※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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歓楽街陥落*

 

 

---シュウ---

 

翌日もフレイヤを訪ねた。僕の顔を見るなり青ざめていく。

 

「二日連続は無理です。ごめんなさい」

 

フレイヤを優しく抱きしめる。そして、唇に軽くキスをした。それだけで、乳首が立っているみたいで、衣装の胸の辺りに、ポッチみたいな出っ張りが出現した。

 

「今夜もしたいけど、フレイヤが無理ならしょうがないな」

 

「ごめんなさい。身体が保ちません」

 

本当に申し訳なく言うフレイヤ。本当にダメなようだ。

 

「フレイヤに折り入って頼みがあるんだけど、聞いてくれるかな?」

 

「えぇ、勿論ですわ」

 

役立て無いことを払拭しようとする、意気込みを彼女から感じる。

 

「イシュタルを送還しようと思うんだ。それで、イシュタル亡き後、歓楽街をフレイヤに仕切って欲しいんだけど、無理かな?」

 

少し考え込んでから

 

「わかりました。ご協力いたします」

 

「今夜、動けるかな」

 

「まかせてください。フレイヤ・ファミリアの力をお見せします」

 

「僕達のファミリアで、主力は潰すようにするから、フレイヤは街の安定化を頼むな」

 

「了解です」

 

フレイヤのおでこにキスをして、その場を去った。

 

◇

 

自分のホームの小部屋に戻ってきた僕。部屋を見渡すと、リアと抱き合っているヤツがいた。

 

「ヤマト。待たして、すまない」

 

「かまいません。久しぶりにリアと愛を確かめ合っていましたから」

 

「今夜、イシュタルを送還する」

 

「「了解!!」」

 

「ヤマトは戦闘娼婦を頼む。僕はヒキガエルとイシュタルを仕留める。リアは春姫とアイシャを頼む。出発だ」

 

僕らはイシュタルの仕切る歓楽街に転移した。僕はヤツラのホームに向かい、ヤマトは腹黒い女性限定で闇の世界へと誘い、リアは二人を隔離しに行く。

 

 

ホームの入り口に、ヒキガエルを発見。僕は妖刀村正を引き抜き構える。

 

「おい、ヒキガエル。そこをどけよ」

 

ヒキガエルことフリュネ・ジャミールに声をかけた。

 

「お前は何者だ?私はヒキガエルでは…」

 

言い終わる前に、居合い斬りで首をはねた。魂は村正に宿る死を司る精霊が喰らい、天界のデスパレードに影響させない。

 

ホームの敷地に入ると、戦闘娼婦達が悶えていた。ヤマトの闇の力に魅了されて、見えない闇の精霊達の性欲の捌け口にされていた。

 

イシュタルがいる建物に入るなり、数名の男達に襲われたが、フレイヤ達が侵攻している場所へと強制転移させていく。

 

そして、ドアを開けて室内に入った。

 

「お前は誰だ?」

 

イシュタルが声をかけてきた。

 

「僕は弱小ファミリアの団長です。今夜はご挨拶に来ました」

 

「弱小ファミリア?どこだ?」

 

「名乗るほどのファミリアでは無いです。あぁ、これは手土産です」

 

ドン!

 

先程、手に入れたヒキガエルの生首を、イシュタルの前に放り投げた。生首を見て悲鳴を上げたイシュタル。

 

「フリュネ…お前…」

 

「あなたが居なくなったら、ここは傘下のフレイヤ・ファミリアが仕切りますので、心配しなくて良いですよ」

 

「フレイヤ?なんで、弱小ファミリアがフレイヤを傘下にできるのよ?」

 

「それは、僕が『神殺し』だからだよ」

 

イシュタルを天界に強制転移させた。

 

 

 

---リア---

 

アイシャさんと春姫さんと対峙している私。説明をしても、理解できないで、私に敵対心を持っているようだ。

 

「おい、今何が起きているんだ?」

 

アイシャさんからの質問。周りの状況を探査して答える私。

 

「この歓楽街は、フレイヤ・ファミリアが、ほぼ制圧したようです。あなた方の主神は、私達の団長が、天界へ強制転移させました。アイシャさん、あなたに掛かっていた呪縛は解除されました」

 

驚く顔のアイシャさん。

 

「なんで、わかるんだ?」

 

「私はサイボーグです。周囲1キロくらいなら、簡単に状況の探査が出来ます」

 

「サイボーグ?」

 

「それを説明するのは大変です。私達の団長に質問してください」

 

私の隣に白音さんが転移してきた。

 

「やっと、仕事が終わりました。ここも終わりましたか?」

 

「お二人を説得中です」

 

「春姫さん、私も猫人ニャン♪」

 

白音さんは猫耳、キャットテールを発現させた。

 

「わぁ、かわいい。アイシャさん、この方達は悪い人ではないですよ。だって、こんなに優しいオーラを感じる人が悪いはずがないです」

 

白音さんを抱きしめる春姫さん。そして、白音さんのあの笑顔に『魅了』されていく。アイシャさんも『魅了』されたのか、戦闘色なオーラが消えていった。

 

「リアさん、お兄様達もここに合流ですか?」

 

「そのはずです」

 

「そのお兄さんも猫人?」

 

「お兄様は、天使と鬼のハーフです」

 

春姫さんの質問に答える、白音さん。そこに転移陣が2つ出現して、待ち人が2人現れた。

 

「遅くなってごめん。フレイヤに状況を説明してきた。さて、帰ろう」

 

この場にいる者総てが、私達のホームである小部屋に転移した。

 

 

 

---シュウ---

 

「ここは?移動魔法か?」

 

アイシャさんが質問をしてきた。

 

「ここは、僕達、オーフィス・ファミリアのホームだ」

 

仕事が終わったのか、リューと大家さんがいる。

 

「シュウ、新しいメンバーかい?」

 

大家さんのミアさんが声を掛けてきた。

 

「そうです。ルナール(狐人)のサンジョウノ・春姫とアマゾネスのアイシャです」

 

「なんで、私達の名前を知っているんだ?それに、お前達のファミリアに入るとは、言っていないぞ」

 

アイシャは異論があるみたいだけど

 

「異論・反論は認めません。これは決定事項ですから。納得が出来ないのであれば、トレーニングルームで手合わせをしよう」

 

「トレーニングルーム?こんな狭い部屋にあるのか?」

 

「ここは入り口だよ。さぁ、僕らのホームに行こう」

 

僕は壁のドアを開けて入っていった。

 

 

 

---アイシャ---

 

ドアの向こうには、見た事のない風景が広がっていた。草原や花畑、森、湖まである。ここはどこだ?草原の先にある家に通された。

 

「ここが僕らのホームだ」

 

「お風呂に入っていいかい?」

 

こいつは『豊饒の女主人』の女将だったか?

 

「ミアさん、お好きなだけ、どうぞ」

 

「白音ちゃん、今日もマッサージを頼むよ」

 

「はい!」

 

「アイシャ、あの小さな部屋は『豊饒の女主人』の二階だよ。ミアさんに借りているんだ」

 

「お前?心が読めるのか?」

 

「読めるよ」

 

驚いた表情のアイシャ。

 

「ヤマト、アイシャを倒してみて」

 

頷くヤマトから黒いオーラがアイシャに向けて放たれた。

 

 

 

---アイシャ---

 

いきなり黒い空間に閉じ込められた。真っ暗で何も見えない。音も聞こえない。気配も感じない。なのに、胸を揉まれている感覚がある。自分で胸を触ってみるが、何もないのに、揉まれているのだ。乳首をいじられている。背中を舐められている。耳タブを舐めないで。空気に襲われているみたいだ。次第に性欲が湧き出し、性欲に飲み込まれそうになる。

 

アイツは幻覚師なのか?下半身が熱い…うっ…軽く達しだみたいだ。このままでは、絶頂まで連れていかれてしまう。お尻を左右に広げられて、穴を責められているのか、下半身の力が抜けていく。秘部は大量の蜜を流している。そして、秘部に太い何かが侵入して刺激を与え始めた。今までに経験したことのない快楽に私は飲まれていった。

 

誰かの上で踊っている。正体の分からぬ者達の慰め物にされている。アマゾネスの本能で、見えないオス達を満足させていく。乳房を揉まれ、噛まれ、乳首は吸われ、押し込まれ、陵辱三昧をされているのだが、身体は総てを受け入れていく。オス達に好きなように扱われても、身体は拒否せずに受け入れている。

 

こんなにも飢えていたのか。こんなにも淫らだったのか。自分で自分を知らなすぎた。そして、頭の中は白くなっていく。身体から黒い物が湧き出て、軽くなり、暖かい光に包まれていった。

 

 

 

 

---シュウ---

 

ヤマトの黒いオーラで瞬時に倒されたアイシャ。彼女の部屋に強制転移させた。アイシャを心配そうに見つめていた春姫。

 

「白音、春姫にお風呂を案内してあげてくれるかな?」

 

「お兄様、了解です」

 

白音が春姫の手を引いて、女湯に向かっていった。ヤマトはリアと部屋に向かった。愛し合いの続きをするんだな、きっと。僕と、リューは、トレーニングルームに向かう。アイズとリヴェリアが鍛錬をしていた。その隣で、リューも鍛錬を始めた。

 

「リヴァリア、どう?」

 

「無詠唱の簡単な物なら使えるようになったわ」

 

「簡単な物以外は、経験を積まないとダメかもしれないよ。魔法陣の方は?」

 

「魔法体系が違うから苦戦中よ」

 

「術式プログラムが作れるようになれば、自分で魔術を作れるようになれる」

 

「がんばってみます。で、今日は何をしていたの?」

 

「イシュタルを天界へ送還した」

 

「歓楽街は騒然としているんじゃない」

 

「フレイヤに仕切るように指示してあるから、すぐに鎮圧されるよ」

 

「えっ?!」

 

リヴァリアが驚いている。なんで?

 

「どうした?」

 

「まさか、フレイヤ・ファミリアも傘下に入れたの?」

 

「正解!表の統治関連はフレイヤに頼む事にしたんだ。ロキじゃ無理だろ?」

 

「ロキでは無理ねぇ」

 

「フレイヤのサポートを任せたいんだけど、適任の神様を教えてくれないかな?」

 

「街のことなら、ガネーシャかな」

 

「明日、会ってみるよ。明日、午前中は潜るよ。少し稼がないとね」

 

「了解です」

 

「ロキ・ファミリアに声を掛ければ来るかな?」

 

「いきなり50階ですか」

 

リヴェリアに訊かれた。

 

「ねぇ、50階に宿とかお店とか作ったら、利用してくれるかな?」

 

いきなり閃いた事をリヴェリアに訊いた。

 

「あれば、便利だと思います」

 

「そろそろ、食事にして、明日に向けて休もう」

 

「はい」

 

僕は、アイズとリューにも声をかけて、食事に向かった。

 

 

 

---アイシャ---

 

ここはどこだ?目が覚めたら、ベッドの上にいた。たしか、暗闇の世界で襲われていたはずだが。ここは?部屋を見渡すと、机と椅子、本棚、タンス、武器置き場などもある。ベッドはとても寝やすい感触だ。ここは、誰の部屋なのか?机やタンスを見ると、まだ未使用のようだ。ドアを開けてみると、廊下側には私の名前が書かれていた。ここは私の部屋なのか?

 

廊下を出て各部屋のドアの名前を見る。『リヴェリア』『アイズ』『リュー』『白音』『春姫』『ミア』…これが、私が強制的に入れられたファミリアのメンバーなのか?

 

階段のある空間に出た。広間のようになっていて、見慣れない物が置いてある。耳を澄ますと、下の階から声が聞こえた。恐る恐る階段を降りていった。

 

「アイシャ、目が覚めたのか。気分は悪くないか?」

 

コイツが団長なのだろうか?

 

「あぁ。それより、お前は何者なんだ?」

 

「僕?あぁ、名乗っていなかったね。オーフィス・ファミリア団長『神殺し』シュウだ。よろしくね」

 

神殺し?まさか…

 

「イシュタルを殺したのか?」

 

「殺していないよ。天界に強制送還しただけだ。まぁ、天界では死ぬほど働かされているはずだ」

 

「天界から来たのか?お前は神か?」

 

「僕は神ではない。エンジェルとギガンデスのハーフな魔物だよ」

 

「魔物?」

 

「そう。たぶん、迷宮にいるモンスターより化け物のはずだ。僕の使命は、この街に必要ではない神を、天界に送還することだ。」

 

「あっ、サイボーグってなんだ?」

 

「うん?リアの事か。よりヒューマンに近いヒューマノイドだ。彼女は過去に犯した罪を償うために、愛する者と交わるための部分以外を機械に置き換えたんだ」

 

「…」

 

「アイシャを一撃で倒したヤツがその愛する者だ。手を出すなよ。普通の生物じゃ絶対に勝てないから」

 

「彼女が一番強いのか?」

 

「僕のチームには普通の生物がいないから、彼女はサポート担当だよ」

 

「はぁ?」

 

普通の生物がいない?どういう意味だ?

 

「ほとんどがハーフなイレギュラーだ。春姫に気に入られた白音は猫しょう。精霊みたいなものかな」

 

精霊がチームにいるのか…

 

「お前を倒したヤツ、ヤマトというんだけど、アイツは神とヒューマンのハーフだ」

 

神の子供…おいおい…

 

「アイシャ、明日の午前中は50階に行くからな」

 

50階?半日では無理だぞ。

 

「移動魔法で50階まで行って稼いで、昼メシまでに帰ってくる予定だ」

 

あぁ、あの魔法か。

 

「アイシャさん、これ美味しいですよ」

 

春姫が見慣れない食べ物を持ってきた。一口食べる。美味しいなぁ。

 

「それは、たこ焼きだ。この家の注意事項や設備の説明は、あとでアイズ達にきいてくれ」

 

「お風呂の時に説明しますね。アイシャさん、よろしくね」

 

金髪金眼の少女が、私に笑顔で挨拶してくれた。アイズって…『戦姫』か。鉄仮面のように、感情を外に出さないヤツだと思ったが、こんな笑顔ができるのか。このファミリアは何かが違うようだ。

 

 

 

---シュウ---

 

明け方、ギルドに春姫とアイシャの改宗を知らせた。

 

 

 

 

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