※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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ロキという神

 

 

 

 

---シュウ---

 

「で、どうするつもりだい?」

 

ロキにぶち切れた翌日、フィンに訊かれた。ティオナ、ティオネ姉妹とレフィーヤとベートはまだ、ここにいる。ロキのところには、帰りたくないみたいだしなぁ。出来れば、ベートだけ、引き取ってくれないかな。

 

「前にも言ったけど、ティオナは友人としてのつきあいだ。眷属にする気はない」

 

「ティオネとレフィーヤは?」

 

「フィンが必要だと言うのであれば、ティオネはフィンにまかせる。レフィーヤは週1ならOKだな」

 

フィンと話していると、上の階から女性陣と弁当を抱えたベルが降りてきた。

 

「「おはようございます」」

 

「あぁ、おはよう…」

 

「いってきま~す」

 

ベルが元気良く迷宮に向かう。

 

「いってら!」

 

そんなベルを送り出す。

 

「ねぇ、シュウ…」

 

早速、ティオナが近寄って来た。

 

「ティオナ、ティオネはヘスティアの眷属になれ。1年間、真面目にこなせたら、考える。レフィーヤは週1で良ければ、入れてやる」

 

フィンが苦笑いしている。

 

「え?いいの?ここに、いてもいいの?」

 

戸惑っているティオナ。

 

「あとで、部屋は増築しておくよ。3人の部屋を用意するから、ここに住んでよいぞ。ティオネとレフィーヤはどうする?」

 

「フィンの傍にいられるのなら、ヘスティア様の眷属になります」

 

喜んでいるティオネ。

 

「ありがとう」

 

少し戸惑っているティオナ。

 

「あのぅ~、週1という条件の内容はなんですか?」

 

レフィーヤに質問された。

 

「週1回、僕が調教してあげるんだ。拒否権は無いからね。ふふふ」

 

「そ、それって、決定しているんですか?」

 

レフィーヤの顔から血の気が失せていく。

 

「嫌なら、出て行ってね。それだけだ。難しい選択じゃないだろ?」

 

レフィーヤの目が泳いでいる。うん?難しい選択なのか?アマゾネス姉妹は、ロリ乳との契約をしに、上階へ上っていった。

 

「どっちだ?レフィーヤ」

 

「了解です。入れて下さい」

 

「そうか、では上の階に行くぞ。契約の儀式をしないとな」

 

レフィーネの肩を抱いて、階段を昇っていく。フィンの「儀式?まさか、おぃおぃ…」って独り言が聞こえたが、スルーした。

 

そして、調教部屋に二人で入る。

 

「調教部屋って?契約の儀式じゃないんですか?」

 

「そうだよ。レフィーヤの身体に僕の印を刻むんだよ」

 

『身体停止』と唱えて、レフィーヤの動きを止めた。

 

「うっ…動けない…何をされるんですか…」

 

「ち、ょ、う、き、ょ、う」

 

「だから…あっ…身体が暑い…」

 

「10秒ごとに感度が倍化しているからね」

 

「はぁ?何の感度ですか?」

 

「性的な刺激に対する感度だよ」

 

「ちょっと…やめてください…」

 

涙目のレフィーヤの着ている物を脱がして、全裸にしていく。

 

「ほぉ…汚れの無いエルフって、こういう物なのか…きれいだよ、レフィーヤ」

 

「見ないで…恥ずかしいです…あぅ…」

 

見ているだけで果ててしまった。ウブ過ぎるだろう?まだ刺激になれていないのかな。この隙に、背中に浸食しているロキの血を浄化して、僕の印を額に刻んでおく。

 

レフィーヤをどう縛ろうかを考えていると、下の階で呼び鈴がなっている。あれ?店番に誰もいないのかな?しかたなく、この場はそのままにして、下の階に降りていった。

 

店内を見渡すとと、フィンとアイズがいた。

 

「お客さんは?呼び鈴が鳴っていたけど、フィン」

 

「私が押しました」

 

アイズが…目つきが朝から鋭いアイズが答えた。

 

「どうしたんだ?アイズ」

 

「私はダメで、レフィーヤは良いのですか?」

 

「なんのこ…」

 

フィンを見ると、目を逸らした…アイズに説明したなぁ。

 

「落ち着けよ。アイズ」

 

「私は落ち着いています」

 

「私と勝負してください。私が勝ったら、調教してもらいます。私が負けたら、調教してください」

 

「うん?ちょっと、待て。勝敗関係なく、それって…アイズ、落ち着け…」

 

愛剣デスペレートを手に取り構えているアイズ…おい、店内でかぁ?僕はアイズとトレーニングルームへと転移した。

 

「ここなら戦えるぞ」

 

「ここって…」

 

「地下5階のトレーニングルームだ。ゼノヴィア、彼女の相手をしてみて」

 

青髪の女剣士を指名した。

 

「あぁ、オラリオの剣士かぁ。どのくらい強いか愉しみだな。ふふふ」

 

聖剣エクス・デュランダルを片手に、アイズの前に立ちふさがる青髪ゼノヴィア。アイズは、ゼノヴィアの気迫に圧されて、少しずつ後退をしている。

 

ゼノヴィアが得意の開幕の一撃を放った。アイズは受け止めたが、その衝撃波により、後方へ飛ばされた。

 

「見た目通りの線の細い女か。ふっ」

 

捨て台詞後に、猛ダッシュして、アイズの前に立ち、横からの一閃を放った。

 

「えっ」

 

かろうじてアイズは防ぐが、デスペレートが衝撃波により、後方へと持って行かれた。そして、ゼノヴィアの刃先がアイズの頭上に…

 

「チャックメイトだ。シュウ、屠っていいのか?」

 

「ダメだ。そんなことをしたら、また地獄へ送るぞ」

 

「あっ、それは嫌だな」

 

ゼノヴィアは剣を鞘に仕舞った。

 

「アイズ、戦士として、まだまだなのがわかったか?強くなってからでも遅くないぞ」

 

「うん?なんだよ、シュウ。大事に育てている娘って、コイツか?私にはあんな惨い鍛錬させておいて…コイツは私が喰っていいか?」

 

「はぁ?言い訳ないだろ?お前、アッチも二刀流なのか?」

 

「そうだよ。あれ?知らなかったか」

 

「あぁ、アーシアと出来ていたんだったな。さて、ゼノヴィア、勝負しろ。ふふふ」

 

「面白い。受けて立つぞ。勝ったら、ご褒美をくれよ」

 

ゼノヴィアはエクス・デュランダルを、エクスカリバーとデュランダルの二振りの聖剣に分離して構えた。それに対して、僕は妖刀村雨と村正を手にして構えた。

 

今度もゼノヴィアは、開幕の一撃を放ってきた。村正で衝撃波を受け流す。衝撃波は壁に当たり、岩盤を破壊していく。連続で斬りかかってくるゼノヴィア、衝撃波を受け流し続ける僕。

 

まともに受けたら、妖刀が折れちゃうかな?

 

受け流した衝撃波で、トレーニングルームの壁と床はえぐられて、ボロボロになっていく。そのうち、ボロボロになった床の段差に躓いたゼノヴィア、その隙に『身体停止』を唱えた僕。

 

「しまった…」

 

「今日は何もしないよ。それが罰だ。2時間後に動けるようにしてやるよ」

 

「何かしてくれよ…この状態で2時間は地獄だ」

 

「じゃ、いっそ地獄に戻るか?」

 

「それは嫌だよ」

 

ゼノヴィアをその場に残して、僕はアイズと共に、調教室に転移した。

 

「ここは?」

 

「調教室だ」

 

「好きにして…」

 

アイズに抱きつこうとすると

 

「ちょっと、待ちなさいよ。私のアイズさんに何をしようとしているのよ」

 

あっ、レフィーヤがいたんだな。

 

「レフィーヤ?何しているの?」

 

アイズが疑問をぶつけた。

 

「何って…わからないよ~。ソイツに変な術をかけられたんだよ」

 

「シュウ…どういうこと?」

 

「週1での契約なんだけど…」

 

「私がその契約を引き継ぐから、彼女は解放してあげて。お願い」

 

「うっ…はぁ…」

 

獲物を手放さないといけない状況に、心が凹んだ僕。レフィーヤに掛けている術を解いて、ロリ乳の部屋に転移させた。アイズ…お前の想いが強すぎだよ。

 

「やっと、二人っきり…」

 

「じゃ、当番の日によろしく、アイズ。僕はこれから、ギルドに行って、改宗を知らせないといけないんだ」

 

話題を変えて、アイズの興味を逸らして、階下に降りていく。

 

「誰が改宗したの?」

 

僕の後を付いてくるアイズ。

 

「レフィーヤが僕の眷属で、アマゾネス姉妹がヘスティアの眷属だよ」

 

「ふ~ん。私も一緒にギルドに行くよ」

 

「そうなのかい。ありがとう。ロリ乳、ギルドに届け出をしてくるから、店番を頼むな」

 

「はい。私の分もお願いしますね」

 

「あぁ」

 

僕はアイズとギルドに転移した。

 

 

 

---ヘルメス---

 

「ロキがペナルティを喰らったみたいだよ」

 

情報を仕入れにタケミカヅチ・ファミリアのホームを訪ねて、主神のタケミカヅチ、通称タケと話し込んでいた。

 

「しょうがないだろ。あの騒ぎの原因はアイツだし」

 

「ケンカ両成敗だと思うんだけど、相手はどこのファミリアか、わからず仕舞いだよ。ドラゴンとデーモン(鬼)と魔犬を使役させている奴って、誰か知りたいぞ」

 

真実を知っているけど、言えない。言えば、俺は消滅だな。

 

「知ってどうするんだ?味方にするのか?」

 

「うちみたいな零細だと、そういうのもアリだと思うんだよね」

 

「深入りしない方が、いい問題だってあるんだぞ」

 

「確かにね。ロキのようにはなりたくないなぁ…精神がやられたらしいし」

 

「最大派閥の長があれじゃなぁ…大丈夫か?この街は」

 

「いや、今最大派閥は違うらしいって噂だよ」

 

「そうなのか?」

 

「あぁ。大きな声では言えないが、この街を裏から支配しているファミリアがあるみたいなんだ。そこにイケロスもアポロンもイシュタルも、フレイヤまでもがやられたって話だ」

 

ギルドでは、シュウのファミリアの事を、口外しないように指導しているようだった。ウラノスの配慮だな。

 

「怖ぇなぁ。そんなファミリアがあるのかぁ」

 

「あるらしいぞ。お友達になりたいなぁ」

 

「タケ、お友達になってどうしたいんだ?」

 

「俺のファミリアを裏で支えて欲しいなぁって」

 

なったら、なったで大変な目に遭うぞ、タケよ

 

 

 

---シュウ---

 

「何これ?ロキを励ます神会ってなんだ?」

 

ヘルメスが神会の招待状を持って来たんだが…

 

「自業自得だろ?励ます?どう励ますんだ?」

 

「それを言ったら身も蓋もないと思うのだが」

 

「僕が参加したら、励ますどころじゃないだろ?」

 

「そうだよね…」

 

「で、腹黒な主神よ。何を企んでいるんだ?」

 

「いや、別に…」

 

「僕は心の内、胸の内が読めるのを忘れたのか?」

 

「そうだったねぇ…」

 

「そのタケミカヅチって主神と、友達になればいいのか?」

 

「なってくれるか?」

 

「メリットは?」

 

「う~…」

 

「無いのか?」

 

「まぁ、デメリットも、無いっていうことで」

 

「はぁ?ヘルメスと友達ってことが、デメリットだろ?口を滑らしそうだよね。ヘルメスの身体に何かを仕込もうか?」

 

「いや、仕込まないでくれ…」

 

「そもそも、僕は資格がないから、神会に参加できないぞ」

 

 

 

---ヘルメス---

 

シュウもヘスティアもヘファイストスもフレイヤも、神会には参加しなかった。

 

ロキの周りを楽しそうな顔した神々が囲んでいた。心を伴わない言葉だけの励ましかぁ。ロキは神々の新しい玩具だな。

 

「ロキ、元気だせよ」

 

「元気でぇへんよ。幹部はいなくなるわ、死にそうになるわ。踏んだり蹴ったりだわ」

 

「どこのファミリアに、やられたんだ。全員で仕返ししようぜ」

 

「やめておけや。殺されるでぇ。あいつは、ほんまもんの神だし」

 

「本当の神?どういうことだ?」

 

あぁ、ロキよ。情報を漏らしすぎだぞ。

 

「言葉通りや。あまり言うと、殺しに来るから言えへんよ」

 

「最高神か?」

 

「もっと上や」

 

おい、言っているじゃないか…アイツが来るぞ、ロキよ。

 

「まさか…なぁ。ないない」

 

「ウチらを送還する権限を持っているでぇ」

 

「おい…だから、アポロンやイケロスやイシュタルは送還されたのか?」

 

「で、なんでロキは送還されないんだ?」

 

「ウチとヘスティアは天界に必要あらへんって。仕事できへんから…アイツの玩具だって」

 

「そんなエライ神がいるのか、この街に?」

 

「おい、ヘルメス。何か情報は無いのか?」

 

「無いよ」

 

「無いはずないやろ?お前、アイツと友達やろ」

 

おい、俺の事をバラすなよ、ロキ。

 

「は?ヘルメスはスパイってことか?」

 

興味津々で、今度は俺を取り囲む神々。

 

「スパイな訳ないだろ?」

 

「その割には顔が引きつっているなぁ」

 

「言っちゃえば、楽になるぞ、ヘルメスよ」

 

一瞬、空気が揺らめいた気がした直後、息苦しい雰囲気が室内を覆った。

 

「クソ神々様の集まりか?ここは?ロキ、お前は本当にしょうがない神だな?まだ、懲りないとはなぁ」

 

「ひぃ~止めてくれ…殺さんでくれ…」

 

逃げ惑うロキ。

 

「もう、お前には、生き恥を晒すか、消滅しか、選択肢がないんだよ。ふふふ」

 

アイツ…来たのか…

 

「おい、そこのヒマそうな神々よ。寄って集って、友人のヘルメスを、苛めてくれているみたいだなぁ」

 

アイツが指を鳴らすと、俺の周りにいた神々が消えた。

 

「ヘルメスを苛めたやつは、全員送還したから、安心しろ。じゃなぁ」

 

アイツはこの場から消えた。

 

「ヘルメス…お前を取り囲んでいた神々は?」

 

タケが蒼い顔して近寄って来た。

 

「天界に送還したそうだ。殺さなくても送還する力があるから、アイツには」

 

「そうなのかい…」

 

俺とタケとロキ以外の神々は、固まっていた。目の前で起きたことにショックを受けているようだった。ロキは部屋の隅で、奇声をを上げて騒いでいる。

 

何かを思い立ったのだろうか、一柱の神が俺に近づいて来て、突然土下座をした。

 

「すまない。興味本位で…俺を消さないでくれよ、ヘルメス」

 

それが引き金で、俺の周りで土下座をする神々。俺に土下座してもダメだと思うぞ。

 

 

 

---シュウ---

 

「ここに来る途中、神会に顔を出して、苛められているヘルメスを、助けてやったよ」

 

「そう」

 

一言だけ発して、僕に跨がり騎乗位で、癒やしてくれる女神、フレイヤ。上下動をして果てると、僕に覆い被さり、濃厚なキスを施してくれた。

 

「刺したままで寝ましょ。ダーリン♪」

 

と、耳元で囁いた。

 

 

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