※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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ベルに迫る危機*

 

 

 

---ティオナ---

 

今日も順調に5階で狩りをしている。ベルが苦戦し始めたら、私達の出番だ。

 

「助けて~!」

 

下の階へ降りる階段の方から、逃げてくる者がいた。

 

「どうしたんだ?」

 

パルゥムの女性のようだ。

 

「下の階で、ミノタウロスの大群に襲われて…」

 

「はぁ?なんで…アイツらは15階だろ?」

 

「わからないですけど…」

 

「ティオネさん、ティオナさん、行ってください」

 

「あぁ、ベル。その子と地上に行け!」

 

頷くベルを見て、私はティオネと下の階へ急いだ。

 

下の階に着くと、確かにミノタウロスの大群がいた。しかし、襲われているパーティーはいない。どういうことだ?

 

後ろに気配を感じ、振り向くと、

 

「お前ら、目障りなんだよ。俺達の獲物をガードしやがって」

 

こっ、コイツら、ソーマのヤツラだ…ベルが危ない。上の階に戻ろうとするが、アイツらは檻を次々に開けて、後方からもミノタウロスを私達に向かわせてきた。

 

「コイツらは普通のミノタウロスじゃない。神酒を飲ませて、禁断症状が出ているヤツラだ。あの目障りな女を食い尽くしたら、神酒を与えてやる。食い尽くしてきやがれ!」

 

ミノタウロスが私達に襲いかかってきた。シュウ…助けて!

 

 

 

---ベル---

 

助けた女の子と上の階を目指すが、いきなり後ろから刺された。

 

「痛っ!何をするんだよ」

 

「ごめんなさい。こうしないと…」

 

目の前の物陰から、複数の人物が出て来た。

 

「良くやったぞ。リリ。褒美をやるぞ。おい」

 

嫌がる女の子を抑え付けて、何かを飲ませている。飲ませ終わると、ぐったりしてしまった。その間、僕のバックパックは奪われて、炎のブーメランを取り上げられた。

 

「こういう高価なアイテム、お前のようなひよっこには早い。俺達がもらっておく」

 

僕と彼女は、抱えられて、穴のような場所に落とされた…

 

 

 

---シュウ---

 

ティオナから「シュウ…助けて!」って声が届いた。僕は、ティオナの傍に転移した。

 

転移した先では、大量のミノタウロスの大群に襲われて、ぐったりしているティオネ、ティオナがいた。なんで、こんな低層にコイツらの大群がいるんだ?

 

「てめぇら、僕の大事な友人になんてことするんだよ~」

 

愛刀の村正、村雨を手にして、目の前のヤツラを切り刻んでいく。しかし、思った以上に大群だった為、簡単には全滅できなかった。そうこうしているうちに、目の前で、ティオネが喰われていた。ふざけるなよ…『ウルティマウエポン』で、この階のミノタウロスを屠った。

 

すぐにティオネの傍に行き、失った箇所を再生して、それから蘇生させた。息も絶え絶えのティオナを回復させて、ベルの安否を聞いた。

 

「ティオナ、ベルはどうした?」

 

「ソーマのヤツラの罠だ。ベルがあぶない…」

 

くそっ…二人を50階のベースに強制転移させて、念話で、フレイヤにソーマのホームを包囲するように頼んだ。そして、上の階に急いだ。

 

上の階で、血だまりを見つけた。やられたのか?血痕が転々と残っていたので、それを追っていく。何か穴のような物の処で途切れていた。ここに落とされたのか?その穴はなんとも不気味な様相だった。漂っていたオーラが尋常ではない。

 

僕は魔物の翼を展開して、穴を降下していった。

 

 

 

---フィン---

 

オッタルから、ソーマのヤツラにベル達が襲われたと知らされた。新生オーディン・ファミリアとして、街中にいるソーマ・ファミリアのメンバーを捕縛するように指示を出した。

 

オッタル達、チームフレイヤは、ソーマ・ファミリアのホームを包囲して、出てくる奴、入る奴を捕縛するようだ。

 

アイズとレフィーヤは、5階に急いだ。シュウと連絡が出来ない状態になっていたのだ。何か不測な事態になったのは確かだろう。

 

 

 

---シュウ---

 

穴の底に着いた。真っ暗だ。途中に神族向けのトラップがあった。天使の翼だと怪我していたかもしれない。暗がりを照らす魔法の呪文を唱えたのだが、効果がなかった。ここって、魔法が無効のエリアみたいだ。念話も送り出してみるが、これも何かの障壁で届かないみたいだ。さて、どうしよう。周囲の気配を読み、ベルとパルゥムの2名を見つけた。

 

まず、ベルに近寄り、容体を確認した。落下の際に骨折したようだ。それとは別に、刺された痕があった。気を操作して止血をし、特薬草青汁を胃の中に流し込んで、治癒力、再生力を上げていく。

 

次にパルゥムに近寄り、容体を確認した。こいつも落下の際に骨折したみたいだ。それと麻薬のような物を摂取しているみたいだ。なんだ、これ?これが神酒ってやつかな?取り敢えず、毒消し用の青汁と、特薬草青汁を胃の中に流し込んだ。

 

二人の意識が戻るまで、周辺を探索してみる。索敵したけど、生き物はいないみたいだ。魔物を生み出す壁などもない。襲われる心配は、とりあえずないようだ。

 

下に降りるスロープ以外に道はないみたいだ。ここは何階相当なんだろう?随分と降下してきたようだけど。

 

 

 

---アイズ---

 

5階に着くと、血だまりを見つけた。ベルのかな?シュウは、涙はあるけど血が無いようなことを言っていたよな。

 

付近の気配を読むが、ベル達はいないみたいだけど…

 

「レフィーヤ、下から敵が来るよ」

 

「アイズさん、何が来るんですか?」

 

「たぶん、ミノタウロスの大群…」

 

「えぇぇぇ、ここって5階ですよ」

 

「だから、私達でここで屠るよ。4階には1匹も通したらダメだからね」

 

 

 

---フィン---

 

ベルのブーメランを持った奴がいた。ソイツをみんなで取り囲んだ。

 

「おい、なんで、ベルのブーメランを持っているんだい?」

 

「お前ら誰だ?ソーマ・ファミリアにケンカ売るんか?おい、ごらっ!」

 

活きの良さそうなヤツだな。ふふふ…

 

「僕は、オーディン・ファミリアの団長のフィンだ。なんで、ヘスティア・ファミリアのベルのブーメランを持っているんだ?」

 

「これが、そいつのだって、証拠あるんか?言いがかりだ。バカ野郎!」

 

「ふふふ。そのブーメランは1点物なんだよ。それが証拠だ。なんで、ベルのブーメランを持っているのだ?」

 

「…」

 

決定的な証拠を前にして、沈黙した活きの良い男。

 

 

 

---シュウ---

 

ベルの意識が戻った。

 

「大丈夫か?ベル」

 

「シュウさん…手当してくれたんですね。ありがとうございました」

 

「動けるかな?ここって、魔法が使えないエリアなんだよ」

 

「転移魔法が使えないってことですか?」

 

「そういうことだ」

 

真っ暗なので、ベルの表情が見えない。

 

「連れの女は、どこで拾ったんだ?」

 

「まさか…試食したんですか…」

 

「はぁ?あんな発育途中は喰わないよ」

 

「誰が、発育途中ですって…」

 

あっ、パルゥムの女が目を覚ましたみたいだ。

 

「おい、お前、自己紹介しろよ」

 

「はぁ?失礼な事を言った挙げ句にそれですか?」

 

しょうがないなぁ。記憶を読むかな。

 

「リリルカ・アーデ、ソーマのサポーターのくせに生意気だな。喰っちゃうぞ!」

 

「なんで、リリの事を知っているのですか?」

 

「はぁ?僕は心が読めるし、記憶も読み取れるんだよ。せっかく、自己紹介の機会を与えたのに」

 

「シュウさん、食べちゃダメですよ…」

 

心配をするベル。いや、食べたくても、入らない気がする…

 

「さっそく移動するぞ、ベルはそのガキの手を引いて、僕の気配について来てくれ」

 

「ちょっと!レディにガキとは何様なのよ。野蛮人が!」

 

言い返す気力すらないくらい、怒りが沸々中であった。

 

「これ以上、シュウさんを挑発しないでね。僕じゃ止められないから。さぁ、行くよ」

 

そんな僕のオーラを感じ取ったベルが、注意を促してくれた。

 

そして、ベルがついて来ていることを確認して、スロープを降りていく。どこまで続くんだ?いや、どこに出るんだ?たっぷり歩き続けると、滝の音がしてきて、目の前に光が少しずつ見えてきた。ここって、20階?滝を抜けると

 

「シュウ?どうしたの?」

 

ヴィーヴル(龍女)のウィーネがいた。

 

「うん?5階にあった穴を落ちたら、ここに出たんだよ」

 

「シュウさんの知り合いですか?」

 

ベルに訊かれた。

 

「彼女は、ヴィーヴルのウィーネだ」

 

喋る魔物に慣れていないのか、リリは驚いていた。

 

「あれ、シュウじゃないか」

 

「よぉ、リド。移住の準備は進んでいるか?」

 

ここ、異端児達の里の実質的なリーダーで、リザードマン(蜥蜴人)のリドだ。

 

「もう少しで第1陣を出せそうだよ。で、今日はどうしたんだ?」

 

「ウィーネに話したけど、5階にあった穴を落ちて、歩いて来たら、滝に出たんだ」

 

「ふ~ん。5階と繋がっていたのか…」

 

「そうなると、アレは異端児達の先人が、作った避難経路かもな。神族用のトラップがあったし、翼が無い者は、死ぬしかない仕組みだったし」

 

「そうなのか…」

 

異端児達も知らない仕組みのようだ。誰が作ったんだ?

 

「また、来るよ。じゃな、リド」

 

僕達はやっと転移できた。

 

◇

 

お店に無事に転移した。初転移のリリは、目の前の風景が、突然変わったことに驚いていた。

 

「ロリ乳、改宗だ。ここでやるぞ」

 

僕は、リリを全裸にして、ソーマの恩恵を浄化、解除した。その後、ロリ乳がすぐに恩恵を与え始めた。リリは、自分の身に起こっていること、体験している事に唯々驚いていた。全裸にされたことに気づかない程。

 

「これで、リリはヘスティア・ファミリアに改宗したからな」

 

僕の声で我に返ったリリ。

 

「え?いつの間に…きゃ~、なんでリリは全裸なんですか?」

 

そんな発育不良な身体は見ないのに、手の平で胸と大事な処を隠していた。うん?ベルがマジマジとリリの全裸を見ているし。

 

「ベル、お前が喰っていいぞ。許す」

 

真っ赤な顔になったベルが、慌てて視線を天井に変えた。

 

「シュウさん…何を言っているんですか…」

 

惚けるベル。そのベルをジト目で見ているロリ乳。

 

「リリ、お前は当分、全裸でいろ。ベルを刺した罰だ」

 

「え?!この女が、私のベル君を刺したんですか?」

 

ロリ乳の怒りのオーラが、リリに襲いかかっていた。

 

「あぁぁぁ…ごめんなさい。言う通りにしないと、リンチをされるから…」

 

「ここではリンチなんて、益にならないことはしない。全裸の刑か、調教の刑だけだよ。ふふふ」

 

ドアが開いて、フィンが入って来た。

 

「なんだい?その子は?」

 

「ベルを刺した実行犯だ。全裸の刑を執行中なんだ」

 

「随分と軽い刑だな。そうだ、ベル、ブーメランは取り戻したよ」

 

フィンがベルに、奪われた炎のブーメランを手渡した。

 

「フィンさん、ありがとうございました」

 

「全裸の刑って軽い刑なの?」

 

リリが、同族のフィンに尋ねている。

 

「軽いよ。だって、恥ずかしいだけだろ?」

 

「それはそうですけど…」

 

「フィン、ソーマの方はどうなっている?」

 

「チームフレイヤが包囲しているよ。オーディン・ファミリアとガネーシャ・ファミリアで街中を捜索している」

 

「リリ、団長のザニスはどこにいる?」

 

「…」

 

「フィン、コイツを尋問してきていいか?」

 

「ソーマの眷属か?」

 

「あぁ、ヘスティアの眷属にはしたけど」

 

「あぁ、だから全裸の刑なのか。尋問した方がいいなぁ、たぶん」

 

僕はリリと調教部屋に転移した。

 

「ここは、どこですか?」

 

「尋問室にもなる調教部屋だよ」

 

リリを十字架に磔にした。

 

「リリをどうするんですか?」

 

「ザニスはどこにいるんだ?」

 

「言えないでございます」

 

「そうか…残念だ…」

 

手にした洗濯バサミをリリの乳首に挟んだ。

 

「何をするんですか…痛いです」

 

「ザニスはどこにいるんだ?」

 

「言えないでございます…」

 

洗濯バサミを指で弾いた。

 

「痛っ!」

 

「言わないと、痛みが激しくなっていくぞ。いいなぁ」

 

中指にジェルを付けて、いきなり挿入した。指が一本しか入らないし…成長しても同じかな?僕の興味はそれに移り始めていた。

 

「そこは止めてください。いやぁ~」

 

指を前後に動かして、親指で小さなクリちゃんを刺激していく。

 

「あぁ…いやぁ…あぅ…ん…はぁ、はぁ…」

 

顔が火照ってきた。洗濯バサミを指で弾くと

 

「あぅ…」

 

うっとりとした表情になっている…こいつ、発育不良の上にエムなのかぁ…はぁ…こんなにそそらない調教になるとは…

 

「ザニスはどこだ?言うまで、何もしないからなぁ」

 

エムならば、何もしない方が罰になる筈…

 

「ホームの地下室でございます」

 

って、あんなに強情だったのに…快楽に飢えていたのか?『身体停止』で昇天させて、部屋を出て、階下にいるフィンに言った。

 

「ザニスはホームの地下室だ。アイズ達はどこだ?」

 

「アイズ達は5階に向かったはずだが、そう言えば帰ってこないな」

 

まさかなぁ、ミノたん相手にアイズ達が、やられることはないはず…少し心配になった僕は、アイズの傍に転移した。

 

 

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