Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-博麗神社-
ガルッチside
次の相手に備え、僕達は色々と準備をしていたときだった。突如、謎のチラシが空から落ちてきて、其れをフレディが手にした。その内容を見た途端…………。
フレディ「巫山戯んなァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
ガルッチ「おい、いきなり如何した。」
霊夢「騒がしいわね、如何したの?」
フレディ「お前ら、此を読め!!」
なんだなんだ?一体何が書かれて──────
『ライドプレイヤーの皆様へ
本日こちらの都合上、メンテナンス期間として、しばらくの間ボスが出てきません。
終わり次第、またチラシでメンテナンス致します。
誠に申し訳ありません。
仮面ライダークロニクルの開発者より』
殺人ゲームって、メンテナンスとかあったんだ。普通こんな殺人ゲームの場合して欲しくはないけど、明らかに不備すぎるところがあったら、流石に困るからな。
フレディ「おかしくねぇか!?キースの野郎、こんなゲームにメンテ必要ねぇだろ!?」
ガルッチ「あ、その理由が書いてあるよ。」
『なお、メンテナンスする理由は、以下の通りです。
ペナルティ執行役2名が、謎の幻覚の後遺症を持っているため、治療に専念。』
………………………いや、僕のせい!?
フレディ「ガルッチ、まさか…………。」
ガルッチ「いや待て!流石に後遺症を残すような事は、全くしてないよ!?ぶっちゃけ戦意阻害できるならともかく、っていうか減ってくれたらいいけど、流石に後遺症を残すような事は絶対せんぞ!?」
霊夢「確かに、ガルッチって時折残酷な事はするし、弱点を見つければそこに突くけど、後遺症を残すような事なんてしそうに無いよね。」
フレディ「何気に、敵にもよるが優しいとこもあるからな…………。」
ガルッチ「だが、逆を考えれば、彼方が動けない間、犠牲者は出ない。作戦を立てることが出来る。こちら側のメリットもあるぞ。」
フレディ「いやまぁ、そうだが…………。」
ガルッチ「まぁいいじゃん。殺人ゲームの休憩って奴だし、久々に休めるしな。」
まぁ、あの戦い以来、流石に疲労がたまったしな………。DIOも疲れたと言って、休んでるし、黎斗はにとりと不二咲さんと一緒に新たな『ハイパームテキガシャット』と、僕とお姉ちゃん専用の『アルティメットムテキガシャット』を開発しているらしい。飛彩に至っては、小姫の容体を調べるために、永遠亭にいる。
ガルッチ「んじゃ僕は、未来達と一緒にどっか行ってくる。」
フレディ「気楽だな、お前。」
ガルッチ「今の内に休んでおかないと駄目だからな。」
-妖怪の山-
ってな訳で、久々に未来達とデートすることに。流石に敵も、襲っては来ないだろうし、仮に来ても、返り討ちだろうし─────
フラン「あれ?お兄ちゃん、あそこにお墓が。」
ガルッチ「お墓?」
フランが指差す方を見てみると、確かに一つのお墓がポツンと立っていた。ってか、いつからこんなお墓が?
本音「ここで、誰かが亡くなったのかな?」
藍「だとしたら、少し可哀想………。」
未来「しかも、見たところ掃除してないっぽいね。」
村正「でも、花はちゃんと添えてるよ?」
英竜「でも、ここで誰が亡くなったんだろう?」
うーん、ここで仮面ライダークロニクルのボスキャラが現れて、運悪くここで落ちて亡くなったんかな?
なんにせよ、ちょっと洗っておいて、お祈り位しておこうかなぁ………。
─暫くして………─
ガルッチ「後は、ここを落とせば…………ッ!?」
英竜「って此、メトロン星人のお墓!?」
一体どういう事だ!?何故メトロン星人のお墓がここに!?まさか、メトロンの身に何かあったのか!?
フラン「待って、誰か来るよ!」
僕達はすぐさま後ろを振り向くと、中級ボスのエッグマンネガと、何故か花を抱えている上級ボスのタイラントがいた。
タイラント「ゲッ!?ガルッチ!?」
エッグマンネガ「なるほど、私のタイラントを怖がらせたのは、貴方だったのですね。」
ガルッチ「その節は悪かった。まさか後遺症を残すなんて、思わなかったんだ。」
エッグマンネガ「おかげでもう一人は、未だに幻覚見えるんですよ?如何してくれる。」
ガルッチ「あっちはどうでも良い。ガイアとその家族(星龍除く)を殺した張本人だし、謝るつもりはない。」
未来「根に持ちすぎでしょ…………。」
英竜「それはそうと、この墓は一体………。何故メトロン星人のお墓が?」
ん?なんか2人とも暗くなったけど、何かあったのか?
タイラント「…………その、その前に、此を置かしてください。」
タイラントがメトロン星人のお墓に、花を添えた後、エッグマンネガが説明してくれた。どうやら、僕が地獄に居た間、タイラントはフレディ達と戦闘。だが、トライボーグがやって来て、仕返しと言わんばかりに攻撃、とどめの一撃のところでメトロンがタイラントを庇い、そのまま亡くなったという。(英竜お姉ちゃんを除いたみんなは、メトロンのお墓にお祈りとかしていた。)
ガルッチ「そう…………か。」
タイラント「俺を、生み出してくれたのに…………、恩返ししたかったのに…………。」
ガルッチ「……………僕も、メトロンみたいに庇いきれたら、どれだけよかったか…………。」
英竜「根深いな、ガルッチ。」
エッグマンネガ「何か、其方もあったんですか?敵である私達も言うのもなんですが…………。」
ガルッチ「家族事情だけど、聞くか?」
タイラント「うん。」
ガルッチ「………………分かった。」
英竜「言うの?それ言うだけで、辛いんじゃ………。」
ガルッチ「その時は、頼む。」
そして僕は、少し深呼吸をし、タイラントとエッグマンネガに話しかけた。
ガルッチ「僕と英竜お姉ちゃんには、一人の娘がいたんだ。その子は、僕達よりも超えた、無限の可能性を持った子で、性格は僕寄りだった。
その子の名前は、レア。僕はレアを誰にも負けないように、厳しい修行を惜しませた。やり過ぎなのは、重々承知の上だったが、有翼人の頃の親父、フィンのような失態を犯さないことしか、頭になかった。
今思えば、それがあの子を苦しめる羽目になった。」
タイラント「一体………、何をやったの………?」
英竜「『禁じられた秘宝』。私とガルッチ、未来の手で開発した奴で、『プラズマスパーク』のコアと同じぐらい重要な役割を持っているのを、レアは其れを手にしようとしていた。」
ガルッチ「丁度僕も、その秘宝の様子を見に来たときに、偶然にもレアがそれに手にしようとしていたのが見えて、咄嗟に止めに入った。
レアに触れて分かったのは、僕が慌てすぎたせいで、レアに力に執着しすぎてしまったこと。可能性を狭めてしまったこと…………。」
やっていたことは、結局は親父と一緒だった。どんなに足掻こうが、親父の手本としていることばかりで、レアを傷付けてしまった。
エッグマンネガ「その…………、レアさんは、どうなったのですか?」
英竜「結果、レアは逮捕され、裁判を受けることになった。私達の秘宝を奪うことは、相当な重罪だし、最悪死刑もあり得た。」
ガルッチ「僕は必死に身代わりをしようと頑張った。せめてでも償いとして、必死にレアを庇った。………………だけど、レアは其れを止めた。」
英竜「ガルッチのお陰で、光の国の追放という形状に済んだが、その時のガルッチは悲しんでいた。
今はガタノゾーアにゴルザ、レオにアストラ、ガルッチの兄のルッチに預けている。けど今でも、ガルッチはレアを庇いきれなかった事を思ってるんだ。」
タイラント「………そうだったのか。」
ガルッチ「……………きっと、レアは僕のことを恨んでるはずだ…………。厳しい修行を与えたせいで、苦しめるようなことをしたせいで…………。」
タイラント「其れは違うと思う。」
え?
タイラント「レアは、ガルッチのことを恨んでる筈はないよ。」
ガルッチ「でも、レアは必死に庇おうとした僕を止めたんだよ?きっと、憐れな僕を見下げて────」
タイラント「それが違うって!!ガルッチが言うには、レアはガルッチ寄りなんでしょ?だったらさ、もしあの場で、必死に止めようとする人がいたら如何する?」
ガルッチ「そりゃこれ以上弁解しても覆す事なんて出来ないから、その人を止めて……………あ。」
もしかして、あの子は自分の罪を償うために…………。
タイラント「俺には分からないが、少なくともガルッチのことを嫌ってないはずだ。やってしまったのは、自分が悪い。今でも、その罪を償うために、修行してるんじゃ無いかな?」
ガルッチ「タイラント……………。」
英竜「でもガルッチは、未だに根に持ってるんだ。レアを庇いきれなかった事に対して、レアを厳しく修行させた事に対して、今でもガルッチは……………。」
エッグマンネガ「うーむ、まぁ親を思う気持ちは分からなくもありません。なので、今親が出来ることと言ったら、そのレアさんが帰ってくることを信じる事でしょう。それ以外、私が言えることは無いと思います。」
ガルッチ「エッグマンネガ…………。」
そうか………………、ヴァルハラも言ってたな…………。信じろと…………。
ガルッチ「そうだよな…………、信じなきゃ──────ッ!!」
タイラント「?」
タイラントの方を見ようとすると、明らかに有り得ない人が見えた。
ガルッチ「レア?」
英竜「え!?何処にレアが!?」
タイラント「ちょ、ちょっと待って!?俺はレアじゃない!!」
英竜「って、タイラントとエッグマンネガ以外居ないぞ?」
ガルッチ「まさか……………、いや有り得ない。ここにはちゃんと、タイラントが居るはずなのに……………。」
離れ離れになり、声すらもかけることすら出来なくなったにもかかわらず、タイラントがレアに見えてしまった。
お姉ちゃんの言うとおり、ここにはレアはいない。なのに、僕にしか見えないレアは、僕の頭に乗せ何かを伝えた後、元のタイラントの姿が見えた。
ガルッチ「………………分かったよ、レア。君が、其れを望むというのであれば……………。」
タイラント「?」
ガルッチ「タイラント、エッグマンネガ。あんたらが教官に忠誠を誓ってるのは知ってる。メトロンの仇を取りたいのは分かった。……………だから、決着の場所を用意する。それまで、治療に専念して欲しい。
クロニクルのボス達も、教官にも伝えて欲しい。メンテナンス期間が終了し、場所が決まり次第、狼煙をあげる。その一週間後、人里に来て。」
エッグマンネガ「…………。」
タイラント「分かった、伝えるよ。」
その後、タイラントとエッグマンネガは、メトロン星人の墓を後にし、僕達も博麗神社に戻った。
後に、フレディ達にも、その事を伝え、後から来たエロン、トライボーグ、ゴーストフェイス、ヒカリに伝え、他の仲間達にも伝えた。
sideChange
キースside
「以上です。」
キース「そうか。ガルッチの言うとおり、そろそろ決着をつけなくてはな。」
…………ガルッチ、貴様はいつも、私を見てくれた。厳しく罵倒したにも関わらず、貴様だけは、人一倍の努力家だった。
エレン・イェーガーも、ミカサ・アッカーマンもそうだが、あれに勝るものは、恐らくガルッチ以外他ならない。
キース「ジェイソン、ガルッチが狼煙が見える位置に行け。」
ジェイソン「了解。」
キース「……………もう、二の舞は御免だ。今度こそ、勝たせて貰うぞ。ガルッチ!」
sideChange
-妖怪の山 ジェイソンの隠れ家-
ジェイソンside
そっか、ここで一気にたたみかけるって言うんだね。ガルッチ。でも、ゼクスは一筋縄ではいかないよ。
僕ですら、勝てなかった相手なんだ。でも、君だったら、勝てるよね?ガルッチ。
ジェイソン「……………ッ!」
まずい、そろそろ限界に近づいてる…………。やっぱり、現界出来る時間も、そう長くないって事だね……………。
けど、もう少し……………、耐えてくれ…………。僕の、身体。
ジェイソン「……………フレディ、霊夢、皆……………、待ってて……………。僕が、仇を討ってあげるから……………!想起『サブタレニアン エモーション』………。」
苦しい…………、不死身の身体なのは分かっていても、消えかけた肉体を治療するのが………辛い。まだ、消えたくない…………!消えたくない!!!
sideChange
-妖怪の山 頂上-
ゼクスside
ゼクス「此方ⅩⅡ、どうかしたか?」
Ⅰ『ⅩⅡ、厄介なことになった。ⅩⅠ~Ⅸが崩壊させた世界が修復され、亡くなった。』
奴ら、もう亡くなったのか…………。
Ⅰ『そっちはどうだ?』
ゼクス「私は今のところ問題ない。といいたいが、どうやら奴はこのゲームを終わらせるために、決着の場を設けるらしい。
無論、私も行くつもりだ。」
Ⅴ『そうか。必ず、始末しろ。』
ゼクス「了解。」
さて、私も準備するか。しかし、あのガルッチ……………!!私の秘密を…………!!必ず殺す!絶対殺す!!秘密を明かすものは、殺すべし!!慈悲はない!!
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