---レイナーレ---
メイドなんか柄に合わないので脱走して、人間界に逃走。今は、人間界の古びた教会で、仲間と生活している。メイドに戻されないように、アザゼル様に何か贈り物をして、堕天使としての地位をアピールしないと。神器コレクターのアザゼル様がお喜びになるのは、神器のはず。なので神器持ちを探して奪い取り、それを贈り物にする予定だ。
グリゴリの本部から神器持ちの者のリストを盗んできたので、それを元に、持っているヤツを探す。めぼしい人物を見つけたのだが…彼の後輩なのかぁ。彼とは、私に堕天使の翼のケア方法を教えてくれた天使の翼を持つ純血悪魔。メイドをしていた家にも、天使の翼を持つハーフ悪魔がいたけど、憎たらしいガキだったなぁ。思い出すだけでも腹が立つ。赴任初日に子守りと称して、いきなり仮想フィールドで、ガキに屠られた私。転移してすぐに、あれはないだろう。と、イヤな思い出を振り返っていたら、彼にまた逢えた。
「やぁ!」
心が吸い込まれて行きそうな瞳。
「この間はありがとう」
笑顔で応える私。
「どうしたの?なんかイヤなことでもあった?」
心配そうに、私の顔を除き込んでくる。
「ちょっとだけ。もう大丈夫だよ」
「そうか、イヤなことがあったら、いくらでも聞くからねぇ」
彼の笑顔がまぶしい。
「ありがとう!」
はぁ~。彼の後輩から神器を奪ったら、恨まれるよね。うぅ~私って、バレなきゃいいかな?変身して偽名で近づくかな。
「そうだ、名乗っていなかったね。僕はクリス。君の名前は?」
偽名どころか本名を名乗っていなかった…不覚だわ。
「わたしはレイナーレ。よろしくお願いします」
「レイナーレさん、今日もケアをしようか?」
とってもうれしい♪
「はい、お願いします」
ホテルに行き、いきなりお風呂タイム。身体を洗いっこして、翼をケアしてくれる彼。心が洗われるようだ。
タオルで水気を吸い取り、低温のドライヤーで乾かしてくれた。私は、彼の肉棒を頬張る。彼に喜んで欲しいから。
「えっ?どうしたのさぁ。そんなことしないでいいよ」
テレるように言う彼。
「私を食べてください。好きにしてください♪」
私から彼と交わり、彼の下で寝る。腕を自分の背中に回して、無防備な状態へ自分からなった。彼の視線を感じるだけで、腰が動く。彼と私との共同作業により、私の身体で、私の蜜と彼のミルクが合わさって、彼のマドラーで捏ねられていく。
彼の顔が谷間に…胸を突き上げると、乳房を両手で掴み、乳首の感触を手の平で愉しんでいるようだ。口同士が合わさり、喘ぎ声を上げることは出来無い。かわいい声をたっぷりと聞かせたかったのに…
そして、同時に果てる。私と彼の肌の密着度は高まり、彼の鼓動を直に感じる。時間がこのまま、止まってくれれば良いのに…
---アザゼル---
ヴァーリの仲間だった美猴に泣きつかれて、須弥山へ向かう。アイツが泣きつくって、どんな状況なんだ?
「じじぃの精神ダメージが酷くて…あんな姿はもう見ていられない」
って。着いてみると…アロハシャツを着ている帝釈天と肩を並べて、あの親子が宴をしていた。
「帝釈天様、これは一体どんな状況なんですか?」
アジア最大の神話体系の主神の帝釈天に訊いてみた。
「あぁ、この親子は強いなぁ。俺も3回ほど閻魔大王と宴をしてきたよ。今日はここを卒業ってことで、お別れパーティー中だ♪」
それって、帝釈天が3回は屠られたってことかぁ。おぃおぃ。なんか、別れるのが嬉しそうだな。怒り散らさないのは負けを認めたのか。
「俺に、どうしろとおっしゃるんですか?」
状況がまったく見えない俺。
「あぁ、コイツらは今、初代のところで鍛錬しているんだけどなぁ、次の鍛錬先を紹介してやってくれないかな?初代がなぁ、コイツらを俺に預けたんだけど、この俺が、何度も閻魔大王のところに行くのもシャレにならんのだ。でだ、アザ坊よ、頼むぞ。」
初代孫悟空のように、精神ダメージでボロボロになる前に、あの親子の鍛錬先を世話しろってことかぁ。
「了解。あ、アサ坊って呼び方はもうやめてもらえないかな?一応堕天使の総督なんだからさぁ」
「はぁ?お前がガキのころから面倒みているんだ。いつまでも、お前はアザ坊だ!じゃ、頼むよん」
俺は三人を連れて、転移した。
---帝釈天---
やっと、鬼の親子が立ち去ってくれた。あの殺傷力は敵にしちゃいけないなぁ。特にあの娘は危険すぎる。この世で一番硬い物質のダイヤモンドの微粒子1つ1つに様々な属性オーラを纏わせて、光速で放ってくる。あのワザは避けようがないし、痛いし、閻魔の顔は浮かぶし…思い出すと涙が出てきそうだ。
「おい、美猴!今後、あいつら親子に手を出すな!そう、闘戦勝仏(初代孫悟空)に伝えておけ!いいな!」
---アザゼル---
俺は見てはいけない瞬間を見てしまった。この世で一番強い神と思った破壊神シヴァのところに、連れて行ったのだが、シヴァが言ってはいけないことを口にしたせいで、アイツが喰われた。アイツを咀嚼する音がまだ耳に残っている。魂まで喰われる前に手元に招魂したとかで、シュウの手のひらの上でアイツの魂が転がされている。召喚されたあの生き物(人型の生き物を喰らう魔物)が最終兵器かぁ。
「この神様は必要?」
シュウの声は無感情である。
「当たり前だろう?」
「あっ、そう」
シュウは扇(なんでも創造できる扇)を使って、シヴァの身体を創造した。そこへ、魂を戻すと、シヴァは生き返った。その生き返ったばかりのシヴァに、シュウが文句をいう。
「おい、シヴァ!僕のことを『化け物』呼ばわりするのはいいけど、僕の子供まで『化け物』呼ばわりすんじゃない!」
まさか死ぬとは思ってもみなかったシヴァは、呆然としている。きっと閻魔大王と宴をして来たかもな。俺を見るシュウ親子の視線が痛い。来て早々にトラブルになる場所はダメだな。俺は死亡フラグが立ちっぱなしだぞ。どうする?う~…骸骨が浮かんだ。
「冥府はどうかな?」
「僕のいた世界では無くなった場所だ」
マジか?冥府を壊滅させたのか?そうなると…世話好きオヤジ
「ゼウスさまのところはどうだ?」
おっ、目が輝いている。興味を持ってくれたみたいだ。ゼウスとポセイドンがいるから、簡単にはやられないだろうなぁ。俺は三人を連れて転移した。