※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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タケミカヅチという神*

 

 

---シュウ---

 

「ねぇ、戻して下さい…こんなのは、ボクじゃないよ~」

 

今朝はロリ乳の背をフレイヤ並にしてあげた。これでも、やたらと乳がデカすぎるなぁ。

 

「この位、背丈があれば、ベルの妹属性から卒業が出来ると思うけど」

 

ロリ乳の腰を両手で支えて、前後に動かす。自分で動くと腰が痛いが、これなら腕が痛いだけで済む。

 

「はぅ…そうなかな?」

 

感じ易さが鈍ったのか?いや、耐久力が強化されてのか?喘ぐことなく、冷静に思考出来ているロリ乳ことヘスティア。戻すか。いつもロリ乳が好きだし…

 

「あっ…やっぱり、いつもの方がいいなぁ。腕が痛いや」

 

ロリ乳の背を元に戻し、悪戯心から、脚だけフレイヤ並にした。上半身はダルマさんのようだ。

 

「ねぇ、やけに座高が低よ…しくしく」

 

「美脚でいいけど。いっそのこと、上半身を無くすとかは?」

 

「いや~、化け物だよ、それって…」

 

脚も元に戻して、ロリ乳を裏返した。

 

「ダメっ…そこはダメだって…あっうん…ダメ…クセになりそう…」

 

後の穴に突き刺して、責める。後の方が締まりが良くて気持ちが良い。奥行きが短いのが難点だけど。ロリ乳は良い感じに恍惚な表情を浮かべ、口からヨダレがダダ漏れている。

 

プレイ後、二人で風呂に入って、最後にマッサージをしてあげて、今日の朝の鍛錬は終わった。甘い香りのシャンプー臭を漂わせながら、ロリ乳はベルの為に、愛情弁当を作るために、キッチンへと向かった。

 

僕は在庫チェックをしに、店へと降りた。フィンが先に来て、在庫をチェックくれている。

 

「おはよう、フィン」

 

「おはよう、シュウ。朝からお盛んだね」

 

「まぁねぇ。僕にとってはエネルギー補給みたいなもんだから。ははは」

 

僕のペニスには生殖機能はない。あるのは性欲を満喫する機能だけだ。相手の女性のエクスタシー時に発生するエネルギーを吸収して、媚薬効果のある液体を出し、相手の心の闇を浄化してあげている。持ちつ持たれつな関係だ。

 

「ねぇ、アイズのことはどう思っているの?」

 

奥からリヴェリアが出て来た。在庫チェックを手伝ってくれていたようだ。

 

「アイズかぁ…思い込んだら命がけだよな。はぁ…」

 

溜息しか出ない。思い込んでいる女性は、僕にとっては重すぎるのだ。

 

「あんなに積極的なアイズは初めて見るわ」

 

「純粋で穢れがない良い娘だと思うが…雰囲気を大事にしてい欲しいなぁ」

 

「雰囲気か…思ったことをストレートに行動するな、彼女は」

 

「アイズと接していると、信頼している妻を思い出してね。で、なんか、食べにくいというか…」

 

脳裏に浮かぶ、空気の読めない妻の顔…

 

「シュウの奥さんは、どんな人なんだ?」

 

「一人はロリ乳みたいで、一人はリヴェリアみたいで、一人はアイズみたいだよ」

 

「「三人もいるの?」」

 

フィンとリヴェリアが、ほぼ同時に驚いている。事実だからしょうがないよな。

 

「まぁ…成り行きで…三人とも悪魔の名門家の次期当主だよ」

 

「奥様全員、悪魔なの?」

 

「二人は魔王の妹だよ」

 

「魔王の…ますます、あなたという存在に、興味が湧きましたよ」

 

フィンの瞳がキラキラしているように見える。興味を抱かなくていいよ。

 

「それよりも、ロキ・ファミリアをどうかしないと」

 

直近の課題を口にしたボク。

 

「あぁ…ペナルティって重そう?」

 

リヴェリアに訊かれた。

 

「ペナルティはロキが背負うべきだから良いけど、残りの眷属が心配なんだよ。ここでの最大派閥なんだろ?」

 

「100名近くいるよ」

 

と、フィン。

 

「探検系ファミリアだと、零細を抜くとどこ?」

 

「う~、ガネーシャ様、ヘルメス様辺りかな」

 

「一時預かりにして貰おうかな。ちょっと、ウラノスに相談してくるね」

 

僕はギルドの地下に転移した。

 

◇

 

「早朝に来るとは、珍しいなぁ」

 

「ロキ・ファミリアの件なんだけど…」

 

「あぁ、ロキは一ヶ月は主神業務禁止だ」

 

「ステイタス管理しかしていない主神にしては、軽い処分だな」

 

「あぁ、他に何か、あるか?」

 

「業務禁止より、禁酒の方が罰になると思う。あと、神族専用の病院に入れた方が良いぞ」

 

「我々神々には医療設備はない。死なないはずだったから」

 

「ロキが殺し合いをさせるまでの話かい?」

 

「そうだ。アイツは天界から下ったんじゃなく、追放された神だ。なので、死んでも天界へ戻らず、地上で生き返れたのだ。わかった。シュウの意見を参考に、一ヶ月の禁酒と業務停止にしよう」

 

「あとさぁ、眷属は何も悪くないんだから、他の主神の元で、探検が出来るようにしてあげられないかな?ヘルメスとかガネーシャへ、一時預かり扱いでさぁ」

 

「その件はすでに、ギルドでも会議を開いてなぁ、シュウ、お前に預ける。元とは言え、ロキ・ファミリアの幹部がいるんだし、受けてもらえぬか?」

 

決定らしい。意見を言うばかりでなく、たまにはウラノスの意見も取り入れるか。でも…

 

「僕のファミリアは探検系じゃないけど…」

 

「うむ、探検部門預かりで頼む」

 

「ああ、そういう事ねぇ…18階にベースキャンプ作ろうかな」

 

「許可しよう。50階と同じ物を作れば、儲けられると思うぞ」

 

「考えて置くよ。今は異端児の保護区の方で、能力を使っているから、18階に更に建設は、今は無理だ」

 

「そうか。この後、ギルドからロキに通達させに行く。頼むぞ」

 

「了解だ」

 

僕は、お店に転移した。

 

◇

 

ギルドの決定事項をフィン、リヴェリア、ロリ乳、アスフィ、アミッドに告げた。アマゾネス姉妹と食べ損ねたエルフは、ミアさんのお店で働いている。まず、ここでの生活に慣れてもらわないとね。

 

「そうなったのか」

 

フィンは納得しているみたいだ。

 

「で、フィンとリヴェリアで、ロキ・ファミリアの一時的な団長と副団長を、してほしいんだ」

 

「「私(俺)は了解です(だ)」」

 

二人とも引き受けてくれることになった。

 

「一ヶ月だけで良いからね。無理に潜らなくて良いよ」

 

「通いで良いかな?夜は、あなたと話をしたい」

 

「かまわないよ。あっ、行く時でいいから、軒下に吊してあるベートを返して来てね」

 

あれがあると、不気味がって、客が来ないし…

 

 

 

---ヘルメス---

 

タケが俺のホームに来た。ギルドからの告示を見てきたそうだ。

 

「ロキのペナルティは、一ヶ月の禁酒および業務停止だそうだ。ギルドにしては良いペナルティだと思うよ」

 

アイツが提案したんだろう。”禁酒”なんてペナを、ギルドが思いつくとは思えないから。

 

「で、ロキ・ファミリアの団員は、鬼門ファミリアに預けるって…鬼門ファミリアについて、情報ないかい?」

 

あっても言えぬ。この天然な男には…下手に言えば、騒動が起きかねない。

 

「ないなぁ。聞いたことないけど、零細かな?」

 

「零細ファミリアに、預けることはしないでしょ?もしかして、ヘルメスのお友達の所じゃないの?」

 

そうきたか。いや、くるよね。

 

「言えないって。ロキのようにはなりたくない」

 

「知っているんだね、ヘルメス」

 

おい、タケよ。あまり、しつこいと知らねぇぞ…

 

 

 

---タケミカヅチ---

 

ヘルメスから情報を得られないまま、街を散歩する。あんなに口の固いヘルメスは珍しいなぁ。そうだ!久しぶりに『豊饒の女主人』にでも行って、食事を摂るかな。

 

店内に入ると…えっ?!…何故か、知り合いが働いていた。

 

「春姫?」

 

「うん?あれ?タケさんだぁ♪」

 

春姫が俺に抱きついて来た。

 

「ここで働いているのか?」

 

「そうだよ♪」

 

「俺のファミリアに入らないか?懐かしい顔がいるぞ」

 

春姫を連れ帰れば、皆も喜ぶと思う。

 

「私は改宗する気ないよ…今、とっても楽しいから♪」

 

あれ?拒否された…なんでだ?

 

「どこのファミリアに入っているのだ?」

 

「シュウさんのところだよ♪」

 

「シュウさんって、どこのファミリアの人?」

 

聞いた事の無い名前。春姫の彼氏か?

 

「あれ?どこだろう?ちょっと待てってね。ミアさん、隣に行ってきます」

 

「あいよ。早く戻ってくるだよ」

 

「了解です。タケさん、こっちだよ」

 

春姫の後を付いて行くと、隣にはアイテム屋があり、そこに入っていった。

 

「シュウさん、私の昔の知り合いのタケさん、タケミカヅチさんを連れてきました。私ってどこのファミリア所属なんですか?」

 

ここにも知り合いがいるし…

 

「あれ?タケじゃないの?」

 

「ヘスティアか?懐かしいなぁ」

 

「春姫は、鬼門・ファミリア所属だよ。コイツに訊かれたのか?」

 

「うん、タケさんに改宗しないか、誘われたけど、断ったよ。あっ、ミアさんのとこに戻ります」

 

春姫が出て行った。シュウって呼ばれていた人物の視線が怖い…ヘスティアの近くに逃げる。

 

「おい、ロリ乳とはどんな関係なんだ?」

 

「タケは、天界での知人です。悪い神では無いです。ただ、ちょっと、天然系って言うか…」

 

ヘスティア…ロリ乳って呼ばれているのか…店内を見渡すと…アスフィとアミッドがいた。ここは、どんな場所なんだ?

 

「アスフィは留学中、アミッドは団員だけど。なにか?色目を使って引き抜きはお断りだ」

 

引き抜く気はないけど…あっ…まさか…殺される…

 

「はぁ?見境なく殺さないぞ。フレイヤ、こいつのファミリアって、デカイのか?」

 

えっ?フレイヤって…上の階から、そのフレイヤが降りてきた。なんなんだ、ここは…

 

「中堅ってところかな。傘下にするの?」

 

「春姫を引き抜こうとしたんだよ」

 

「あぁ、そういう暴挙が出来るようになったの?タケミカヅチよ。愚かな事をしたわね」

 

フレイヤの声…物凄く恐い…あれ?待てよ…

 

「フレイヤ…送還されたのでは?」

 

「なんで、送還されないといけないの?戦争遊戯で負けても、送還されない場合もあるのよ」

 

フレイヤの顔が恐くなっていく。何か、マズイ事をした予感…ヘルメス、助けてぇ~

 

俺の言葉がトリガーとなり、目の前の空間が揺らぎ、突然ヘルメスが現れた。

 

「タケ…やっちまったのか?はぁ…」

 

溜息を吐かないでくれ、友よ。

 

「そいつが、ヘルメスに助けを求めていたぞ。ヘルメス、どうする?」

 

「シュウ、コイツは何かヘマしたのか?」

 

「春姫を引き抜こうとしたようだ」

 

「あぁ…タケ…それはダメだよ。シュウのところは零細なんだから」

 

とても困った顔をしているヘルメス。マズい、ますますもって、マズい。

 

「ど、どうすれば良い?ヘルメス…」

 

「どうすればって…そうだ、ヤマト・命を献上して、傘下に入れてもらえ」

 

「傘下…ヘルメスも傘下なのか?」

 

なにげ無く訊いたつもりだったのだが、

 

「あぁ…そこのフレイヤ、ヘスティアもだ」

 

「うわっ…噂の最大派閥って…」

 

最大のピンチは、こんなところに、転がっていたようだ。

 

「おい、余計なことを思うなよ。シュウは俺達の心が読めるからな」

 

え!俺の心の内はダダ漏れなのか…股間が冷たくなっていく。

 

「え…怖っ…あぁ、送還しないでください。ヤマト・命を献上して、傘下に入りますから」

 

床に額を付けるように深々と土下座をした。股間から漏れ出た液体で、服が汚れていくが、そんなことを気にしている場合では無い。

 

「わかった。傘下にする。無理に献上はしなくても良い。得体の判らない者は、眷属にはしないから」

 

空間が揺らぎ、ヘルメスとヘルメスのホームにいた。

 

「おい、約束は守れよ。今日中にヤマト・命を献上するんだぞ。俺まで巻き込まないでくれよ、タケ…」

 

たぶん今迄で一番の恐怖体験だったと思う。生きてここに戻れて、涙が止まらない俺…ヘルメスの顔は青ざめたままだった。アイツも恐怖を感じていたんだな。

 

「なぁ、傘下になっている主神って、他にもいるのか?」

 

「あぁ、あとガネーシャとヘファイストス、ミアハ、アストレアだ」

 

「主要なファミリア全部が傘下なのか?」

 

驚愕な事実…ガネーシャまでも…

 

「そういうことだ。問題を起こすなよ、タケ。あと、ラキア王国もだ」

 

「ラキア王国もか…事実上の最大派閥じゃないか…」

 

「お前も傘下になったんだ。自覚を持った行動をしろよ。ロキのように裏切って、傘下から排除されて、なんて事になるんじゃないぞ。巻き添えは、カンベンしてくれよ」

 

「アスフィは献上したのか?」

 

ふと浮かんだ疑問を訊いてみた。

 

「事実上そうなる。アミッドは買い取ったそうだ」

 

なんか、死亡フラグが立った気分だ…

 

 

 

---シュウ---

 

アミッド、白音、春姫と、お風呂屋さんの入り口に転移した。ガネーシャと、その眷属数名が待っていた。ようやく、稼働できるまでになった。明日、開店できる。白音はマッサージの責任者になってくれる人と、最終の打ち合わせをしている。僕とガネーシャと春姫、アミッドで、それぞれ男湯と女湯の最終チェックをし、残りの者で個室と他の設備をチェックしてもらった。

 

「ようやく開店できるよ。ガネーシャ、明日から頼むよ」

 

笑顔で彼は頷いた。現在、湯船で寛いでいるガネーシャ。運営・管理をガネーシャ・ファミリアでしてもらい、僕は修理とか、消耗品の買い付けを行う。売上から経費を引いた残りの儲けを4対6で分けることにした。6がガネーシャだ。

 

地下には、水処理などの施設運用のための装置類を設置してあり、1階はトレーニング施設。2階は男湯、3階は女湯、4階は個室風呂と、食事処だ。

 

次に、隣に建設を始めている、高温炉をチェックしながら創造していく。

 

「隣の施設は明日、開業かい」

 

声がする方を見ると、ゴブニュがいた。

 

「ご利用してくださいね。こっちは出来上がるのに、まだまだ時間がかかります」

 

「思っていたより大きいな」

 

「高温にしますから、炉を大きくしないと難しいです。余熱で焼き物もできますよ。炭焼き場も併設させる予定ですし」

 

「楽しみだよ。鍛冶以外にも、楽しみができた気がする」

 

「そうだ、これをサンプルでお渡しします」

 

僕は、僕の世界の砥石を何種類かを渡した。

 

「いつもサンプルを、ありがとうな」

 

「良い装備を作って貰いたいし、僕も商売ですし、なによりも、アイズがお世話になっていますし」

 

「彼女はまだ強くなれると思う。良い師匠に巡り会ったようじゃからな」

 

「僕は戦闘要員ではないです。むしろ雑用専門ですよ」

 

「そうか…」

 

老神が静かに頷いた。

 

 

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