---シュウ---
「お願いです。元に戻して下さい。うっうっ…」
ヘスティアが泣き叫んでいた。無駄にデカい乳房を、手の平に収まるくらいにして、愉しんでいた。
「この位がいいって。このままにしようよ、ヘ、ス、ティ、ア」
「いやいや、元に戻して下さい」
乳房を丸々口に吸い込んで、口内でヘスティアのロリ乳を愉しむ。これはこれでアリだな。
「こんなのボクじゃないよ~」
「泣いているヘスティアを苛めるのも、いいなぁ♪」
「鬼畜野郎~」
「そうだよ、鬼の子で魔物だからねぇ。ふふふ」
罵声を浴びせてきたり、懇願してきたり、表現が豊かで楽しいなぁ。
「うっ…うっ…」
「この姿をベルに見せたら、どう思うかな?」
「えっ…止めてください…なんでもしますから、それだけは…うっ…うっ…」
胸を元に戻してあげて、口元に性欲器官を押し当てた。それを口に含んで、一生懸命奉仕してくれるヘスティア。健気でいいなぁ。今日はこれくらいにしてやるかぁ。
服を着て、調教部屋から出ようとすると、
「他の子供は、もう連れ込まないでくださいね。ボク達で、どうにかしますから」
「あぁ…」
調教部屋を後にした。店に降りると、アスフィがアミッドに、お店での仕事を教えていた。
「そうだ、アスフィ。これで何か作らないか?」
アスフィの目の前に大量の粉を出した。
「これは何ですか?」
「火薬だ。火を付ければ爆発する火気厳禁の危険物だよ」
「そうなると、量の調整が重要ですね」
ダイナマイトとかロケット花火などの見本を見せる。
「こういう物にすると手軽だと思う。これは僕の世界から持ってきたサンプルだ。中に入っている火薬は種類が違うので、混ぜるな危険だぞ」
「了解です。どこかで実験しないと…」
「外周の壁から投げろよ。街中では危険だ。威力がわからないと、迷宮内でも危険だから、扱いには注意してくれな」
「了解です」
アスフィが、注意深く、火薬とサンプルを、自分の開発室に運んでいった。
「アミッドもお店が暇な時は、研究とかしてくれ。暇な時はロリ乳が店番をするから」
「了解です。あのぅ、別世界のヒールとかを習いたいんですけど」
「うん?魔法とか気とかオーラを使えるかな?」
「魔法なら少し」
「そうか…、隣の店で働いている妹の白音に、気の扱い方を習ってくれ。それが基本だからな」
「了解しました」
在庫の確認をしないとなぁ。売上と残数の確認をする。しばらくすると、フィンが入店してきた。
「いらっしゃいませ。宿泊の予約ですか?」
「そんなに頻繁に潜れないよ。1回潜って帰ってくると、2~4週間くらいは、深層には行けないんだ。食料とか、薬とか、装備とかを、ある程度の数を揃えないといけないからね」
「普通はそうなのか」
「あなたのファミリアは異常ですよ。毎日51階で鍛錬と狩りをしているなんて」
「フィン一人くらいなら、サービスでアイズ達と潜っていいぞ」
「個人的にはそうしたい。でも、団長って立場だと、そうもいかないんだ」
「そうなのか…改宗するかい?」
「魅力ある話ですね。でも、ロキが許してくれないだろうけど」
「なんで?選択の権利は冒険者にあるだろう?ロキなんか、女性へのセクハラと酒のイメージだし。あいつに冒険者の苦労が分かるとは思えない」
「たぶん、そうなんだろうな。この前、僕に色々話してくれたじゃないですか。あんな風に、話に興味を抱いて、話し込んだのは初めてなんだ。ロキの話は…必要な事とどうでも良い事で、興味を抱くってことは無かったから」
「興味を抱くのは良いことだよ。フィンは、ロキ・ファミリアで何をしたいんだ?」
フィンにとって、僕の質問が意外だったのか、考え込んでしまった。そして、
「…考えたことなかった。ただ、目の前のルーティンな仕事を、こなしていただけだから」
「でも、やりたいことがあるから、この街に来て、潜っているんだろ?」
「あなたのやりたい事って?」
「僕のやりたいことは、こじんまりとした家で、姉の黒歌と妹の白音の三人で、静かに暮らしたい…今となっては無理なことだけどね」
「無理なのかい?その位の事なら、普通に出来そうに思えるけど」
「僕は自分の世界にゆっくりいられない。それに家族と仲間が多いので、それを養う為に働かないといけないんだよ。出来ない事だから、余計にやりたいんだと思う」
「やりたいことかぁ…こうして、あなたと話していたいかな」
「それだけで良いのか?」
「あなたは、今迄出逢った者達と違って、達観されている部分もあるので、興味深いんだよ」
「達観かぁ…生きている年数は30年くらいだけど、過ごした年数は何千億年だからなぁ。そう見えるのかもしれない。ははは」
「何千億年の知識かぁ。僕には想像もつかないけど、話には興味があるよ」
「改宗させてやろうか?フィン」
「ロキの了承が無いと、ロキとの契約が切れないと思うが…」
「さっき、言っただろ。選択肢は冒険者側にあるべきだって」
僕は祝福の聖剣を取り出し、頭上に掲げて祈りを込め、フィンを浄化していく。祈りが終わると、祝福の聖剣で、フィンの額に僕の印を刻んだ。
「これで、僕の眷属になったよ、フィン。神の恩恵(ファルナ)は無くなる。これからは鍛錬により、自らの身体を鍛えよ。今後、ステイタスは、トレーニングルームにある装置で見られる。自分でチェックしてくれ。必要なら印刷も出来るので、必要な時だけしてくれ」
フィンは唖然としていた。
「もう?儀式が終わったのか?」
「儀式って程、大げさな物ではないよ。ロキの血を浄化で消して、僕の印を刻み込んだだけだし」
「ロキのしていた、あの儀式はなんだったんだ?」
「儀式なんて物は、力の無い者のパフォーマンスだよ。最高神の間には、祭壇とかないし、儀式なんかしているのを見たことないもの」
「そうなんだ…本当の神だと…」
フィンがカルチャーショックを受けてしまったみたいだ。
「大丈夫か?フィン」
お店の扉が開いて誰かが来た。振り向くと、アイズがいた。
「店長、売上をお持ちしました。フィン…どうしたの?」
「あぁ、フィンがうちに改宗したんだ。僕はこれからギルドに手続きに行ってくる。フィンをホームに案内して説明をしてくれるかな?」
「了解です」
アイズから受け取った売上をロリ乳に渡して、僕はギルドに転移した。
---アイズ---
落ち着きを取り戻したフィンを連れて、『豊饒の女主人』の2階の下宿部屋に行った。
「ここがホームなのか?狭すぎじゃないのか?」
壁に面したドアをあけて、彼をホームへと誘(いざな)った。
「えっ…」
言葉を失うフィン。
「ここはどこだい?アイズ」
「ここが私達のホームの庭です。あそこに見える白い家が、私達のホームですよ」
---シュウ---
ギルドで手続きを終えて、ロキのホームに転移した。入り口を入ると、狼の頭が飾られてあった。
「てめぇ~、早く身体も返せぇ~」
「反省したらと言ったはずだ。狼男君」
「俺は狼男じゃない!てめぇ~、いつかボコってやるから、覚えていやがれ!」
うるせぇな…頭だけで、どうボコる気なんだ?
「シュウ…何か用なの?」
ティオナが出て来た。
「ロキに話がある」
「いないよ。どこかで飲んでいるんじゃないかな」
「碌な主神じゃないなぁ。では、伝えておいてくれ。フィンを鬼門ファミリアに改宗させたとな」
「え?…ちょっと、待って。うちの団長だよ。フィンは」
「本人の希望だ。ロキに嫌気が差したようだ。団員が久しぶりに地上に戻ってきたのに、昼間から酒を浴びているような神じゃな。じゃ、頼むぞ、ティオナ」
僕はウラノスの間に転移した。
◇
「頼みが2つあるんだけど」
「何が望みだ?」
「イケロスの団長の死体がなかったんだ。あいつがいると、また闇取引をしそうな気がするので、捕縛もしくは消滅させたい。居場所を探してくれ」
「わかった。フェルズに言っておく」
「あと、異端児達を保護する場所を確保した。今は整備中なんだが、異端児の代表者と会って話がしたい。セッティングをしてくれないかな?」
「もう見つけたのか?」
ウラノスが驚いている。
「あぁ、ラキア王国の南にある森を確保した。ここを追われた女神のアストレアに臨時の管理人をしてもらっている」
「アストレアだと…」
「傘下にしたいんだけど、パス・パレードの件を引き摺っていてね。拒否されているよ」
「元気なのか?」
「元気ではあるが…彼女を救ってあげたいんだ。追放された訳ではないんだろ?」
「あぁ、自ら出て行ったんだ。戻ってくる分には問題はないが、ファミリアは持てないぞ」
「パス・パレードを、仕掛けたヤツラが、悪いんじゃないのか?」
「そうだ。だが、幕引きの仕方が問題なんだ。わかってくれ。例外は認められない」
「僕の眷属なら良いのか?」
「神を眷属に?」
「神?お前ら、単なる神族だろうが!僕の前で、偉そうに振る舞うなよ」
僕は怒りを纏っていく。
「すまない…私達が不甲斐ない分、君に迷惑を掛けてしまっていたな」
「で、僕の眷属にして良いのか?」
「問題ない」
「じゃ、依頼した件を頼むよ」
僕はアストレアの家に転移した。
◇
「あれ?今日って、私の日だっけ?」
「違うよ。用があるから来たんだ」
彼女を抱きしめて、キスを堪能する。
「用って、キス?」
キョトンとしている彼女。
「違うって。アストレアを僕の眷属にしたい」
「はぁ?私は一応女神だよ」
「ウラノスの許可はもらった」
「ウラノス…」
「アストレアがファミリアを持つことはダメだけど、僕の眷属となることは問題ない。本当の意味での仲間にもなって欲しい」
「リューが…」
「リューの事は、後で考える。今はアストレアの事だ。リューを理由にするな」
「そう…そうよね」
「君の、犠牲になった眷属を全員、甦らせる」
「なんで…」
「この森を守って欲しいから。アストレア一人では、守りきれないだろ?。オラリオではファミリアとしては認められないが、ラキア王国として、ファミリアとして認めるよ」
「シュウに、そんな権限があるの?」
「ある。僕はラキア王国の主神だ。ラキア王国は、僕の領土だからね」
「…はぁ?シュウって神なの?」
驚いているアストレア。
「厳密に言うと神ではないけど」
僕は額の紋章を見せた。
「それって…絶対神様の紋章…」
僕の前で跪くアストレア。
「女神アストレアに命じる。鬼門・ファミリアの傘下のアストレア・ファミリアの主神となり、異端児達の森を守護せよ」
アストレアに印を刻んだ。
「まさか…絶対神の遣い人様だったなんて…シュウ様、ご無礼をお許しください」
「アストレア、今まで通りで良いよ。神族に命ずる時だけ、エラそうに言うんだよ」
アストレアを抱きしめて、額を合わせた。彼女の記憶を読み込む。そして、立ち上がり、彼女の犠牲になった眷属達の身体を創造していった。僕の作業を、息を飲んで見守っている、かっての主神。身体の創造が終わると、招魂をして魂を呼び出して、身体に戻していった。最後に、回復術で心臓の鼓動を再起動させた。
「みんな…」
アストレアはその場で泣き崩れた。一人一人の身体に触れ、心臓の鼓動を確かめて、体温を確かめ、呼吸を確かめていった。
「ここは…アストレア様…」
「アリーゼ…」
意識が戻った赤い髪の少女の名前を呼ぶ。そして、抱きしめた。
「みんな、ごめんなさい…私は何もしてあげられなかった」
「「アストレア様」」
感動の再会をしていたけど、僕が割り込んだ。
「アリーゼ、ちょっと一緒に来てくれるかな?」
「あなたは?」
僕の方を見る赤い髪の少女。
「彼は、私の主神のシュウ様です。私達アストレア・ファミリアは、彼の鬼門・ファミリアの傘下になりました。そして、ここにある森の守護を命じられています」
「アストレア様の主神?」
「そうです。私にもう一度、あなた方と再会をさせてくれた恩人でもあります」
僕は、アリーゼと『豊饒の女主人』に転移した。
◇
ガチャン!パリ~ン!
驚いたリューは、グラスや皿などを落としてしまった。
「アリーゼ…どうして…シュウ…まさか…」
頷く僕。
「リュー…」
リューに抱きつくアリーゼ。
「会いたかった…アリーゼ…」
「リュー、私もだよ」
「うん…」
僕はミアさんに近づき、耳元で囁いた。
「リューの割った代金は後で払うから、そっとしておいてね」
「それはいいけど…あの娘は誰だい?」
「リューの昔いたファミリアの団長さぁ」