Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
プロトガルッチside
「───以上です。」
プロトガルッチ「そうか、ご苦労様。その報告書は、研究員のダークビーストに渡してやれ。」
「了解。ガルッチ様。」
プロトガルッチ「殲滅部隊、すぐさまブラーガ本拠地に向かい、邪教徒諸共皆殺しにしろ。あと、レオンとその仲間には手を出すな。
寧ろ、補充用の弾や武器を渡してやれ。いいな。」
「イェッサー!」
ふう、とりあえずブラーガのデータは取れた。後は、どうやって消滅させるか、だな。
ダークルシフェル「凄い情報だったね。」
プロトガルッチ「ああ、此はやばいよ。兎に角、今はブラーガを殲滅する方が良いし、後はそれに対抗するダークビーストを生み出さなくては…………。」
ダークルシフェル「確かにね~、でも私達はそんなもの効かないけどね。」
プロトガルッチ「まぁね。けど、この世界の者達は違うから、気をつけないと。それよりは、ワクチンは?」
ダークルシフェル「研究員のダークビーストから聞いたところ、もう完成しているって。けど、霧状にする方法は、まだっぽいよ。」
プロトガルッチ「そうか。それさえ完成すれば、T-ウイルス達は死滅していく。代わりに、死体ばっかりになるけどね。」
ダークルシフェル「それはしかたないとおもうよ、ガルちゃん。」
まぁ、本当なら直ぐに別世界に飛び立ちたいが、その光景を見てしまった以上、放っておけないし…………。
此で仇相手の情報が転がってきたら、嬉しい限りなんだが…………。
プロトガルッチ「…………ん?」
ダークルシフェル「………。」←期待の眼差し
プロトガルッチ「…………此か?」
ダークルシフェル「あぁぁ~…………、ガルちゃんの手、暖か~い。」
やれやれ、思えば此は僕の復讐劇のようなものだし、普通なら付き合う必要はないっていうのに、なんか知らないけど懐かれてるような気がするなぁ………。
本来のルシフェルなら、蹂躙する考えを持っていたのに、何でこうなったんだろ?僕って、そんな考えを変えてしまうほどの力とかあるのか?
ダークルシフェル「ガルちゃん、それは無いと思うよ。」
プロトガルッチ「また読んだのか、地の文。」
ダークルシフェル「まぁたしかに、考えは変わらないけど、さいきんガルちゃんと一緒にいるだけで、なんだかそんな考えなんてバカらしい私や、どうせならこのままずっと一緒にいたいなぁって考えの私がいるの。」
プロトガルッチ「………ルシフェル、もし僕が『やり直し』をしたら────」
ダークルシフェル「わかってる。でも私はついていくってきめたから。ガルちゃんの大切な人の代わりとして、壊れないように支えるって。だから、気にせずガルちゃんがやりたいことをやって。」
プロトガルッチ「…………全く、仕方ない奴だな。」
ダークルシフェル「えへへ~、ほめても何もでないよ~。」
プロトガルッチ「まぁでも、ありがとう………。ルシフェル。」
ダークルシフェル「どういたしまして。♡」
sideChange
-ハイカラスクエア 地下-
深雪side
翌日の早朝、ウチらはハイカラスクエアに到着すると、和服を着てるホタルちゃんを見つけて、そこへ向かうと、イカ姿となって金網マンホールの中に潜っていった。
ウチらもイカ姿になって、その中に突入すると、見慣れない景色に到着した。
ホタル「…………タコが、きとる。」
藍「?」
ホタル「なんて、一度言うてみたかったんや。ってか、また増えとるし。」
実は途中で、デュースト達も何してるのか聞いてきたんで、事情を話したらなんか知らへんけど、付いてきたわ。
ホタル「ま、ええか。仲間が多い方が、助かるからね。一応練習用として、そこにある風船で試してから挑むって言うのも構わんで。」
深雪「ちょい待ち、ウチらの武器ないんやけど………。」
ホタル「あー、やっぱりそうなるか…………。でも安心してええで。武器もちゃんと用意してあるから。」
ガルッチ「此か?」
ホタル「せやで。ガルッチが持ってるのは、ヒーローマニューバ。と言っても、使い方は此まで通りやで。」
って事は、最初から自分に合うような武器を選べるって訳か………。
ホタル「まぁ先ずは小手調べとして、ここら辺りのオクタリアン基地に囚われてるデンキナマズを助け─────」
ガルッチ「あー、みんな一斉に行っちゃったんだけど。」
深雪「うんうん。」
英竜「しかも競争だ~!って言いながら、一斉に。」
未来「早いって………。」
士織「私は先ず、射撃訓練してから、挑もうと考えてるんだけど。」
夜神「私も。」
ホタル「…………大丈夫だと思いたいなぁ。」
まぁ、大丈夫やろ。ウチらチート並みの強さ……………って、あれ?
深雪「ガルッチ?」
な、なんか目を抑えとるけど、大丈夫なんか?
ガルッチ「ハァ…………、ハァ…………。クソ、何で見える度に痛みが来るんだ!?」
未来「見える?何が?」
ガルッチ「…………何者かが、この世界を、破壊しようとしてる。『新生ⅩⅢ機関』とか、『フラウィー』とか、『江ノ島盾子』とかじゃない!!」
英竜「え!?」
ガルッチ「しかも其奴、先ずはタコたちを滅ぼそうとしてる。」
ホタル「ちょ、オクタリアンを!?でも、それはそれで…………。」
ガルッチ「しかもだぞ!タコが滅ぼされたら、今度はイカ達が標的だ!」
なんやて!?もしホントやったら、今行動せなあかんがな!!
ホタル「そうなると、急いでデンキナマズを回収せな。」
深雪「士織ちゃん、夜神ちゃん!」
士織「聞こえてるよ。」
夜神「急いで行きましょう。」
そしてウチらも、遅れながらも急いで回収に向かった。
深雪「っていうかガルッチ、もしかして…………。」
ガルッチ「『未来予知』。相当前に見えるようになったけど、まだ扱い切れてないんだ。大方悪い予知しか見えていないけど…………。」
未来「あの時目を押さえてたのって、それを使ったからなんだ…………。」
ウチはてっきり、
士織「うーん、皆さんそれぞれのステージに行ってますね。唯一行ってないのは……………。」
英竜「ボス戦、だね。」
ガルッチ「んじゃ、他の皆はステージに挑戦させて、ボス戦は僕達が挑むって言うのは?」
夜神「そうしましょう、それよりガルッチさん。」
ガルッチ「はい?」
夜神「無意識ではあるとは言え、少し使用するのは控えた方が良いかもしれません。失明するかもしれませんし。」
ガルッチ「…………大丈夫、しばらくは使う機会はないから。」
英竜「そうだと良いが、『予知夢』も勘弁してくれよ?」
ガルッチ「それは難しいよ。いきなり予知夢を見るかもしれないし………。」
未来「何でガルッチって、悪い予知しか出せないんだろう…………。」
ガルッチ「……………………ホント、迷惑極まりないよなぁ。」
他の皆は気付いてなかったけど、ガルッチの目は、何処か哀しげな目をしていたような気がした。
sideChange
???side
『敵、発見!迎撃セ────』
『ブシャァァァァッ!』
『ナ!?』
弱い、あまりにも弱すぎる。
『撃テ!怯マズ撃チ続ケロ!!』
???「散れ。」
『ナッ!?カ、身体ガ……………!!』
此がタコだと?あまりにも弱すぎるではないか。
『何故ダ!?何故復活シナイ!?』
???「死を見るのは初めてなのかな?」
『マ、マズイ………!』
???「ならば、死ぬがいい………。」
『ベチャッ!』
インク?一体誰が…………、って居ない?逃げたか。まぁ、いいだろう。どうせ逃げたところで、他の仲間達も消してやるからな。
sideChange
フランside
『クソ、分ガ悪過ギ────』
『パンッ!』
もう、相変わらず弱いわね。
フラン「こいしちゃん、イリヤちゃん!」
イリヤ「いっくよ~!!インク式『
『ギャァァァァァッ!!!』
こいし「それそれ~!避けないと死んじゃうよ~?」
『ズダダダダダダダッ!!』
『ツ、強イ……………!』
『モ、モウ一人ハ!?』
フラン「イリヤちゃん!こいしちゃん!デンキナマズ回収したよ~!!」
『シマッタ!!!』
イリヤ「それじゃあ、撤収!!」
こいし「撤収撤収~!」
よし、デンキナマズ回収完了。お兄ちゃん達は何をしてるかな~。
next episode
因みに、ダークルシフェルに関しては、着々とプロトガルッチに懐いていますし、強くなっていってます。