Subterranean Electron World 作:深緑 風龍
-キューバン展望台-
未来side
ホタル「とりあえず、ボス以外のデンキナマズを回収できたね。」
うーん、何故だろ。ガルッチとフランの頭に、デンキナマズが4つずつ乗っかってるような……。
ホタル「これでボスにいけるけど、今度は誰が向かう?」
英竜「藍、夜神、士織。行くよ。」
藍「了解、久々に楽しめるタコだったら良いなぁ………。っていうかガルッチは行かないのか?」
ガルッチ「うん。その代わり、お姉ちゃん。このガシャット預けておくね。」
確かあれって、『ギリギリチャンバラガシャット』?確か英竜も持ってたはずだけど、なんでまた?
英竜「なんでまた此を?」
ガルッチ「勘だけど、今度の相手はサムライの可能性があってね。そのガシャットで、ぶった切ってこい。」
英竜「ガルッチって、ホントに物騒なことしか言わないよね……………。」
ガルッチ「なんでさ…………。」
その後、4人共はボスやかんの中に入っていった。でも、なんで『ギリギリチャンバラガシャット』なんだろう…………?
ガルッチ「……………敵は他にいる、か。」
未来「何か言った?」
ガルッチ「いや、少し思い出してね。チャージャーのタコゾネスが通信しているときに──────」
sideout
一方で英竜達は、インクの近くに到着すると、その場にいたのは、1輪車に乗って、ローラーを持っている1匹のタコだった。
「…………ヨク来タナ、インクリング。我ガ名ハ、『タコツボザムライ』。」
藍「デンキナマズを返して貰うよ。」
「出来ルモノナラナ。」
夜神「気をつけて、どうやらこのオクタリアン。タコゾネスと同じように復活するらしいよ。」
士織「え、勝てるのそれ?」
英竜「いや、いくら復活出来ても、回数分があるはずだ。その分戦えばいい。3人とも、状況に応じて奴を攻撃して。」
藍「英竜は如何するの?」
英竜「ガルッチの真似をしようかと思ってね。」
【ウルティメットギャラクシーモンスター!!】
【ギリギリチャンバラ!】
英竜「『ウルティメットパワーサード』!『変身』!!」
【【ガッシャット!】】
【ガッチャーン!レベルアップ!】
【フュージョンアップ!エグゼクティブ!ウルティメットギャラクシー!モンスター!】
【ア ガッチャ!ギリ・ギリ・ギリ・ギリ!チャンバラ!】
英竜の姿は一変し、宇宙剣豪ザムシャーの姿へと変わった。手元には、サソードヤイバーみたいに、自分のインクが垂れてる刀を手にしていた。
「ホウ、面白イ武器ダナ。ソレデ挑ム気カ?」
英竜「サムライなんだろ?だったらこれで十分かなって。」
「…………イイダロウ、来イ。」
英竜「いざ参る!!」
-ミズガルト-
一方でこちらは現実世界。光の国とは似たような世界なのだが、こちらは水または海洋で囲まれており、そこの守り神は『リヴァイアサン』、『ポセイドン』等の海の生き物達で、その中で最高位とも呼ばれる者は、かつて『深海の不死鳥』と呼ばれていて、今では海の神々や精霊達を従えている。
その名は、『ポセイドン・シー・アビス』。今は何をやっているかというと…………。
アビス「命中率が低い、もう少し落ち着いて狙って下さい。」
「はいっ!」
ある者の修行に手伝っている。今やっているのは、魔法銃を使った射撃訓練で、様々な的を使いながら訓練していた。が、それだけでなく…………。
「そこっ!」
『バリンッ!』
アビス「流石ですね。そこら辺は、ガルッチさん譲りですね。『レア』さん。」
気配を感じ、どれだけ早く撃てるかの訓練もしていた。そして、その訓練をしていたのは、英竜とガルッチの娘である、レアだった。
かつて彼女は、力が欲するあまり『禁じられた秘宝』に手を出そうとするも、ガルッチのお陰で思いを留まることが出来た。
が、結果的に判決で光の国追放することとなり、現在はガタノゾーアにゴルザ、レオにアストラ、ガルッチの兄のルッチに預けて、修行させている。
アビス「それにしても、100枚の的の内、75枚まで当てられたのは、驚きでした。」
レア「いえ、お父さんにはまだまだ及びません。」
アビス「そうでもないですよ。この修行2年目でここまで腕を上げたのは素晴らしいです。」
レア「ですけど、もう少し工夫すれば、使う弾の数も減らして多くの的を当てることが出来るかも。」
アビス「うーん、そういえばガルッチは一度も試した事はないようです。矢で複数の敵を射抜いたことはありましたけど…………。」
レア「…………矢でも出来たなら、銃だって出来るはず!的をお願いします!」
アビス「わ、分かった。ちょっと待って─────」
-キューバン展望台 ボス部屋-
「グヌヌ、ナカナカヤルナ。」
そして英竜達は、3度目に現れたタコツボザムライと戦っていた。タコツボザムライはどれだけ攻撃しても、ほとんどが英竜の刀で受け止められてしまい、逆に士織達の攻撃を食らってしまい、もう後がない状態だった。
英竜「そろそろ決着をつけようか。この一閃で、賭ける。」
「……………ヨカロウ、ナラバ我ガバイクノ力、思イ知ルガイイ!!」
英竜「来い。」
【ガッシャット!キメワザ!】
【ギリギリクリティカルフィニッシュ!!】
-ミズガルト-
アビス「よし、不規則かつ最速にしておいたよ。」
レア「ありがとう。」
レアの方は、銃を構え、複数に飛び回る的を予測しながら目を閉じた。だが、不規則なのか、いつ真ん中に来るのか分からない。しかも光速並みの速さで、仮に撃ったとしても、外れも同然。
おまけに複数な為、いつ重なって来るのかは分からない。
もし全部を射抜くというとなると、相当な至難の業。それだけの運とタイミングが必要なため、誰一人も出来たことはなかった。
アビス「(大丈夫かな?いくらガルッチ譲りがあっても、此ばかりは難しいよ?)」
-キューバン展望台 ボス部屋-
そして英竜もまた、目を閉じた。刀を仕舞い、何時でも抜けるように、居合いの構えをしていた。
タコツボザムライのバイク音が聞こえ、英竜に近付いてくる。
英竜「(まだ遠い。もう少し引き付けて……………。)」
士織「英竜!!」
藍「お願い…………、勝って!」
夜神「………大丈夫、英竜なら出来ます!」
士織達は祈った。英竜の勝利を。そして……………………。
英竜レア「「そこだ!!!!」」
『ズバッ!/ズドンッ!』
-キューバン展望台-
ガルッチside
……………ん!?
こいし「如何したの?」
ガルッチ「今一瞬だけ、お姉ちゃんとレアのタイミングが、一緒だったような気が…………。」
全王神「えっ!?遠くに離れてるのに感じ取れるの!?」
ガルッチ「……………いや、まさかね。」
レア、君の修行が終わるまで、戦いながらずっと待ってるから。だから、絶対に帰ってきて……………。
ホタル「あ、帰ってきたで。」
それまでは、僕がお姉ちゃん達を守ってみせるから。
sideChange
-ミズガルト-
レアside
どうも、初めまして。レアといいます。今一瞬だけ、お母さんの動きを感じ取って撃ったら、思わぬ事に、全部の的を射抜いてしまいました。
まるで、お母さんの動きを合わせただけで、確実に当たると教えてくれるかのように…………。
アビス「……………此は、凄い。」
アビス先生も驚愕しています。私もそうです。けど、まさか全部の的を射抜くなんて、思いもしませんでした。
アビス「ど、どうやったんだ?」
レア「分かりませんが、一つだけ言えるとしたら…………。お母さんの動きを合わせた、と言うべきでしょうか。」
アビス「英竜さんを?でも、英竜さんは、ガルッチさんと一緒に─────」
レア「それは分かっています。少し、感じ取りました。お父さんの思いを。ずっと待ってるって…………。」
アビス「……………親子の絆ってものですかね。」
かもしれません。お父さん、お母さん、藍姉さん、士織姉さん、夜神姉さん、未来お兄ちゃん、フランお姉ちゃん、こいしお姉ちゃん、イリヤお姉ちゃん、皆。
必ず、修行を終わらせて、帰ってみせます。だから、待ってて下さい…………。
next episode
今回はレアの登場でした。
まだ性格は定まってはいませんが、一応努力家っていう設定があります。いずれ本格的に登場させるつもりですので、それまでは待ってて下さい。