---シュウ---
以前、ボコった美猴からお誘いを受けて、子供とグレイフィアさん、ヴァーリを連れて須弥山に観光に向かったはずなのだが、美猴に連れて行かれたのは須弥山ではなくて砂漠だった。
ヴァーリには、向かう先の見当が付いているみたいだったけど。道無き砂漠を歩き続けると、砂嵐の合間に家が見えてきた。あの家に向かうんだな。
その家に近づくと、扉から一人の老人が出て来た。金色に輝く体毛を持つ…あの方が初代孫悟空かな。相手の顔を確認できる距離まで近づいた。美猴とは比べ物にならない、凄まじいオーラ。隙も無いなぁ。手には杖?いや長い棍を持たれている。「如意棒」かな?首には、下げられた球の一つ一つが大きな、数珠が目立つ。術に使う物なのだろうか?
「遠路はるばるよく来てくれたのぅ。うちの美猴をだいぶ、いたぶってくれたようじゃな」
老人?老猿?に見えるけど、言葉もしっかりしていて、聞き取りやすい。
「初代孫悟空の闘戦勝仏様ですか?この度は、須弥山にご招待していただいて、ありがとうございます。一家で観光に来ました」
僕の感謝の言葉に、初代様は怪訝な顔をされている。
「須弥山に招待?しておらんよ。美猴の勘違いじゃな」
勘違い?こんな砂漠に招待って聞いたら、断っていたんだけどねぇ。
「で、何か、僕達にご用ですか?」
「並行世界から迷い込んだ異物だそうじゃな。そういう異物は、この世界では、必要無いのじゃ」
初代様の持っていた棒が、いきなり僕に目がけて伸びてきた。僕は避けられずに、その棒が僕の身体に突き刺さる。
「いきなり、客人にこれは無いんじゃないですか?帝釈天様のご命令ですか?」
「余計な勢力は、早めに刈り取らないと、いかんのじゃ」
目の前に豚とカッパが現れた。初代様は、本気で僕達を消すつもりみたいだ。それならば、僕は仲間達に指示を出す。
「ヴァーリ、グレイフィアさんをガード!ガイア、シルキーは豚とカッパを頼む」
僕は鎧と剣を発現させて装備した。鎧を纏うのにジャマになった棒は、鎧の接触面で切断された。棒が切断すると初代様は驚いていた
「如意棒が切られただと?」
毒々しい気を纏った剣から、気を初代様に向けて放つ。初代様は妖術、仙術を駆使して防御をしようとしている。僕は術式内容を書き換える。初代様の防御術を透過し直撃する。
「何?透過?」
僕は反則級の魔法『ウルティマウエポン』(相手の弱点属性の攻撃を、あらゆる術式形式でフルバーストさせる)を初代様の頭上で発動させた。煙をあげて、倒れ込むの闘戦勝仏様。堪らず、美猴が駆け寄る。
子供達は、っと見ると、カッパは倒せたようだ。頭の皿が割れている。豚は脂肪が衝撃を和らげるクッションみたいで、ダイヤモンドダストが効かないみたいで、シルキーは攻めあぐねているみたいだ。ガイアの聖なる槍も撃ち抜けきれない感じ。刺さっても徐々に押し戻されて抜けている。攻撃もパワーがあり、接近戦も難しいみたいだ。
あまりの強さに、僕の子供たちが初めて敗北を認めて、相手に礼をして、僕の方に戻ってきた。さて、どうしようかな?剣を妖刀村雨(刀身から聖水が浸み出している刀)に換装した。脂が刀身にこびりつかないから、斬り抜けるだろう。相手の脂身を小刻みに切り下ろしていく。脂身ってこんなに固かったっけってくらい濃縮した脂身だ。小刻みに表面を切り落としていたので、出血量がすごいことに。とうとう貧血によって豚さんが倒れた。
お三方を一箇所に集めて、身体の損傷を回復させて、屠ってしまった方へは、招魂で魂を戻して差し上げた。
「まさか、三途の川を拝めるなんて…」
初代様は座り込んだまま、立ち上がる気力が無いみたいだ。
「あ、川を渡っても招魂できるみたいですよ」
「いや、そういう問題では無いんじゃ」
どういう問題だろうか?まぁ、深くは考えないようにしよう。
「闘戦勝仏様、お願いがあります。週1回程度、僕ら親子に稽古を付けてください」
僕の申し出に、初代様は驚いている様子だ。
「儂らは、負けたんだぞ?」
「いえいえ、僕らはもっと素早く勝てるようになりたいです」
「おぃおぃ…儂を超えたいで無くて、早く屠れりたいかぁ…」
「いや、闘戦勝仏様では無く、猪八戒様にです。ですので、稽古をお願いします」
僕ら三人で、猪八戒様へ頭を下げてお願いした。
「はぁ…儂よりはも、猪八戒が目標なのかぁ…はぁ~…」
闘戦勝仏様の大きなため息が、聞こえてきた。根負けしてくださいましたね。
---クリス---
月日は流れて高校生になった。駒王学園という学校で、サー兄様が理事長で、リアスお姉様が、人間界における統括地としてもらった駒王町というエリアにある。そのエリアにあるお姉様の家で、僕はお姉様と朱乃さん、小猫ちゃん、黒歌さんと暮らすことになった。祐斗君とギャー君は別のマンションで住むのだけど、僕はお姉様の監視下に置かれて、私生活を指導されることに。
相変わらず、異性と仲良くなるのが早いので…お姉様の嫉妬だと思う。一度、本人の前で言ってしまったら、『友達、後輩を喰い物にするんじゃない!』と、ボコられた上に滅の力で屠られた。シュウさんに生き返らせてもらわなかったら、今ここにいなかったかもしれない。お姉様の目をかいくぐって行為をする…そんなスリルを毎日味わっていたりする。
冥界では、若手2強+αって、僕らは呼ばれているらしい。2強はソーナ眷属とお姉様の眷属で、+αは僕らしい。シュウさんが言っておられたように、僕は規格外で、ゲームには参加できそうも無いみたい。はぁ~。まぁ、取り敢えず、お姉様を護れるように強くならなきゃ。
僕達の通う駒王学園は、悪魔やハーフ人外が多く通う共学の高校である。ソーナ眷属で生徒会を占めて、学校の表を管理して、お姉様の眷属だけで、オカルト研究部という妖しげな部活をして、学校の裏を管理していく。そんな悪魔の子女の為の高校だ。リアスお姉様と朱乃さんは二大お姉様として表舞台を彩っている。ソーナは胸が小ぶりなので、目立たないというか…あっ、これも本人の前では禁句である。
僕はリアスお姉様の双子の弟として、2大お姉様+αとして有名人ではある。男子生徒からの嫉妬の視線が痛いけどね。そんな僕に男子の後輩と呼べる人物が現れた。何かとウマが合うのだ。僕は彼を愛称のイッセーと呼んでいる。筆おろしがまだみたいだったので、おろす相手も見つけてあげた。それ以来、余計に慕ってくれるようになった。
僕はお姉様の眷属では無いので、オカルト研究部の活動をしなくてよく、放課後は一人、もしくはイッセーと街中を散歩している。今日は、僕一人だけどね。古びた教会の近くで、かわいい堕天使の女性を見かけた。すかさず、声を掛けてみる。始めのうちは、僕に警戒心があったみたいだけど、話すにつれて心を開いてくれるようになった。
「クリスは純血悪魔なの?」
「そうだよ。天使の翼なのが、悩みだけどね」
僕は天使の翼を展開してみせた。僕の翼に頬ずりする彼女。
「柔らかいなぁ。暖かいし。堕天使の翼は固いのよ」
自分の翼を嘆いている彼女に、僕は柔らかくソフトにする方法を教えて上げた。
「え?それで柔らかくなるの?」
「なるよ。友達のハーフ堕天使の子に、聞いたんだ。試してみる?」
「え?今から?」
頬を赤らめる彼女。頷く僕。彼女の手を引っ張って、ドラッグストアで必要な物を買い込む。そして、ホテルへ直行。お風呂場で、彼女の翼を優しく洗い上げて、トリートメントをしてあげる。タオルを優しく押し当てて水気を飛ばしていく。仕上げは低温のドライヤーの風を当てながら、優しくブラッシング。どう?
「本当だ。柔らかくなっている。ありがとう!」
彼女に抱きつかれて、押し倒される格好に。そして、そのまま交わった。ホテルを出ると、もう夜だ。彼女とはまた、逢う約束をして別れた。
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家の玄関でお姉様が、待ち構えていた。
「クリス!なんで、シャンプーのいい香りさせているの?それも、それって朱乃が使っているやつの香りだよね?」
言葉に詰まる僕。悪魔の羽はケアしないものね。良い言い訳が浮かばない。咄嗟に、お姉様に抱きつき、彼女の胸の谷間へ顔を埋めた。
「クリス!よだれ垂らさないでね!お願いだから、これお気に入りのルームウェアなんだからね」
お姉様の気が逸れたみたいだ。後は逃走すれば…
「お姉様のここが落ち着くんです。ここの香りが好きなんです」
鼻先で谷間をなぞり、指で乳首をソフトタッチしていく。
「そうなの…」
あ、あまり長居すると実の姉を…まずいよね。まずいはずだ。僕はその場を離れようようとしたら、お姉様が僕の背中に腕を回してきた。
「クリス!実の姉に発情したら、どうなるか、わかっているよね?」
うっ、優しい声なのに目が笑っていないないぞ。いや、お姉様、ごめんなさい。僕のアレが限界なんです。腕から逃げようとしてかがんだら、お姉様の股間の位置に僕の鼻がいた。お姉様も僕に発情していたのか、フェロモンが分泌しており、僕の理性が崩壊寸前です。そんな僕の後頭部にお姉様の両腕が回された。
「クリス!こんなかわいい女性を、前にして発情しないなんて、お前はおかしいわよ」
罠だ。ここで発情しようものなら、滅の力で僕を葬り去る気だ。甘い声なのに、目つきは獲物を狙うワシのようだし。どうしよう?そうだ!僕は眉間に気を集中させていき、そこから、お姉様の突起物が有ると思われる箇所に、聖なるオーラ弾を当てた。
「痛っ!」
お姉様のの腕がほどかれた。痛気持ち良かったのか、顔が恍惚気味である。その表情をみてしまった僕のアレは臨界点に到達してしまう。どうしよ~。お姉様で処置するか?葬られないように調教するか。もう今にも発射しそうな僕は、お姉様の下半身を露出させて、僕のアレの先端を少し入れてみる。
「えっ…ダメだって…クリス…」
うん?理性は有るのか。では、
「ねぇ、ここに出すのと、口で出すのとどっちがいい?もう、お姉様のフェロモンで限界です♪」
究極の2択をお姉様に提示した。お姉様は、僕のアレを口に頬張り、舌で転がし始めた。気持ち良すぎる…
ドッパ~…気持ち良い…爽快感…僕も恍惚な表情に…そんな余韻に浸る僕を押し倒して、お姉様が上に載った。アレを体内に深々と飲み込んで。
「今度は私の番よ。私を絶頂へ連れて行ってね、かわいい弟よ♪」
えっ?理性はどうしたんだ?僕の放出した物を味わい、理性が性欲に変わったのか?しかし、
お姉様が上下する度に、僕の玉がつぶれるように痛い。これって、新たなる拷問では無いのか?逃げないと、誰も抱けなくなる。最後の相手がお姉様だなんて、哀しすぎるって~。
しかし、お姉様の体内に深々と飲み込まれて居る、僕のアレの救出は難しい。もう一発撃って萎えさせるしか無いかな?
「リアス…クリスとはマズイでしょ?」
朱乃さんが助けに来てくれた。
「だって、コイツが挑発したのよ~。罰として玉を潰してあげるの♪最後の相手は私でね」
やはり、これは拷問なのか…
「それはちょっと…困るわねぇ~」
僕に目配せをして、お姉様のとてもデリケートな小粒なアレに、雷撃を叩き込む。お姉様は、その場で失神をして倒れた。
「朱乃さん、ありがとうございます」
僕は僕の救世主にお礼を伝えた。
「いいのよ。また、私とね♪」
頬を赤らめた朱乃さん。この隙に、僕はとにかく自分の部屋に逃げ込む。危なかった。いつか、お姉様にリベンジしないと、あのイヂメは惨すぎるよ。方法は考えよう。そうだ、賢者のシュウさんに習ってこようかな。僕はアウロスの家に転移した。