※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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一誠の場合

 

---リアス----

 

真夜中…胸を揉まれている感触で、目が覚めた。亘が夜這いかな?モゾモゾしている布団の中を覗くと、亘では無い男が私と抱き合っていた…

 

「きゃぁぁぁぁぁ~!誰よ!アンタはぁぁぁぁ~!」

 

男は私の叫びに動じず、胸を揉み、乳首を舐めては吸っている。下腹部に手をやると、男の竿は私に差し込まれていた。

 

「やめてぇぇぇぇ~!やめなさいよぉぉぉぉ~!」

 

男は止める気配は無い。

 

「亘…助けてぇぇぇぇぇ~!あっ…」

 

と、叫ぶと同時に、あろうことか、夜這い男の手により達してしまった私…

 

 

 

---亘---

 

リアスの救援信号を拾った。直ぐにリアスの部屋に行くと、リアスはイッセーと抱き合いながら、果てていた。

 

「イッセー…お前…何をしているんだ?」

 

イッセーを問い質した。

 

「リアス先輩は、強い男が好きだと言った。だから、俺は強くなってリアス先輩の男になったんだよ」

 

果てているリアスを、後ろから責め始めたイッセーが語っている。

 

「リアスの承諾はあったのか?」

 

「こういうことに承諾はいらないだろ?強い者が総てを手に入れるんだよ、亘」

 

こいつは、誰かに何かを吹き込まれたのか?

 

「イッセー、見損なったよ。君という者を見誤ったかもしれない」

 

「そうなると、こうなったのは亘のせいだな。ふふふ」

 

勝ち誇ったように笑うイッセー。こうなったのは、僕の責任なのか…僕がリアスを愛せないから…僕が…あぁぁぁ~!僕の中で何かが壊れ始めていた。兎に角、リアスを助けないと…

 

「イッセー、お前を倒す!」

 

「返り討ちにしてやるよ。昨日までの俺と思うな!ドライグ、カウント開始だ!」

 

『すまん…宿主が俺の言うことを拡大解釈したようだ』

 

と、イッセーの腕に発現した赤い籠手から、念話が届いた。そういうことか。

 

「じゃ、僕も本気で行くよ。むじゃ君♪」

 

「「カオス・ブレイカー」」

 

僕は透明の鎧を身に纏った。

 

「おい、亘!今、俺と接合しているリアス先輩の性欲に、倍化しきったドライグの力を譲渡したらどうなると思う?」

 

そんなことをしたら…淫乱化が加速して、最悪リアスは廃人になるかもしれない…躊躇により隙が産まれた僕に、イッセーは渾身の一撃を叩き込んで来た。吹き飛ばされた僕は壁ごと隣の部屋に飛ばされた。

 

「亘…力の差が逆転したな」

 

壁がぶち抜いた音で、隣の部屋の朱乃が目を覚ました。

 

「亘…どうしたの?」

 

「朱乃、逃げろ…イッセーが闇墜ちした…」

 

リアスと交わりながら、朱乃に飛びかかったイッセー。

 

「ふふふ、二大お姉様は俺の物だ!亘、思い知ったか…」

 

勝ち誇っているイッセー。そんなイッセーの声と被るように、リアスからの念話が届いた。

 

『ごめん…亘以外の男と…ねぇ、私を…汚れた私を消して…』

 

リアスの魂の叫びに思えた。僕はリアスを護れなかった。せめて、リアスの願いを叶えてあげたい。

 

『むじゃ君…ごめん…ここまでだ』

 

『亘…今までありがとうな…転生できたら、次こそはリアスを愛してあげろよ!』

 

僕は僕にかけてあった封印を解き、溜まっていた感情を暴走させた。目の前が真っ暗になっていく…

 

そして、世界は終わりを迎えた…

 

 

 

---綾香---

 

目が覚めると、知らない場所にいた。知らない老人が、私の前にいる。

 

「ようやく、目が覚めたのか?あんな大騒ぎだったのに」

 

「大騒ぎ?何の?いや、ここはどこ?あなたは誰?」

 

「亘が封印を解いて、世界は消えたのだ。まぁ、世界の種は残っているので、また0からあの世界を作るつもりだけどな」

 

世界が消えた?亘が封印を?

 

「亘は?亘はどこに?」

 

老人は寂しそうな、哀しそうな表情になった。

 

「亘は…もういない…」

 

私の目の前に、老人が手の平を置いた。その上には消えかかった炎が1つ有る。

 

「これが亘の成れの果てだ。もう消える寸前なんだ」

 

直感なんだけど、これは亘の魂なのかな?

 

「亘の魂?」

 

「そうだ。身体は粉々になり回収出来なかったよ」

 

亘の魂を見つめる老人。

 

「後継者にしようと思ったのに…こんなことになるなんて…」

 

老人から何が起きたのかを聞いた。リアスの最後の願いを、自分の命と引き換えにして叶えた亘。その結果、世界も消滅したという。

 

「ねぇ、亘は助からないの?」

 

「お前…転生できなくても良いか?」

 

亘が助かるなら、私は転生しなくても良い。とにかく、弟を助けたい。

 

「出来なくてもいい。ねぇ、亘を助けて…」

 

目の前の老人は、神様くさい。問題は何の神様かだ。

 

「わかった。では、お前は亘が後継者になるまで、代わりを務めよ。亘が後継者になれたら、2柱1対の神として、宇宙を司るが良い」

 

うん?宇宙を司る神?それって…

 

「亘の身体はもう無い。再生はできないので、無邪鬼の身体を器にして、亘の魂を護らせよう。亘は別人として、地上に戻す。色々な経験をしないと、ダメだから。亘が神として振る舞えるようになってきたら、お前とコンタクトを取れるようにする」

 

え?ちょっと…それまで私は一人なのか?

 

「大丈夫だ。業務内容以外の記憶は封じる。亘とコンタクトが取れるようになれば、徐々に記憶が戻るようにしてやる」

 

え?意味がわからない…

 

「私は、引退をして、宇宙になる。追加の必要性が生じるまで、お前の腹の中にいる。たまに話相手にもなってやる」

 

え?腹の中…おい、子宮ってことか?

 

「ほぉ、直感が鋭いな。そうだ。あと、亘のイレギュラーな仲間達は、ここのコールドルームに保管してある。亘が封印を解けば、目覚める。では、良き神様ライフを♪」

 

老人は消えた。私の頭に膨大のデータが流れ込んで来た。業務内容ってやつか。あっ私の記憶が薄れてきたようだ。亘の顔が想い出せなくなってきている。

 

亘…私は待っているよ…また、逢える時を…

 

 

 

 

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