※この作品はR-18です。

Subterranean Electron World   作:深緑 風龍

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~前期~
Prologue 寂れた刃


-ザギの家-

 

 

天音side

 

 

私達は、ザギさんと矢崎さんの帰りを待っていた途中、突然灰色の渦が現れ、そこから、お父様のような人物が姿を現しました。

 

 

ディノオウガ「お兄ちゃん!?」

 

ガルッチ?「…………なるほど、彼の息子…………なのかな?」

 

リリカ「あの、貴方は?」

 

ガルッチ?「済まないが訳あって、名乗ることは出来ない。」

 

闇の書「……………………。」

 

ガルッチ?「しかし、奴も考えたものだ。こんな置き土産を用意するとは………。」

 

闇の書「宝具の使用、開始しま─────」

 

 

言い終える前に、お父様のような人は直ぐさま剣のようのものを抜きながら走り始め、先に攻撃を………………って、え!?

 

 

リリカ「貴方、何をしてるのですか!?」

 

ガルッチ?「アビリティ起動!邪悪なる魂よ、闇と共に消えよ!『ブレイジング・ダークスター』!!」

 

闇の書「!?」

 

リリカ「はやてさん!!」

 

ガルブレイク「テメェ!!親父、何を考えていやがる!!其奴の中に、ザギと琢磨が!!」

 

闇の書「ち、治療────」

 

ガルッチ?「『裂傷斬』!」

 

闇の書「ッ!?」

 

 

まるで、そこに私達にとって大切な人がいても関係がないように、躊躇いなく攻撃し続けていた。しかもそれは、闇の書でも対処しきれない攻撃ばかりだった。

 

 

闇の書「……………私を、殺してくれるのか?」

 

ガルッチ?「……………だったら、躊躇うんじゃ無い。本当に死にたかったら、最初からこんなことするな。というか、抵抗するな。」

 

天音「お父様!!その人を殺したら─────」

 

ガルッチ?「………僕は、お前の知ってる父親とは違う。あいつと僕とは、違う存在だ。一瞬で終わらせる……………、全て……………幻となって、消えろ。」

 

リリカ「駄目!!!その人を殺さ──────」

 

ガルッチ?「『失墜する魂の救済(ブレイジング・ソウル)』。」

 

 

『ザシュッ』

 

 

全員『なっ!?』

 

 

……………私達が制止しようと、声を掛けようとするも、それより早く、そのまま闇の書の胸を貫いた。

そのままぐったりと座り込み、剣をしまい込みました。その時の顔には、確かにお父様とは全く違うのがわかりました。明らかに、お父様の目には光が無く、一生分の絶望を味わったかのような、目をしていました。

 

 

リリカ「………………貴方って人は!!」

 

ガルッチ?「…………さっさと出て行け、江ノ島盾子。」

 

リリカ「え?」

 

全員『誰?』

 

 

誰かに言っているようだけど、向けていたのは闇の書だった。一体どういう事?

 

 

???『ウププ、ウプププ…………。演技には自信があったけど、君みたいな人には見破られちゃうか。』

 

ガルッチ?「黙れ。さっさとその身体から出てけ、其奴が苦しむ一方だ。」

 

江ノ島『ギャッハッハッハッハ!!!!お前馬鹿じゃねえの!?此奴を絶望的に苦しませるのが、俺の役目なんだよ!!!』

 

ガルッチ?「あっそ、だったら無理矢理その中から引きずり出してやる。」

 

江ノ島『お前何処まで馬鹿なの!?無理矢理やったら、此奴が折角集まった能力が抜け落ちるんだぜ!?』

 

ガルッチ?「下らん。お前を引きずり出せば、後はどうでも良い。」

 

 

そう言って、お父様のような人は、闇の書の胸に突っ込むと、そこには黒い渦のようなものがあり、その中から、魂のようなものが引き抜かれた。

 

 

リリカ「何あれ?」

 

天音「霊魂、ですけど…………何故そう言うものが?」

 

江ノ島「嘘、ホントにやらかしたっての?」

 

ガルッチ?「…………偽者か。いや、既に種を植え付けられていたって訳か。一応無理矢理引き抜いたから、此奴の能力も此奴の中だが、まぁ江ノ島がかけた呪いは感じられぬな。」

 

 

そして、何かのお札を霊魂に近付くと、札が燃えると同時に、霊魂は消え去っていきました。

 

 

ガルッチ?「……………さてと、そろそろこの場から消えるか。」

 

ディノオウガ「待って!!お兄ちゃん!」

 

ガルッチ?「はぁ、僕はお前の知っているガルッチじゃないと言ったはずだが?」

 

ディノオウガ「…………だったら、お兄ちゃんは誰なの?」

 

ガルッチ?「………………大切なものを失い、絶望に堕ちるところまで堕ちてしまい、刃も錆びてしまった、『ラーク・バスター・ガルッチ』さ。」

 

 

ただそれだけ言うと、その場に居たはずのお父様のような人の姿はありませんでした。

 

 

ゼムリャー「…………俺達の親父じゃないって、どういう事だ?」

 

リリカ「それより、闇の書は!?」

 

ディノオウガ「大丈夫、死んでいないよ。でも、あのお兄ちゃんは一体………?」

 

天音「大切なものを失ったと言っていましたしね。ということは、違う次元の、お父様と言うわけでしょうか。」

 

ガルブレイク「…………だったら、なんだってあんな事を?というか、江ノ島盾子って誰だ?」

 

天音「お父様が言うには、その人は『超高校級の絶望』と呼ばれる存在で、何をしでかすか分からない存在だとか。

私が思うに、盾子が動き出したと言うことは、もしかしたらまた大変な事件を起こる可能性もあります。ゼロノスという者の野望を果たそうとするように…………。」

 

 

いずれにしても、悪い予感がするのは私だけではないはず。きっと、お父様もお母様も気づいて、何か行動を起こしてるはず。

だったら、せめて私達がこの世界を守っていかないと!!

 

 

 

sideChange

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロトガルッチside

 

 

プロトガルッチ「…………とりあえず、あの世界の安全は確認できた。でもまだ、仇討ちが取れてない…………。」

 

 

僕の大切なものを奪った張本人は、未だに見つからない。奴を殺すまでは、死ぬわけにはいかない。

絶対に何処かに居るはず。それまでは……………。

 

 

プロトガルッチ「それまでは、彼女の顔向けが、出来ないな…………。」

 

 

僕にとって大切な人、守ることが出来たら、どれだけ良かったのだろうか…………。今更後悔しても仕方ない、どんな方法を使ってでも、彼女を……………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『フランドール・スカーレット』の仇をとる!!!

 

 

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