッチ「丁度僕も、その秘宝の様子を見に来たときに、偶然にもレアがそれに手にしようとしていたのが見えて、咄嗟に止めに入った。

 

レアに触れて分かったのは、僕が慌てすぎたせいで、レアに力に執着しすぎてしまったこと。可能性を狭めてしまったこと…………。」

 

 

やっていたことは、結局は親父と一緒だった。どんなに足掻こうが、親父の手本としていることばかりで、レアを傷付けてしまった。

 

 

エッグマンネガ「その…………、レアさんは、どうなったのですか?」

 

英竜「結果、レアは逮捕され、裁判を受けることになった。私達の秘宝を奪うことは、相当な重罪だし、最悪死刑もあり得た。」

 

ガルッチ「僕は必死に身代わりをしようと頑張った。せめてでも償いとして、必死にレアを庇った。………………だけど、レアは其れを止めた。」

 

英竜「ガルッチのお陰で、光の国の追放という形状に済んだが、その時のガルッチは悲しんでいた。

 

 

今はガタノゾーアにゴルザ、レオにアストラ、ガルッチの兄のルッチに預けている。けど今でも、ガルッチはレアを庇いきれなかった事を思ってるんだ。」

 

タイラント「………そうだったのか。」

 

ガルッチ「……………きっと、レアは僕のことを恨んでるはずだ…………。厳しい修行を与えたせいで、苦しめるようなことをしたせいで…………。」

 

タイラント「其れは違うと思う。」

 

 

え?

 

 

タイラント「レアは、ガルッチのことを恨んでる筈はないよ。」

 

ガルッチ「でも、レアは必死に庇おうとした僕を止めたんだよ?きっと、憐れな僕を見下げて────」

 

タイラント「それが違うって!!ガルッチが言うには、レアはガルッチ寄りなんでしょ?だったらさ、もしあの場で、必死に止めようとする人がいたら如何する?」

 

ガルッチ「そりゃこれ以上弁解しても覆す事なんて出来ないから、その人を止めて……………あ。」

 

 

もしかして、あの子は自分の罪を償うために…………。

 

 

タイラント「俺には分からないが、少なくともガルッチのことを嫌ってないはずだ。やってしまったのは、自分が悪い。今でも、その罪を償うために、修行してるんじゃ無いかな?」

 

ガルッチ「タイラント……………。」

 

英竜「でもガルッチは、未だに根に持ってるんだ。レアを庇いきれなかった事に対して、レアを厳しく修行させた事に対して、今でもガルッチは……………。」

 

エッグマンネガ「うーむ、まぁ親を思う気持ちは分からなくもありません。なので、今親が出来ることと言ったら、そのレアさんが帰ってくることを信じる事でしょう。それ以外、私が言えることは無いと思います。」

 

ガルッチ「エッグマンネガ…………。」

 

 

そうか………………、ヴァルハラも言ってたな…………。信じろと…………。

 

 

ガルッチ「そうだよな…………、信じなきゃ──────ッ!!」

 

タイラント「?」

 

 

タイラントの方を見ようとすると、明らかに有り得ない人が見えた。

 

 

ガルッチ「レア?」

 

英竜「え!?何処にレアが!?」

 

タイラント「ちょ、ちょっと待って!?俺はレアじゃない!!」

 

英竜「って、タイラントとエッグマンネガ以外居ないぞ?」

 

ガルッチ「まさか……………、いや有り得ない。ここにはちゃんと、タイラントが居るはずなのに……………。」

 

 

離れ離れになり、声すらもかけることすら出来なくなったにもかかわらず、タイラントがレアに見えてしまった。

お姉ちゃんの言うとおり、ここにはレアはいない。なのに、僕にしか見えないレアは、僕の頭に乗せ何かを伝えた後、元のタイラントの姿が見えた。

 

 

ガルッチ「………………分かったよ、レア。君が、其れを望むというのであれば……………。」

 

タイラント「?」

 

ガルッチ「タイラント、エッグマンネガ。あんたらが教官に忠誠を誓ってるのは知ってる。メトロンの仇を取りたいのは分かった。……………だから、決着の場所を用意する。それまで、治療に専念して欲しい。

クロニクルのボス達も、教官にも伝えて欲しい。メンテナンス期間が終了し、場所が決まり次第、狼煙をあげる。その一週間後、人里に来て。」

 

エッグマンネガ「…………。」

 

タイラント「分かった、伝えるよ。」

 

 

その後、タイラントとエッグマンネガは、メトロン星人の墓を後にし、僕達も博麗神社に戻った。

後に、フレディ達にも、その事を伝え、後から来たエロン、トライボーグ、ゴーストフェイス、ヒカリに伝え、他の仲間達にも伝えた。

 

 

sideChange

 

 

 

キースside

 

 

「以上です。」

 

キース「そうか。ガルッチの言うとおり、そろそろ決着をつけなくてはな。」

 

 

…………ガルッチ、貴様はいつも、私を見てくれた。厳しく罵倒したにも関わらず、貴様だけは、人一倍の努力家だった。

エレン・イェーガーも、ミカサ・アッカーマンもそうだが、あれに勝るものは、恐らくガルッチ以外他ならない。

 

 

キース「ジェイソン、ガルッチが狼煙が見える位置に行け。」

 

ジェイソン「了解。」

 

キース「……………もう、二の舞は御免だ。今度こそ、勝たせて貰うぞ。ガルッチ!」

 

 

sideChange

 

 

 

 

-妖怪の山 ジェイソンの隠れ家-

 

 

ジェイソンside

 

 

そっか、ここで一気にたたみかけるって言うんだね。ガルッチ。でも、ゼクスは一筋縄ではいかないよ。

僕ですら、勝てなかった相手なんだ。でも、君だったら、勝てるよね?ガルッチ。

 

 

ジェイソン「……………ッ!」

 

 

まずい、そろそろ限界に近づいてる…………。やっぱり、現界出来る時間も、そう長くないって事だね……………。

けど、もう少し……………、耐えてくれ…………。僕の、身体。

 

 

ジェイソン「……………フレディ、霊夢、皆……………、待ってて……………。僕が、仇を討ってあげるから……………!想起『サブタレニアン エモーション』………。」

 

 

苦しい…………、不死身の身体なのは分かっていても、消えかけた肉体を治療するのが………辛い。まだ、消えたくない…………!消えたくない!!!

 

 

 

 

 

 

sideChange

 

 

 

 

-妖怪の山 頂上-

 

 

ゼクスside

 

 

ゼクス「此方ⅩⅡ、どうかしたか?」

 

Ⅰ『ⅩⅡ、厄介なことになった。ⅩⅠ~Ⅸが崩壊させた世界が修復され、亡くなった。』

 

 

奴ら、もう亡くなったのか…………。

 

 

Ⅰ『そっちはどうだ?』

 

ゼクス「私は今のところ問題ない。といいたいが、どうやら奴はこのゲームを終わらせるために、決着の場を設けるらしい。

無論、私も行くつもりだ。」

 

Ⅴ『そうか。必ず、始末しろ。』

 

ゼクス「了解。」

 

 

さて、私も準備するか。しかし、あのガルッチ……………!!私の秘密を…………!!必ず殺す!絶対殺す!!秘密を明かすものは、殺すべし!!慈悲はない!!

 

 

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