※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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episode53 ランサー陣営との同盟

-冬木市 廃墟前-

 

 

ケイネス「ここにアヴェンジャーのマスターがいると聞いたが、本当にここなんだろうか?」

 

ディルムッド「イリヤと呼ばれる者は、ここだと断言していそうですが。罠とは言いがたいかも知れません。」

 

ソウラ「それに、魔術回路が破壊される前まで治してくれたから、そんなに悪い人じゃなさそうよ。」

 

 

まるでアヴェンジャーはいい人だと思われてしまうが、おそらくガルッチは否定するかも知れない。

一応ケイネスは、廃墟の前で名乗りを上げた。

 

 

ケイネス「アーチボルト家九代目当主、ケイネス・エルメロイがここに仕る。アヴェンジャーのマスターよ、そちらの交渉を伺いたい。」

 

 

すると、廃墟からガルッチが現れた。無論武装はしているものの、戦闘意思はないと伝わっていた。

 

 

ガルッチ「よく来て下さった、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト。ソウラさん。ディルムッド・オディナ。場所は廃墟ではあるが、まぁ先ずは僕に付いてきてくれ。」

 

ケイネス「良かろう。」

 

ガルッチ「元々廃墟は囮ではあるんだが、潰されたら元の子もないけどね。」

 

ケイネス「何だ?何か理由とかあるのか?」

 

ガルッチ「直ぐに分かる。」

 

 

ガルッチは隠れ家の入り口がある部屋に連れ込み、ドアを占めると、そこには魔法陣が描かれた場所が写っていた。

 

 

ケイネス「此がか?」

 

ガルッチ「うん、そこが僕達の拠点だ。」

 

 

そうして、ランサー陣営は、ガルッチの後を追い、壁の向こう側に触れた。瞬間、その場にいた3人は姿を消した。

 

 

 

一方、切嗣は未だにガルッチの居所を掴めていなかった。

 

 

切嗣「(厄介だな、奴が見つからないって言うのが。毎度毎度僕を邪魔するから、なんとしてでも仕留めないと…………。)」

 

 

-隠れ家-

 

 

壁の向こう側に付いたケイネス達は、先ず驚愕していた。

 

 

ケイネス「な、なんだここは!?」

 

ディルムッド「何処なんだ?一体!?」

 

ソウラ「わ、私達帰れるんでしょうね!?」

 

ガルッチ「大丈夫、っていうかそんな心配する必要は無いと思うが………。とりあえずようこそ、我が隠れ家へ。」

 

ケイネス「む?あれは間桐家の者か?」

 

 

ケイネスが指差す方を見てみると、ロリヤと遊んでる桜の姿が見えた。少しずつではあるが、魔術が開花し始めているようだ。

雁夜は其れを和やかに見ていた。

 

 

ガルッチ「元ではあるがね。間桐家は、少なくとも潰れた。いや、正しくは潰したと言うべきか。」

 

ケイネス「潰しただと?」

 

ガルッチ「あの紫色の髪をしている子がいるだろ?彼女は元遠坂家で、どうやら魔術属性の関係上、間桐家に養子として送られていたんだ。けど、臓硯にとっては最高の媒体だったようで、それに調整するために蟲を……………。」

 

ケイネス「?」

 

ガルッチ「悪い、これ以上は言わない。冷静じゃいられなくなるからね。兎に角、彼女には出来るだけ最低限の魔術を教えておいた。」

 

ケイネス「そうか…………。」

 

 

そして、英竜、藍、イリヤが現れ、部屋の中へと移った。

 

 

 

 

 

ガルッチside

 

 

ケイネス「まさか、アインツベルン家も関わっていたとは………。」

 

ガルッチ「事情は聞くな。だが済まないな、座布団ぐらいしかなかったし、こっち和装がメインだしさ。」

 

ソウラ「そ、そんなに気にしないで。」

 

ケイネス「此がジャパニーズ座布団と言うものか…………。」

 

 

まぁ、基本的に僕は和服で着ることが多いし、何よりそっちの方が好きだしね………。

 

 

ガルッチ「さてと、ケイネスさん。ここまで来てくれて感謝しています。それで同盟の理由ですが、幾つかあります。

 

 

一つは、桜とイリヤ。つまり、今桜と遊んでる子ですが…………。」

 

ケイネス「あの者、アインツベルン家の娘だったのか……………。」

 

ガルッチ「まぁ、間桐家とアインツベルン家を潰したついでに、桜とイリヤを救出したからね。(お姉ちゃんとイリヤの手で。)」

 

英竜「それで、私達がいなくなったら、彼女達を預かって欲しいのです。無論、条件はあります。」

 

イリヤ「1つ目は、桜と過去の私を全力で守ると言うことです。特に、桜が重要ね。彼女の魔術属性は『虚数』、といえば分かるかしら?」

 

ケイネス「虚数!?」

 

 

うわぁ、滅茶苦茶驚いてる。まぁそうだよね、魔術師にとってはそれは異常だって。

 

 

ケイネス「確かに、彼女の存在が協会に知られたら、封印指定されそうだな。」

 

ガルッチ「僕の方がよっぽど異質だけどね。起源が『刃』に加えて、固有結界だし。」

 

ケイネス「……………それ、危ないでは無いのか?一応私、魔術協会の1人なのだぞ?」

 

ガルッチ「まぁ、信頼に値する者ですし、何より聖杯戦争が終われば、直ぐに消えますので。もし封印指定の者が来ましたら、自己防衛として、殺害しますし。

先ず、魔術師対抗する事ぐらい出来ますしね。」

 

ケイネス「そ、そうか…………。」

 

ガルッチ「それと、2つ目。ケイネスさんも食らったと思うのですが、切嗣相手には、殆ど銃火器等で対抗してきます。」

 

ケイネス「ああ、あの恥知らずの…………。」

 

ガルッチ「怒る気持ちは抑えて。それに、切嗣の場合、ケイネスさんと比べて戦闘ならば彼方が上手ですからね。相手が悪すぎる。逆に、僕なら対抗できます。あっちが銃火器なら、こっちも銃火器で対抗しますので。」

 

ケイネス「お前もか………。」

 

 

此でもシューティングゲームとかもやってるんですよ?と言うよりかは、グランドアーチャーにも入るぐらいだし。

 

 

ガルッチ「とりあえず、同盟の1つは桜とイリヤ。2つは衛宮切嗣はこちら側が倒す。そして3つ目は、ここが僕達にとって重要なものです。

 

聖杯の回収を許して欲しいと言うことです。」

 

ケイネス「聖杯の回収?どういう事かね?」

 

ガルッチ「単刀直入に言えば、聖杯は今『この世の全ての悪(アンリ・マユ)』に汚染されていると言うことです。」

 

ケイネス「何ッ!?」

 

ディルムッド「聖杯が!?」

 

ガルッチ「原因は1つ、アインツベルン家の1人、アハト爺がアヴェンジャーの『この世の全ての悪(アンリ・マユ)』を召喚させてしまったことです。それにより、聖杯は汚染、使い物にはならない物となっています。

もしも、誰かがその願いを言ってしまったら、滅ぼされるのがオチです。」

 

ケイネス「何ともまぁ………………、それだと我々は道化ではないか!!!」

 

藍「それで私達は、聖杯の回収をしているの。誰よりも早くにね。中でも危険視するのは、衛宮切嗣率いるセイバー陣営と、今貴女方が探し回ってるキャスター陣営の2つよ。」

 

ケイネス「セイバー陣営はともかく、お前達もキャスター陣営を探しているのか?」

 

ガルッチ「ああ。特にキャスター陣営は、僕達が倒さなくてはならない存在なんです。もし奴らが聖杯を手にしてしまったら、最悪全てが無くなります。」

 

 

3人とも唖然。いやまあそうだろうな、そこまで危険な奴だもん。だって其奴、新生ⅩⅢ機関の1人だし…………。いくら切嗣でも、奴には勝てないだろ。

 

 

ディルムッド「……………主、此は…………。」

 

ケイネス「……………どうやら私は、とんでもない戦いに赴いているようだ。」

 

ガルッチ「此が同盟に当たっての理由です。」

 

藍「そして、条件ですが、先程言ったとおり、大前提としては聖杯の回収に関しては目を瞑る。

桜、イリヤを養子として、魔術を教え、封印指定にはさせない事。

衛宮切嗣に関しては、私達に任せること。そして、我々を裏切らないことの4つです。」

 

ケイネス「…………良かろう、その同盟を結ぶ。何より、その者には恩があるしな。」

 

 

よかった、とりあえず桜とロリヤの安全は確保できた。

 

 

ケイネス「同盟に当たって、ランサーの真名を…………いや、君の場合既に明かされていたようだし、其方のサーヴァントの真名を明かしてくれないか?」

 

ガルッチ「分かりました。もう出てきても良いぞ、ジャンヌ・オルタ。」

 

ノワール「ええ、そうさせて頂くわね。って言ってもここに居ますし。」

 

ケイネス「ジャンヌ・ダルクだと!?」

 

ガルッチ「いや違う、ジャンヌ・オルタ。もう一つの可能性を持った、ジャンヌ・ダルクだ。」

 

ソウラ「もう一つの可能性!?え?どういう事!?」

 

ガルッチ「正規では、ジャンヌ・ダルクは聖女ではあるんだが、こっちは竜の魔女であり、もしもフランスに復讐を持っていたら、と言う可能性を持った、反英霊のジャンヌ・ダルクなんだ。

アハト爺が召喚したアヴェンジャーより、こっちの方が強力だし、何より相性が良い。元より僕は、復讐する事がメインだからね。」

 

 

と言うよりかは、グランドアヴェンジャーにも入るぐらいだよ?

 

 

ノワール「そう言うこと、だからあの聖女様と同一人物と見ないで─────」

 

 

『ガサゴソガサゴソ…………。』

 

 

ノワール「あ、まずい…………。」

 

ケイネス「何だ?この音は?」

 

ガルッチ「あー、此は─────」

 

ブリュンヒルデ「お姉様ァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

 

ノワール「またこのパターン!?」

 

 

あ、逃げた。しかもブリュンヒルデ追いかけてるし…………。ガチレズここに極まれりだな………。

 

 

ケイネス「な、何だ?あれは?」

 

ディルムッド「見たところ、リベンジランサーでしたが……………。」

 

ガルッチ「…………藍のサーヴァント、ランサーのブリュンヒルデ。性格があれだけど、結構強い。ジャンヌ・オルタのことが滅茶苦茶好きなようで、もう性的な事だろうが何だろうが……………。」

 

ソウラ「それってつまり、百合百合の百合ックスね!?」

 

ケイディル「「!?∑(°д° )」」

 

ガルッチ「( ゚д゚)ポカーン」

 

英竜「え?」

 

藍「分かる!?百合の素晴らしさが分かるのね!!」

 

ソウラ「ええ!!勿論よ!!!」

 

イリヤ「あの~………。( ゚д゚)」

 

 

なんか知らないけど、ソウラさんと藍の百合の素晴らしさを語ってるんだけど………。ケイネスさんもディルムッドも( ゚д゚)ポカーンとしちゃったし、どうしよう此。

 

 

ケイネス「…………あー、うん。兎に角、宜しく頼む、ガルッチ。」

 

ガルッチ「こ、此方こそ………。ケイネスさん。」

 

 

next episode




とりあえず現状


アヴェンジャー陣営、ランサー陣営と同盟。


バーサーカー陣営も同様。


ランサー陣営、アヴェンジャー陣営とバーサーカー陣営と同盟。


セイバー陣営、アヴェンジャー陣営の居所を捜索中。


アーチャー陣営、活動は不明。


アサシン陣営、サーヴァント喪失により脱落。


ライダー陣営、キャスター陣営を捜索中。


キャスター陣営、不明。

















-???-


プロトガルッチside


プロトガルッチ「やれやれ、またゾンビ相手をするのは辛いな。」

ダークルシフェル「でもほとんどは、私達のてきじゃないけどね。ダークビースト!ゾンビ達を排除して!!」


『ありえんなー!!』


プロトガルッチ「ルシフェル、ゾンビ達を蹂躙しよっか。」

ダークルシフェル「さんせー!!」

プロトガルッチ「少なくとも、ここら辺りの浄化が目的だな。というか、何だその空耳。」


『バイオ4、出とらんっす』


プロトガルッチ「喧しいわ!!」


『ズダンッ!!』


ダークルシフェル「ダークビーストから報告来たよ。この辺りのゾンビ達を倒したって。浄化の準備もするらしいよ。」

プロトガルッチ「よし、この一帯の村のGウイルスの浄化後、農業始める。ついでに抗Gウイルスワクチンが作れるダークビーストがいたら、其奴用の研究所を作ってくれ。」


全く、まさか『バイオハザード4』に到着とは………。ここに居そうにないけど、というかガナードだっけ?此奴ら何が言いたいのか分かんないが、何かとムカつく奴等なのは分かる。とりあえず、ここに安全地帯でも作っておくか。
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