---クリス---
ついにシュウさんが、元いた世界に戻れたようだった。この世界から移住は3日後と言われた。あれ?数年先のはずが…理由を尋ねたら、宇宙神様から並行世界を渡り歩ける能力をもらった代わりに、僕達が絶対神様の特務機関になったからだそうだ。様々な並行世界の最高神様から困った問題の解決の依頼をこなしていくそうである。
この世界からは、僕とレイナーレとレイヴェルが移住することになったと。レイヴェルの件は、特務機関を件を受けたことで、彼女も一緒に行けるように宇宙神様に頼んでくれたみたいだった。ただ、同じ名前の者がいると、ややこしいので、レイベルと改名してもらうことになった。これはレイヴェルに伝え納得をしてもらった。
すでに、ヤマトさん達は移住したようだった。
「クリス…」
姉ちゃんが声を掛けて来た。僕は姉ちゃんの方を見た。
「クリス…本当に出て行っちゃうの?」
「うん。僕がいると、グレモリー家がバカにされるから。僕が出来る、姉ちゃんとお兄様への最初で最後の恩返しだよ。それに、たまに帰って来れそうだし」
「いつでも帰っておいで。あなたは、私の弟なんだからね」
「ありがとう、姉ちゃん」
僕は、お父様の部屋に向かった。ドアをノックして部屋に入った。
「シュウさんから聞いた。3日後だそうだな」
「はい。今までありがとうございました」
僕は頭を下げた。
「何を言うんだ?クリスは私達の子供だ。例え、何があろうともだ」
「ありがとうございます、お父様」
「明日はパーティーにしよう」
「せっかくですが、静かに旅立ちたいです」
僕は正直な気持ちをお父様に伝えた。
「そうか…」
お父様は残念そうだった。でも、グレモリー家を出て行くことを、お祝いされるみたいで嫌なんだ。でも、
「では、さようなら、お父様」
僕は、部屋を後にした。僕はアウロスの家に転移した。
---サーゼクス---
「父上、それはクリスには、してはいけないことですよ」
家に帰り、父上からクリスとのやり取りを聞いた。自分のせいで、家が侮辱されていると思っている息子が、家を出て行くのに、お祝いって…傷心しているクリスには酷いことだ。
「いや、純粋に旅立ちを祝ってあげたかったのだ」
父上は、クリスを受け入れていなかったのかもと疑念を抱いた。今更ではあるけど。クリスには罪は無いはずだ。なのに、最後にひどい罰を与えた感じだ。
クリス…すまない。
---グレイフィア---
クリスが帰って来た。すごく落ち込んでいるようだ。クリスから話を聞くと、グレモリー家の旦那様に酷いことを言われたようだった。あの家の長男といい、長女といい、奥様といい、問題だらけだ。はぁ。
シュウさんも戻って来られていた。クリスの落ち込みようを見て、予定を早めて今夜立つということになった。私にどうするかを聞いてきた。一緒に行くか、グレモリー邸に戻るか。私はシュウさんに付いて行くことにした。レイナーレ一人では不安だし。ヴァーリは男に戻されて、この世界に残る選択をした。
これから行く世界には、私がいる。そこで名前をフィアにした。そして、何番目かわからないけど、シュウさんの奥様になることにした。10年以上夜のお供をしていたので、もうシュウさん用に私の身体はなっている感じもするし♪
---クリス---
もう、戻ることはないかもしれないけど、姉ちゃんとその眷属、お兄様とその眷属の方々に、挨拶をせずに旅立つことにした。レイベルもレイナーレもフィアさんも行く準備ができた。シュウさんと共に、シュウさんの世界へと旅だった。
---サーゼクス---
翌日、リアスとアウロスの家を訪ねたら、玄関に『旅に出ます』と書かれていた。