---サーゼクス---
他の3名の魔王達に現況を話した。
「話し合うという選択肢は無かったのかい?」
緑色の髪の男性、アジュカ・ベルゼブブが、僕に問い掛けた。
「有ったんだが、アザゼルがやられたし、リーアの身の危険を案じた結果だ」
「アザゼルは、本当にその子がやったのか?そもそも、あの爆撃の後、生きているのか?」
ファルビウム・アスモデウスが、僕に問い掛けてきた。
「確認は取れていないが、怪我の状態から判断した。確かに、あの惨状で生きているのが不思議なんだが、もし生きていたら、危険だと判断した」
「自分の妹が、かわいいだけなんじゃないの?実の姉を目の前で攫われたんでしょ、その子はさぁ。それは必死になって探すなり、悪魔相手だもの多少のリスキーな事はしてくるでしょう」
セラフォルー・レヴィアタンが、僕に意見を言ってきた。
「誰だって、自分の妹はかわいいだろう?セラフォルーだって」
「ソーたんは、そんな鬼のような真似はしないわよ!」
怒りを露わにするセラフォルー。
「とにかくだ。しばらく静観しろよ、サーゼクス。相手の戦力がわからないのに、攻撃しても無駄死が増えるだけだ」
冥界の軍事を統括しているファルビウムから、アドバイスを貰った。
「俺からも情報を探ってみるよ」
「あぁ、アジュカ、頼むよ」
「話し合いは持たなくていいの?」
「セラフォルー、もう2回も、こちらから攻撃を仕掛けているんだ。もう無理だろう」
---セラフォルー---
話し合いは無理なのかな?考えていたら、現場に向かっていた。更地をイメージしていただのけど、そこには小さな神社と敷地内に小さな家があった。
家が建っている?表札には「鷲尾」とある。呼び鈴を押してみた。何か情報が得られるかもしれないと期待をして。
程無くして、ドアが開き、少年が出てきた。
「魔王のセラフォルーさんが、何か用事ですか?」
私を知っている。なんで?蛇ににらまれたカエルのごとく、私の身体が動かない。私の意思とは無関係に、私の身体が動作している。勝手に家に入っていって、地下室に降りていく。来たことのない家なのに、構造がわかっているみたいに、自然に歩いている。
ある部屋に入った。そこには、女王様コスチュームで、ムチを片手に持っているグレイフィアがいた。
「あら、久しぶりね。セラフォルー。少しかわいがってあげるわよ♪」
え?グレイフィアって生きていたの?なんで、この家に住んでいるの?私はあれこれ考えを巡らしているのに、身体は勝手に動いている。服を脱いでいるぞ。あぁ、全裸になちゃったよ。
「なんで、こんなことをするのよ。グレイフィア!」
「なんで?あなたが探りを入れてきたので、その身体に色々刻み込んであげよと思ってね。ふふふ♪」
嬉しそうな表情のグレイフィア。彼女って、どエスだったんだよね。私はどっちかというとエムなんだけど。
「ヤマト、これが女性の身体よ。よく構造を覚えなさい。セラフォルー、悪いけど、性教育のモデルになってもらうわよ」
え?全裸になっている少年…まさか…
「ちょっと、待ちなさいよ!」
制止をしようとする私。そんな事はお構いなしに、グレイフィアが私の首へ、首輪をはめた。あっ!声が出ない。私の手首を天井から垂れている鎖で固定し、足首を床に固定されている鎖で固定していく。私は空中で大の字の状態にされた。
「ヤマト、女性の感じるポイントは、まず耳よ」
グレイフィアが私の耳に優しく息を吹きかけてきた。刺激を感じて身体がピクついている。耳たぶを舐めたり、やさしく噛んだり…私のウィークポイントを的確に攻撃してくる。顔が熱い。紅潮して来ているみたいだ。
「次に唇」
今度は舐めてくる。あぁ、ダメだって…あっ!舌を入れてきた。これがディープキスっていうものかしら?初めての体験、刺激に身体がヒクついていく。
「いい?女性は感じると、ここから液体が出てくるの」
え?そこはいじらないでぇぇぇぇ~!
「あっ、本当だ。先生、質問です。女性は感じると戦意が薄れるんですか?」
少年よ、そうだよ。戦意が薄れていく自分がいます。はい。
「この顔を見ればわかるでしょ?紅潮してきている。怒って赤くなるのとは違うのは、彼女が発するオーラでわかるでしょ?目はとろ~んとした涙目だし♪」
「あぁ、なるほど」
「次は胸」
グレイフィアが私の胸を弄んでいく。乳房を揉みほぐし、乳首に色々な刺激を与えてくる。胸が張っていく感じがする乳首が引き締まって固くなってきたみたい。胸が苦しいよ~
「息遣いが荒くなってきたでしょ?興奮してきている証よ」
グレイフィアが私の下腹部を弄んでいる。
「この突起は優しく接してあげて。ここが重要ポイントだから」
少年がグレイフィアの指導の元、私の下腹部を弄んでいく。
突起部分をソフトタッチしたり、舐めたり…お姉さん、逝きそうだよ。太腿を暖かい液体が流れている。快楽ってとても気持ちが良いのよねぇ。快楽に酔い始めた私。
「ここが洪水のようになったら、貴方のこれをここに挿すのよ」
あの、私…初めてなんですが…私の心の叫びを知っているかのように、グレイフィアが悪魔のような笑みを浮かべている。
少年は先生に教えられた通りに行動をしている。少年のモノが私の中に挿入されていく。一旦停止して、なにかを破って更に奥に入って来た。入れたモノを前後に動かしてくる。なんか気持ちが良くなって来たよ。気づくと私も腰を振っていた。胸を揉みながら乳首を舐めてくるし。お姉さん、こんな気持ちのは初めてだよ。あぁ、毎日やって欲しいなぁ♪あぁ、この歳になるまで、体験していなかったのは、なんか損した気分だよ。
押し寄せてくる快楽の波を受けていくと、頭の中が白くなって、気が遠くなっていった。
---シヴァ---
魔王の一人を拷問部屋に連れ込んだグレイフィア。あの子に性教育を教え込むって。確かに必要なことだ。私には教えることが出来無い事だし。ここはグレイフィアにまかせるが、あの魔王を今後どうするつもりなのか?
「グレイフィア、あの魔王は、どうするつもりなんだ?」
「当分の間、ヤマトの教育用素材になってもらうよ。女性相手限定だけど、無駄な戦いをしないでも済むかもしれないからね」
「それは了解している。その後だよ」
「教材としの価値が無くなったらかぁ。理由を話せば、味方になってくれるよ。そういう女性だよ、アイツはねぇ。純真無垢というか」
「そのような女性を教材に?」
「一応、魔王だから、プライドを壊してあげないと、素直にならないと思ってね」
「まぁ、悪魔のことは、グレイフィアに一任しているから、任せるけど。あの子を危険な目に遭わせないでね」
「わかっています。ヤマトの身の安全が最優先事項ですから」
---サーゼクス---
セラフォルーの居場所が不明になった。あの魔王4人で会議をした後、行方がわからなくなったらしい。まさか、一人で交渉に行ったのでは、ないのだろうか?話し合いの余地が有ると思ったのであろうか?アジュカに情報が無いかを尋ねた。
「セラフォルーの居場所?わからないなぁ…彼についての情報は無いよ。何か巨大な力で護られているみたいだぞ。こんなに一人の人間の情報がまったく集まらないなんて、初めてのことで驚いている」
「巨大な力って?」
「我々、悪魔であっても、太刀打ち出来ないかもしれない力だ」
「そんな力を、誰が持っているといのだ?」
「一人ではなく複数の力が集結している感じがする。深入りすると、俺でも危ないかもしれない」
「アジュカでもか?」
「あぁ、いくら超越した能力を持っていても、それは悪魔相手の場合に限り、脅威な力になるかもしれないけど、他の種族、特に人間相手になると、脅威では無いかもしれない」
「人間にはアジュカ以上の能力者がいるのか?」
「いるよ。たとえば、闇雲家とリキュール家とマーベリック家かな。この3つの家系の当主は驚異的だよ」
「そのどれかがついているのか、あの子には??」
「あぁ、3つともだとすると、我々に勝ち目は無いぞ」
「そうで無い事を祈ろう」
---アジュカ---
サーゼクスには悪いが、俺は本当の事を言わなかった。あの子には、既に3家ともついていることは。この俺も、既にあの子サイドの悪魔となっていることも。
あの子を連れて、マグレガー、セラフォルー、グレイフィアが、人間界にいる俺を訪ねてきた。グレイフィアは生きていた。サーゼクスからの情報の根本が間違っていたのだ。
「無駄な血は流したくないの。この子の力になってくれない?アジュカ」
グレイフィアから頼まれた。この子に、ボロボロになるまで攻撃をされて、人質にされたんじゃないのか?話を聞くと、人質になった経緯はそんな感じだが、その後が違う。
彼、ヤマトは自分の姉とグレイフィアの交換を持ちかけたのだが、サーゼクスの返答はあの一斉砲火だったそうだ。グレイフィアにとっては、サーゼクスの仕打ちは許せないものになっていた。妻と妹の眷属を天秤にかけて、妹の眷属を取ったサーゼクスの行為、俺も許せないと思った。そこまでして、妹を庇うのかと。
彼の後ろ盾は、俺の予想通り例の3家だった。サーゼクスの眷属も全滅ではなくて、マグレガー他2名が彼の仲間になったそうだ。セラフォルーはグレイフィアに調教されたらしい。その後、事情を聞いて、俺と同じ感情を抱いて仲間になったそうだ。
マグレガーもグレイフィアも、悪魔の駒が無くなっていた。取り出されていて、レビア・マーベリックの手により解析、改造をされているそうだ。
俺は、悪魔の駒を取り出したってことに驚いた。一度入れた駒は二度と取り出せないはずだったから。グレイフィアの話だとヤマトの能力『強奪』だと、相手の能力、神滅具、神器、魔力、覚えている魔術など、様々なものが奪い取れたり、コピーできたり、仲間に譲渡が出来るらしい。たぶん、最強の能力だ。
僕の能力をコピーさせてあげた。セラフォルーもそうしたようだ。
ヤマトから今後の計画を聞いた。リアス君から、姉と仲間の妹を奪い返して、リアス君とその眷属の能力、神器をすべて奪い取りたいんだそうだ。紅髪の悪魔を無力な悪魔にする、これが彼の復讐計画であった。
セラフォルーと俺とで、サーゼクスとリアス君の動きを彼らに知らせることにした。
---サーゼクス---
セラフォルーが戻ってきた。好きな男性ができて、一緒に時を過ごしていたという。彼女の表情は一皮むけたように力強く感じた。嘘は言っていないようだ。
アジュカからは新たな情報が上がってこない。
アザゼルが退院したそうなので、連絡を取ってみた。
「おまえ、また攻撃を仕掛けたそうだな」
「君をあんな風にしたやつを、許せると思うかい?」
「おまえ、相手の素性を知らずに、やみくもに攻撃をするんじゃない。それに俺が攻撃をされたのは、サーゼクス、お前を庇う発言をしたからだ」
「え?」
「アイツは紅髪の悪魔が許せないんだと思う。ソレを庇う者もだ」
「あの子は生きていたんだな?」
「アイツが死ぬときは世界が終末を迎える時だ」
「どういう意味だ?」
「そういう意味だよ。アイツはそういう存在なんだ。だから、攻撃なんかするんじゃないぞ。アイツが本気になったら、この星はリセットをするからな」
「アザゼル、お前はあの子の情報を持っているのだな?教えてくれないか?」
「教えられない。誰にも言うなという約束なんでな。1つ言えるのは、アイツは魔王よりも上の存在だってことだ。気づけよな」
「魔王より上?まさか…神なのか?」
「アイツは自分の生い立ちを知らない。ありきたりの生活をさせる為にだ。それを、お前ら兄妹が…それを邪魔したんだ。それなりの罰は受けることになると思えよ。俺はなるべく軽くなるように動いてみるが、また俺がやられても攻撃はするなよ。お前の味方をしている以上、俺はアイツの敵なんだから」
「罰?人間に罰を与えられるのか?魔王としてそれは拒否だな。やられる前にやる、それが悪魔だよ」
「それがお前の本心なら、俺はお前をもう庇わないぞ。いいなぁ?」
「僕は悪魔なんだよ。人間に舐められた真似をされて黙ってはいられない」