---レイヴェル---
転生人間となり、教会の付属施設で働き始めました。先天性で特殊な力を持って生まれ、力に呪い殺されそうな子供達を「教会最強のエクソシスト」のデュリオさんが各地を巡って、ここに連れて来られています。その子達が呪い殺されないように、ここの主であるヤマトさんが、要因を取り除いています。私達は、その子達が社会復帰できるまでの生活を支援しております。
悪魔だった頃は、生きがいとか、先の夢とかを持ち合わせていませんでしたが、今は充実して幸せです。同僚にはシーグヴァイラさんや、ソーナさんもいらっしゃり心強いです。
---レビア---
ヤマトとヴァーリが訪ねてきた。ヤマトは身体の中からオーフィスを出して、オーフィスがデューイ、ヒューイ、ルーイと遊んでいる。ヤマトは、あの三人と同じような人工知能を待つメカの開発・制作に取り組んでいる。
ヴァーリは、私に相談があるみたいなので、別の部屋へと二人で移動した。
「何かな?」
「私はヤマトに対して、どう接していけば、良いものかと…」
ヴァーリの様子を見ていて、大体わかるのだが、ヤマトの事が大好きなヴァーリ。血の繋がっていない兄妹にありがちな恋愛相談のようだ。
「今まで通りで良いと思うが、ヴァーリはつらくなって来たかな?」
「つらいです。でも、今まで通りの関係が崩れるのも嫌です」
「ヤマトもヴァーリの事は大好きだと思うけど」
「それはわかっています。でも…」
ヴァーリも、そういう年頃になって来たんだな。
「恋愛に関しては、ヤマトは奥手だと思う。急な関係変化には、耐えられないと思うけどな」
「はぁ…そうだと思います」
「もっと、甘えたいのかな?ヴァーリは」
頬を赤らめるヴァーリ。当たりのようだ。
「そうだな、グレイフィアに相談してみなさい。私は恋愛経験が無いからねぇ」
男で興味が有るのは、私もヴァーリと同じでヤマトだけだし。ふと、ヴァーリの視線を感じた。あぁ、なるほど。
「私と同じ体型を目指すのは止めなさいね。ヤマトの隣で戦う貴方は、胸が大きいと邪魔になるから」
顔を真赤にして俯いていしまったヴァーリ。体型を気にしていたのか。グレイフィアも胸は大きい方だしなぁ。
相談は終わったようなので、ヤマト達のいる部屋へ、二人で戻った。
「レビアさん、頭脳だけは出来たけど」
ヤマトの作ったAIプログラムをチェックする。短期間でここまで作れるとは。先が楽しみだよ。
「で、なんで2種類あるんだ?」
「攻撃主体のと防御主体のだよ。留守中の家の防衛をまかせたいんだ。汎用より強烈でしょ?」
「それだったら、もう少し改良しないと。もう少し悩めよ。デューイ、手伝ってあげて」
「了解です!」
---リアス---
セラフォルー様とお母様が私を弄んでいる。あの鬼のような少年によって、私の体液は媚薬にされてしまった。それを求めて、この二人は私を責め立てている。自分の母親に犯される。精神が壊れそうなのに、正常でいられる自分が怖い。でも、身体がうまく動かないので、されるがままの状態が何日も続いている。
あの少年もグレイフィアも、この部屋に来る回数が減っている気がする。私はこのまま、ここで朽ち果てるのかな?涙が止まらない。罵声でもいいから声をかけに、来て下さい…
---ファルビウム---
サーゼクスは、もう使い者にならないくらいに、老いてしまった。毎日会っているから、目の前の老人がサーゼクスと分かるが、しばらく会っていない者には分からないだろう。
アザゼルに診断をしてもらったのだが、ヤマトの能力で、夢や野望を食いつくされた可能性があると言われた。
もし本当なら、最凶の力だと思う。あのサーゼクスを、一瞬で廃人にしてしまったのだから。あと何千年もこの状態で生きなければならないなんて、あっさり殺してくれた方が、本人にとっては幸せだろうに。サーゼクスの安楽死も考えてあげないとダメかな…
アザゼル情報では、セラフォルーは欲まみれの無限地獄に落とされているらしい。
---朱乃---
夢で見ていたことが現実になった。私とヤマトとヴァーリで神社を切り盛りしている。小猫ちゃんと黒歌さんも、巫女さんとして手伝ってくれいる。
鷲尾神社は小さいけど、地下に設置してある姫島神社は、闇雲神社とほぼ同じ構造である。霊的儀式が執り行える正式な神社である。那魅さんに、ヤマト達と同じ様に、左手の甲へ闇雲家の紋章を頂いた。小猫ちゃん、黒歌さんもだ。私達5名は定期的に那魅さんの元で、儀式を行える能力を鍛えてもらっている。
後、私と小猫ちゃんは、悪魔稼業したことで血に染まってしまった手を、那魅さんに浄化していただいた。
---大公アガレス---
娘に会わせてもらえるように、アジュカ様に交渉をしてもらっていた。念願が叶って、やっと今日会える。アジュカ様と待ち合わせをして、駒王町に入る。あらかじめ、許可をもらった悪魔、堕天使、エクソシストでないと、攻撃対象になるらしい。はぐれ対策のようだ。
このエリアはグレモリー家の縄張りだったが、今は闇雲神社直系の鷲尾神社の縄張りだそうだ。目的の場所は神社と教会が併設されていて、邪悪なる者や悪魔、堕天使は、容易に近づけないようになっているとかで、とある場所から、転移して移動することで、無事に家にたどり着けるらしい。あの二度に渡る一斉砲火事件からの教訓らしい。
やっと、玄関前まで転移できた。呼び鈴を押して、家の中に入る。アジュカ様に付いて行くと、リビングルームに着いた。そこには、メイド姿のシーグヴァイラ、グレイフィア様、ソーナ君、レイヴェル君がいた。
「シーグヴァイラ!」
私は娘に抱きつこうとしたのだが、娘に拒否された。
「悪魔が抱きつくなんて、信じられない。私は教会で働く身です。父上であっても、悪魔である限り、そういう行為は止めていただきたい」
え?洗脳されているのか?
「洗脳ではなくて、自発的です」
心が読まれているのか?
「私達は主、ヤマト様のメイドであり、教会で働くことを自ら志願したのですよ」
グレイフィア様が整然という。
「悪魔を辞めたって事ですか?」
「今は人間です。いずれ、違う種族になるかもしれませんけど。悪魔、堕天使には、なることはないでしょう」
「悪魔より人間の方が良いですか?
「寿命や戦闘力を考えると悪魔の方が良いです。なので、悪魔としての寿命と戦闘力はそのままで、転生人間になりました」
グレイフィア様の顔は、優しい笑顔であった。
「そんなことが可能なのか?」
「可能ですよ。主ヤマト様の能力があれば、なんでも可能です。創造する神器がお有りですからね」
「なんと…」
ケンカしてはいけない相手…なんでも創造する神器を持ち、サーゼクス様を一瞬で廃人にしたという、夢や野望を食い尽くす神器を持つ。この少年は創造と破滅の両方の能力を持っているのかぁ。神の子なら、その位の能力は持っていてもおかしくないか。
グレモリー家が、ケンカを売った相手の正体に近づくほど、恐怖を感じる。なんで、このような者へ、ケンカを売ったのだ!!
「主ヤマト様は戦闘がお好きでは無いです。攻撃されたから、応じているでけですので、お間違えのないようにお願いします」
「娘は返していただけませんか?」
「父上、私は帰りません。悪魔の世界に戻っても、生きがいになる生活が、無いじゃないですか?私達は純血悪魔を維持する道具ではありません。ここでの生活は、そういうことを考える時間も知識も道徳も機会もあります」
確かに悪魔の世界には、道徳はない。疑問を持つような教育はしていない。いらぬ知識は調べられない。好奇心や向上心のある者にとっては、窮屈な世界だよな。
「だから、私は人間界に拠点を置いています」
私の心を読んだのか、アジュカ様がお答えになられた。
「冥界の改革が無ければ、好奇心旺盛な者は、冥界を捨ててしまうかもしれませんよ。あと、悪魔が一番エラくて、ほかの種族は下僕だって考え方も改めないと、またしっぺ返しを喰らいます。一番エライのは最高神様です。それを忘れてはいけない」
「確かに、今回の様々な件は、そこに問題がありましたな。で、主様はお会いになれますか?」
「今の時間は、神社で神主の仕事をされております。ですので、お会いされることはできません」
グレイフィア様が答えてくれた。
「セラフォルー様はどうですか?」
「会わないほうが良いと思います。刑の執行中ですから」
「会えるんですね」
「刑の執行を見るだけですよ」
「お願いします」
私はその後、地獄を見た。手足を拘束されているリアス・グレモリー嬢を弄ぶセラフォルー様とヴェネラナ・グレモリーの二人。死を待つ小動物に群がるハイエナのようだった。あのセラフォルー様が…自分の娘を情け容赦なく弄ぶヴェネラナ・グレモリー。地獄絵を見ているようだ。
私はアジュカ様とその家から去った。冥府送りよりも過酷な刑。それは存在した。
---リアス---
セラフォルー様とお母様からの弄びで、もうダメかもしれない。小猫、朱乃、ごめんなさい。強引にされるってつらいことだよね。もう体液すら出ない私を、まだ弄ぶ二人。
今出るのは血だけだわ。いろいろな部分が擦り切れて、肉が裂けている。直接謝れなくてごめんなさい。意識が遠くなっていく。血も出なくなってきたわ…
目が覚めると、何かのカプセルの中にいた。カプセル内を覗く顔、あの少年、グレイフィア、ソーナ、シーグヴァイラ…私は死んだのかしら?ここは棺の中かな…また、意識が遠のいていく。
目が覚めると、身体中に包帯が巻かれているみたいで、身体が固定されていた。目が開けられない。真っ暗な世界に、声だけが聞こえてきた。
「ソーナ、シーグヴァイラ、交代しながら頼むよ」
あぁ、懐かしい声…
「「わかりました」」
ソーナとシーグヴァイラの声…
「この後はどうします?」
グレイフィアの声…
「邪気はもう見えないし、ソーナ達と働いてもらおうと思う。グレイフィアさんはメイドの仕事をまず叩き込んであげてください」
「わかったわ」
「また、邪気が芽生え始めたら、ハーレム部屋に送りますから」
もう、あそこには戻りたくないよ~
「姉ちゃんと白音さんは、コイツに良い感情を持っていないので、神社には近寄らせないでください」
私はあの部屋から、出してもらえてのかな?メイドになるのかな?あれ以上の地獄はないだろうな。
---由貴---
ヤマト君達のおかげで、徹さんの会社にバチカンより感謝状が届けられた。会社の宣伝に大いに役立っている。ヤマト君達に頼まれて、建設した教会と施設。バチカンの関連施設に認定されたそうだ。バチカンの施設などで悪魔祓いを待つ子供達を、積極的に受け入れ、祓っているんだそうだ。そして、祓った後も社会復帰できるまで、施設で面倒をみているらしい。資金はEGコンツェルンとマーベリック財団、そしてヤマト君達の収益の一部で賄っている。徹さんは社会貢献ができて、とても喜んでいる。
---ギャスパー---
ある日、ダンボール箱から出ると転生人間に成っていて、神社の境内にいた…
僕の置かれている状況が、理解できずに呆然としていたら、小猫ちゃんが来て説明をしてくれた。僕が身を置いていたグレモリー家は、取り潰しになって、今の僕は、鷲尾神社の使用人になっていた。
裏切ったら灰にするよって脅されて、巫女姿でお仕事をしています。悪魔のお仕事のように一人で淡々とするのではないので、前より楽しいです。
参拝客は、霊験あらたかなので、そっち系な方も多いですが、巫女さんが僕と小猫ちゃん、朱乃さん、小猫ちゃんのお姉さんの黒歌さんなので、萌系な人も多いみたいです。
---美猴---
新入りのギャスパー。見た目が弱そうだが、追い込むと豹変して思いっきり強くなる。ここのメンバーでの最弱の地位は、当分変わりそうもない。初代の爺に会わす顔がないぞ。俺っちの利点は空中戦にたけていることだけだぁ…鍛錬場は天井がフロア3階分くらいなので、俺っちの利点は生かせない。実戦でポイントを稼がないと。。