※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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襲撃

 

 

学園祭最終日。口コミで評判が広まり、僕達の喫茶店は長蛇の列に…僕とリアスは大忙しだ。あ、イッセーもねぇ。豆の酸化を防ぐ為、1時間で使え切れる量を1時間ごとに買いに行ってもらっている。水は水道水を魔法で浄化して、電気ケトルで沸かしていく。

 

僕達の喫茶店に、キャスパーと白音がレイヴェルお手製のクッキーを売りに来ている。相乗効果であちらも儲かっているみたいだ。

 

終了時間になり、接客係達が一斉にクラッカー鳴らし始めた。あぁ、終わったぁぁぁぁ…

 

ヘロヘロになっていたので、後始末をみんなにまかせて、リアスの転移魔法陣で帰宅する。リビングには、お兄さんとおっさんがいた…この組み合わせは、禄な目に遭わない。

 

「お断りします。どうぞお帰りください」

 

何か言われる前に、帰ってもらおうとするが、

 

「おい、まだ何も言って無いぞ、ボウズ!」

 

おっさんが、苦笑いしながら言った。

 

「この組み合わせは、碌な事にならないでしょ?」

 

「ははは、そうだよね。その通りだ。でも、断らないでね。報酬にグレイフィアをつけるからさぁ」

 

僕の指摘を笑い飛ばすお兄さん。先に報酬をちらつかせてきた。僕の好みを熟知しているな。どうせ、碌な事では無いのだろうが…グレイフィアさんと…

 

「あと、セラフォルーお姉さんもねぇ」

 

「二人?報酬が高くないか?」

 

おっさんが不満げに、文句を言っている。

 

「では、お帰りください」

 

サーゼクス邸に続くドアを指差す僕。

 

「話くらいは聞いて欲しいなぁ。セラフォルーも善処するからさぁ」

 

僕は二人の前に座った。リアスは、何か言いたそうだったが、巻き込まれたくないので、何も言わずに自分の部屋へと去って行った。先日のはちみつの刑が効いたみたいだ。

 

「この前、放映されたレーティングゲームで、お前とガキと眷属に、試聴者が興味を抱いたらしくて、冥界のTV局が今度、チームシュウの特番をやりたいみたいなんだ」

 

「協力してもらえないかな?シュウ君に、わずらわしい思いは、させないように心がけるからさぁ」

 

おっさんと、お兄さんが交互に説明をしてくれた。

 

「特番って、何を取り上げるの?」

 

「メンバー紹介とか、シュウの足跡とか、ガキ共の戦闘力とか、後はな、練習風景かな」

 

「おっさんは、どんだけ関わっているの?」

 

素朴な疑問を口にした僕。

 

「解説者程度の予定だ。聞き手は、この前のナウドになると思う」

 

「……」

 

おっさんには、ギャラが発生するんだな。そんなことを考えて居たら、船を漕ぎ出し…

 

「寝るなよ!」

 

おっさんの声で、意識が戻った。あ、いかんいかん。疲れで眠気が…ガブに珈琲を淹れて貰おう。

 

「で、お兄さんは?」

 

「一応、眷属だし。義理の兄だしねぇ」

 

「出演希望なのね」

 

頷くお兄さん…はぁ、なんか決定事項らしい。お兄さんが契約書にサインしたとか。ここは、魔王様のおっしゃる通りに…

 

「じゃぁ、僕、眠いから」

 

自分の部屋に転移して寝る。寝たはずだった。でも、転移したのはヴァイラの部屋だった。

 

「シュウ、疲れている時は…ねっ♪」

 

熱い夜は終わらない…

 

 

 

---アザゼル---

 

放映の日。スタジオ収録は生らしい。シュウはレイヴェルに連れられて、スタジオ入りした。司会のナウドも入ってきた。シュウの護衛としてヴァーリとヴァイラがシュウに付き添っている。

 

「今日の特番は、先日のレーティングゲームで人気上昇中のチームシュウだよ。彼らの強さの秘訣や、彼の生い立ち、メンバー紹介などをするので、最後まで見てね!」

 

ナウドの声で、番組がスタートした。

 

まず、シュウの生い立ちから。再現ビデオも製作して、それを流しながら、当時のことを関係者が語る、お涙頂戴物だ。こうして振り返ってみると、ボウズって、とんでもない人生を送ってきたなぁ。生まれ持っていた能力って、『結界無効』と『知恵の精霊との会話』だけだもの。よくここまで、強くなれたものだ。

 

次に眷属紹介と、ボウズの駒の秘密。駒の秘密は、開発者のアジュカの説明だけだ。眷属紹介が流れ出すと…特に1軍メンバーなのだが、ハンデ制限の意味がわかったようだ。あの時、1軍VS2軍の提案を、魔王を含む2軍メンバーが、強く反対した理由もわかったようだ。シュウの1軍は実戦でこそ生きるメンバーだ。レーティングゲームなぞの悪魔属性のメンバーでは、倒せない程の最凶さが、前面に出る放送となった。

 

次に流れたのは、ボウズVSルシファー眷属のゲームだ。もちろん、エロなシーンはカットされている。ボウズが召還した者の簡単な紹介も流れた。ボウズの意向で、アポとオーフィスは紹介されなかった。あの二人というか、あの二体の正体がばれると大騒ぎになるだろうしな。

 

他にも、対サイラオーグ戦、対ロキ戦、対グレイフィア戦、対セラフォルー戦、対オーディン戦、対俺戦とかが流された。

 

「アザゼルさんも、子供二人にやられていたんだすね…」

 

ナウド、セリフが棒読みだぞ。それだけ、衝撃的な映像が、いくつを流れていた。

 

「やられたというより、屠られました。死ぬことを体験できるとは…シュウに生き返らせてもらって、今ここにいます」

 

最後は鍛錬の風景だ。死んでもすぐに生き返らせて、次の戦闘を始める。ボウズの家の当たり前の事が、大反響を呼んだ。死を恐れずに、隙を見せたら屠られる、彼らが最強の戦士たる所以を垣間見たようだ。まぁ、これを見ちゃうと、普通の鍛錬なんか、お遊びに見えてしまうもんな。

 

特番放映は無事に終わった。こんなのを見ちゃったら、ボウズとゲームするチームは現れるのかな?まぁ、テロリスト相手に戦ってもらえばよいかな。

 

収録終了でほっとしていたら、局内が慌ただしくなった。何者かに襲撃されたようだ。俺は、情報を集める。ボウズたちは屋上に向かった。どこの勢力だ??

 

 

 

---ヴァイラ---

 

屋上に上がると多数の死神とシャルバ・ベルゼブブが襲撃してきた。私達は臨戦態勢になり、死神達を屠る。でも、数が多すぎる。突然、シャルバが龍門と展開してきた。

 

「そこのドラゴンよ、死ね!」

 

毒々しい色をしたドラゴンがヴァーリに向かっていく。しかし、シュウが間に入り、龍門を展開して、堕天使サマエルを召還して応戦する。

 

「なんだと??本物はお前に使役していたのか?」

 

シャルバの召還したニセサマエルは、堕天使サマエルが屠った。自分の偽物を作ったシャルバに、怒りを向け突進していく堕天使サマエル。シュウは龍門を更に展開して、黒いドラゴンを召還した。

 

「はぁ?オーフィスだと…お前、最上位ドラゴンを集めすぎだろう?」

 

シャルバが呆れるように、シュウに言い放った。シュウは彼の言葉をスルーして何かを考えている。その間にオーフィスは死神を無限の炎で焼き尽くしていく。サマエルに追い詰められたシャルバは、何かを発動したが、その瞬間に、サマエルに喰われた。

 

こうして、TV局の襲撃はどうにか終息した。

 

 

 

---曹操---

 

シャルバの術で、レオナルドが強制禁手化『破滅の覇獣鬼』状態になり、冥界で13体の巨大魔獣を生み出した。さぁ、私の神滅具を奪った憎きアイツはどう出るかな?

 

ふふふ、俺達も冥界で暴れようぜ!

 

 

 

---サーゼクス---

 

TV局が、死神に襲われたと報告があった。その後、急に巨大な魔獣が、冥界に13体も出現した。冥府の死神、ハーデスの仕業か?

 

アザゼルがTV局から、私の元に来た。

 

「ハーデスのじぃさん、シュウに恨み持っているからな」

 

「サマエル様の件かぁ。まぁ、冥府から盗み出しているようなものだからね。これ以上、動かないように見張りに行こうと思っている」

 

これからの予定をアザゼルに伝えた。シュウ君の敵は僕の敵であるし。

 

「ここは?」

 

心配そうな声のアザゼル。

 

「アジュカとファルビウムに任せた。こんな状態で、更に死神の大群はごめんだからな」

 

「じゃ、俺も行く。あと、護衛も連れて行くぞ」

 

準備を整え、僕達が冥府へ乗り込もうとした時、シュウ君が僕達の目の前に、転移してきた。

 

「冥府の件は、カタが付いたから」

 

「どういうこと?」

 

何か嫌な予感がする。無表情のシュウ君…こういう時は何かを、やらかしている時が多い。

 

「うん?ガイアとシルキーとで、冥府巡りして来たよ」

 

背筋を冷たい物が走る…まさか、おぃおぃ…

 

「じゃ、今度は13体の玩具と遊んでくるね♪」

 

そう言い残して、彼は転移していった。

 

「なぁ…冥府は全滅かな?」

 

アザゼルの声が震えている。シュウ君の無表情から恐怖を得たようだ。僕もそうだけど。

 

「たぶんなぁ…ハーデスの灰でも、拾いに行こうぜ」

 

気が進まない作業ではある。

 

 

 

---シュウ---

 

曹操と出くわした。自慢げに、あの魔獣は手下の神滅具で生み出したと言う。曹操はお話好きだから、対処が楽だよな。念話でヴァーリへ、魔獣にタッチすれば消えると指示する。ヴァーリの爺ちゃんから奪って、ヴァーリにプレゼントした『神器無効化』って便利♪

 

「で、僕の神滅具を返してもらおうか♪」

 

「何だっけ?」

 

細かいことを覚えるのは苦手だよ。

 

「僕の槍だよ!」

 

「あぁ、アレね…あげちゃったよ、だから持っていないけど」

 

事実を伝えた。

 

「あげただと?神滅具だぞ?貴様、価値がわからんのか?」

 

僕が持っていても、宝の持ち腐れだし♪

 

「だって、僕は槍が使えないもん。こういうのは、得意な人が使うといいんだよ」

 

神滅具『黄昏の聖槍』をプレゼントした椿姫を召喚して、ジャンヌと戦わせる。後、アーサーをジークと、プロモーション『女王』でバロールモードのギャスパーをゲオルクと、リヴァさんをヘラクレスと戦わせる為に召喚した。

 

「あっ、あの槍!僕のだ」

 

椿姫の使っている槍を指差す曹操。

 

「そうだよ♪」

 

「おまえぇぇぇぇ~!、許さん!」

 

「あぁ、早々、曹操君。13体はもう消したからね♪」

 

「え?倒したでなくて、消したとは?」

 

呆気に取られている曹操。

 

「僕の眷属が触ったら消えちゃってさぁ。幻なんか出して、冥界を驚かそうとしての?」

 

「まさか??お前の眷属って、『神器無効化』を持っているとか?」

 

「曹操君、正解!」

 

「お前ぇぇぇぇぇ!どこまでも、愚弄してくれるなぁぁぁぁ~!」

 

カンカンに怒っている曹操。

 

「そんなに怒ると血管切れるよ♪」

 

「をい!笑顔で話しかけるなぁぁぁぁ~!」

 

曹操と話している間に、曹操の仲間は捕縛された。

 

「僕の仲間を倒して捕縛かい?ふふふ、これからが、お楽しみだぞ!」

 

曹操は、何かに合図している。が、何も起きない。いつまで経っても、何も起きない…

 

「何も起きないけど?不発かな?」

 

「おかしいなぁ。プルートが大群を連れて来るはずなのだが…」

 

「あっ♪それって、冥府にいた骸骨かな?」

 

「そうだ!えっ?!……いた??」

 

顔色が悪くなっていく曹操。先手必勝だよ♪

 

「もういないよ!全員、浄化しちゃったもん♪」

 

「なんだと…ハーデス様もか?」

 

開いた口が塞がらない感じの曹操。

 

「あぁ、あの偉そうな骸骨?あれは粉々にしてから浄化したよ。これが、そうだよ!」

 

曹操の顔に灰を撒いた。曹操は鼻や口から吸い込み、目にも入ったみたいだ。

 

「げほっ!げほっ!きさまぁぁぁぁ!!」

 

僕と曹操だけ、アイツをあらかじめ、獣門より召喚してあった仮想フィールドに、転移した。アイツを診て固まる曹操。次の瞬間、曹操の姿は消え、アイツの咀嚼音だけが、仮想フィールドに響いた。

 

「何も準備しないで、来たと思ったのかな?」

 

食べ終わると獣門へ帰って行ったので、仮想フィールドを閉じた。

 

 

 

---サーゼクス---

 

冥府は灰だからけだった。骨が1つも見つからない。神殿は微塵になっていた。

 

「あの短時間で、こんなにしちゃうのかぁ…」

 

僕は、義理の弟とその子供達に、恐怖を抱いた。僕らでも、手こずりそうな相手だったのに…

 

「敵にしたくないなぁ。サーゼクス、お小遣いをケチるなよ!」

 

「そうだね。ケチったら終わりだよ」

 

甥っ子、姪っ子がラスボスなのか…

 

 

 

---ファルビウム---

 

アジュカと対策を練ろうとした矢先、シュウの眷属が数名現れて、事態を収拾してしまった。今回の首謀者のテロ集団「英雄派」を捕縛までしてくれていた。おぃおぃ、俺の立場は…働いたら負けだけど、働く場は奪わないで欲しいぞ。

 

 

 

---シュウ---

 

仮想フィールドにガイア、シルキーと来ている。TV出演のご褒美を貰う為だ。僕はいつものように、グレイフィアさんを強制転移させたが…いつもと違う。メイド服でなくて戦闘服を着ているぞ?バレたのか?

 

「また、サーゼクスだろ?そう思って戦闘服で待っていたぞ。もう、手口もわかっているしなぁ。ガイア君の先制魔力弾なんだろ?」

 

そう読まれるのは、計画のうちです。

 

「はずれ!先制洋服崩壊です」

 

すでに、イッセーの『洋服崩壊』を術式プログラムで作ってある。しかも、言霊で発動する。なので、瞬時にグレイフィアさんは全裸に…♪

 

「なんだって…」

 

戦闘服がいとも容易く脱がされたことに、動揺しているグレイフィアさんは、咄嗟に腕で胸を隠している。きっと、メロンミルク攻撃を、防ぐ気なんだろうけど、『ハニー』と『身体停止』を発動。

 

「えっ?!身体が動か無い…何をしたの?」

 

ガイアとシルキーは、蜂蜜の香りにつられて、グレイフィアさんを襲う。

 

「ギャスパーの能力『停止世界の邪眼』を術式プログラム化して、それを改造して『身体停止』を作りました。身体の自由を奪うとともに、感度を倍化していきます♪」

 

「それって…戦闘で使えないじゃない?」

 

グレイフィアさんの呼吸は荒くなっていく。感じまくっているようだ。

 

「使えますよ。今、お見せしますよ」

 

僕は、セラフォルーお姉さんを、ここに強制転移させた。

 

「え?!何でよ~?え~、またここかぁ~」

 

みるみる涙目になっていくお姉さんに『身体停止』を発動した。

 

「あれ?身体が動かない。何で??あっ…え?…シュウ君、解除してよ~。ダメ!下着の感触で、お姉さん、おかしくなりそうだよ~」

 

お姉さんが涙目で訴えてくる。

 

「この間より、強化させてあります。10秒ごとに感度が倍化していきますから」

 

「その才能を戦闘に生かそうよ~。私を苛める為だけに使ったら、もったいないよ~」

 

「グレイフィアさんにも、今使っているから、元は取れそうです♪」

 

お姉さんは、何も抵抗せずに、顔と全身を紅潮している。グレイフィアさんは、既に恍惚な表情だ。そうこうしていると、子供達の動きが止まった。満腹だね。子供達を、それぞれの部屋に転移させた。

 

「どうします?」

 

「最後まで責任持って!ねぇ、いかしてちょうだい!このまま、返却は困るわ~!」

 

グレイフィアさんが涙目。なんか、かわいい…

 

「シュウ君の手で、いかしてよ~!下着に弄ばれるなんていや~!」

 

お二人を、きっちりいかして、お戻り頂いた。

 

僕は僕の部屋に転移した…はず…だったがソーナの部屋だった…あれ?最近、おかしいなぁ??っと思ったら、僕の部屋でソーナが待ち伏せしていた。

 

 

 

 

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