※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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ロキを襲う悪夢*

 

 

---シュウ---

 

ロキ・ファミリアのホームの強制移転期限が、明日に迫っていた。ロキは眷属達と共に、立てこもりを選択して、移転を拒否する構えだ。

 

「どうするんだい?僕の親指に震えがないから、問題は無いみたいだけど」

 

フィンが尋ねてきた。

 

「あぁ、方針は決めたよ。でも、なぁ…好みでない女とヤルというのは…はぁ…気乗りしないよ~」

 

ロキに悪夢を見せるために、ロキとヤろうと思うのだが、気乗りしない僕であった。

 

「シュウは女なら誰でも良いんじゃないのかい?」

 

苦笑い気味のフィン。

 

「大抵の女は大丈夫なんだけど…ロキは…あそこまで平らな女は初めてだよ」

 

女性なら多少の膨らみがあっても良いんではないかと思うのだが、ロキは…あぁ、考えただけでも鳥肌が…

 

「それがロキにとっての悪夢になるのかい?」

 

「たぶん、ロキは隠れ処女神だと思うんだ。無類の女好きの僕がこの状態だよ。誰が、ロキの処女を奪ったっていうのさ?いるなら、会ってみたい。ヘスティア達にも確認したけど、隠れの可能性は大だそうだ。今夜、悪夢を見せて、あの土地は頂くことにする」

 

「どうやって移転させるんだい?」

 

興味津々で尋ねてきたフィン。

 

「建物ごと、壁の向こうへと強制転移させる。そして、空いた土地に僕達のホームを建てる♪」

 

「建物ごとかぁ…中にいる者が気づかない間に、街の外へ追いやるのかぁ」

 

半ばあきれた顔になっていたフィン。

 

「戦って奪うのは、スマートじゃないだろ?」

 

◇

 

夜中…日付が変わって、移転期限になったロキ・ファミリアのホームの前に立つ僕。ツヴァイを召喚して、彼女と融合して、大規模な転移魔法陣をホームの真上に展開して、発動した。消え去るロキ・ファミリアのホームの建物。次に地面に転移魔法陣を展開して、僕達のホームとなる建物を転移させた。これでいい。ツヴァイに感謝の言葉を伝えて、ツヴァイに帰還してもらった。

 

そして、ロキの部屋に転移した僕。

 

「なんや、お前…」

 

ロキの怒りの含んだ声が聞こえた。

 

「僕は悪夢の道化師。ロキに悪夢を、お見せしにきました。ふふふ」

 

「悪夢やと?何をほざいとんの?」

 

ロキの四方から、ロープを発生させて、「大」の次にロキを固定した。

 

「おい、何をするんや?」

 

僕は無言で、ロキの纏っている衣類を剥いだ。

 

「ほぁ、ここは普通の女神と同じみたいだね。安心したよ」

 

正直な感想をロキに伝えた。

 

「おい、こんなマネしてタダで済むと思うなよ」

 

ロキにとって、たぶん唯一の女性的な部分を可愛がる。

 

「おい、やめれ~おい…あぁ…やめ…あぅ…」

 

声が所々女性的になってきた。

 

「なんだよ。艶めかしい声も出せるんだな。安心したよ。ふふふ」

 

身を捩り、艶めかしい声で喘ぐロキ。

 

「どうしたの?いつものロキはどこに行ったのかな♪」

 

「やめっ…あぅ…いやっ…やめてぇ~」

 

ただの女神になってきたみたいだ。

 

「これから、ロキの開通式をします」

 

ぎょっとした表情になったロキ。隠れなんだね、やっぱし。

 

「もう少し濡れたら、開通してあ・げ・る♪」

 

「いや、女神は…神と…英雄としか…交われんだ。お前とは交われる訳ないわ!」

 

「試したことあるのかな?」

 

「それは…」

 

「都市伝説かもしれないだろ?ロキで試してみるよ。隠れ・しょ・じょ・しん・さ・ま♪ふふふ」

 

ロキの顔が引きつっていた。

 

「なぁ、待て…話をしよう」

 

「なんの話をだ?今更、話し合いの余地はないぞ。今日が期限だしねぇ」

 

ロキとの会話中も、ロキの秘部を可愛がり続けた。

 

「いやなぁ…あぅ…移転の件だが…はぅ…考えても…あぁん…」

 

「はぁ?考える時間は充分に与えたはずだが。今から考えるのか?有り得ないな」

 

おぉ、やっと暖かい液体が湧き出て来た。準備OKだ。僕は性欲器官を準備した。そして、ロキの入り口にあてがった。

 

「準備出来たみたいだし。開通式を始めようと思う。少し痛みが走るかもしれないが、それが開通した証だ」

 

「なぁ、頼むさかい、やめてもらへんか?」

 

ロキが言い終わると同時に、挿入してピストン運動を始めた。興奮してだろうか?大きくなった乳首が上下に動いている。乳房と思われる箇所は微動だにしなかった。

 

「あっ、痛っ…逝く」

 

もう至ったみたいだ。開通の儀式は終わった。ロキの拘束をといて、その場に横たえて、みんなの待つホームへ転移した。

 

◇

 

翌日、自前のホームに引っ越しした。これまでお世話になった、ミアハにお礼を言って、握手して出て来た。

 

「住み慣れたホームをここに持ってきたのか」

 

こことは違う世界のオラリオで使っていた、お店兼ホームをこの世界に持ち込んだので、フィン達にとっては住み慣れた我が家みたいなものだ。あと、ヘスティアとベルも連れてきたので、この世界のヘスティアとベルを同化吸収した。この世界の元々のヘスティアはオドオドしすぎていた。なので、強気なヘスティアを連れて来たのだった。

 

「これが同化吸収なのね。少しレベルアップしたみたい」

 

ヘスティア、ベル共に喜んでいた。

 

「役割としては、以前と同じ感じで行こうと思う。ヘスティアとフィンは店番を頼む。ベルとアイズは探検だな。拠点は置いていないので、ここに帰って来られる魔法陣を渡しておく」

 

アイズに魔法陣を描いた羊皮紙を、手渡した。

 

「ベルとアイズの課題は、二刀流だ。同化吸収したベルには、スキルも同化しているので、そこそこ行けると思う。鍛錬を重ねてみてくれ」

 

「「了解です」」

 

ヘスティアが二人にお弁当を手渡し、出掛けた二人。

 

「オッタル、アイシャはそれぞれの主神との連絡と、街での情報を集めてくれ」

 

頷いて出て行く二人。

 

「私達は?」

 

元処女神の二人は…

 

「春姫と一緒にオーフィスと忍の世話を頼む」

 

2階に上っていく二人。これで全員かな?お店で戸惑っているアスフィに、仕事の内容を教え始めたヘスティア。そうだった。アスフィは同化させていないかったな。

 

「ねぇ…私は?」

 

うん?あぁティオナを忘れていた。こいつも同化させてなかったもんな。

 

「どうしたい?」

 

「もっと強くなりたい」

 

「地下のトレーニングルームで、鍛錬しておいで。フィン、使い方を教えてあげて」

 

フィンがティオナを連れて、地下へと降りていった。僕はホームとなった土地を見回るために外に出た。そこにエイナさんがやってきた。

 

「無事に移転できたんですね」

 

「無事かどうかは、今後どうなるかによるかと。建物ごと強制転移させちゃったから。ははは」

 

驚いた表情のエイナさん。

 

「建物ごとですか…では、その建物はどこに?」

 

「街の外に…怒鳴り込んで来ないところを見ると、気づいていないのかもね」

 

たぶん、眷属は大騒ぎだろうな。建物の外に、街を囲む壁が見えるんだから。

 

「気づかないなって…あり得るのかな?」

 

エイナさんは不思議がっていた。まさか、ロキに悪夢を見せたとは言えず、

 

「ロキはヨッパで話にならないのかもね」

 

と、濁した。それに納得したエイナさん。

 

「そんな主神では、眷属の皆さんがかわいそうですわ」

 

いや、それはそう思う。今回の悪夢で酒を止めてくれないかな?

 

「ホームの建物に対して、広い庭になりましたね」

 

100名規模のファミリアが使っていたから、空き地が多くなるよな。

 

「いや、付属施設を建てる予定です。今日は疲れたので、また今度作ります」

 

何ができるか興味がある表情のエイナさん。

 

「まぁ、出来てからのお楽しみで」

 

 

---レフィーヤ---

 

朝、目覚めると…そこは街の外であった。え?なんで?ギルドによる強制退去期限な今日、すでに建物ごと退去されていた。ファミリア内は大困惑である。どうやれば。こんなことができるのだ?神の力ってこんなに凄いのか?色々な意見や説が行き交っていた。

 

ファミリアの上層部である、私、アキ、ラウル、ティオネと、主神ロキの部屋に向かった。が、部屋には珍しくカギがかかっていて、入れなかった。

 

「ロキ、いるんでしょ?開けて!」

 

アキがドアをノックしながら、叫んでいた。でも、一向にドアは開かなかった。

 

「開けないなら、ぶち破るぞ!」

 

と、ティオネ。すると、ようやく返事があった。

 

「待ちぃ!もう少し経ったら開けるで。今はアカン…ごしょうやから、アカンぞ」

 

何かがあったようだ。私達に知られては、いけない何かが…

 

「何があったの、ロキ!」

 

「なんもない。が、しばし、待てぇ~」

 

しばらく待つと、顔を赤らめたロキが現れた。ヨッパでの赤ら顔ではなく、のぼせた感じの赤ら顔であった。

 

「どうしたの、ロキ?」

 

「なぁ~んも、あらへん。どないしたんや?」

 

いや、何かあったのは確かだ。おかしい。うん?ロキの胸…膨らみがあった。いや、膨らみというには語弊がある。単に乳首が大きくなっているみたいだ。何をしたの?

 

「胸、どうしたの?」

 

胸を両手で隠すロキ。

 

「なんもあらへんよ…」

 

俯いたロキの耳が真っ赤だった。

 

「おかしいよ、今朝のロキ。昨晩、何があったの?」

 

「うっ…うぇ~ん」

 

突然、泣きくずれたロキ。ティオネが抱き抱えた。

 

「アキとラウルは下がって。私とレフィーヤで事情を聴くから」

 

頷いてこの場から離れる二人。私とティオネとロキで部屋に入った。

 

「で、何があったの?ロキ!」

 

「うっうっ…処女を奪われた…知らん男に…隠れ処女神としての誇りが…うっうっ」

 

「「はぁい?」」

 

私とティオネが仰天した。え?ロキって隠れ処女神だったの?それはそれで誇れることだよね。でも、酔いどれ、悪態で相手にされなかっただけでしょ?って思ったり。

 

「誰に奪われたの?」

 

「ヘスティア・ファミリアの見かけん顔の奴に…女神は神か英雄としか交われないって、都市伝説だったんや~うっうっ…」

 

ほとんど無名の男に、ヤラれたってこと?それはそれでショックだよね。

 

「その男はどうやって、ここに侵入したのかな?戸締まりはされていたわ」

 

ティオネの言う通り。夜襲に備えて、戸締まりはしっかりしたはず。

 

「その男が、この事態を起こしたんだわ、きっと」

 

この事態とは、建物ごと街の外に出されたことだ。そうなると、大魔導師クラスだ。普通の魔法使いでは、こんなことはできない。でも、そこまでの男なら、無名のはずはないよなぁ。何者なんだろうか?

 

ドアがノックされた。

 

「ヘルメスだ。入っていいか?」

 

ロキを見ると頷いていたので、ドアを開けた。ヘルメス様が入って来た。

 

「ラキアからオラリオを目指して歩いていたら、ロキの館が見えたのには驚いたぞ。何があったのだ?」

 

ティオネが、ヘルメス様に状況を説明した。

 

「そうか…ヘスティアの所にいる男の仕業だ。俺もラキアに強制転移させられたんだ」

 

ヘルメス様が?

 

「アイツは、大魔導師クラスだ。いや、神かもしれない。ヘスティアの主神だと言っていたから」

 

「アイツは神なん?」

 

ロキが突然、口を開いた。

 

「その可能性はある。ウラノスとディアンが消えたのも、アイツの仕業みたいだ」

 

「神なんや…神が相手をしてくれたんか」

 

処女を奪った相手が神かもしれないと知ると、なにやら喜んでいるロキであった。

 

「これから、どうする?俺は、アイツに会うが」

 

「私もお供しても良いですか?ティオネは、ロキの傍にいて。正気に戻るまで」

 

「わかった。気を付けろよ、レフィーヤ」

 

「ヘルメス様が一緒だから、安心よ♪」

 

そして、ヘルメス様とオラリオに向けて、歩き出した。

 

 

 

 

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