Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-冬木市 上空-
聖杯戦争終盤、セイバー陣営はランサーとバーサーカー(藍とイリヤも含め)、新アーチャー陣営はライダー陣営と戦ってる間、ガルッチは上空から見ていた。
っとそこで、英竜がやってきた。
英竜「遂に始まったね、ガルッチ。」
ガルッチ「うん、黒い聖杯を回収すれば、『GAME CLEAR』だね。」
英竜「そういえば、どうやって回収するんだ?」
ガルッチ「簡単さ、この空きカードを使うんだ。」
ガルッチが取り出したのは、何も描かれていない白紙のカードだった。が、英竜は何らかしらの力を宿していたのは分かった。
英竜「でも、聖杯の泥もあるぞ?まさかそれで?」
ガルッチ「うん。容量大きさ関係なく、呪いだろうと簡単に回収できるしね。」
英竜「凄いなそれ…………。」
話し合っている内に、ギルガメッシュがヴィマーナでガルッチがいるところに向かって来た。
ガルッチ「…………お姉ちゃん、そろそろ。」
英竜「分かった、勝ってこいよ。ガルッチ。」
ガルッチ「アルトリアのこと、頼んだよ。」
英竜「……………切嗣は、やっぱり…………。」
ガルッチ「ああ、回収する前に、彼奴を…………。」
英竜「…………分かった、君がそうしたいなら、そうしなさい。」
そして英竜は、冬木市公民館のところに降りていった。それと同時に、ギルガメッシュが到着した。
ギル「待たせたな、雑種。」
ガルッチ「ギルガメッシュか。その様子だと、イスカンダルを………。」
ギル「ああ、倒させて貰ったぞ。貴様との決着をつけるために、征服王を倒し、ここまで来たのだ。」
ガルッチ「そうか………。」
ギル「…………しかし、一つだけ気になる事がある。」
ガルッチ「気になる事?」
ギル「貴様、一体『何者』なのだ?」
ガルッチ「え?」
何者なのか。そう聞かれたガルッチは、一瞬困惑した。どういう事なのか、何が言いたいのか、さっぱり分からなかった。
ギル「その様子だと、何も知らない。または知っていても隠している、それか忘れているかのどちらかだな。
正直ここまで興味を持つ雑種は初めてだ。」
ガルッチ「まるで、僕のこと知ってるような口振りだね。」
ギル「そう言うな、我とて最初は不思議と思ったさ。空虚でありながら、仲間や友、そして家族と共に生きながら、好敵手、宿敵と戦い、自身の意志と夢、そして信念を持ち始めた貴様にはな。
そして、我を毛嫌いさせる贋作を真作よりも超えた物へと生み出そうとする。しかも、そちらが本物なのではと見分けが付かぬほどの贋作。
貴様はまるで、全てを『創造』させる力を持っているかのような、空虚な存在だ。」
ガルッチ「創造を?まさか、僕の力は─────」
ギル「まぁそう言うと思った。己が何者かですら、今となっては知らぬ貴様にはな。だが、いずれ貴様は、全ての運命を背負う事になる。貴様も見たのだろ?あの戦いを。」
ガルッチ「!?」
ギル「図星か。」
ガルッチ「何故知ってるんだ?」
ギル「……………いずれ終わりに近付くだろうから、教えてもいいだろう。改めて名乗らせて貰う。
我は英雄王ギルガメッシュ、この第4次聖杯戦争が起こる前は、『時空王神 岸波詠美』と呼ばれる女の使いとして生きてきた、言わば平行世界のギルガメッシュだ。」
時空王神の使い。それを聞くだけで、ガルッチは唖然としていた。
ガルッチ「つ、使いって………!じゃあ時空王神はどうなったんだ!?」
ギル「死んだ。貴様によってな。」
ガルッチ「死ん…………!?」
ギル「まぁ、我が知っている限り教えよう。貴様は叛逆罪の『十三王神』を始末していたようだが、実際にはある計画の為に、ああ言った行為をしたのだ。
言わば貴様は、初代全王神の『神造兵器』の存在だった。」
ガルッチ「僕が…………、兵器?」
ギル「そうだ。息子でありながら、兵器というわけだ。」
ガルッチ「いやいや、ちょっと待て。兵器?ここまで来て、本当の僕は兵器?ホムンクルスか何かなの!?」
ギル「いや、それとは遠いが、少なくとも兵器だって事は言えるな。」
ガルッチ「何のための?」
ギル「さて、それは分からぬが、少なくとも今やるべき事はあるだろう。貴様がやっているゲームをクリアする事と、残りの『十三王神』を見つけることだ。仲間達も見つけているようだが、まぁいいだろう。
とにかく構えよ。使いとは言えど、我とて時空を司る者。容赦はしないぞ、雑種。」
ガルッチ「……………『十三王神』といい、ヴァルハラといい、一体何を考えているって言うんだ………。『ボーイズライザー』!!」
少々困惑しながらも、ガルッチはウルトラマンヒカリから貰った『ボーイズライザー』を呼び出した。
ギル「ほう、新しい武器か。」
ガルッチ「融合!!」
ティーダの描かれたカプセルを取り出し、スイッチを押す。
ガルッチ「アイゴー!」
ティーダのカプセルを装着した後、ジェクトの描かれたカプセルを取り出し、スイッチを押す。そしてそのまま装着する。
ティーダ「よっと、まさか親父と一緒に組み事になるなんてな。」
ジェクト「へ、俺もだ。」
ギル「なるほど、面白いな。しかし、それだけではないのだろ?」
ティーダ「当たり前だ!ガルッチ!!融合だ!!」
ガルッチ「ああ。ヒア、ウィー、ゴー!!」
『フュージョンライズ!!』
ボーイズライザーで装着したカプセルをスキャンすると、赤と青の遺伝子のようなものが浮かび上がった。
ガルッチ「目指すぜ!『優勝』!!」
ティーダは青色に、ジェクトは赤色の遺伝子となり、ガルッチを囲う。そのままくっつくと、違う衣装を着込んだガルッチがいた。
『ティーダ!ジェクト!ボーイズライズ!キングエース!!』
上半身はティーダ、下半身はジェクトの服装を着込んでいて、髪の色はティーダだが、髪型はジェクト寄りのガルッチがそこにいた。
右手にはジェクトの大剣、左手にはティーダが持っている『アルテマウェポン』の二刀流となっていた。
ガルッチ「『『さぁ、GAMESTARTだ!!』』」
ギル「来い!雑種!!」
next episode
新たな形態
フュージョンライズ
この形態になっている間は、その者らの能力を借りて戦う事が出来る。代わりに、投影魔術や固有結界が使えない。
キングエース (ティーダ:FINALFANTASYⅩ × ジェクト:FINALFANTASYⅩ)
ガルッチにとっての初めてのフュージョンであり、基本形態。ジェクトの豪快さと、ティーダの華麗さを持ち合わせており、地上(足に付いてる場合)はジェクトの豪快な攻撃、水中はティーダの華麗な攻撃で戦う水陸両用の形態。