---シュウ---
50階に、今日から住み込みで準備してくれるクリス、レイナーレ、レベルがオラリオに到着した。アイズ達と簡単な自己紹介をしてもらって、彼女達51階組と一緒に、50階に転移してもらった。
僕は、腹黒ヘルメスを待つ。ヤマトの予知ではそろそろ来るはずだった。インターフォンからリアの声で、客人の到来が告げられた。彼らには下宿している部屋まで来てもらった。
ヘルメス一人かと思ったら、アスフィも一緒だった。
「こんな狭い部屋がホームなのか?」
ヘルメスとアスフィは部屋を見回した。
「さぁ、行こう。待っていたんだ」
「え?どこに?」
「50階さ」
「「はい?」」
転移魔法で、一気に50階に辿り着いた僕達。
「え?もう50階?」
アスフィの顔が青い。ヘルメスも予想外の展開だったらしく、顔色が悪い。
「あれが今準備中の、僕達のファミリアの宿泊施設。傘下ファミリアなら半額で良いよ」
「え?50階に宿屋…お客がいるのか?」
ヘルメスの顔は驚いているようだ。
「いなくても、僕達のベースキャンプと思えば、オトクだよ」
アスフィは声すら出せない程、気分が悪そうだ。しょうがないので、まだ準備中の客間のベッドに寝かせた。
「ヘルメスが孕ましたのか?」
「おいおい、アスフィは妊娠していないって…」
声を大にして否定する腹黒主神。
「あの、魔石は?」
ヘルメスが部屋の片隅にある魔石の山を指差した。
「アイズ達が51階で稼いできた魔石だよ。一気に持っていくと買い叩かれるから。どこかギルド以外で売れる場所ってないかな?」
「ヘファイストス・ファミリアはどうかな。規模のデカイ鍛冶系のファミリアだ」
「後で、行ってみるよ」
「転移魔法で50階まで一気に来られるとは、予想をしていなかったよ」
そんな事を言うヘルメスの顔はまだ蒼い。
「腹黒でなくなったら、本当のホームに招待してあげるよ」
「本当のホーム?やはり、あれはダミーってことか?」
「半分正解、半分間違いだ。ふふふ」
「なんか、俺よりも腹黒くないか?」
腹黒の主神様は、腹黒だと認識しているようだ。
「うん?消滅したい?」
「いや…顎で使ってください」
顎で使えって?それは本心かが、問題ではある。
「イケロスとソーマって、どっちがタチが悪い?」
「どっちもだな。それが、次の送還予定かい?」
「あぁ。街へ与える影響を考えるとイケロスが先かな。闇オークションとか、人身売買とかしているみたいじゃないか。ギルドはなんで、ペナルティを出さないんだ?」
「金の力だ。ギルド上層部とも取引が有るらしいし」
「そうか。なるべく早く掃除しよう。ヘルメスは、次の商談会の予定を調べておいてくれる?その日に乗り込むから。あっ、裏切って、イケロスに付くならば」
「裏切りません。信じてくださいって。消滅はしたくないよ。本当に」
ヘルメスの心の色は白っぽい灰色だった。信じてよさそうだな。
「ここの階の施設が完成したら、ホームに招待するよ。待っていてね」
◇
アイズ達が戻って来たので、クリス一家を残して地上へと転移した。僕は調子の悪いアスフィと二人でホームに戻った。
全裸にしてベッドに横にして、手をかざして原因を調べた。う~、転移に酔ったみたいだ。乗り物酔いの一種というか…他に悪い箇所は無いようだし、取り敢えず回復魔法を掛け、ついでにマッサージをサービスしてあげた。
---アスフィ---
下腹部が熱い…でも、悪くは無い気分だ。あれ?ここはどこ?見た事のない部屋にいる私。身体中がポカポカして暖かい。でも、動けない…なんで?
「お目覚めですか?」
私の顔覗き込んだ知らない女性…えっ?!猫耳…かわいい…sの姿に見とれてしまう。それと共に、心が和んでいく。
「だいぶ、お疲れでしたね。施術後、スヤスヤ安眠されていましたよ」
施術?なんの?
「溜まっていたモノは、出せるだけ出しておきました」
溜まっていたモノ?なんだろう?
「白音さん、私もお願いします」
「アイズさん、隣のベッドに横になっていてください。今、準備をしますから」
白音と呼ばれた猫耳の女性は隣の部屋に向かったみたいだ。
「アイズさん、ここはどこ?」
私は隣にいる剣姫アイズに聞いた。
「私達のホームのマッサージ室。アスフィは転移酔いしたそうよ。ここの治療室で治療して、ここで疲れを取ったって感じかな」
「ここって、あの狭い部屋?隣の部屋なんか無かったはず」
「あの部屋は、入り口の前のエントランスよ」
未だに頭の中に、ハテナマークが点在している私。
「おっ、目が覚めているじゃん、アスフィ。元気になって良かったな」
この声はシュウ…段々と身体が軽くなっていていく。
「温めたタオルでミイラ状態にしてあったんだよ。筋肉の緊張が、中々解れなかったからな」
え?!動ける様になって気が付いた。私は全裸だ。どうして…
「きゃ~。変態。見ないでぇぇぇぇぇぇ~!」
全裸だった為に、大声で喚いた。だけど、彼の声は冷静だった。
「他に異常が無いか、隅々まで見たけど。あぁ、隅々まで触ったし」
隅々まで触った?はぁ?
「ねぇ、どこを触ったのよ~」
「全身くまなく。性感帯マッサージもしたからね」
全身…それって…え?!性感帯…がーーーん!
「お嫁に行けなくなる…」
「え?アスフィってお嫁に行く予定あったの?」
「そんな予定は無いわよ。しくしく」
コイツ、私虐めの天才か?コイツに口では勝て無い気がする。
「なら、問題ないね。白音、後はよろしくね。ちょっと、夜這いしてくるよ」
「了解です。朝帰りですか?」
「3箇所ほど回りたいから、そんな感じかな」
シュウは部屋を出て行った。
「はい、このガウンを着て、寝室で寝てください」
猫耳の女性が、私にガウンを渡してくれた。ガウンを羽織る。寝室に案内されて、ベッドに横になる。うん?凄く寝やすいなぁ、このベッド。間髪入れずに寝入った私。
---シュウ---
フレイヤの部屋を訪れた。僕を部屋の中に誘い、僕に抱きついて来た。
「ごめんなさい。私に体力はあれば、週3はお相手が出来るのに」
「気にするなよ」
彼女の額に口づけをした。週2で交わっていたら、フレイヤの心が僕を受け入れてくれた。まぁ、普通の人は交われないからねぇ。
「次はイケロスを送還する。また、治安維持に協力してくれないかな?」
「勿論、協力いたします。」
今日はフレイアの体力不足の日で、抱きしめてキスをするだけに留める。
◇
次に訪れたのは、女神ヘファイストスの部屋。
「ヘルメスの紹介だそうだけど、なんの用?」
赤髪で右眼に眼帯を付けている男装の麗人ぽい姿。でも胸は女性的な主張をしていて、はち切れんばかりの大きさである。
「51階で手に入れた魔石を買い取ってください」
彼女の机の前の床の上に、魔石の山を転移させた。
「こっ、こんなに?」
「いくらくらいになりますか?」
「1つ1000万でどうだ?」
相場がわからないので、それで手を打った。100くらい有るので、10億くらいになるのか?
「わかりました。今後も定期的に買い付けをお願いします」
「定期的?51階をか?」
「はい。僕達のベースキャンプは50階にありますから」
「おい、お前はどこのファミリアだ?」
「新参者です。無名のファミリアですよ」
「新参ファミリアがそんな深くに潜れる訳…」
僕は彼女が話している途中で、一緒に50階に転移した。
「ここが50階です。ヘファイストス様。ふふふ」
身構えるヘファイストス。
「身構えて、どうするつもりですか?ここには、あなたの味方は一人もいませんよ」
「お前は何者だ?」
「『神殺し』シュウ・ヨハネ。天界からの依頼で、地上に降りた神々を、天界に送還する役目をしています。お前も送還してやろうか?」
「神でもない者に、私が送還される訳がないだろう?」
堂々としているヘファイストス。
「試してみるか?」
僕は紋章を見せた。
「え?絶対神様の紋章…遣い人か…」
僕の正体を知り、狼狽え始めたヘファイストス。
「どうするんだ?」
僕はヘファイストスを抱きしめた。驚く彼女。唇を重ね、舌を絡ませ、額と額を合わせた。そして、彼女の心の闇を浄化していく。抵抗をせず、されるがままのヘファイストス。上半身を裸にして、胸の感触を確かめていく。
「なぁ、私なんかで、良いのか?」
「はぁ?右目か?ゆっくり開いてみな」
彼女の眼帯を外した。彼女の右目はゆっくりと開かれていく。眼帯無しの顔を鏡で見せた。
「これが私の顔かぁ。」
「他にして欲しいことは有るか?」
「私を見てくれ」
彼女は残りの衣類を総て脱いでいった。
「なぁ、無様で無いか?」
「いいや、綺麗だよ。ヘファイストス」
僕は彼女を押し倒して、彼女の柔肌に口づけをしていく。乳房を優しく手の平で包み込み、薄桃色の未使用な乳首を撫でてあげる。
「あっ…あぅ…あっ…もっと…」
彼女の両膝の裏を肩で押さえて、その場で交わっていく。彼女の胸の弾力を愉しみ、彼女のボディラインを愉しんだ。
「コンプレックスなんか持たなくて良い。毎日でも食べたいくらいだよ」
交わりが終わり、彼女の部屋に転移した。
「次回、持ち込みの際も、熱く抱き合って欲しい。どうかな?」
「そうしよう。商談も成立したし。僕達のホームの傘下にならないか?」
「メリットはあるのか?」
「51階に通常の武器を腐食させる芋虫がいる。ベースキャンプに鍛冶が必要だと思うんだ。どうかな?」
「考えて置くよ。また来てくれ」
僕は、その場から転移した。
◇
次に向かったのは、廃れた教会だ。
「お~い、ロリ乳神、いるか?」
「ボクはロリ乳神じゃない。ヘスティアだって」
どうみてもお子ちゃまに、不釣り合いの巨乳が付いているように見える。
「で、今日の用件はなんだい」
「添い寝してあげようか?」
「ボクは一人で寝られます」
『身体停止』(身体の自由を奪い、感度を10秒ごとに倍化していく術)
「あっ、それはダメだって…」
「見ているだけでも、イヤされるよな、ロリ乳神は」
「ボクはロリ乳神です。しくしく」
風が当たるだけで、喘ぐロリ乳。感度は良好なようだ。
「なぁ、僕のファミリアで店を出そうと思うんだが、店番してくれないか?」
「ボクはバイトがあるよ」
「ベルと暮らせる部屋を貸すけど、どうする?」
「おにぃぃぃ~。お願いだから、術を解けよ…もう、限界だよ」
「そうだよ。ボクは鬼だもの。で、店番の仕事をしてくれるかな?」
「術を解いて…ヘスティアって呼んで…」
「うん?OKサインの液体が出て来ているよ、ヘスティア」
「あぁ、おかしくなりそうだ…抜いてください。鬼様」
性欲器官をヘスティアに差し込んで、ヘスティアの性欲を吸収してあげた。
「じゃぁ、店番を頼むよ。住居はお店の2階だ。ロリ乳」
「お店の場所は?」
「僕らのホームの隣。買い取ったから、明日にでもリフォームする。お前らも来て、住居部分の要望を出せよ、ロリ乳」
ロリ乳とは顔なじみだ。天界での打ち合わせをしている時に、天界で知り合った。地上の神々を天界に送還する依頼を、受けている僕の目の前で、地上に降りたという確信犯的な神だ。天界の神曰く、「天界では、使い物にならないから、遣い人様の玩具にしていいから」だそうだ。で、地上で見つけて、世話をしながら、玩具にして遊んでいる。
ヘスティアの眷属、ベル・クラネル。赤目で白髪の少年なんだけど、なかなか良いスキルを持っていて、将来強くなりそうな『未完の少年』だ。この前、ウサギの耳を付けてあげたら、風圧が余計にかかるから、外してくださいと泣きつかれたり。
まぁ、主神、眷属共に玩具にして、かわいがっているのだ。
「すみませんね、いつもお心遣いを頂いて…出来れば、この術とロリ乳と呼ぶのは止めて欲しいです」
「却下!あっ、引っ越したら、メシはミアさんのお店で食べろよな。ベルにも栄養つけるんだぞ、ロリ乳」
「そろそろ術を解いてくれませんか…」
「うん?粉しかでなくなったか?」
「粉なんか出ないもん」
「乳首から粉ミルク出るようにしてあげようか?」
「止めてください。あぅ…また…」
「まだ、たまっているのかよ」
また、性欲を吸収してあげた。ロリ乳から定期的に性欲を抜いてあげないと、ベルにとんでもないことをしようとするから。ロリ乳も一応女神なので、神か英雄としか交われない。それなのにベルと交わろうとして…女性のアソコは何も無いと思わせようとしたバカ神だったりする。
「ロリ乳、今度エスエムプレイしよな」
「拒否」
「却下だよ♪」