※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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ソーナの場合*

 

 

---リアス---

 

不毛なゲーム後、エネルギー切れで意識を、持って行かれたシュウ。ひたすら眠りこけている。他に方法は無いのかな?治癒の専門家の黒歌、アーシアに訊いたけど、無いらしい。精神的な疲れは癒やしでどうにかなるらしいが、エネルギー切れの方は、手立ては無いそうだ。

 

お姉様に似た翼紗に、シュウの看病を頼んだ。エネルギー切れのシュウは、私よりも翼紗に甘えるのが好きなようだったから。私に甘えてくれる日は来るのかな?

 

で、全焼してしまった家の件。フェニックス家が非を認めた。冥界の全世帯放映で醜態をさらし、私に迷惑を掛けた償いらしく、再建費用は全額持ってくれるそうだ。どんな家にするかな?シュウからは練習できる場所を要望されている。受け身の練習用に、畳敷きの柔道場のような場所と、剣の練習用に剣道場のような場所が欲しいそうだ。お兄様にそれらの要望を伝えた。

 

更にフェニックス家より、シュウへの償いの品も届いた。使い物になるかが問題ではあるが、ライザーとその妹であるレイヴェルを、シュウの眷属として贈呈だそうだ。二人ともTV放映で醜態を晒しまくり、家から放出されたようだ。子だくさんの悪魔の名門家は怖いなぁ~。

 

「ライザー、あんたはシュウの眷属になりつつ、私を狙うつもり?」

 

今までの行いにより、私はコイツに疑いの目を向けた。

 

「いや…もうしない…妹に…申し訳ないことをしたし…」

 

シュウに、私を諦めれば、妹さんを助けると、何度か打診されたのを蹴ったらしい。それを根に持っている彼の妹。

 

「この兄は、サイテーです。妹がどうなろうと、リアス様に固執していたんですから」

 

相当恥ずかしい姿が放映されていたよ、アンタは。

 

「え、もうお嫁さんに行けないかも知れないので、シュウ様に責任を…」

 

「はぁ?ライザーが悪いんでしょ?アンタの兄に責任を取ってもらいなさい!私のカレに責任を押し付けないでね」

 

「え…そんな…」

 

可愛らしく泣くライザーの妹。これって、泣き落としか?そんなのはここでは通用しない。心底から泣けば、白音とオーフィスが寄り添うんだけど、彼らは涼しい顔でスルーしている。

 

「そんな嘘泣きで、お兄様に寄らないでください」

 

白音がキレてきた。そこに、彼がやってきた。

 

「白音…心を逆立てるな。お前らしくないぞ」

 

椅子に座り、白音を腿に載せる彼。私も載りたいんですけど…オーフィスは指定席によじ登る。私も肩車して欲しい…

 

「ごめん、リアス。僕の体力じゃ無理」

 

って、心を読まれた私。恥ずかしいよ~耳が熱いよ~

 

「リアス、おいで♪」

 

彼の元に行く。私の頭に腕を回し、彼の方へと引き寄せてくれた。

 

「え…リアス…だよな…」

 

私の彼に対する態度に驚いたライザー。そんなライザーをスルーして、私は彼に対して、甘えまくる。

 

「うそだろ…あの高飛車女が…」

 

って、失礼だろ?その言い方は!

 

「リアス…」

 

あっ…そうだった。心が読まれるんだ。昔の私にさよならをしないと♪

 

「ライザーもそう思うでしょ?冥界でのリアスとは別人なの。今のリアスはね」

 

って、ヴァイラ。おい、お前をそうだろう…って、昔の私なら、ほざいたと思う。

 

 

 

---レイヴェル---

 

冥界からシュウ様の家まで、バカ兄と共に通う日々。リアス様と婚約できなかった、バカ兄は、フェニックス家において、お荷物のようだった。そして、TV放映により恥ずかしい姿を流された私もお荷物の仲間入りに…全裸にされ、縛られて、喘ぎ放題喘いで、彼に敏感な部分をいじり回され、最後は私の方から、彼の股間に顔を埋めた…どう考えても、彼以外に嫁のもらい手はいないと思う。

 

でも、彼を狙う層は厚い…大公家のお嬢様のシーグヴァイラ・アガレス様。シュウ様のチームの作戦参謀らしい。絶大な信頼を寄せているようで、彼女は進んで眷属になったとか。

 

彼が護りたい女性のリアス・グレモリー様。冥界でのイメージと、まるで違う変貌を遂げていた。ベタ惚れしていた兄曰く、こんなのはリアスでは無いっと言わせたほどだ。昔は高飛車、今は恋する乙女って感じだ。

 

あと、黒歌、白音姉妹。猫だけに、かわいい仕草は上手い。負けたくないけど、上手い…

 

強敵に思えるのは、彼の母親の弟子だと言う、聖女アーシア。戦ったら、灰にされそうなんですけど…

 

バカ兄と、眷属になる手立てを考えるが、浮かばない。こいつとセットって言うのが、良く無いのかもしれない。

 

 

 

---アザゼル---

 

天界は二人も差し出したそうだ。堕天使サイドとしても、一人は差し出したいところだ。朱乃の母親の朱璃の件で、世話になっているし。どうしたものか。

 

シュウが中学三年になる頃、やっと人材の充てが付いた。そして、二人を引き合わせた。

 

「おい、アザゼル。単なる人間の眷属になれってことか?」

 

とんがっているアイツは、俺に噛みついてきた。まぁ、普通はそうなるよな。

 

「どうかな、シュウ」

 

アイツをスルーして、彼に訊いた。アイツを見つめる彼。そして、アイツに近づき、抱き寄せ、頬を合わせた。無抵抗なアイツ…

 

「君の想いと闇を受け取ったよ。想いは君が抱き続けて、闇は僕が背負うから」

 

アイツの目に涙が浮かぶ。何が起きたんだ?

 

「なんで、君は俺のことを、そんなに…」

 

「君のオーラ…何か懐かしいんだ」

 

まさか、コイツらは前世で因縁有りなのか?

 

「君の願いを叶えよう」

 

『願望達成』

 

彼が術を発動すると、二人の姿は消えた。

 

 

 

---ヴァーリ---

 

僕を産んでくれた優しい母の姿を見られた。母は再婚をして、幸せそうだ。俺のことは、記憶を抹消されているようだ。

 

「いいのか?逢わないで?」

 

彼は哀しそうな目で俺を見ている。

 

「あぁ、記憶に無い俺が声を掛けて、混乱はさせられない」

 

「そう…僕だったら声を掛けたかもしれない」

 

「君の母親は?」

 

「産んでくれた母親を知らない。記憶にも無い。誰も知らないし。なので、どこの誰なのかもわからない。だから、僕の術で逢うことも出来ない」

 

地面に視線を落としている彼。晴れ晴れとした俺の表情が、羨ましいのかもしれない。そんな彼は、俺の心に影を落としていた闇も背負ってくれた。

 

「僕はそんなことでしか貢献できない。それに、今度こそリアスを護れれば、それでいい。後は何も望まない」

 

どこで産まれたのか、誰が産んだのかさえ、知らない彼。今世での1つの願いだけを抱いて生きている彼。俺は彼と前世でどんな因縁があったのだろうか?彼から、懐かしいオーラを感じるんだが。

 

「亘…今世でも、俺は君のナイトになりたい」

 

えっ?って表情の彼。あれ?俺は何で、彼の事を亘って呼んだんだ?

 

「亘って誰?姉ちゃんも、僕のことを…ねぇ、ヴァーリ、教えて!」

 

何で、俺の名前を…彼は俺の胸に顔を埋めて、号泣していた。

 

 

 

---リアス---

 

もうすぐ、中学を卒業だ。シュウには新しい眷属が増えていた。私も眷属を集めないとなぁ。新学期からは、白音とレイヴェルは中学2年として、編入することが決まった。アーシアとヴァーリは中学3年として編入して、シュウのクラスメイトになるようだ。

 

新学期から通う高等部の校舎を見て回る、私、朱乃、シュウ。

 

「昼休みはお弁当を一緒に食べよう。放課後は、帰宅部にしよう」

 

シュウに提案をする私。

 

「あの校舎は?」

 

シュウの指を差した先には、旧校舎と言われる古い建物があった。

 

「旧校舎よ。もう使われていないそうよ」

 

彼は、旧校舎に入っていった。私達も後を追いかける。

 

「ここ、使えないかな?拠点の1つとして」

 

彼から提案をされた。学校内に拠点?

 

「ここなら、練習場を色々作れそうだし」

 

教室として使われていた部屋を、見回して言った。

 

「ここでお弁当とかもいいよね?」

 

確かに高等部の生徒が、中等部に入り浸るのはダメかもしれない。

 

「わかった、お兄様に使用許可をもらってみる♪」

 

旧校舎から出ると、二人組の少女達に出逢った。

 

「あら、リアスじゃない」

 

黒髪眼鏡の少女が私に声を掛けてきた。

 

「ソーナ…どうしたの?」

 

「リアスとヴァイラが通う学校を見学していたの。私達も、ここに通おうかなってね」

 

ソーナの視線は彼に向けられていた。

 

「その彼はリアスの眷属?紹介してくれるかしら?」

 

「彼は眷属では無い。私の婚約者のシュウよ♪」

 

彼に抱きつき、自慢げに話す私。

 

「婚約者?アジュカ様の息子ではないの?」

 

あぁ、ライザー達の仕掛けたゲームで、シュウが勝ったら、私はそういうことになっていたっけ。

 

「そうだよ。シュウはアジュカ様の息子だよ♪」

 

驚くソーナと連れの女性。

 

「眷属を集めずに、男に走るとは…リアス、情け無いわ!」

 

空気の質が一気に重くなっていく。何が起きたんだ?

 

「リアスを侮辱する者は、僕が許さない!」

 

シュウが起こした現象なのか?術なんか発動していなかったけど…

 

「ふ~ん、お手並み拝見ね。椿姫、相手をしてあげなさい」

 

ソーナの連れの女性は眷属なのか。シュウは、『脱衣緊縛』『催淫』を発動させた。女性相手だと、速効でコレだよな。どうかと思う時はあるが、効果的なので、文句は言わない。

 

「え!なんで!」

 

パニックになっていくソーナと眷属の女性。まぁ、いきなり全裸にされて、亀甲縛りにされて絶頂地獄へ、いらっしゃいでは、大抵の女性はパニックになるよな。

 

「いや~あぁぁぁ…うぅ~いぃ…」

 

「シュウ、何分コース?」

 

「リアスの知り合いだから、15分」

 

いつもより長い…15分も見てないとダメなの?

 

「やっていいの?」

 

彼のヤルは交わることではなく、拷問のことだ。

 

「ダメだって…」

 

「最近、調教っていう選択肢も有る♪」

 

グレイフィアの影響大だな。彼女はシュウに対してはドエムな奴隷なのだが、シュウ以外に対してはドエスの女王様だ。

 

う~ん、ソーナの奴隷姿な…想像が付かないけど。って、考えて居たら、シュウはソーナの敏感な部分をマジ見している。そして、観察して、詳細を調べ倒している。

 

「ダメ…見ないで…お嫁に行けない…」

 

レイヴェルと同じレベルになっているソーナ。でも、なんかいいな。もう私にはしてくれない行為だ。

 

「ねえ、この突起は何て言うの?」

 

シュウは言葉責めに移行している。ソーナは顔も耳も真っ赤になっている。

 

「それは…あん…舐めないでください…えっ…その穴は違います~…ダメだって…あぅ…いい…もっと…お願い…吸っていいですよ~」

 

堅物ソーナを確実にエム調教している、自慢出来ない彼。誰が、彼をこんなのにしたんだ~?脳裏には、義理の姉のグレイフィアの顔が浮かぶ。そして、ソーナは淫乱堕ちしたようだ。『催淫』の術が解けているのに、喘ぎ、求め続けている。ますます、女性攻略の腕を上げていくシュウ。

 

 

 

「う~ん、呼ばれて来てみたら、シュウ君相手なのか…」

 

ソーナの姉である魔王セラフォルー様が、転移してきて、私の隣にいた。目の前では、ソーナが言葉責めで、確実にエム奴隷化しているように見える。

 

「どうされたんですか?」

 

「ソーたんから救援信号が来たんで、来てみたら…これって、ジャマしたら、アレだよね?」

 

以前、グレイフィアを調教中にジャマをして、シュウに躾を受けた経験があるそうだ。その際に、膜を破られたそうだが、彼が再生してくれたことに恩義を感じている節がある。そこは、強引にした彼を恨まなきゃ…あぁ、ライバルが増え続けていく…

 

「彼、最後まで面倒見てくれないからなぁ…」

 

セラフォルー様の言葉通り、飽きたらしいシュウは、縛りを解き、着衣させて、私達の方へと戻って来た。ソーナは余韻に浸りながらセルフをしている。こんなソーナの姿は見たく無かった。

 

「う~ん、つまらない。拷問有りとかじゃないと張り合いは無い。うん?あっ、セラフォルーお姉さん。ヤッていい?」

 

「シュウ君、途中で帰るんでしょ?ダメだよ。最後までヤルならいいけど」

 

って、拷問をヤラれたいらしい魔王様。でも、

 

「今日は疲れたから、またね。リアス、帰ろうよ。予定外に術を使って、疲れたよ~」

 

っと、私に甘えてきた。やっと甘えてくれるんだね~嬉しい私。ライバルが増える続けていく不安が、どこかに飛んでいく。

 

「じゃ、彼を休ませたいので、セラフォルー様、帰りま~す♪」

 

 

 

---ソーナ---

 

リアスの彼…恥ずかしい部分を隅々まで見られてしまった。隅々まで舐められた。隅々まで吸われた…思い出しただけで、耳が熱い。そして、私の身体は彼の事が忘れられないでいる。もっと虐めて欲しい。もっと弄んで欲しい。こんな気分は初めてだ。リアスが羨ましい。

 

助けに来てくれたお姉様から聞いた。彼を怒らせると碌な事は無いと。以前、彼のジャマをして、調教されたらしい。その際、抵抗すら出来ずに、ほぼ無抵抗でアレコレとされたそうだ。なので、彼が怖くて、私を助けられなかったとか。一応、お姉様は女性悪魔として、最強の部類なのに…抵抗すら出来ないって…どんだけの能力持ちなんだろう、彼は。

 

そんな彼に興味を持ち、忘れることが出来なくなってしまった私は、彼について調べた。リアスの眷属では無いということなので、私の眷属にしたいと思ったから。で、彼は新学期から中等部3年になるらしい。家は、リアスの家に同居していて、リアスの両親も公認している仲だそうだ。どうすれば、横取り出来るのかな?

 

考えた挙げ句に、行動に出た私。中等部の校門で待ち伏せ…彼は、数名の女性を引き連れている。どんな関係なんだ?リアスの彼氏なんだよね?浮気なのか?って、その中の一人の女性を見て固まった。大公アガレス様の娘、シーグヴァイラがいたのだ。え?どうして…なんか彼女達に対して、出遅れた感を感じてしまった私。

 

「あれ?ソーナ?ソーナだよね?」

 

しまった。シーグヴァイラに見付かった。

 

「どうしたんだ?ヴァイラ…あっ、この前の眼鏡女子」

 

そんな覚え方なの?名前を覚えて欲しいのに…

 

「うん?シュウ、知っているの?」

 

「うん…リアスを侮辱した眼鏡女子だよ」

 

「あれって、ソーナなの?あんまり、リアスをバカにしないでね。後が大変なんだから♪」

 

って、シーグヴァイラは彼の腕を抱いて、幸せそうに、この場を去って行く。彼の取り巻きの女性達と共に…

 

 

 

 

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