来週は修学旅行だと言うある日。僕達の家では問題が発生した。
「だから、リアスが留守番すればいいだろう?昨年も行っているんだし。まして京都旅行のお土産が奈良漬けってどういうことだよ。しば漬けを希望していたのに」
今年もリアスが修学旅行へ行きたいと言い出したのだった。
「だから、昨年の失敗を取り戻しに行きたいの!今年こそ、お土産にしば漬けを買ってくるから」
「はぁ?僕も修学旅行へ行くのに、お土産?何を、言ってんのさぁ」
誰が子守で留守番をするか揉めていた。ソーナ、リアスは昨年も行っているんだから、留守番ね、って言っているのに、今年も行きたいと言う。
「ねぇ、ソーナが行くことには問題は無いの?」
不満顔のリアス。
「無い!」
即答する僕。
「それって、差別でしょ?」
「リアスが子供達と、幽閉されていればいいじゃん」
そんなリアスに、助け船がやってきた。
朱乃「あらあら、リアスは欲張りねぇ。2度も行くなんて。子供達は、私と母で面倒をみますから、行ってきていいわよ。ふふふ」
朱乃さんが面倒を見てくれると言う。
「ありがとう!朱乃。あなただけが味方ねぇ」
「ふふふ♪」
こんな時の朱乃さんは、何かを企んでいるのだが、リアスは気づかない。まぁ、いいかぁ。
そうそう、理事長権限で、ロスヴァイセが、僕達の学校の教師になって、研修目的で僕達のクラスの副担任になった。
さて、修学旅行の班分け。僕達の班のメンバーは僕、イッセー、ヴァーリ、ヴァイラ、リアス、ソーナ、アーシア、ゼノヴィア、イリナ、桐生…
そして目配せの結果、桐生が班長に決定。桐生だけが異議を唱えているが、桐生以外はみんな、生計を共にしている仲間なので、却下した。まぁ、がんばってくれたまえ、桐生班長♪
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修学旅行当日。みんなで東京駅まで転移して、桐生班長の到着を待つ。
桐生班長が点呼、人数確認をして、新幹線に乗り込む。桐生の正面にイッセーが座り、桐生の隣に僕が座った。桐生がそこから違う席に移動しようとしたが、動けなかった。まぁ、僕らの正体を知っている唯一の一般人だから。怖くて動けないみたいだ。なんか震えているぞ。イッセーは…こいつ、透過の力で桐生の姿を脳内保存しているみたいだ。そのイッセーの顔に怯えている桐生。
イッセーの力の発現はすごい。よくも戦闘で使えなさそうなワザが、次々と出てくるなっと感心している僕。まぁ、あのエロパワーが有るから、仲間への力の譲渡も、生きてくるのだから。戦闘で使えなくても誰も怒る気力すらない。
イリナがイッセーの隣に来た。僕は席を移ろうとして立ち上がるが、呼び止められた。
「おい、逃げるなよ~。幼なじみの仲良し3人組でしょ?」
「イリナはイッセーしか見てなかっただろ?」
「そんなこと…あるねぇ」
図星のようだったイリナ。
「僕はいつもイッセーが羨ましかったよ。イリナみたいなガールフレンドがいたんだから。まぁ当のイッセーはイリナのことを、男だと思っていたけどね」
「何故、俺の間違いを訂正しようとは思わなかったのか?」
イッセーが桐生を見つめながら、質問をしてきた。
「全然思わなかった。だって、イッセーに正しいことを教えたら、意識して三人で遊べなくなるだろ?」
「そうだな。シュウの判断は正しい」
僕の判断に間違えが無いと、納得したイッセー。
「シュウとイッセーは気心が知れた仲間だものね。私はそれが羨ましかったんだよ」
少し膨れっ面のイリナ。
「この旅行中に、何か有るといいな、イリナ」
僕はイッセーを見ながら言った。イッセーは…まだ桐生を脳内保存中だったみたい。そんなこんなで京都についた僕達。
「お兄さまぁぁぁぁ~!」
ホームに降り立った途端、小さい女の子が僕に飛びついてきた。あっ、妹の九重だ。僕の瞼の父が九重の母親と再婚したので、妹が出来てしまったのだった。
「母上が何者か誘拐されました」
九重は泣いていた。えっ?修学旅行に来たんですが…班長の桐生を残して、みんなでサーゼクスホテルの部屋に転移した。
「どういうこと?」
九重へ状況を訊いた。
「父上の住んでいる里の結界を出た瞬間、何者かに襲われて、母上だけ連れて行かれました」
涙を堪えて説明する九重。説明が終わると、また僕に泣きすがってきた。
「今日、明日で救い出して、残りを修学旅行に当てたいなぁ」
九重の頭を優しくなでながら、呟いた僕。
「そんなにうまくいくかな?」
そんな僕の呟きにヴァイラが反応した。
「索敵!」
ならば、僕は九重の母、八坂のオーラを探し出す。そして、見つけた!
「えぇっと…ここは…確か、二条城だ!」
みんなで二条城へ転移する…あれ?出来無い??
「結界を張られているのかもね」
って、ヴァイラ。
「じゃ、これでどうかな?」
僕は空間を斬り裂いて、二条城へ繋げた。チートな方法で作り出した異空間のトンネルを、みんなで抜けた。出た先は…なんで??妙な霧が発生している。ヴァーリが触れると、霧が晴れていった。なるほど、神器による霧だったんだな?乗り込んだ皆と共に、臨戦態勢をとった。
ゆっくり、索敵をしながら進んでいくと、目の前に巨大な九尾の狐が、鎖に繋がれて拘束されていた。
「母上!」
九重が叫んだ。あれって、八坂の本当の姿なのかぁ。八坂の前には、4人の人物がいた。
「曹操かぁ。ということは、英雄派っていうテロリストだ」
ヴァーリはおっさんからテロリストの情報を貰っており、記憶していた。
「これはこれは、白龍皇殿と赤龍帝殿ではないか。赤白が揃っている勢力があったとはなぁ。」
曹操という青年が、槍で肩をトントンしている。肩こり持ちなのか?
「ここで、何をしているのだ?」
曹操にヴァーリが訊いた。
「まぁ、実験だよ。今夜は満月だし、この九尾の狐を糧として使って、グレートレッドを呼び出そうと思ってね。
「呼び出してどうする?」
「倒す!」
「はぁ??」
曹操が飛んでも無い事を言っている。アポは八坂を喰わないと思う。アポはバナナとかの方が好きだぞ!
「僕達は選ばれた者なんだよ。みな英雄の子孫でねぇ。巨大な化け物を倒して、英雄としての名を、馳せようかと思っているんだよ」
化け物?僕の中で何かが沸騰してきた。
「おい!グレートレッドは化け物なんかじゃない。心優しいドラゴンだ」
「君はグレートレッドを見たことがあるのかな?」
「有るよ」
「嘘を吐くのは良く無いよ。普通の人間が会える確率は、まったく無いからね」
曹操の問い掛けに正直に答えたのに…ウソつき呼ばわれされた…その上、僕の大事な仲間のアポを化け物呼ばわりされた…僕の中で何かのスイッチが入った。
僕が放つ異様なオーラに気づいた僕の仲間は、誰も近寄って来ない。
僕は曹操という男に近づいていく。ローブを羽織ったヤツが、霧を発生させた。僕は気にしないで曹操と間合いを詰めていく。
「ジーク!」
曹操の呼び掛けに呼応するかのごとく、腰に何本もの剣を差している白髪の男が前に出てきた。僕は村雨での居合い斬りで、ソイツの両手を斬り落とす。その男は剣を抜くことが出来ぬまま、地面に伏した。
「なんだとぉ、ジークが抜く前に両腕をかぁ…ヘラクレス!」
曹操の呼び掛けに呼応して、次のヤツが出て来た。今度は巨漢な男だった。僕はライトニングナックルに換装して、聖なるオーラを纏わせ、そいつの腹部に叩き込んだ。インパクトの瞬間に聖なる槍を撃ち出し、その男は攻撃する前に地面に伏した。
「強靱な肉体を誇るヘラクレスに、いつの間に4本の聖なる槍を、叩き込んだのだ?…ジャンヌ!」
今度は女性が出て来たが、直ぐに『聖剣創造』を彼女が発動させて、僕へ斬りつけてきた。僕は魔物化して再生力をアップさせて、女性を強制転移で、バチカンへと飛ばした。
「お、お、お前も化け物か?」
声が震えている曹操。
「僕は何を言われても良い。だけどなぁ、僕の大事な仲間を、化け物呼ばわるするヤツは許さない!」
曹操が手にしていた槍で僕を突いて来た。僕はその槍を身体の中に取り込んだ。
「なんだとぉ…」
目を見開いて驚く曹操。
「僕は化け物だからねぇ。他人の能力を取り込むことが出来るのさぁ。これって、神滅具なのか。有り難く貰っておくよ。英雄くん♪」
「きさまぁぁぁぁぁ~!」
「英雄君は神滅具が無いと、ただの人間なのかな?さてと、そこの霧男よ」
僕は霧男の足元に魔法陣を展開して『ウルティマウエポン』と言霊を送り発動させた。霧男は瀕死の状態で地面に伏した。
「さすがにお前でも、その巨大な鎖は外せまい。ふふふ」
「じゃ、お前が呼びたかった者を呼び出して、鎖を引きちぎってもらうよ」
「何?」
曹操の顔から血の気が失せていく。僕は龍門を1つ展開して、グレートレッドを召喚した。全長が100メートル有る巨大なドラゴンが出現して、八坂を繋ぎ止めていた鎖を、次々と引きちぎっていく。
「なんだとぉぉぉぉぉ~!貴様、グレートレッドを使役させているのか?」
曹操という男は驚愕の表情で、グレートレッドを見据えている。そんな曹操をスルーして、役目を終えたグレートレッドは龍門に帰っていったけど。
「貴様、何者だ?」
「聖者だ」
「聖者だと??化け物なのに?」
「化け物だから聖者だ。人間だったら聖人になる。そんな事も知らないのか?テロリストのくせに!」
「今回は退くが、次に会ったら、貴様を倒す!」
捨て台詞を残して、曹操の瀕死の仲間達がどこかに転移していった。九重はテロリストが居なくなったのを確認して、母親の元へ急いだ。
「母上さまぁぁぁぁl~」
明日から修学旅行が楽しめそうだな♪
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みんなで宿、サーゼクスホテルに帰ると、ロビーに桐生がいた。足元には荷物が置いてある。今、着いたのか??
「どうしたんだ?」
桐生に訊いてみた。
「どうしたんだじゃないでしょ?私を一人、駅に置き去りにして…」
目に涙を一杯溜め込んでいる。高校生だもんな。迷子になったくらいで、号泣は出来無いよな♪
「まさか、迷子になったとはいわないよね?」
桐生「…」
「え?迷子になったの??」
冗談で言ったのに…マジで迷子になっていた桐生。
「みんなに付いて行けば良いと思って、宿泊場所を把握していなかったのよ~」
「…おい、班長だろ?覚えておけよな!」
桐生が僕を涙目で睨んでいる。まぁ、スルーだな♪
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メシも喰ったし、風呂も入ったし、あとは寝るだけ。僕は二人部屋でイッセーと同部屋だ。…だったんだけど、イッセーがいない。どこかへ夜這いでもしたのかと、あまり気にも止めなかった。
しかし、しばらくしてから、ドアがノックされて、桐生が入ってきた。
「イッセーが女風呂を覗いて、女風呂の前で全裸で正座をさせられているわ。まったく、あんたら、悪魔は禄なもんで無いよね!」
うん?僕は悪魔では無いけど。それに悪魔とか関係は無いだろうに。問題なのはイッセーのエロい欲望のはず。って、こいつは、僕に襲われるって心配をしていないのだろうか?僕の中でイタズラ心が芽生えた。迷わず、僕は桐生の眼鏡を奪う。
「ちょっと!眼鏡を返しなさいよ~」
「あれあれ♪眼鏡無い方がかわいいじゃん」
顔を紅潮させる桐生。僕は桐生と転移した。ポケットマネーで予約した部屋。ふかふかのベッドのあるセミスィートだ。リアスの夜這いから逃げる為の避難所として借りたアザゼルホテルの部屋。転移して直ぐに、桐生の浴衣の帯をほどいた。
---桐生---
眼鏡が無いから、ぼんやりとしか見えない。部屋の感じが変わった気がする。薄暗かった和室が照明の明るい洋室になった気がする。ふいに、帯をほどかれてしまった。
「何をするのよ~」
浴衣を脱がされてしまった。え?ブラも…素早い。そして、私はベッドに押し倒された。えっ?ベッド??和室だったのに??
「ここはどこよ?」
シュウは何も答えてくれない。彼の息遣いしか聞こえない。ここから逃げないと…私は彼を押しのけて、出口を手探りで探した。
「出口を出ても、部屋の中だよ。ここ、セミスィートだからね♪」
え?廊下にでて助けを呼ぼうと思ったのに出来無いじゃない。
「後ねぇ、ここはサーゼクスホテルで無いから。部屋を出たらどうなるか知らないよ」
はぁい?ここはどこの宿なの?そもそも宿なの??急に恐怖感を覚えた。背筋が冷たい。彼の手が私の胸を弄っている。慣れた手つきで私の胸を弄ぶ。兄?この感覚は。自分の手で弄んでもこんな感覚になったことがない。乳首が固く締まってそそり立っていく。そんな乳首を力一杯押し込まれる。
「うっ!いいわぁ」
自分の意思とは関係なく、気持ちが良い事を相手に教えている。ダメだって、コイツの性格だと…私の唇をなめ回してきた。固く閉じていた唇が徐々に開いてしまう。次の刺激を期待して…えっ?今度は、口の中に舌が入ってきた。これってディープキス??本で読んだ知識を総動員する私。彼の手が、私のパンティの中へと入ってきた。そこを弄ぶの??ダメだよ~あぁ…我慢出来無い。
「欲しい…あなたのモノ…」
なんて恥ずかしいことを、言っているのだろうか?私は自分が信じられない。シュウの声が聞こえない。何をどうしたいんだ?突然、膣の中に何かが入って来て動いてる。それに合わせて、私の腰も前後している。あぁ、なんか夢のような出来事だ…
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目が覚めたら、自分の部屋に寝ていた。隣にはイリナが寝ていた。夢だったのかぁ。気を取り直して、イリナと朝飯を食べに食堂に。イリナが言うにはイッセーの正座の刑が終わるまで、見ていたり、話しかけたり、虐めたりしてきて、部屋に戻ったら、私は寝ていたそうだ。きっとはあれは夢なんだ。良かった!
食堂でシュウと、すれ違った。すれ違いざまに、シュウが私だけに聞こえるような小声で
「けっこう、激しいのが好きなんだね」
って…えっ?どういう事?次の瞬間、夢で無い証拠を…彼の手から、私の昨日履いていたパンティーが…グショグショに濡れたパンティが…手渡された。