Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-冬木市-
ガルッチside
聖杯戦争終結してから翌々日、桜とロリヤを連れて外に出かけると、一人の少年と出会った。(ちなみに、終結してから翌日、戻りました。)
ガルッチ「(彼って確か………、本来なら衛宮士郎になるはずだった子かな?そういえば、本当の名前って何だったんだろ?)」
士郎「ん?お兄さん、俺を見てどうかしたの?」
ガルッチ「あ、何でもない。ただ、似ているなぁって思ってね。そういえば君、一人で出掛けているの?」
士郎「まぁ、そんな感じかな?」
ん?殴られた跡?幼い頃虐待でもされてんのか?
桜「ねぇ、貴方。」
士郎「?」
桜「それ、痛くないの?」
士郎「あー、此?大丈夫大丈夫、慣れてるさ。こんなのしょっちゅうだしさ。」
ガルッチ「え?しょっちゅう!?」
ロリヤ「それ大丈夫じゃない!ちょっと貴方、こっちに来て!桜ちゃん!」
桜「う、うん!」
とりあえず僕達は、幼少期の士郎を連れて、近くの公園に来た。酷い怪我ではなかったものの、桜とロリヤのお陰で、大半の傷は治っていった。治癒魔術をここまで上手く行くなんて、やっぱりこの二人凄いなぁ。(僕が最低限の魔術を教えたとは言え、上手い。)
だが解せぬな、こんな怪我をさせる親なんて………。
士郎「な、治った!?どうやったの!?」
ガルッチ「うーん、そうだね。この子たちは魔法使いの卵で、僕はそれを教えていた大魔導師なんだ。」
士郎「大魔導師!?格好いい………!!」
まぁ、卒業したとき、大魔導師にもなってたしな。
士郎「俺、沖田士郎って言います!!君達は?」
桜「私、桜。間桐桜。」
ロリヤ「私はイリヤよ。宜しくね、シロウ。」
ガルッチ「沖田士郎、か。僕は────」
「そこにいたのか、士郎!!」
ん?誰だ彼奴?
「テメェこんな公園で道草食うとか、何様のつもりなんだ!?」
士郎「いや、俺は別に───」
「口答えすんじゃ────」
『ガシッ!』
「あ?なんだテメェ!?」
ガルッチ「いけないねぇ、子供に暴力振るう屑な親は。俺にとって1番嫌いなものの一つは、テメェのような奴だ。」
『ボカッ!』
士郎の親らしき者が、士郎を殴りつけようとしてたので、僕はその拳を止め、逆に殴りつけた。
ガルッチ「桜、イリヤ。士郎を頼む。」
桜「う、うん。」
士郎「で、でも────」
ロリヤ「大丈夫、何があっても守るから。」
全く、こんな一般人の奴に能力とか使うほど馬鹿じゃないんだが、流石の僕でもキレるっての。
ガルッチ「『ボーイズライザー』!!」
士郎「な、なんか出て来た!?」
「テメェ………!!誰だ!!!」
ガルッチ「誰か、ってか。ならば名乗らせて貰おう。僕はガルッチ。通りすがりの大魔導師だ。覚えとけ!!!『融合』!」
『桐生一馬』を起動して、装着。
ガルッチ「『アイゴー』!」
『空条承太郎』を起動して、同じく装着。
ガルッチ「『ヒア、ウィー、ゴー』!!」
『フュージョンライズ!』
承太郎「おいおい、一般人に使うってさすがに大人げないぜ?」
一馬「俺もそう思うが、何か理由があるんだろ?」
ガルッチ「まぁ、大人げないのは分かってるが、虐待だけは、許さないたちなんでね。」
承太郎「そうか。だったら手加減無しでやってやろうか。なぁ、桐生一馬。」
一馬「そうだな。ガルッチ、頼むぞ。」
ガルッチ「ああ。『乗り越えるぜ、運命』!!!」
『空条承太郎!桐生一馬!ボーイズライズ!!スタードラゴン!!』
承太郎は水色の遺伝子、一馬は黄色の遺伝子と変わり、そのまま僕を囲い、くっつくと、衣装は変わった。
承太郎の帽子を被り、背中には一馬の刺青が描かれていた。それを羽織っていたのは、承太郎の学生ランだった。
士郎「す、すっげぇ………。」
ガルッチ「『『あまり見惚れるな。俺はただ、お前をぶん殴った野郎が許せねぇだけだからな。』』」
「ガキの分際で、いい気になるんじゃねえ!!!」
近付いてきたか、ならば…………!!
ガルッチ「『『ほっ、オラァ!!』』」
「ゴフッ!?」
ラッシュスタイルが1番だな。とりあえず、避けながら蹴ったけど、問題ないよね?
「テメェ!!」
ガルッチ「『『ワン、ツー!』』」
「ゴハッ!?ぼ、ボクシング選手か!?此奴!?」
ガルッチ「『『まぁ、テメェには此奴が十分だろうな。『スタープラチナ』!!』』」
『オラァ!!』
「グフッ!?」
士郎「な、なんか凄ぇ!?」
ガルッチ「『『さぁ、ぶちかますぜ!!!ラッシュスタイルとオラオララッシュを食らいやがれ!!』』」
スタープラチナは、士郎の親の後ろを、僕は前に出て、同時に殴り付けた。
『『
これぞ、スタープラチナとラッシュスタイルの同時ヒートアクション。『Wラッシュの極み』だ。
「お………ぉぉ………。」
『フュージョンオーバー』
ガルッチ「『ベホイム』。」
まぁ流石にボロボロにするほど人間性は捨ててないとはいえ、此奴がやったことは許しがたいものだしな。
「て、テメェ………!!自分がやったこと、分かってんのか!?俺は被害者────」
ガルッチ「被害者面するな、雑種。子供を虐待している貴様もまた、加害者だろうが。」
「ヒッ!?」
ガルッチ「いいか。何でもかんでも、警察を呼んだところで、自分は被害者ですとか言うんじゃねえよ。加害者になる原因は、被害者自身もあるか、親がそうさせたかのどっちかか、両方になるんだよ。
自分の子供を虐待させたことで、大半の奴らは非行に走ったり、サイコパスになったりした奴がいるんだ。そうさせた原因は全部、テメェら親の責任でもあるんだぞ!!」
「…………。」
ガルッチ「これ以上士郎に暴行加えるって言うのなら、僕がこの子を貰う。それでいいだろ。」
「…………分かったよ、あんなガキ、用なしだ。彼奴をどっかに連れて行かせて腐らせてしまえ!!」
そう言い捨てた後、どっか行ってしまった。まぁ、ああいう奴は、1番許せない質だし、捨てるっていうのなら、もう彼奴は親じゃない。ただの屑だ。
士郎「えーっと、ガルッチさん………。ちょっといいか───」
ガルッチ「3人とも、ずらかるぞ。流石に騒ぎになりすぎた。続きは僕のうちで話そう。」
桜「う、うん。」
まぁ、いずれにしても、騒ぎになるっちゃなるからな。あんな喧嘩見せられたら。
そんなこんなで、僕達は士郎を連れて、隠れ家に戻った。
-隠れ家-
英竜「少し落ち着きなさい。」
ガルッチ「はい。」
無論、お姉ちゃんに怒られて、正座させられました。
英竜「まぁ、ガルッチが虐待する親が許せないのは分かってる。その気持ちは分からなくもないよ?でもね、何もフュージョンライズ使ってボコボコにするのはどうかと思うよ?」
ガルッチ「全くです。自分でも自覚しています。」
英竜「尚更質が悪いわね………。けどまぁ、どうするの?いずれ私達帰らなきゃならないんだから。」
ケイネス「それには心配無用だ。私が自己責任で育てる。今回の聖杯戦争で、色々と学ぶべき事も増えたしな。
科学も、場合によっては恐ろしい武器だと言う事も、あの時思い知らされた事だしな。」
ガルッチ「済まない、感謝する。それと、ウェイバーについてだけど、いいか?」
ケイネス「彼奴か………。」
ガルッチ「前も言ったが、彼奴は侮れない。切嗣でさえ、見抜けなかった隠れ場所にいたからな。」
ケイネス「民家か……。確かに、未熟でありながら、なかなかの策士だって事が、よく分かった。媒体を奪ったことは許すつもりはないが、互いに生きた以上、厳しく指導するつもりだ。」
ガルッチ「ありがたい。雁夜については?」
雁夜「俺はもう一度、魔術師への道に戻ろうかと思うんだ。桜ちゃんを守るために、魔術を習う。」
ケイネス「そのために、私の元で弟子として扱うことにする。それでいいかな?」
ガルッチ「ああ、宜しく頼む。あー、今は握手はいい。暫くは正座で反省してるから。」
英竜「いやそこまでしなくてもいいから………。」
そんなこんなで、別れの前日の夜を迎えた。
僕はいつも通り縁側で茶を飲んでいたら、士郎もやってきた。
士郎「座って良いかな?」
ガルッチ「いいよ。」
士郎「…………なぁ、前の続きだけどさ。何で、俺を助けるために、親父を殴ったの?」
あー、あれか………。
ガルッチ「助けたかったから助けた。何より、君のような子が、虐待するような親を見るのは、気分も悪くなるしね。
ただ単に、僕は僕なりのやり方で、ああしたまでのことなんだ。」
士郎「そ、そうなのか………。」
ガルッチ「それに、僕は此でも『正義の味方』だしね。誰かのために守り、苦しんでる人を救う為にね。」
士郎「正義の味方…………か。」
ガルッチ「けど士郎、いいかい?『正義の味方』っていうのは、多種多様なんだ。中には、何も考えもしないで、世界を平和にしようとする奴もいたんだ。僕は、そんな奴を許せない。」
士郎「でも、平和にしたいって思う気持ちは、一緒なんでしょ?」
ガルッチ「そうだけど、人を信じないで、世界を平和にするのは、やっぱり駄目だと思うんだ。
最後まで諦めず、人を信じ続けながら、世界を平和にする思いを持ちながら、戦い続けるのが、『正義の味方』だと思うんだ。
まぁ、僕はちょっと違うけどね………。」
士郎「え?何で?平和にしたいなら、そうすれば良いのに。」
何でってか、まぁ疑問に思うだろうしな………。
ガルッチ「僕はさ、見ず知らずの人を助けるよりも、家族や仲間、友達を守ることも、『正義の味方』だと思うんだ。」
士郎「そうなの?」
ガルッチ「うん。確かに世界を平和にしたい。けど、大切な人達を切り捨てるほど、僕は非情な奴じゃないんだ。
だから士郎、もし正義の味方になるんだったら、どんな正義の味方になりたいかを、考えなきゃならない。何の考えも無しに、全てを救いたいっていうのは、流石に出来ないものだよ?特に一人でやる場合はね。」
その結果、エミヤシロウが誕生しちゃった事だしね。
ガルッチ「だから、正義の味方になるなら、大切な人達を守れる正義の味方になるか、見ず知らずの人を救える正義の味方になるかのどっちかになって欲しい。一人では無理でも、仲間と一緒なら、それが可能だ。」
士郎「…………分かった、だったら俺、正義の味方になるよ。ガルッチさんが言う、大切な人達を守れる正義の味方になるために、俺もなってみせる。」
ガルッチ「…………そっか。なら、君が思う大切な人を、まずは見つけないとね。」
よかった、正義の味方になることは変わりないが、少なくともエミヤシロウ、お前のようにはならないと思うぞ。
ガルッチ「沖田士郎…………、いや、せめて姓名を変えなきゃね。」
士郎「え?姓名を。」
ガルッチ「ああ、今日から君は、『雲雀士郎』だ。」
士郎「雲雀……、士郎。」
ガルッチ「僕の姓名である『ラーク』の日本語で、どんな時でも空高く飛び立って欲しいと意味してるんだ。君の翼ならば、宇宙まで飛べる。だから、正義の味方とその理想と共に、空高く飛んでくれ。」
士郎「ありがとう、ガルッチさん。頑張って魔術っていうの習って、大切な人を見つけたら、ちゃんと守り続けるよ。」
ガルッチ「…………君なら、出来るさ。僕も、遠くから応援する。」
この子、もしかしたら、ウルトラマンにも選ばれるかもしれないな。ネクサスにもなれるし、ギンガになるのも、有り得そうだな。
士郎、この先の運命を、乗り越えてくれ。
そう思いながら、別れの日。ケイネス、ソウラ、雁夜は、士郎、桜、ロリヤを連れて、この場から去り、ジャンヌ・オルタは再びカード化に戻り、他のサーヴァント達は、元の場所に戻っていった。
その後、廃墟を後にし、帰りの魔法陣に乗り、僕達も帰っていった。
-ガルッチ達の家 最深部-
ゼロノス「おう、その様子だと終わったようだな。じゃあ、いつも通りに。」
僕は『Fate/Zeroガシャットロフィー』を投げると、『ガシャットキー』と融合し、鍵と化した。
ガルッチ「未来達は?」
ゼロノス「未来は、フラン、こいし、夜神を連れて、『Splatoon』の世界に行ってる。」
『Splatoon』?なんか聞いたことのない世界だな………。
ゼロノス「いずれお前達も行かせる予定だ。今1が終わったところだ。未来達が2を始めたら呼ぶ。それまでは待機しててくれ。」
ガルッチ「分かった。」
藍「それじゃあ、早速ガルッチを連れて、いっぱい喘がせないと。グヘヘヘヘヘ────」
黎斗「………………とりあえずガルッチ、英竜。新たなガシャットを開発したら、受け取るがいい。神の才能を持つ私は、お前達をサポートしてやるからな。」
英竜「過労死するなよ?」
黎斗「もうしないさ。ガルッチのお陰で、再び私は『不死身』となったが、過労死はもうしない。あれは結構精神に来るからな。」
そりゃあそうだろ…………。
ガルッチ「んで藍、幾ら何でも休憩は挟んでくれよ?イってるこっちも、結構疲れるんだし…………。」
イリヤ「何気に止める回数も減ってきたよね………。」
英竜「やっぱりあの時、藍にイカされまくったせいで、抵抗感も無くなり始めたのか………。」
藍「あれはビックリだよね。ガルッチが美少女になったら、それだけでご飯100杯行けるよ!!」
ガルッチ「レズっ子って不思議だな~………、底知れない性欲を感じるよ。」
藍「ガルッチだって言えないでしょ?ロリコンでありながらバイなんだし。」
ガルッチ「…………否定はしない。/// そりゃ、幼女も可愛いし、男の娘も、実際可愛いし。///」
英竜「まぁ確かに、可愛いは正義だよね。」
イリヤ「それは言えてる!!」
ゼロノス「あの、会話はここじゃなく家の中で頼む。」
あ、了解です。
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桐生一馬(龍が如く)×空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険)
堂島の龍とも言われる桐生一馬と、『ジョジョの世界』では最強かつ無敵とも言える『
スタイルはチンピラ、ラッシュ、壊し屋、堂島の龍の4つがあり、ヒートアクションは0~6、武器を持てば、見参、維新も使える。更に、スタープラチナも使えるため、やり方次第では、強力な形態になる。
ってな訳で、Fate/Zero編は終了します。次は、『Splatoon』編に入ります。時系列は2かな?
メアリー「でも風龍さん、スプラトゥーンやったことないでしょ?」
まぁ、そうだね…………。頑張って、やってみるね。