---亘---
目が覚めると、上にはリアスが載っていて、僕のアレは彼女へ刺さっていた。左隣にはソーナが、僕の左胸に耳を当てて横たわっていた。今日は何月何日だ?う~ん…起き上がろうとも、リアスが載っていて起きられない。困ったなぁ…
僕の為に添い寝をしてくれている彼女達を、起こすのも忍びないし。さて、どうするか。なんって考えていたら、ソーナが起きた。
「おはようございます。亘さん♪」
「おはよう、ソーナ。今日は何月何日かな?」
「今日は12月30日ですよ」
今回は随分と寝ていたようだ。もう、明日は大晦日か。今年は山ごもりは出来なかったなぁ。いや、それより大事な事があった。そうだ。新居への引っ越しだ!
「1月1日に引っ越しをするよ」
「はぁい?どなたがですか?」
「あれ?聞いていないの?」
「誰から?」
「セラフォルー…」
「聞いてません…それって、私が引っ越しなんですか?」
驚いたのか、声のキーが上がったソーナ。そんなソーナの声で、リアスが起きたようだ。
「あっ、亘…おはよ…くぅ…」
いや、半分寝ているようだな。
「ソーナとその眷属、セラフォルーと、リアスとその眷属、サーゼクスさん一家、後ヴァーリと仲間達だよ」
「ちょっと…急に言われても、何の準備もしてませんよ」
ソーナはベッドから抜けて、服を着だした。
「これから、新居を見に行く?一緒にさぁ。どうかな?」
設計図は見たけど、実際の物を見ていないので、内覧して来ないと。手直しをしてもらいたい処は、手直しをしてもらいたいし。
「あ…そうですね。ご一緒します♪」
「それには、リアスをどうにかしないと…リアス、起きて!出掛けるよ」
反応は無い。
「そうか、デートしようと思ったけど、また今度にしようかな」
と、うそぶいてみた。
「え?デート?行く…行きます…私をデートへ連れて行ってください…くぅ…」
寝てしまった。居残り決定だな。リアスから身体の一部を抜いて、僕だけベッドから抜け出した。そして、服を着る。
「じゃ、ソーナ。デートしようか」
「はい♪」
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僕の腕を両手で抱きしめるソーナと共に、新居を目指した。確か、この辺りだったはず。学校から徒歩5分くらいの場所に、それはあった。1区画を丸々買い占めて、ビル3棟がコの字形に並び立ち、真ん中の部分には和風な家が建っている。
「左が『暮森』家、右が『支取』家で、裏が合宿所で、和風の家は『神代』家だよ」
と、ソーナに説明した。
「神代家…どなたが、お住みになるのですか?」
怪訝な顔でソーナが聞いてきた。
「ソーナとリアスの願いなんでしょ?僕を止めることが出来る者が、僕達の傍にいることが。だから、僕を殺せる唯一の人物に住んでもらう」
「亘さんを殺せる人物…」
ソーナが寂しそうな哀しそうな顔をした。
「うん、神代綾香。神代家の跡取り。女性の為、次期当主には成れないが、実力は次期当主以上だよ。これなら、僕を殺せると思う。彼女も僕を殺したいと思っているし」
「思っていない!そんなこと、思っていないよ!亘…」
後ろから綾香の声がした。
「ソーナ。彼女が神代綾香様だ」
「亘…私がお前を殺したい訳無いでしょ?」
「はぁ?僕を殺そうとしたよね?あの遠征から帰ってきて、敷居を跨ごうとした時」
「事情を知らなかったんだよ…ごめんなさい。亘…」
---ソーナ---
綾香という女性は、目を涙で濡らしていた。長い黒髪の細身の女性で、顔付きは翼紗に似ているような…あっ!まさか…
「亘…私の弟を、私が殺せる訳ないだろ?」
「はぁ?何をおっしゃっていますか?あの時の攻撃は、殺意が籠もっていましたよ。咄嗟に僕専用フィールドに逃げ込まなかったら、あなたの希望通り、死んでいたでしょうね」
綾香さんは、哀しそうな表情だ。何か訳があったのかもしれない。
「今回のお役目、僕の暴走がどうにもならなくなった時だけ、僕を殺しにかかってくださいね」
「だから…違うのよ…亘…」
綾香さんは思いの丈を、亘さんにぶつけている気がするけど、決して亘さんに抱きつこうとはしていない。それは、ボタンの掛け違いが解消しないと、埋められない距離なのかもしれない。
「綾香様、僕は建物の内覧をしてまいります。彼女は僕の下僕のソーナ・シトリーです。ご用件はソーナに言いつけてください。あぁ、彼女を浄化とか灰化したら、僕があなたを消します。では」
冷徹な表情と声で彼女へ用件を伝え、亘さんは建物に入っていった。
「すまない。見苦しい姿を見せてしまって」
涙を拭いながら綾香さんが言った。
「亘の仲間の悪魔なんでしょ?立ち話をさせると、後が怖いから、家にお上がりください」
私は神代家の家に、招き入れられた。そして、応接間らしき場所に通された。
「あの…亘さんのお姉さんですよね?」
私の問い掛けにビクッとした綾香さん。
「そうです。内緒にしておいてください。亘が嫌がりますから」
嫌がる?今思うと、亘さんは翼紗に、姉の姿を重ねていた気がする。彼の翼紗との接し方は、あまりにも自然な態度で、誰も咎めないし、冷やかさなかったけど。
「どうして、あんな関係に?」
「弟が人札になって帰ってきた日…亘の身体の内から、魔物のオーラを感じ取ったのです。帰ってきて、敷居を跨ごうとした瞬間、私は浄化攻撃をフルバーストさせて、亘に叩き込んでしまった。事情を知らなかったから…まさか、亘は当主や総代の皆様を助ける為に、自らの身体を器にして、あの魔物を封じたなんて…あの日以来、亘は私の前から消えました。陰陽師としての職を捨て、神代家には絶縁状を届け、私達神代家に迷惑を掛けないで生きようとしていたんです」
え?絶縁されたんじゃなくて、絶縁したの?
「迷惑って…」
「魔物を宿した者が、神代家で陰陽師をしてはいけないと、亘が言っていたそうです。それに…あの時、亘を化け物と呼んでしまった。化け物が、いかなる理由であれ、神代家の敷居を跨ぐことは許さない、っと…」
それは、きついなぁ…亘さんと同じ立場だと、私でも凹むと思う。
「でも、亘さんはお姉様を愛しているのでは」
「かもしれない。でも、あの日あの発言以来、感情の他に愛情をも封印したことを、当主より聞きました。私のせいで、亘は愛情すら抱かないようになってしまった。あなた達に酷い接し方をしていると思いますが、私が悪いんです。拷問紛いの行為が亘にとっての愛情表現なんです」
うわ~、愛情すら封印か…陵辱の先に愛情を感じたのは、そんな経緯だったのか。
「封印は解くことは、出来無いんですか?」
「出来ますよ。亘には…でも、封印を解くと、完全な魔物になるのが怖いらしいです。実際にどうなるかは、解除してみないとわからないんですけどね。もし、無邪鬼が世界を破滅させるというのであれば、私はヤツを消します。ただ、亘は無邪鬼を護りたいから、その場合は、私と亘の戦いになると思います」
姉と弟による、この星の存亡を賭けた戦いかぁ…哀しいよね
「あぁ、言っておきますが、綾香様は僕には勝てませんよ。僕が殺してくれと望まない限りはね♪」
亘さんが現れた。彼の姿を見て驚く綾香さん。
「どうして、ここに?結界を張っておいたのに…」
「本気で張ったんですか?あの程度、紙切れ同然です。まだ当主を超えていないのですか?綾香様♪」
「うっ…」
悔しがる綾香さん。
「どうするかな?式神を入れて仕舞うと、いざって時に使い物に成らないだろうし…ふふふ」
綾香さんの全身を舐めるように見ている亘さん。まさか、怒りの感情の封印が…
「きゃ~!」
綾香さんから悲鳴が上がった。彼女の手足が、天井、畳から生えた鎖によって拘束された。
「はぁ?綾香様でも悲鳴ってお出しになるんですね♪」
「亘さん…ダメだって…」
私は亘さんに抱きつき、心を落ち着かせようと試みた。
「ソーナ…君には歪んだ愛情表現を与えよう♪」
しかし、私は部屋の中に突如発現した十字架に、磔にされてしまった。
---綾香---
ソーナさんの言うように、亘の怒りの感情が漏れ出していた。亘の感情を消す為に、無邪鬼が怒りの感情を喰らう代わりに、亘に怒りを発散する為の能力、知恵、アイテムを提供しているのだろう。
私もソーナさんも全裸にされ、私の脚はこれでもかと開脚させられていた。
「ほぉ~綾香様でも、こういう性欲を満たす器官がついているんですね」
亘は私の秘部を観察しているようだ。舐めたり、吸ったり、吹いたり、押したり、引いたり、広げたり…色々な刺激を与えてきた。
「綾香様でも潤滑液が出るんですね。へぇ~、エロい身体を持っているんですか?」
頭の中が空白になりそうだ。いや、なっているのだろう。記憶が断片的になっている。脱出するための魔法陣を発現しようと思うのだが、無思考な時間を挟んでいる為か、発現できない。
「あぁ…あぁぁぁ~」
喘ぎ声が出ている。目の前に全身の映る姿見を置かれた。乳首に何かが…痛い…でも、気持ち良くも感じ始めた…
「元陰陽師見習いの巫女様って、淫乱化するんですかね?とても、興味ありますよ。ふふふ」
亘は磔にしたソーナさんと交わっていた。彼女からは声は上がらない。もう、果てているのか?死にそうなのか?彼女の全身が痙攣しているようだ。マズイ状態だ。助けないと…
「ソーナの心配をする余裕はあるのですね。さすが、男性なら次期当主確定な実力者だ。ふふふ」
亘には、私の心の内は丸見えのようだ。考えが読まれて、何をしようとしているか読まれている。
「あぁぁぁ~…ダメ…そこは…」
クリトリスも、乳首と同じ何かで挟まれた。痛い…痛すぎる…意識がブラックアウトしそうだ。これでもかと、私に苦痛を与えている亘。そんなに私が許せないのか?難いのか?
亘による拷問の末、痛さを愉しむようになった私は、イヤらしくも、卑猥な言葉を並べていった。
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「あぁ~ん…いい…もっと…もっと、虐めてください」
朦朧としていた意識がはっきりとしてくると、状況が分かってきた。私は亘にお強請りをしていた。腕は背中の後ろで拘束されている。
お強請りをした結果、亘の物を頬張る私。まさか、淫乱化させられたとは…亘との力の差を再確認する感じだ。陰陽師としても亘の方は、私よりも格上だった。私は陰陽師としての鍛錬、修行しかしていないが、それに対して亘は、他の様々なジョブも鍛錬、修行、マスターしている。
「じゃ、屈辱を味合わせてあげるよ。はっきりとした意識下でね」
私の意識がはっきりと戻るのを待っていたようだ。ソファに腰掛けている亘の物を、私は私の内部へと取り込んでいく。これって近親相姦では…ダメだよ。亘…
「穢された巫女様…どうですか?実の弟だった者とのプレイは?」
亘の上で跳ねている私。気持ちいい…快楽に飲まれていく…ダメだ…こんなことでは…でも、淫乱化した私は快楽を得る道を突き進む。
「僕も気持ちが良いですよ。綾香様…中で出しますか」
「ダメ…それだけはダメよ~亘…」
でも、私の身体は亘の上から、退く気配は無かった。むしろ、亘からのギフトを待ち望んでいるようだ。このままじゃ、マズい…
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達したのだろうか?床に倒れていた。立ち上がると、身体の中から白い濃厚な液体が湧き出て来た。これって…まさか…亘の…
覚醒した意識でも確認したが。、私の肉体の割れ目からは、大量の白い濃厚な液体が湧き出ていた。どんだけ、出したんだ…
受精しないように、浄化の魔法陣を発現させて、私自身に掛けた。いや、掛けようとした瞬間、術式が書き換えられた。これって…
「あぁ…もっと…ください…亘の物を…もっと激しく、奥の方まで…」
亘により書き換えられた魔法陣、淫乱化の術式…こんな術式も書けるのか…亘の肉棒を口に咥え、下で奉仕をする。もっと、欲しいから…
「綾香様、また怒りが溜まったら、吐き出しに来ますよ♪」
私は亘の性欲の吐け口にされるのか。それも一興か…私の行いが招いたことだし…
「元姉だけに、身体の相性もぴったりですよ♪」
細胞の融合性も高いから受精確率の高そうだ…
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身体中が痛い。体内も傷だらけだ。未だにお尻の穴には、何かが挿入されている。脱走防止だそうだ。ここはどこなんだ?あれから、一体どの位の年月が経ったのか?
体内で蠢く何かがいる。お腹を内側から蹴っている。これって…ダメだ…
「巫女様、僕との間の子供を身籠もるって、どうですか?」
相変わらず無表情な顔で、私に言っている亘。
「お願い…私を…殺して…化け物ごと…」
「巫女様、本音が出ましたね♪未だに、僕を化け物だと認識しているんですね。ソーナにはきれい事をたくさん並べていて、封印が破れるんじゃないかって心配する位、怒りの感情が湧き出て来ましたよ」
あっ…しまった…亘を思う気持ちと相反して、私の中の正義感が彼を化け物だと認識していた。
「うごっ!痛い…」
何かが私から出ようとしている。産道をケリ進んでいるようだ。
「亘…ごめんなさい…下僕にしていいよ…式神を入れてもいい…私の総てを捧げるから…だから…お願い…」
『僕の方こそ、ごめんなさい。出来損ないの人間で…』
亘から念話が届いた。あの時以前の声で…仲の良かった姉弟だった頃の口調で…
『殺して…無邪鬼ごと殺して…』
亘の悲痛な叫びが聞こえる。殺せないよ…私には…そうだ。この運命を受け入れよう。この仕打ちを受けることで、亘が少しでも心穏やかになれるなら…
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気が付くと、布団に寝ていた。隣の布団には亘、その隣にはソーナさんが寝ていた。
「若が専用フィールドで暴走したようですよ、お嬢」
総代の者が声を掛けてきた。彼も含めてだが、当主以外の者達は、亘は若、私のことはお嬢と呼んでいた。
本家の者達は総て、亘が何をして、どうなったのか、そして、何を失い、何を望んでいるのかを知っていた。なので、神代家と表向きには絶縁、追放処分ってことになっている亘を、誇りに思い、慕い、頼み事は叶えていこうとしていた。今回のこの新居もだ。亘の望みだったので、協力できることは総て協力していた。
「今日は何月何日?」
「12月の30日です」
まだ1日も経っていないのか。亘と再会してから。
「亘は、大丈夫?ソーナさんは?」
「若はいつも通りです。専用フィールドで能力を使い切ったようで、爆睡中です。若のガールフレンドも、もう少し寝れば大丈夫だと思います。」
「じゃ、あれは…」
「あれとは…あれですか?禁断の交わりはしたようです。でも、受精はしていません」
総代クラスにもなると、亘の専用フィールドで何が行われたかを見ることは出来た。あくまで見るだけである。専用フィールドに立ち入る事は出来ないし、介入も出来無い。
「私は最終的にどうなったの?」
「お嬢は、若と交わり、嫌がる若に対して、お嬢の方から下僕契約を結んだようですよ」
そっか…私の望みは果たせたのね。亘は嫌がるけど♪
---亘---
意識が戻ると、神代家の寝室で寝ていた。上には姉ちゃんが載っていて、跳ねている…当然のようにアレは挿さっていた。
「姉ちゃん…何しているの?」
「久しぶりに逢った弟とスキンシップよ♪」
いや、これはダメでしょ?アレを挿したらダメだよ~
「近親だから、これって、ダメな行為じゃ?」
「大丈夫よ。私の身体…子供を作れない身体になったの。これで、安心安全に、そして好きなだけ、亘とスキンシップできるし♪」
えっ?禁忌なルールを重んじていたお姉ちゃん。なのに…どうして?
「専用フィールドでの行為…分かったことがあるの。今までは、亘の歪んだ愛情行為と思っていたけど、実際は、相対する者の、他人には言えない望みを叶えていたのね。実際に自分で体験して、分かったわ。ごめんね、酷いことを一杯言ってしまって♪。そう、私は亘とあぁいう関係になりたかった。でも、禁忌だったので…そんな私に無邪鬼はプレゼントをくれた。子供を産めない、いや受精すらしない身体だよ。これで、思う存分、亘とスキンシップできるんだ。あと、亘の言っていた通り、無邪鬼は悪い魔物では無かった。亘が大切な物を一杯捨ててまで護りたいって思った気持ち、今なら分かるわ。無邪鬼に悪い事を望む、腹黒い輩が悪いんだって。このことは当主に、報告をあげたわよ」
「むじゃ君…余計なことを…」
『色々な物を捨てて、僕を護ってくれた亘へのお礼だよ』
と、むじゃ君こと、無邪鬼から念話が届いた。
『亘…感情の封印を少しずつ解こう。亘の姉ちゃんが傍にいれば、引き返すことも可能だし』
「そうよ、亘♪」
姉ちゃんにも念話が届いていたようだ。むじゃ君…
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ソーナをおんぶして家に帰った。玄関に入ると、リアスがプンプンしながら近寄って来た。
「どういうこと?亘!なんで、ソーナとデートしているのよ~」
「だって、リアスを誘ったら、寝ちゃったじゃん」
はっとしたリアス。
「あぁ、そう言えば、誘われて…いたよな…」
そして、やらかしたのは自分だと理解すると、凹んで自分の部屋へと去って行った。リアスが心配な僕は、ソーナを僕のベッドに寝かして、リアスの部屋に向かった。
「リアス、報告があります」
凹んでいる為、枕に顔を埋め、ベッドに俯せているリアスの背中に載った。僕の声にも反応せず、ふて寝状態であった。
そんな彼女のブラウスを捲り上げて、ブラのホックを外して、僕の好きな彼女の背中の感触を愉しむ。
「うっ…ねぇ、報告って?」
まだ、ふれくされているような彼女。
「その前に羽を出して♪」
渋々、羽を展開してくれた彼女。早速、羽の谷間に顔を埋める。
「ねぇ、くすぐったいよ~報告をしてよ~」
彼女の羽に頬ずりをしている。リアスの背中は気持ち良いなぁ。ソーナには無い楽しみ方だ。
「早く、報告をしてって~」
焦らしてみる。スカートの中に手を入れて、お尻の肉と肉の間に指を這わせていく。
「あぁ~ん…ダメ…そこはダメだって…亘…ほうこ…くは…あぅ…」
あれ?達したようだ。リアスはぴくりとも動かない。机の上にメモを置いて、その場を立ち去った僕。
---リアス---
気が付くと、12月31日を迎えていた。部屋には私しかいない。ブラのホックして、ブラウスをちゃんと着込み、机に向かった。そこには亘からのメモが。なになに…
『1月1~3日に新居への引っ越しをします。あと、リアスの『戦車』の駒を勝手に使ったから。眷属名は神代綾香。朱乃に詳細は聞いてね♪』
って…私の駒を勝手に使ったぁぁぁ~おぃおぃ…朱乃を探す。美味しそうな香りに釣られて、朱乃を見つけた。彼女は台所でお節料理を、黒歌と祐斗と共に作っていた。なんで、祐斗が…トスカはトスカにとっての珍しい料理の数々を見ていた。
「朱乃、神代綾香って、どういう人物?」
「神代綾香…って…リアス、彼女を眷属にしたの?」
朱乃がとっても驚いている。ヤバいヤツなのか?
「ヤバい人間にゃ、下手したら、私ですら消されるにゃ」
怯える黒歌と戸惑っている朱乃。私よりも遥に価値の高い黒歌を消す?なんだ。その能力は…
「最強の陰陽師を育て上げている、神代家の跡継ぎ娘。あの家は女性では当主に成れないから、あくまで跡取りって立ち位置なの。現存する神代家の陰陽師達の中でもトップクラスの能力保持者で、彼女に勝てるのは二人だけ。現当主と、追放された陰陽師だけよ」
朱乃が記憶を頼りに、彼女について説明をしてくれた。
え…そうなると、トップクラスの陰陽師が二人も眷属にいるのかぁ…絶対にゲームへ出られないフラグが一杯立っている気がする。
「朱乃…その追放された陰陽師って、亘のことよ…」
私の知っている情報を伝えた。
「え?ご主人様って…そうにゃん?」
黒歌の顔から血の気が失せている。朱乃も驚いているし。
「わ、亘君って…そうなの?ねぇ、リアス…」
頷く私。
「そうなのね…人札になって追放されたって…本当の事なんだ」
「人札って、何?」
たまに聞く言葉だけど、意味を知らない私。
「神滅具にゃ…簡単に言うとにゃ」
神滅具?え?
「人札自体は神器みたいな物だけど、無邪鬼を封じ込んで有る以上、あれは神滅具にゃ…ご主人様って…約束を護らにゃいと、白音が危険だにゃ…」
黒歌が亘を恐怖の対象として、認識したようだ。
「お札で封じ込めない強大な魔物を封じ込める為、強大な力を持つ者の身体を器にする禁断の術があるの。それを使うと魔物よりも強ければ器に収めることが出来る。但し、封印をしないと逃げられてしまうから、その者が失う物が多い上、ただの人間でなくて、アイテム属性の人間になってしまうし」
「だから、亘はすべての感情を封印して…って、強大な魔物より強いの?亘って…」
「ラスボス属性だにゃん…そうなると、綾香と亘は姉妹だにゃ」
「え?亘の姉?じゃ、亘って、元次期当主だったのかな?」
皆の持っている虫食い状態な情報を合わせていくと、とんでもない事実が浮き上がってきた。
「神代亘は次期当主になる前に追放されたの…次期当主候補になるのは15歳なんだけど、神代亘は6歳で追放されたはず」
私の疑問は、黒歌と朱乃が解決してくれたが、6歳で追放…
「神代亘の能力に、『無限なる静寂』って物があるの。リアルタイムでは1,2秒だけど、その能力で無限なる静寂の世界へ転移すると、何億年経とうが、リアルタイムでは1,2秒なの」
って、椿姫も料理に参加していた。あれ?憐耶もいるし。いつの間にか朱乃では無く、椿姫が説明をしてくれた。
「神代亘はこの能力を使い、気の遠くなるような永い時間を作り出し、学習や鍛錬を、専用フィールドと呼ばれる特殊空間で行っていたそうです。たった一人でね」
椿姫は実家で情報を仕入れてきたそうだった。あぁだから、長い時間を利用して、神格文字も悪魔文字を読み書きでき、様々な術式をマスターしているのか…
「彼に弱点は無いです。タダでさえ弱点が無いのに、無邪鬼入りの神滅具な人間なんですよ。それが、彼が『化け物』って呼ばれる本来の所以だそうです」
化け物…
「そうは言うけど、弱点はありますよ。亘さんは優しすぎることが弱点です」
って、顔を赤らめた憐耶。あなたも惚れたの…あぁ…どんどん増える愛人希望者達…って、亘の本命って誰なんだ?私かな?私だといいな。私であって欲しいよ~。