---リアス---
「亘、帰ってきた♪」
オーフィスが玄関に走って行く。私も小猫も彼女に付いていく。すると、玄関にはボロボロな姿の亘がいた。
「ただいま…疲れた…リアス…」
私達の顔を見て、その場で崩れるようにして倒れた。抱き抱えて、彼の部屋のベッドに運ぶ。オーフィスは彼の手を握り、オーラを栄養剤代わりに送り込む。小猫は彼の全身を探査して、悪い箇所を探し出している。
私は、ソーナ、お兄様に連絡をした。程無く、ソーナ、椿姫、翼紗、お兄様が転移してきた。
「容体は?」
お兄様が小猫に確認をした。
「睡眠不足…疲労…脱水…栄養失調…です。外傷もありません」
亘が出撃して3日。突然帰ってきた彼。どこで何をしていたやら。
「医療機関に連れて行くか」
「ここにいたい…」
お兄様の呟きに亘は反応した。反応したけど、その後に聞こえるには、寝息だけだった。
「交代でオーラを流し込んでください。生命エネルギーが空に近いです」
それって、死にそうってことでは…皆、そう思っているようだが、言葉に出す者はいなかった。
それから、交代でオーラを流し込み、点滴を流し込み、亘の看護をした。添い寝も順番でしていく。皮膚からの刺激が大事なようだった。こっちの世界での愉しみ、それがこっちの世界へと彼を誘導する道しるべになると、お兄様の知り合いがアドバイスをくれたそうだ。藁にも縋りたい私達は、それを実行したのだった。
2週間位して…
「ここは…」
「帰ってきたんだよ、亘」
彼は、私の添い寝の時に目覚めた。
「なんで、刺さっているの?」
身体の一部が私の中に入っていることを、不思議に思っているようだ。
「亘が、こちらの世界に戻れる為のおまじないよ」
「そんなおまじないは、聞いたこと無いよ」
「えっ?そうなの?」
おまじない系は、亘の担当分野だった。その亘が知らないって事は…眉唾物か…
「でも、良かったよ。暖かい温もり。みんなの温もりは感じた。刺す必要性は無いけど、添い寝は正解だな」
まぁ、正解なら良いか。ソーナ達の添い寝要員とお兄様に連絡をした。すると、すぐに転移してきた面々。
「うん?憐耶もしてくれたのか?」
「はい♪」
「そうか、ありがとう」
ソーナの新眷属の一人の頭を撫でる亘。嬉しそうな彼女。焼いちゃいけないけど、焼き餅が…
「で、白龍皇の目的は?」
お兄様は亘から情報を聞き出す。
「オーフィスの奪還だったようです」
「彼女かい?」
意識の戻った亘にべったりの彼女を、指差したお兄様。
「はい。こう見えても、最強クラスのドラゴンですからね」
「あっ…まさか…無限の龍神?」
「そう呼ばれることもあります。僕にとっては、かわいいガールフレンドですけど」
「おい…」
顔色が優れないお兄様。
「で、白龍皇は瀕死だと思います。けっこう、流血していましたし」
「それで、君は3日間、どこにいたのかな?」
そうそう、それが知りたいんだよ。
「無邪鬼を出してので、彼が戻るまで時間を1000年くらい過ごして、戻って来ました」
「1000年?どこで過ごしたんだい」
何、その年数は…
「僕専用のフィールドです。そこで何千年過ごそうとも、リアル世界では1、2秒程度しか経過しないんです。ソーナ達は連れて行ったから知っているだろうけど。で、リアルタイムで1、2秒ですけど、僕的には1000年くらい経っているので、精神、エネルギーが疲弊して、ここまで歩いて戻って来るのに時間が掛かりました。100mを一気に歩けなかったというか…転移術を使える程オーラも無かったし…無邪鬼を呼び出す弊害です」
で、ボロボロになった訳か…
「無邪鬼は安全なのか?」
お兄様の表情は真剣であった。そんなに危険な物なのか?
「僕の感情の封印が解けない間は安全です。僕の感情の封印が解けるとダメかも…」
感情に封印?だから、彼は感情が乏しいのか?
「本当はリアスやソーナと愛という物を堪能したいんですけど、それをしちゃうと、たぶん世界は無くなるかと…感情に飲まれたらダメというか、無心になるとダメというか、感情が暴走すると危険というか…僕は欠陥だらけなんです。だから、人との接触を避けて、人のいない山奥で暮らしたかった」
もしかして、エロに興味無いんじゃなくて、今までエロの無い世界にいたのでは?
「でも、人並みには育って欲しいって、祖母や神代本家の人達が、僕を学校へ通わせたんです。もし、無邪鬼が暴走したら、神代本家で迎え撃つから、心配するなって…でも…僕は…無邪鬼を悪として成敗して欲しくなかった。彼は悪くないんです。彼に願いを託したやつが悪なんですよ。ねぇ、サーゼクスさん…あぁ~!」
感情が爆発しそうな雰囲気の亘は、自分で自分に術を掛けて意識を飛ばした。その場に倒れる彼。彼を咄嗟に支えるお兄様。
「リーア、ソーナ君…これが彼の真実だ。人外寄りで、優しすぎるんだろうね。自分の身を削って、精神を削ってでも、護りたいって気持ち、君達ならわかるだろ?」
頷く私とソーナ。
「彼はイヤで家出している訳で無いんだ。感情が爆発しそうになり、その場から去っているだけなんだよ。彼のことを理解して貰えないかな」
苦しそうな顔で意識を飛ばした亘の頭を、優しく撫でているお兄様。
「ソーナ君達を調教した件も、なんらかの感情が爆発しそうになったのかもしれない。君達には災難だったが、彼にも事情は有るんだよ」
「いえ…その時は災難でしたけど、その後…おつりが出るくらい良くしてもらっています」
ソーナは心配そうに亘を見ながら、お兄様に説明している。
「魔王として介入しようとは思わない。小猫君の見つけた彼の『安堵』の能力、彼に会ったときから、その能力の影響を受けていたのかもしれない。心穏やかに事に当たれているからね」
彼と添い寝をした者は総て、『安堵』の能力により心が穏やかになっているんだろう。私も含めて。じゃなきゃ、こんな亘の愛人だらけの集団で、修羅場にならないのはおかしい。
「ただ、彼自身にはその能力は効果が無い。だから、君達で彼に安堵な心が維持出来るように見守って欲しい」
私達は頷いた。今まで、亘は一人で戦っていたんだろう。陰陽師は表舞台には出て来ない戦士だから。亘の護る者は人外が大半だったらしい。そんな彼だから、人のいない山奥で暮らしたかったのかもしれない。
---亘---
禄でも無いおまじないを、言い出した人物に心辺りがあった。その人物を訪ねてみる。部屋の呼び鈴を鳴らすと、目的の人物が現れた。
「うん?今日は呼んでいないが…」
作務衣を着たおっさんが現れた。
「なぁ、サーゼクスさんに、禄でも無いおまじないを教えなかったか?」
「な、何でそれを…お前…まさか…」
「うん?ほぉ~アイツのオーラを感じる。まさか、グルだったとはな」
室内に勝手に入っていく。
「おい、不法侵入だぞ」
「堕天使が人間の法律を振りかざさない欲しいな」
「なんだと~!」
おっさんに、先日退治したヤツラの羽を渡す。
「そいつらに襲われたんだけど、おっさんの知り合い?」
顔色を変えていくおっさん。その隙に、奥の部屋に行く僕。
「君が白龍皇だね」
僕より歳上に見える青年がいた。
「貴様…あの時の…」
「まさか、ヴァーリをこんな目に遭わせたのも、お前か?」
おっさんが僕に質問をしてきた。
「そうだとしたら、どうします?ここで消しますか?僕は既に仲間に信号を出しましたけどね。堕天使対陰陽師、さてどちらが勝つかな?興味無いですか」
「アザゼル…気を付けろ…そいつは無邪鬼持ちだ」
おっさんの名前はアザゼル。青年の名前はヴァーリか。
「お前が人札か…」
「懐かし二つ名ですね。僕はもう陰陽師では無いですよ。表向きはねぇ」
僕は聖剣を手にして構えた。聖剣が放つ聖なるオーラで、ヴァーリの表情が歪んでいく。
「彼はハーフ悪魔ですよね。聖剣のオーラを浴び続けるとどうなるか、興味は有りませんか?」
「待て!お前はクレイジーなのか…」
僕とヴァーリの間に入るアザゼル。
「人札をする者に、正常な神経の者などおりません」
僕は人札。お札で封じ込めなかった人外を、自らの身体を器として封じ込める、アイテム属性の人間だ。普通の人間ではしない行為…そう、クレイジーなのさ、僕はね♪
---ヴァーリ---
暗闇の世界に飛ばされた。目の前には、あのクレイジー野郎がいるだけで、アザゼルの気配は無い。
「ようこそ、僕の専用フィールドへ♪」
「専用フィールド?ふざけるなよ」
何かがおかしい。身体がいつもと違う感じだ。アイツが俺を抱いている。ケツの谷間に指を這わせるアイツ…そっち系なのか?えっ…股間に感じる感覚が違う。胸を揉まれるって、こんなに良いのか…半開きになった口から暖かい液体が溢れ出て行く。
「君の身体を女性にTSさせたよ。僕も同性とするのには抵抗があるから」
女性にした?自分の胸を触ると、柔らかで弾力のある乳房が…
「どう?女性の感じる刺激って…やみつきかな?」
頭の中が白くなっていく…こんな感覚は初めてだ…あっ…俺の中にアイツの肉体の一部が入って来た。太股を伝う暖かい体液…俺は彼の刺激を求め始めている。彼の肉棒を頬張り、彼が私の秘部を舐め回している。ダメだ…人格が女性化していく。私は…元々女性だったのかもって、思うようになってきている。そうじゃない。私はヴァーリ・ルシファー…違う…私は…
「もっと、突いてください…」
快楽の波に飲み込まれて行く。こんなにも…戦闘よりも感じる行為があったとは…もっと弄んでください…私は彼の行為を待ち望んでいる。
---アザゼル---
ヴァーリが一瞬黒いモヤに包まれると、その場に倒れた。口から泡を吹いている。何をされたんだ?
「次はアザゼル。貴方の番ですよ。どうされたいですか?」
白龍皇を失神って…コイツ…危険すぎるだろ…逃げないと、俺ですら…転移陣を発現させるも、発動しない。何?
「この建物内で、魔法は使えませんよ。あぁ、僕のは魔法では無いですから、使い放題ですけどね」
こいつ、クレイジー過ぎだろう…棚に置いて有った剣を手にして構える。
「あぁ、言って置くのを忘れましたけど、僕はこれでも聖戦士なんですよ」
アイツの構え…隙が無い…ここまでか?
「亘君、そこまでにしてください。あとは、私が担当します」
サーゼクスが現れた。助かった…我が友よ♪
「魔法が使えないから、久しぶりに階段を上がってきましたよ」
「サーゼクス、いい処に来た。コイツはクレイジーなヤツだ」
「アザゼル、知っていますよ。彼の事は詳しく。なんたって、私の将来の義理の弟ですからね」
え…リアスの彼氏って…あっ、眉唾のおまじない…マズい…
「そうですか。白龍皇とはぐれの最上級悪魔とグルだったとは」
サーゼクスの目付きはマジになっている。
「誤解だ…最上級悪魔の方は知らない…」
「では、白龍皇の方は知っているで良いかな?」
目でヴァーリを差した。
---ヴァーリ---
呼吸が荒い…身体をチェックすると男性のままだ。幻覚系の術なのか?当惑していう俺に、彼が近寄って来た。俺の頭を鷲掴みにして、目と目が見つめ合うようにした。
「君の中に僕の眷属である式神を入れた。僕が死なない限り、この術は解けない」
「なんだって…」
「君はもう僕に逆らえない。試して見るか?舐めろ」
俺は…アザゼル達の見ている前で、彼の肉棒を美味しそうに舐めている。上目遣いで彼の機嫌をチェックしている。彼の悦ぶ顔が見たいと思う俺がいる。舌を駆使して、彼の表情が崩れる場所、方法を模索していく。
「どう?わかったかな?立場の違いを」
屈辱だ…舐めているだけでは物足り無い俺は、アザゼル達が唖然とした表情で見つめる前で、彼の肉体の一部を口に頬張っていた。
「言われた以上のことが出来るのか。では、少し変えてみるか。僕が念じた時だけ、女性になるって言うのは?」
やめろ~!口に頬張っていて、言葉が出せない。俺の身体の変化を感じる。先程と同じ…それって、あれは幻では無く現実だったのかぁぁぁ~。私の人格も女性化していた。太股の内側が痙攣している。足の裏が熱い。血流量が増えている。ダメだ…イヤだぁぁぁぁ、アザゼルに見せたくない。
「なぁ、アザゼルに秘部をご開帳させてみるか?」
彼にお尻を触られただけで、身体が反応している。やめてくれ~!大股開きにされ、秘部をアザゼルに堂々と晒した私。アザゼル、そんな目で見ないでぇぇぇぇ~
そしてアザゼルの見ている前で、私は彼に処女を奪われて、彼の下僕になった…
---リアス---
亘の部屋に入ると、亘が男性とキスをしていた。固まる私…
「あぁ、リアスか。3Pするか?」
えっ?知らない男性と?
「無理…知らない男とは無理だよ~」
「男?あぁ、TSするのを忘れていたよ」
はぁ?TS?
「男性用の屈辱刑に、TSしてから調教を加えたんだよ」
亘がエロではなく、変態方向へ舵を切った気がする。
「亘、男とするなら、私と…」
目の前の男性がTSされると、すごく美人な女性になっていた。ショック過ぎて、言葉が出ない。スタイルはスレンダーながらも、出る処は出ている。固まっている私の目の前で、立ったまま交わり合う二人。とても美しい光景を見ているような気分になる。
「亘君、もっと責めて…あぁ…いいよ、いい…」
あぁ…スタイル…あの女性のスタイル…負けている…ダイエットしないとなぁ。
「あぁぁ~もっと、激しく、速く、奥へ…」
そして、彼女は果てた。それと同時に元の男性に姿が戻った。
「リアス、おいで♪」
亘の瞳が怪しく輝いていそうだ。いやぁぁぁぁ~!
気が付くと3Pだった。前の穴に亘。後の穴にあの男性が、私を慰み者にしていた。二人の竿が、私の中でキスをし合っている。何か複雑だけど、気持ちは悪くない…でも…
「亘…ちょっと…」
話しかけようとした私の口を亘が口で塞ぐ。後ろの男性の手が私の胸を調教していく。病みつきになりそうな、ダブルな刺激。亘よりもごっつい指、亘よりも荒々しい仕草、新鮮な刺激を愉しんでいる私がいた。
二人が同時に前から入って来た。千切れそうな痛み…2本の棒は私の中でアメリカンクラッカーな動きをしている。左右の胸を4本の手が弄んでいる。このまま昇天してしまうのでは無いかという恐怖と快楽が紙一重で私を包んでいく…
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二人の共同作業により、玩具にされ、果てた私は床に転がっている。体液塗れで、精も根も尽きている。床の冷たさですら、気持ちが良い。床に身体を押し付け、感触を愉しむ。
「ヴァーリ…おいで」
亘の甘い声…
「あっ…はぁ…いい…もっと…お願い…」
喘ぐ彼女?彼氏?私の位置からは見えない。
「あぁ~…」
あちらも果てたようだ。で、私の番?私の頭を鷲掴みをして引き摺り起こす亘。瞳は妖しく輝いている。研究モードかな。これは亘が果てないと無限地獄かな…
「亘…もう無理だよ~」
荒い呼吸な私が、小さな声で、自分の限界を彼に伝えた。
「え?リアスが言ったんだろ?エロくなってって。今、エロさとは何かを研究中なんだ。教材になってくれよ。もう少しでソーナ達も来るから」
ソーナ達も呼んだのね…
「ごめんなさい…亘…エロくなくて良いから…」
私は彼に強く願い過ぎたのかもしれない。彼はその事を心の底から反省して、私の願いを叶えようと暴走しているようだ。今更止めてくださいは、都合が良すぎるのかもしれない。
彼はエロくなろうと必死なんだから…
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翌朝、目覚めると裸体の女性が床に何人も果てて居た。
「もう無理だよ…亘君…」
あの男性はTSされて、まだ教材にされていた。
「じゃ、ヴァーリ、教えて♪エロくなるにはどうすれば良いの?アザゼルが数をこなせっていったんだけどさ」
「あの人の言うことは聞いちゃダメだよ…亘君…今度、ほ、ほ、本物の女性を連れて来る。約束する。だから、今日はもうカンベンして~」
あの人、ヴァーリって言うんだ。彼から身を引き、私と目が合った亘…
「リアス、復活したんだね♪」
私の頭を鷲掴みして、引き起こす亘。ダメだって…もう無理だから…イヤぁぁぁぁぁ~!
---ヴァーリ---
2日振りに解放された。歩くのが辛い…股ずれのような痛さだ。亘君の研究熱心さに脱帽だけど、あの体力の持続も凄い。2日間やりっ放しだったし。
重い身体を引き摺って、アジトにやっと帰って来られた。
「彼女とやりまくりにゃん?」
着物姿の黒歌がきいてきた。
「まぁ、そんなところだ。今度、黒歌とルフェイも一緒に行かないか?」
「え?ヴァーリさんの彼女に会わせて貰えるんですか~♪」
ルフェイが喜びの声を上げた。
「まぁ、そんな処だ…」
亘君、二人を貢ぐから、もっと愉しませてくれよな、ふふふ…