※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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反撃の狼煙*

 

 

---リアス---

 

体中に裂けた痕が残っている。それらの傷痕を除けば、完治したようだ。ヤマトは教会や神社の仕事で気力を使いすぎていて、私の傷痕を完全に消すほどの気力が残っていないそうで、時間をかけて徐々に消していくと、私に謝ってくれた。

 

なんで、こんな優しい者にケンカを売るような真似をしたのだろうか?あの時は悪魔として当然のことをしていただけだった。強い者の弱みにつけ込み眷属にしていく。そういうものだと、学校で習ったし。何がいけないのかも、わからなかった。悪魔は一番強くて偉く、総ての種族の頂点に立ち、他の種族は下僕と、私達は学校で教えられていたのだ。

 

でも、自分が逆の立場になって、間違いに気づいた。欲にまみれた自分の母親、実の子供である私を弄んだ。泣いても、叫んでもやめてくれない。肌が破れ、肉が裂けても…

 

そんな今だから、朱乃と小猫には謝りたい。あの子達は闘いたくなかった。ただ、弟や姉と静かに暮らしたかっただけ。なのに、私は、その絆を裂いた。朱乃にいたっては従わないと、弟達に危害を加えるようなことを伝えた気もする。

 

悪魔なら誰でもしていた行為…「あくま」なら

 

私は、人間に生まれ変わった。これから、グレフィアにメイドの仕事を、教えてもらうことになっていた。

 

 

 

---ヤマト---

 

イッセーの持つ神器を違うものと置き換えた。ドライグの了承は取った。イッセーでは、ドライグを完璧に使いこなす力が、現状では無いから。あと、親友を闘いに巻き込みたくなかったのだ。ドラゴン系の神器は、強い者を呼びこむ力があるらしい。そんな危険な物を、ただの人間に持たせることは、僕には出来ない。

 

ドライグを、今後僕と一緒に地獄を見ていくであろう、あの紅髪の少女へ譲渡した。

 

「神滅具を私に?」

 

「あぁ、姉ちゃんにさせたことを、リアスにも体験させたいからな」

 

「謝っても許してもらえないと思う。だから、行動で示します」

 

「邪気が生まれたら、剥奪する。ドライグも了承済だ」

 

「もう、あそこには戻りたくない」

 

「邪気に飲み込まれないように、教会で心を鍛えろ」

 

「わかりました」

 

リアスは素直になっていた。拍子抜けするくらい。それほど、あそこは地獄だったのだろうか?見たくも無い母親の姿を見せつけられ、母親の底なしの性欲に玩具にされて…

 

 

 

---イッセー--

 

「父さん、母さん、将来、俺はヤマトのような悪魔祓いになりたい」

 

両親に将来の進路を相談した。あの時のヤマト、カッコ良かったもの。

 

「お前のやりたいようにしなさい。お前の人生なんだから」

 

父さん、ありがとう

 

「ヤマト君の妹にエロいことしたら許しませんよ」

 

母さん、肝に命じておくよ。

 

------

 

俺は、ヤマトの家に向かい、ヤマトに頼んだ。

 

「俺も悪魔祓いになりたい」

 

ヤマトが俺の目を見つめて

 

「揺るがない決心があっても、なれる者となれぬ者がいるけど、いいかな?」

 

「あぁ、なれる者になりたい」

 

「なれたとしても、命の保証はできないから」

 

「簡単に命を無くさないように、強くなりたい」

 

無言のヤマトに連れられて、俺は神社の奥に通された。そこは瞑想室だそうだ。ここで瞑想をして、邪気を払うのだという。そして、邪気を払えたら、次のステップに進めるそうだ。

 

「学校が終わったら帰宅部して、ここで夜まで修行を、毎日してみて」

 

 

 

---ヤマト---

 

家のシステムから警報が表示された。はぐれ堕天使を数名、確認したらしい。はぐれかどうかの確認は、見つけた者のデータをグリゴリのシステムで照会して、本来の任務地と違う場合にはぐれ認定をしている。見つけた者は、レイナーレ、ドーナシーク、カラワーナ、

ミッテルトだ。色々な機関のデータと照合していく。その結果、『非合法の悪魔払い組織「教会」』のメンバーと判明した。

 

鷲尾神社の管轄する、この地域では、他の宗教と敵対するのではなく、共存する道を選んでいるので、このエリアでの布教活動するためには、鷲尾神社に許可をもらうように、各宗教体系に連絡をしている。今回はその手の許可申請もなかった。行動を監視して、何かをやろうとした時に、捕縛もしくは処分することにする。まず、このエリアに侵入した目的を、探ることが大事だ。

 

警報表示されると、那魅さん、レビアさん、キディさん、父さん(バラキエル)、アジュカさんに、自動で連絡を届けるようになっている。

 

父さんからの報告で、グリゴリは関与していないとのことである。非合法で何かを企んでいるなら阻止したい。この地の統括を任されている神社の者として。

 

とりあえず、確認できた4名には、監視用のメカで追尾させることにした。レビアさんに作ってもらった、蚊に擬態させた監視用のメカ。カメラ、マイクを搭載して、このエリアの至る所に設置してあるアンテナを通じて、家のセンターコンピューターで録画、録音、ナビによる移動などの記録を出来るようにしてある。

 

まず、行動範囲の特定だな。

 

 

 

---レイナーレ---

 

憧れのアザゼル様が神器を収集されている。私もそのお手伝いだ。このエリアには、神器の反応が多い。たっぷり取れそうだねぇ。仲間に情報を集めさせる。

 

結界が張られていて入れない場所があると、報告が上がってきた。そこに大事な物があるのね。地図で確認すると、鷲尾神社という聖域がある場所だ。そこに神器が有りそうだね。そこへ侵入してみようかしら。

 

結界の一部に穴を開けてみる。あれ?開かない?なんて強固な結界だ。余計に、中にあるお宝に、期待が高まる。そんな私に後ろから声が掛かった。

 

「レイナーレよ、何をしているのだ?」

 

後ろを振り向くと、バラキエル様がいらした。

 

「神社のお宝を頂戴しようと思いまして」

 

「はぁ?ここは立ち入り禁止エリアだぞ!グリゴリに苦情が来ている。この駒王町から出て行ってくれ」

 

「何故ですか?」

 

「グリゴリと鷲尾神社の間で、友好条約を結んでいるのだ。問題を起こすな!」

 

バラキエル様の顔が、今まで見たことのない怖い顔に見えた。やはり、何かがここにあるなぁ。アザゼル様は友好条約で手が出せないんですね。では、私が代わりに、手に入れてみます。

 

そんな時、結界から出てきた少年。こいつ神器を持っているようだ。私にはわかるんだよ。ふふふ♪バラキエル様の見て居ない時に、結界の外で奪うかな。

 

 

 

---ヴィシュヌ---

 

私は維持神。この星の世界が、終末に向かわないように、世界を制御して維持をする神。

 

だったのだが、人間の女性とおいたをして、迂闊にも子供を作ってしまった。それも双子…一人は私の良い部分を引き継いで、この世界では救世主として活躍して、今も信仰の対象になっている。しかし、もう一人は私の闇の部分を引き継いでしまい、生まれてすぐに封印してしまった。この前、盗掘者の手によって、封印を解かれてしまい、この世界での生の時計が動き始めてしまった。。

 

お共に、彼と同じく、私の闇の部分を持ったドラゴンのサマエルと、妹で破壊神のシヴァが同行している。悪魔との抗争で徐々に闇の部分が染み出してきているが、悪魔との抗争が取り敢えず終わったようなので、少し安心だ。

 

維持神故、世界を維持する為に、世界の隅々まで見てる。まぁ、名目上だけどね。どうしても、興味のある場所が、優先になってしまう。

 

私は三兄弟の中で一番の俗者だからね。この前、次元の狭間で、赤いドラゴンと黒いドラゴンが、懲りずに戦っているのを見ていた。見たところ、黒いドラゴンは卵を身籠もっているようだった。私は…本来は手を出しちゃいけないのだけど、黒いドラゴンは、息子を護ってくれているので、本当に恩返しのつもりで…赤いドラゴンから精子を奪い、黒いドラゴンの卵にかけた。すると卵は光始めて、私の手に転移してきてしまった。

 

私の引き起こした事態に、ドラゴン達が感づいたようだ。

 

「イジリー、お前は何をした?」

 

赤いドラゴンのグレートレッドと黒いドラゴンのオーフィスは、私の事をイジリーと愛称で呼んでくれている。

 

「オーフィスが作った卵に、グレートレッドの精子をかけただけだ」

 

赤いドラゴンの問いかけに、正直に答えた私。

 

「イジリー、それってとんでもないこと」

 

黒いドラゴンは無表情で言った。

 

「最凶なドラゴンになるかな?息子にあげようっと」

 

黒いドラゴンへの恩返しのつもりだったが、息子へのプレゼントの方が喜ばれそうだし。

 

「イジリー、お前、世界に関与しちゃあかんだろ?」

 

「息子に関与しているだけだよ」

 

俗神な私は、へりくつを捏ねくり回す。この位、朝飯前だ。

 

「イジリー 子供いるの?」

 

「オーフィスが護ってくれているじゃん」

 

うん?私の息子と知って、護っている訳ではないのか…

 

「ヤマトって、イジリーの子供?」

 

「そうだよ~ん!これからも息子をよろしくね!」

 

その場を、逃げるように後にして、卵を産まれる寸前まで成長させ、少し能力を持たして、妹のシヴァに送った。『息子にあげてね!』って。

 

 

 

---シヴァ---

 

次兄からヤマトに贈り物が届いた。ドラゴンの卵だ。卵から感じるオーラ、これって…なんで?

 

「我のオーラ グレートレッドと我の子供」

 

オーフィスからの告白。グレートレッドとオーフィスの子供?なんで次兄が持っているのやら。あいつは、又なんかやらかしたな…オーフィスに謝っておこう。

 

「オーフィス、ごめんね」

 

「なんで シヴァ 謝る?」

 

「維持神は、私の兄なの」

 

「シヴァ イジリーの妹?」

 

次兄はイジリーと呼ばれているのか??

 

「そうだよ」

 

「あ もう生まれる ヤマトにあげないと」

 

そうだね。生まれて初めて見る顔が、主になるからね。

 

ヤマトに卵をあげる。

 

「シヴァさん、この卵は?」

 

「あなたの守護龍になるかも」

 

卵から、輪郭が漆黒で、輪郭で囲まれた部分は鮮やかな紅色のドラゴンが出て来た。次兄が能力を授けたみたいで、生まれてすぐなのに話せる。

 

「僕、夢幻無限龍のムゲンです。ヤマト、よろしくね!」

 

名前まで付けたのか、次兄は…

 

「うん、ムゲン。よろしくお願いします」

 

「僕、まだ小さいから、人化できない。だから、普段はヤマトの中にいるからね」

 

ムゲンはヤマトの身体の中に入ってくる。

 

「ねぇ、ドラゴンって人化できるの?」

 

ヤマトが私に尋ねてきた。

 

「できるわよ。ここにいるオーフィスがそうよ」

 

ヤマトの問いに答える。

 

「オーフィスって、ドラゴンだったんだ」

 

『僕もドラゴンだよ』

 

サマエルも意思表示する。

 

「サマエルもなんだ。みんな、よろしくお願いします」

 

 

ムゲンはヤマトの身体の中で、オーフィスに抱きついて甘えている。少し困った表情のオーフィス。

 

 

 

---ヤマト---

 

はぐれ堕天使は、父さんの警告を聞かずに、まだ居座っている。そして、はぐれ堕天使達はイッセーに接触してきた。堕天使の一人が「天野夕麻」とういう少女に変身してだ。イッセーには、相手のペースに乗っかるように指示を出した。万が一の時のために、神器の使い方を教えて、練習もさせ始めた。

 

接触から2日後、イッセーは「天野夕麻」とデートをすることになった。はぐれ堕天使側に気づかれないように、イッセーをガードできるようにした。

 

夕暮れの公園。そこで「天野夕麻」は豹変した。

 

「お願い。あなたの命を頂戴!」

 

「天野夕麻」から光の矢が、イッセーへと飛んで行く。しかし、イッセーの神器が禁手化し、イッセーの身体を護る。それが合図で、僕達ははぐれ堕天使達を結界で囲む。

 

「お前らは何者だ?」

 

「天野夕麻」ことレイナーレが叫んでいる。

 

「僕達は鷲尾神社の邪気祓いだよ」

 

次々に飛んでくる光の矢を黒歌、白音が弾いていく。アーサーさんがレイナーレ以外の堕天使を攻撃出来ないように倒し捕縛していく。

 

「あと、お前だけだぞ」

 

レイナーレに通告した。

 

「覚えておけよ」

 

レイナーレは飛んで逃げようとしたが、結界に阻まれて地面に叩きつけられた。

 

「痛っ!きさまぁぁぁ!」

 

僕を睨んでから、恥ずかしそうに転移していった。レイナーレだけ逃がすのは、作戦のうちである。はぐれ君達の会話を盗聴していて、別の部隊と合流して、何かをやらかそうとしていたので、少し泳がせることにしたのだ。

 

捕縛した男の堕天使は、父さんに引き渡して、女の堕天使はあの部屋に送った。

 

 

 

---グレイフィア---

 

青色のロングヘアのカラワーナと、金色のツインテールのミッテルトがハーレム部屋に送られてきた。早速、手足の自由を奪う。堕天使を弄べるとは思わなかったわ。ムチを両手に持ち、しごいていく。

 

これからというタイミングで、私と同じくエス属性の朱乃さんが入室してきた。最近は二人でこの部屋で、新人を調教…でなくて教育をしてあげている。

 

 

 

---レイナーレ---

 

3名の部下が捕縛されてしまった。最悪なのは捕縛されたドーナシークがグリゴリに引き渡されたことだ。これにより、アザゼル様に御迷惑をおかけしてしまったようだ。

 

はぐれエクソシストのフリード・セルゼンが合流してきた。後から元聖女が合流する予定である。魔王輩出家の悪魔が、後ろ盾なので、人間ごときに簡単には、やられる訳にいかない。

 

 

 

---アーシア---

 

私は、アーシア・アルジェント。以前は教会のシスターであり、信仰心を用いて、あらゆる負傷を治癒できる神器を使い、皆様の負傷を癒していたことから『聖女』と呼ばれていたのですが、傷を負って倒れていた悪魔さんを治癒した日を境に、一転して『魔女』呼ばわりされて、異端者として教会から追放されてしまいました。

 

こんな私ですが、駒王町にある教会で預かってくれるとのことなので、今、その教会に向かっております。

 

「あれ、アーシアじゃないか?」

 

突如、私を呼ぶ声がしたので、声のした方をみると『教会最強のエクソシスト』という二つ名を持つデュリオさんでした。

 

「デュリオさん!お久しぶりです」

 

心細い場所で、知り合いに会えるとは、神に感謝しないと。

 

「今日はどうしたのかな?っていうか、なんでここにいるの?」

 

私は、私の身に起こったことを、デュリオさんにお話ししました。

 

「そうか…君を保護できるのは、鷲尾教会だけだ。そこの神父を、僕がやっているから、気にしないで良いよ」

 

「ありがとうございます」

 

「結界の内側にあるから、邪気を持った者は迂闊に入って来られない。だから、安心していられるよ。バチカンからは、独立している教会だから、バチカンの決定は従わないしね」

 

「あのぉ~悪魔さんに治療した私でも、置いてくださるのですか?」

 

『魔女』というレッテルを貼られているので、不安まじりに質問をしてみました。

 

「僕が今在籍している教会の教えは、良い悪魔もいるってことだよ。元悪魔の人もそこでは働いているから問題は無い」

 

その後、私はデュリオさんに連れられて、鷲尾神社という場所に行きました。そこで、鷲尾神社と鷲尾教会の両方の主である鷲尾ヤマトさんにお会いしました。

 

「デュリオさんからお話を聞きました。ここで信仰を続けてください。そして傷ついた仲間を癒してください」

 

私を快く受け入れてくれたヤマトさん。三人でお話をした後、デュリオさんの案内で、教会と教会の施設を見学しました。元悪魔の皆様にも優しく接して頂いて、私はここで働く決心をしました。

 

 

 

---レイナーレ---

 

約束の日から数日経ったというのに、元聖女はやって来なかった。なんでだ??あいつはバカだが、約束は守る子だったはずだ。迷子になったか?街を捜索する。街境でこの街の案内図を見つけた…あれ?…あぁ、教会が他にもあった…というか、私達の潜伏している教会は出ていない。あいつ、教会を間違えたのかぁぁぁぁぁ~!

 

そこで、地図にあった教会に向かう。が、結界に弾かれた。なんだ、この街は。

 

「おい、はぐれ!まだいたのか?」

 

声がする方へ振り返ると、あの時のガキがいた。ガキの後ろにはアザゼル様♪

 

「アザゼル様、そのガキが、私の仕事の邪魔をするのです。罰を与えてください」

 

アザゼル様に懇願したのだけども

 

「レイナーレよ!俺はお前に失望したよ。ここまでバカだったとはな」

 

「え?」

 

意外なお言葉がアザゼル様から返ってきた。

 

「お前がガキ呼ばわりしたのは、バラキエルの息子だぞ」

 

「えぇぇぇぇぇぇ~」

 

「お前はバラキエルを敵に回した。意味は分かるな?そこまでは、バカではないと思いたい」

 

私は咄嗟に光の槍を発現させて、ダメ元でアザゼル様に放ち、それと同時に転移をした。

 

しかし、転移した先は、見たことの無い部屋だった。ここはどこ?手足を拘束され、拷問を受けている部下を見つけた。その時、鎖が生き物のように、私の手と脚を掴み拘束した。

 

なんで?ここはどこ?

 

目の前にあのガキが、転移してきた。

 

「堕天使レイナーレ、これから刑を執行する」

 

刑?ガキは何かの液体を、私の口に注いだ。私は飲むのを拒んだ。

 

「飲まないかぁ。まぁいいや。堕天使の構造は、あの二人で調べたから」

 

構造?ガキは私の下腹部に何かを刺した。

 

「性欲を刺激する堕天使用のツボと感度を上げるツボだよ」

 

はぁ?なぁ…に…を……ガキが軽く触れただけなのに、身体は火照り、下半身は洪水みたいだ。それを確認すると、ガキは部屋を出て行った。私の目の前には獲物を見つけた獣のような目をした女性が二人いた…

 

性欲に飢えた獣達は、私に襲いかかった。一人は私の顔に下腹部を押し当てている。私の鼻で刺激を与えているようだ。鼻の穴から、獣の体液が流れ込んで来る。いやっ…

 

もう一人は私の下腹部を舐めまわしている。舐められるほどに、私の下腹部は水分を帯びてきた。私の体液と相手の体液が混じり合っていく。

 

この部屋は何?私はどうなるの?

 

いつの間にか自由になったカラワーナとミッテルトが寄ってきて、私を助けるどころか、逆にいたぶってきた。私の乳首で下腹部に刺激を与えているミッテルト…

 

性欲に飢えた獣達の欲を満足させる為の道具に、私の立場は堕ちていった。

 

 

 

---サイラオーグ---

 

あの日以来、アジュカ様の人間界の拠点にいる。冥界へは戻りたくても戻れない。あいつの拠点に行こうと思うのだが、結界に阻まれて行けない。う~どしたら良いのか。そんな時に声をかけられた。

 

「あの結界ってジャマだよな。なぁ、協力して壊さないか?」

 

声をかけた人物は、もの凄いオーラを纏っていた。

 

「俺は、堕天使コカビエルだ。お前の名前は?」

 

「サイラオーグ・バアルだ」

 

「あぁ、大王家のおぼちゃまかぁ。どうだ手を組まないか?人間共にデカイ面をされていて、お前はいいのか?」

 

「良い気分はしない」

 

「俺達のバックには魔王輩出家がついている。現魔王達も堕天使の総督も腰抜けばかりで、人間に頭が上がらないようだ。どうだ、大王家の親類筋にあたるグレモリー家の復讐をしないか?お前は、悪魔の身分を剥奪されているみたいだな。オーラが人間並だし。そうだ、冥界に連れて行ってやる。俺達のバックは権力があるの、お前を連れ帰るくらい簡単だが、どうする?手を組まないか?」

 

彼は魅力的な提案をしてきた。冥界に帰れるのか…それなら

 

「手を組ませてもらおう」

 

「サイラオーグ、お前が大王家を説得して、俺達の計画している、生意気な人間共へのリベンジ作戦に協力させてくれるか?」

 

「やってみよう」

 

俺は彼と転移した。

 

 

 

---ヤマト---

 

「サイラオーグがコカビエルと手を組んだみたいだ」

 

アジュカさんに報告した。

 

「残念だ。あいつには邪気が残っていたのか」

 

「父さんに訊いたら、コカビエルは強敵みたいだ。サイラオーグは諦めてくれるかな?手加減して戦えないと思うから」

 

「そうだな。あんなヤツと手を組んだサイラオーグ君が悪いな。でも、万が一生きて捕縛できたら、引き渡してくれるかい?」

 

「わかりました」

 

 

 

---木場祐斗---

 

一時退院をしたのだが、グレモリー家は無くなっていた。グレモリー邸は封鎖されて、グレモリー家の方々がどうなったのかわからなかった。呆然としていた僕に一人の男が声をかけてきた。振り返ると、二人の男性がいた。一人は大王家次期当主のサイラオーグ・バアル様、僕の『王』リアス・グレモリーの従兄弟に当たる方だ。もう一人は見知らぬ方であったので、尋ねてみた。

 

「あなたは?」

 

「堕天使のコカビエルだ。俺達と、グレモリー家をつぶした勢力を潰さないか?」

 

僕は、グレモリー家に恩を返したい。でも…

 

「戦力はどのくらいあるのですか?」

 

アイツらを潰すには、生半可の戦力ではダメだ。

 

「戦力は、大王バアル家とフェニックス家が協力してくれる。バックには魔王輩出家がいて、その後の処理は俺達の有利なように出来るだよ」

 

その戦力ならば…

 

「その話にのっても良いですか?」

 

僕はコカビエルと名乗った堕天使達の勢力と協力することにした。これで、アイツを倒せる!

 

 

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