※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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ラキア王国

 

 

---シュウ---

 

フレイヤと神会の会場に向かった。バベル内にあるので、エレベータで下がるだけだけど。会ったことのない神がまだまだいるなぁ。

 

会場の入り口で、資格のある者かのチェックを受けた。みごと、資格なしの判定が出た。この世界の神として、登録はされていないから、しょうがない。なので、フレイヤと僕達のお店に転移した。

 

「どうしたんですか?」

 

ロリ乳が訊いてきた。

 

「参加資格が無いって、入場が出来なかったよ」

 

「そうなんだ…じゃ、私もパスします」

 

「うん?調教されたいのか?」

 

真っ赤な顔で乳首の辺りを手の平で隠したロリ乳。

 

「うっ…そんなで、ないも~ん」

 

突然、何か嫌な予感がした。店の外に出た僕。気配を1つ感じた。

 

「フェルズか?」

 

「よくご存じですね」

 

「並行世界では、仲間だからね」

 

「なるほど…」

 

「何か嫌な予感がしたんだが」

 

「ラキアが侵攻し始めました」

 

「なるほど…有力ファミリアが4つ消えて、今夜は神会があることが漏れていたんだな?」

 

「そのようです。いかがしますか?主神より、あなた様から指示を仰げと、言われてきました」

 

「相手の兵力は?」

 

「30~50万くらいです」

 

「わかった。僕一人でやる」

 

「一人で?」

 

「あぁ、そうだ。他の主神には知らせるな。街の者にも気づかれるな。万が一騒ぎになるようなら、ヘルメスとガネーシャに、街の安静化に協力してもらえ」

 

「わかりました」

 

気配は消えた。店に戻り、

 

「ロリ乳とフレイヤは、今夜ここにいてくれ」

 

「何か遭ったのだな?」

 

フレイヤに訊かれた。

 

「ラキアが侵攻し始めた。僕が対応する」

 

「一人でか?」

 

「あぁ。仲間に、同族殺しはさせたくない」

 

「優しいんだな」

 

「優しくないよ。僕は鬼だからね」

 

ホームに転移して、アイシャ達に指示を出す。

 

「ラキアが侵攻し始めた。アイシャ達は各門を開けさせるな」

 

「ちょっと、待て。今回も一人で戦うのか?」

 

「そうだ。お前達には、探検以外での殺生はさせたくない」

 

「…そういうことか…前回も、その前も…」

 

「そういうことだ。僕の方針だ。異論、反論は認めない」

 

「わかった…命令に従う」

 

アイシャ達は戦闘準備をし始めた。

 

「街の中にラキアが潜んでいたら、その時は頼むよ」

 

◇

 

僕はラキア王国の方角にある、門の前に一人立った。蒼天の書の開き、そこへ念を込めていく。書物は光輝き、妖精が出て来た。

 

「私は、蒼天の書の管制デバイス リインフォースII(ツヴァイ)」

 

「ツヴァイ、ユニゾンインだ」

 

僕とツヴァイは融合した。次に、紫天の書に念を込めていく。書物は光輝き、今度は悪魔が出て来た。

 

「私は紫天の書の管制人格 アギト」

 

「アギトよ、システムU-D(特定魔導力を無限に生み出す機構)を起動し始めてくれ」

 

「了解!」

 

「ツヴァイよ、50万位の兵力を消し去るくらいの広域魔法陣を展開してくれ」

 

「了解です」

 

「対象は野望持ち、闇持ち、黒き魂持ち限定で、消し去る」

 

「了解です。やっと、あなたと共に戦えるんですね」

 

ツヴァイの嬉しそうな声。

 

「よろしくお願いします。ツヴァイ、アギトよ」

 

「「こちらこそ、よろしくお願いします。マスターシュウよ」」

 

 

明け方、目の前に蠢く者達が見えてきた。僕の後ろにある防御壁の上では、オッタル達が見守ってくれている。もっと、近くに来いよ。相手の移動速度は思っていたよりも遅い。重装備で来ているのだろうか?

 

目安にしている距離に達したので、広域魔法陣に『ウルティマウエポン』の書式を書き込み、僕の身体にシステムU-Dで生み出した魔導力を流し込み、そして、発動させた。

 

天空が一瞬輝き、幾重もの雷(いかづち)が地上目がけて降り注ぐ。雷に当たった者は光輝き、次の瞬間煙に飲み込まれていく。

 

大軍の大半の者を屠った。残った者は肉の焦げる臭いを感じ、周りを見回している。生き残りが少ない事を悟ると、ラキア王国の方角に逃げていった。

 

ラキア王国主神のアレスは、この攻撃で天界に送還出来たみたいだ。そういうことで、ユニゾンを解いて、ツヴァイとアギトを書物に戻し、翼を展開して大空に舞い上がり、ラキア王国の城へ向かった。

 

◇

 

王の間に着き、問答無用で、国王のマルティヌスを、天界へ強制転移させた。神ではない者は送還出来ないからね。

 

「この国は、たった今から、シュウ・ヨハネ・鬼門が主神になり、シュウ・ファミリアが支配する。文句、反論は受け付けない。苦情は聞いてあげる。いいな!」

 

王の間に居合わせた、ラキア王国の重鎮達。一瞬の出来事に戸惑っていた。

 

「国王は、マリウス・ウィクトリクス・ラキアが継ぐものとする。いいか!もう侵略戦争はしないで良い。防衛軍だけを組織せよ。どうすれば、国が豊になるかだけを考えて、国に仕えよ。良いな」

 

事情が飲み込めてきた重鎮達は僕に跪いた。

 

「もう、愚かな王に振り回されないで良い。マリウスの指示を受けよ。マリウスよ。南にある森をくれないか」

 

「どうされるんですか?」

 

「異端児と呼ばれる種族を、保護する区域にしたいんだ、共存が出来る者もいれば、出来ない者もいる種族なんで、保護地域が欲しいのだ。どうかな?」

 

「わかりました。お使いください、主神様。それと前国王をどうされましたか?」

 

「アレスと一緒にいたいみたいだから、天界に強制転移させたよ。死ぬまでアレスと一緒に天界で仕事をしてもらうよ。天界だから惨い目には、遭わないと思うよ」

 

マンパワー不足だから、死ぬ程、働かせると思うけど…

 

「そうですか…本当に無血で、権力が譲渡されたんですね」

 

「城と城下町はね。オラリオに攻め込んだ部隊は、無血とは行かなかった。まぁ、必要な人材は生き返らせるから安心して」

 

「生き返らせる能力をお持ちなんですか?」

 

「そうだよ。天界の神の数が減った影響で、処理しきれない死んだ者の魂が、天国に行けずに、天界で渋滞を起こしていてね、生き返らせて魂を減らす事も、僕の仕事の1つなんだよ、マリウス」

 

「そうなんだ」

 

「うまく国を運営できたら、ご褒美としてオラリオの迷宮探検へ、招待してあげるから、頼むよ」

 

「つれて行ってもらえるんですか?」

 

彼の望みは冒険者になることのようだ。事前の調査で判明していた。

 

「装備も渡す。僕のファミリアのベースキャンプは50階にあるから、国政の合間に剣を鍛錬しておいてくれ」

 

「了解です」

 

「1週間に1度くらいのペースで様子を見にくるから、マリウス頼むね」

 

「はい」

 

僕は、お店に転移した。お店には、フレイヤとロリ乳、ベルは勿論、アイシャ、オッタル、アイズ達もいた。

 

「街は平穏だったかい?」

 

「少し、騒がしかったけど、ヘルメス・ファミリアとガネーシャ・ファミリアが、協力してくれて、騒ぎは収まったわ」

 

フレイヤが教えてくれた。

 

「僕の方も、天界で受けた依頼の1つと、ウラノスからの依頼をこなせたよ」

 

「あの広域魔法は、何ですか?」

 

リヴェリアが質問してきた。

 

「あれは、ツヴァイという僕の仲間と融合してできる魔法なんだ。僕だけだと、せいぜい20体くらいしか屠れないと思う」

 

「一撃でどの位倒されたんですか?」

 

「30万体くらいは倒せたと思う」

 

「「30万体…」」

 

みんな驚いている。、いや、僕も驚いているさぁ。まさか、あんなに広範囲に撃てるなんて思ってもみなかったし。ツヴァイ、アギトの能力はすごいなぁ。

 

「確かに適材適所だな。あんな魔法は迷宮で撃てないもんな」

 

アイシャが頷きながら言った。

 

「あっ…ロリ乳を調教するのを忘れた…」

 

「そんな事は忘れてください」

 

真っ赤な顔で言い放った女神様。

 

「もうかまわないで良いのか?」

 

ロリ乳な女神様は泣きそうな顔になった。

 

「週1でかまってください」

 

「よし、今夜はアスフィを弄り倒そう。自分へのご褒美だ」

 

「勝手に私を褒美の品に、しないでください」

 

アスフィが怒っている。

 

「わかった、もうマッサージはしてあげない」

 

「いや、それは困ります。私も週1でなら良いですよ。しくしく」

 

フレイヤに視線を向けると

 

「私は週2が限界だから」

 

言う前に返答が返ってきた。

 

「おい、こいつはいつもこういうキャラなのか?」

 

オッタルが呆れた顔で、アイズに質問している。

 

「そうです。でも、相手を選んでいるみたいで、私には言ってこないです」

 

◇

 

ラキア王国の様子見をした後、少し寄り道をする。異端児達の森を整備していた時に発見した小さな家。訪ねてみると、昔リューが所属していたファミリアの主神、女神アストレアの家だった。それから、度々遊びに行っている。

 

「アストレア、遊びに来たよ」

 

「シュウ…」

 

心の折れた女神…生きる気力がないようだが、自殺する勇気もないようだ。

 

「リューは元気に、今日も潜っているよ」

 

「ねぇ、私を送還して…あなたがリューを守ってくれるなら、私は下界にいなくても良いはず」

 

「時が来たら送還するよ。その前に、リューに会わしてあげたい者がいる」

 

「甦らせるの?」

 

「リューが望めばねぇ。どう切り出して良いやら…」

 

アストレアが上から被さってきた。

 

「優しいのが、あなたの弱点かしら?」

 

彼女の胸を堪能する。乳首を舐めて、固くなる過程を楽しむ。乳房は元気無く垂れ気味である。元気の良い時に会いたかったなぁ。

 

「僕は優しくないよ。今日はどんな調教をしようかな」

 

「私が調教するっていうのは?」

 

「却下!僕はエスな鬼畜だよ」

 

「そうよね、エスな鬼畜さん。お願い、私から忌まわしい記憶を、消し去ってください」

 

「エスだから、拒否しておくよ。リューの事も消えちゃうもん。それは、送還する寸前にだな」

 

後ろから責めてみる。締まりは良い具合だ。ただ、彼女の置かれている立場を考えると、こんなことをしていて良いのか、疑問なんだけどね。

 

「ねぇ、僕のファミリアの傘下に入らない?」

 

「また、その話し?断ったはずよ。どのツラ下げて、リューに会えてと言うのよ」

 

彼女が騎乗位で愉しみ始めた。

 

「あっ…いいっ…いい…」

 

こういう行為をしている時、彼女は昔の忌まわし記憶から逃避出来るようだ。たぶん、送還するのが良いのだが、リューはどう思っているのだろうか。結局、そこに戻ってしまう。

 

一度、リューと墓参りに行くかな…

 

 

 

 

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