※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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あの日あの場所で…*

 

 

 

 

---クリス---

 

並行世界から、やって来たシュウさん。賢者様の様に、色々な知識が豊富である。僕はアレコレと学ぶことにした。女の子との接し方とか、鍛錬の方法とか。リアスお姉様も賢者様が気になるようだ。あの小猫ちゃんが賢者様の腿に座って、賢者様の胸に頭を預けていた。なので、リアスお姉様は眷属との接し方を習いたいようだ。

 

「どうすれば、小猫と信頼関係を結べますか?」

 

「相手の立場を、理解してあげることが大切だよ。上から目線で、眷属なんだから、言うことを聞きなさいでは、反発や反抗を招くだけだ」

 

僕はノートに、賢者様の言葉を書いていく。賢者様は小猫ちゃんの頭を優しく撫でてあげている。小猫ちゃんは、そうされると嬉しそうにしている。そんな二人を優しい目で、黒歌さんが見守っている。

 

「そうだ、クリス。黒歌さんに、眷属になってもらいなさい。『僧侶』2個分の価値だからお得だよ」

 

「はい。黒歌さん、僕の眷属になっていただけますか?」

 

僕は頭を下げた。

 

「はい。喜んで♪この家に、ただ食客としているよりも、白音と一緒に住めて、働けるなんて、幸せにゃ♪」

 

「黒歌さんには僕の駒が入っているから、『兵士』1個でいけるぞ!」

 

「え?『僧侶』2個分の人を『兵士』1個で?それはお得だわ!」

 

リアスお姉様は、羨ましそうに僕を見ている。僕は黒歌さんに駒を入れた。すると、賢者様の駒が抜けて、賢者様の手に戻った。

 

「黒歌さん、白音、良かったね♪」

 

初めて、小猫ちゃんの嬉しがっている顔を見てしまった、僕とお姉様。あの笑顔の虜になってしまう。

 

「白音、その顔だよ。僕も、僕の世界で、その顔に堕とされたし」

 

賢者様さえ、虜にしてしまう究極の笑顔なんですね…確かに、あの顔の方には、攻撃を入れられないや。小猫ちゃんは、最強かもしれない。はぅ…

 

賢者様は小猫ちゃんを下ろして、お姉様に近づく。抱っこして頭を撫でて上げる。お姉様は嫌がる素振りを見せているけど、頬を赤らめて嬉しそうだ。勉強になるなぁ。

 

「リアス、鍛錬する場所ってあるの?」

 

「特にありません。今は眷属を集める時期ですので、軽い練習くらいです」

 

「そうか…これからは、僕がリアスとクリスの眷属を鍛錬していく。僕の家流のやり方でな」

 

「どんなやり方ですか?」

 

朱乃さんが質問した。

 

「死んでも生き返らせて戦わせていく。死ななくなるまでね」

 

賢者様以外、全員固まる…え?死んでも生き返らせる??それって…僕の疑問を読み取って賢者様は

 

「僕は招魂できるんだ。肉体創造もできるし、全回復もできる。僕自身再生可能だし」

 

 

 

---グレイフィア---

 

旦那様に呼ばれた。

 

「グレイフィア、君にはシュウ君が帰る日まで、彼のメイド兼ボディガードをしてもらいたい」

 

「ボディガードですか?」

 

「そうだよ。彼は我々にとって大事で大切なお客様だ。我々悪魔の根幹の秘密を知っているので、保守的な悪魔に、危険な目に遭わせられるかもしれないからね」

 

「わかりました。身も心も捧げる気持ちでお仕えします」

 

彼の傍にいられる。なんか嬉しい。

 

「彼はこの封鎖された悪魔界に、新風を入れてくれそうな気がするんだ。クリス、リアスにも良い影響を与えてくれそうだし、頼むぞ」

 

 

 

---アジュカ---

 

シュウ君が僕の居城に来た。頼みごとがあるそうだ。

 

「僕用の仮想フィールドを1つください」

 

「何に使うのだね?」

 

「リアスとクリスの眷属の鍛錬に使います」

 

「クリス君の攻撃に耐えられないかもしれないよ」

 

「システムをいじれる権限をください。僕が自分で構築しますから」

 

え?自分でって?そんな能力もあるのか?

 

「レーティングゲームのシステムは、いじった経験があるのかね?」

 

「僕のいた世界では、父さんと一緒に、システムの開発や保守をしてましたから。駒も多少ならいじれます」

 

そうか。彼の世界では、僕の養子だったのは、その関係なのか。

 

「わかった。権限を与えよう。君の技術を見てみたいからね」

 

俺は、シュウ君に権限を与え、端末を1つ貸した。彼は、システムに入ると、仮想フィールドのプログラムを書き直していく。速い、僕よりも速く書いている。

 

「う~、コマンドを増やしていいですか?」

 

「必要な物なら増やしていいけど、説明書きも頼むね」

 

「はい、リマーク文でコマンドフォーマットと機能とパラメータを書いておきます」

 

手慣れたようにコマンドを増設していく。こんな高度なシステムなのか?彼のいた世界では…

 

「これで、オーフィスの攻撃でも大丈夫だ!」

 

は?最強ドラゴンの攻撃でも、壊れない仮想フィールドだって!この俺が教わることが多そうだな。また、気軽に来ても大丈夫なように、城の者には養子にしたと説明した。

 

 

 

---クリス---

 

鍛錬って…怖いよ~。初めて、戦闘で恐怖とか、怖いとか感じたかもしれない。賢者様には、僕の攻撃がまるで通用しない。攻撃を怠けると、即座に死が迎えにくる。今日は既に100回くらい死んでいる僕。お姉様に助けを求めるものの、お姉様は固まって動けない。

 

オーフィス、アポは、賢者様に命じられて手出しは、してこないし。え?賢者様って、こんな鍛錬をずっとしてきたのかぁ。強い訳だって考えていたら、首をはねられた。

 

 

 

---サーゼクス---

 

シュウ君流の鍛錬、凄まじいの一言。確かに、この鍛錬を続けていけば強くなると思う。あの悪魔相手に無敵を誇る弟が、もう100回は死んでいるし。僕も1回死んでいるしなぁ。死への恐怖のあまり、リアスは固まったまま、動けない。

 

眷属達には、接近戦の為に組み手をさせている。接近戦経験の浅い朱乃君だけど、がんばっているみたいだ。

 

 

 

---グレモリー卿---

 

アガレス領のアウロスの高台にシュウ君の家が建った。ここから、私の家、アジュカ様の城などと行き来できるように転移陣も備えている。

 

完成したての家に、4人の魔王、私、大公、大王が集まってきた。彼に訊き足りない事を聞くために。家が完成したら、話してくれると約束をしてくれたシュウ君。崖に面した場所のサンデッキから、遠くの景色を眺めている。何かを懐かしむように。

 

「まず、何から話ましょうか?」

 

我々の方に振り向いた。

 

「なぜ、この場所なんですか?」

 

土地を提供してくれた大公アガレス様が尋ねた。

 

「僕のいた世界で、この場所で待ってくれている人がいるからです。世界が違っても、きっと同じ景色を見ていると思うと、一緒にいる気分になれます」

 

「ここからの風景を見て涙するのは、何が遭ったのですか?」

 

私が質問をした。そこで起きたことを話し始めた。

 

 

ここから見える平地には、ソーナ・シトリーの夢である、身分も種族も問わないレーティングゲームの学校、アウロス学園が建設された。その体験入学の日に、それをジャマする者が現れた。シュウ君とシュウ君の友達、ヴァーリ・ルシファーを良く思わない人物ヴァーリの祖父で初代魔王の息子であるリゼヴィム・リヴァン・ルシファーだ。

 

リゼヴィムは、空中都市アグレアスにいた人々を、聖杯で邪龍に変えて、アウロス学園に向かわせた。リゼヴィムは、ヴァンパイアの国で同じようにヴァンパイアを、邪龍に変えて、ヴァンパイアの国に大きな被害をもたらしたそうだ。

 

空を埋め尽くす邪龍の群れと交戦したシュウ君。数の多さ、何千できかない数にヴァンパイアの国のことが、頭によぎったそうだ。その日、アグレアスでプロのレーティングゲームの試合があることを思い出して、そこにいるはずの者のオーラを、邪龍の群れで探索すると、レイヴェル・フェニックスのオーラを感じとり、そのオーラから、彼女の心の叫び

 

『お願い!誰かを傷つける前に私を殺して!』

 

と聞こえたそうだ。

 

シュウ君は彼女を救いたかったが、邪龍の数が多くて、レイヴェル・フェニックスだけを見つけ出して、救い出すことは不可能だったらしい。かといって、ここで倒さないと、アウロス学園へ邪龍の群れが到達すれば、被害はもっと大きくなる。彼女の意思を組んで、邪なる心の持ち主の、肉体の灰化、魂の浄化をしたことで、邪龍にされた人々の魂は天上へと昇華していったそうだ。

 

これが、彼が目の前に広がる風景を見て、涙する理由のようだ。今でも自分の取った行動を後悔しているし、もっと良い方法は無かったのか、自分を責めているそうだ。

 

正直いって、彼だけが背負うには重すぎることだと思う。彼はその後、最終決戦に向かい、この世界へ飛ばされたことにより、自分の世界の誰にも話をしていないんだとか。この世界では同じ事が起きないようにしたいと思った。

 

「ところで、君のいた世界で、私達はどうだったのかな?」

 

大王バアル様が問うた。

 

「えっ?」

 

何故か、言い淀むシュウ君。

 

「言えないような状況なのかね?」

 

「いや、この世界の皆さんのように、優しくなかったというか…頑固で閉鎖的な方々でした。」

 

シュウ君が汗だくになっている。言いにくい事が有るのだな。

 

「それではよくわからないなぁ。もっと詳しく話してくれないかな?」

 

「はぁ…フェニックス卿は、ご乱心のため隠居だったのですが、隠居先でテロ組織と手を組み、ご自分のDNAでクローンを作成して、フェニックスの涙を量産して、テロ組織の資金集めに協力していて、その後どうなったのやらわかりません」

 

「この世界でも注意しないといけないなぁ」

 

「あと…グレモリー卿は浮気相手と共謀して、実の孫を誘拐して、孫の反撃に遭い…お二人ともお亡くなりになりました。」

 

おぃおぃ…それは言いにくいねぇ…苦笑いした私。

 

「サイラオーグ・バアルさんは、いきなり僕を襲い、僕の反撃に遭い、そのことが大衆に知れ渡り、大恥をかきました」

 

「わしの息子がかぁ…卑怯なマネはいかんな」

 

「あと、大公殿…僕の世界のこの家は、シーグヴァイラと住むはずでした」

 

「なんだと…リアス君と結婚したんじゃないのかね?」

 

驚いた私とアガレス殿。

 

「リアスとソーナとシーグヴァイラの三人花嫁と結婚式を挙げました」

 

「え?ソーたんとも?」

 

セラフォルー様も驚いた。

 

「はい。子供も一人ずついます。シーグヴァイラの子供とは、会うことができませんでしたけど、たぶん天使の翼を持つ子供だと思います」

 

「ねぁ、ソーたんとの子供は?」

 

「悪魔ですよ。産まれて4ヶ月くらいで、セラフォルーさんやグレイフィアさんを屠れるくらい強い子です」

 

「え?そんな歳でそんなに強いの?」

 

「僕の子供二人で、北の主神オーディン様と堕天使の総督アザゼルさんも、屠りましたから」

 

「「「え?」」」

 

「生き返らせましたけど、精神はボロボロだったみたいです」

 

イレギュラーというのは、子供もそんなに強いのか?クリスはどうなるのだろうか?

 

その後もアレやコレやと質問をした。確かに少しずつだが違いはあるようだ。イレギュラーな存在を中心に。

 

「ここの天界はどうなっているんですか?」

 

シュウ君が質問してきた。

 

「天界のことはわからないなぁ。交流が無いし、敵対しているし」

 

「でも、悪魔の系譜は同じみたいだから…ここの天界はどう行けば良いんですか?」

 

「行くの?」

 

心配そうにセラフォルー様。

 

「確認しないといけないことがあります。手遅れになる前にね」

 

「う~、アザゼルに訊いてみるよ。天界に知り合いがいたし。グレイフィア、アザゼルに連絡してみてくれるかな?」

 

サーゼクスがグレイフィアに頼んだ。わが息子ながら、ぐ~たらだな。自分で連絡してあげればよいのに…

 

「わかりました」

 

で、今日の会合はお開きになった。

 

 

 

---グレイフィア---

 

明日、アザゼルが会ってくれると約束をさせた。

 

「あれ?グレイフィアさんは帰らないの?」

 

「私は今日から、シュウ君のメイド兼秘書を命じられました」

 

「え…」

 

「どうしました?耳が赤いですよ?妄想しましたね?ふふふ」

 

わたしは彼を寝室に案内して、彼の服を脱がして、私も服を脱いだ。

 

「今夜からは毎日、私を堪能してくださいね」

 

私は、彼の返事を待たずに、彼の上にのしかかった。

 

飢えた獣のように、彼を味わっていく。彼は、私に手を出さないのが不思議だけど…

 

「なんで?手を出さないの?」

 

「え?こういう貪欲なグレイフィアさんは、初めてだから、見ているよ」

 

えっ…急に恥じらいの気持ちが芽生えた私。動きが止まった。

 

「恥じらうグレイフィアさんも新鮮だし♪」

 

えっ?遠隔で何かをしているようだ。彼は私に触れずに、私を蹂躙していく。手の届かない部位を揉まれたり、舌の届かない場所を舐められたり、今までに体験したことの無い刺激による快楽に飲まれていく。

 

「あっ…ダメ…いっちゃう…」

 

うまい…凄い気持ちが良い。少しでも長く、この感覚を味合おうと、意識が飛ばされないように、がんばる。

 

「あぁ~何、これ…ダメだって…いく…いやぁ~もっと感じたいのに…あ!」

 

 

 

意識が戻ると、私の下から突いている彼。リズミカルに私の乳房が上下に揺れている。頭は、のぼせたように熱い。

 

「はっ…はぁっ…はっ…あぁ…いぃ…」

 

「そう?グレイフィアさんの、ココとっても気持ち良いよ♪」

 

私の秘部を指差して言う彼。誉められて嬉しい…

 

 

初めて、後ろも責められた。こんなにも気持ちが良いの?2擦りくらいで意識が持って行かれた…

 

 

意識が戻ると、彼の隣で添い寝をしていた。彼と身体は交わったまま、彼の皮膚感、肉感を、全身でダイレクトに感じられた。

 

「僕なんかで良いの?」

 

耳元で彼の声が聞こえた。

 

「うん♪」

 

返事をした私は、彼の唇を奪いながら、眠りについた。

 

 

 

 

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