---リアス---
もうすぐ2年生になる。そうすれば、シュウと一緒に通える♪
この1年、特に事件らしい事件は起きなかった。変わったことと言えば、私にも新しい眷属が増えたことかな。『騎士』の木場祐斗、『僧侶』のギャスパー。二人共、私に心を中々開いてくれなかったのだが、シュウの『安堵』スキルにより、彼と触れ合う度に、心を開いてくれた。
誤算だったのは、二人共同性のシュウに惚れてしまったことかな。う~ん、困ったもんだ。
シュウの疲れ解消問題は解決に向かいつつ有った。彼の場合、疲れイコール性欲な為、疲れ解消は性欲発散となる。で、性欲を理解出来ていない彼の場合、性行為イコール拷問、調教、エスプレイとなる。まぁ、たいていの場合、彼が寝ている間に、私達が交代で交わって夢精という形で抜いているのだけど。
で、疲れ問題解消の切り札なのだけど、あの堅物ソーナなんだよ。彼を眷属にしようとしたソーナは、彼と必要以上に接触をしてしまい、彼専用のエム奴隷になってしまった。
皆の前では容姿端麗、冷静沈着な才女なのだけど、彼の前ではモジモジナヨナヨの小動物キャラになり、かまってちゃんに変身するのだ♪彼もソーナとのプレイを愉しんでいるようだし。ソッチの問題はソーナに丸投げである。
---兵藤一誠---
高校に入学した。駒王学園という幼稚舎から大学まである一貫校なのだが、高等部、所謂高校は外部から入試を経て、入学できるのである。で、ここの高校は学力よりもやる気を重視してくれるので、俺の様な者でも入学できるようだ。いや、外部入学組は俺のようなクセ者が多いという情報もあるけど。
この学校のレベルは高い。かわいい子、きれいな子、顔胸体型の三拍子の揃った子など、女子のレベルは高い。まぁ、そっち系を期待して入試に挑んだのは内緒だけど。
正門脇に掲示されていたクラス分け表に目を通す。うっ…中学の時にクラスメイトが同じクラスに…元浜、松田はエロ仲間だ。桐生はエロ大好き女子、片瀬、村山はちょっとかわい目の剣道女子だったりする。
「おい、イッセー!」
教室に向かうと、早速元浜から声を掛けられた。イッセーというのは、俺の愛称だ。
「あの子、かわいいなぁ」
って、金髪のかわいい子と同じクラスのようだ。ラッキー♪彼女の周囲にはボーイッシュな子が2名、巨乳の子が1名いる。同じ学校だったのか、仲が良さそうだ。一網打尽も夢では無い。まぁ、モテればの話ではあるのだが。
俺、松田、元浜は年齢イコール彼女いない歴である。桐生は彼氏いない歴かもしれない。
担任の先生が来て、色々な説明の後、自己紹介タイムとなった。気になる子の名前を覚えるチャンスだ。名前と将来の夢を紹介で、質問タイムが無いのが惜しい。
松田、元浜の夢は彼女とアレコレすることで、桐生はモテ女だそうで、俺はハーレム王になることをぶち上げた。
「ハーレム王?無理無理、もういるし」
って、女子の声が聞こえた。え?もういる?どこに…俺以外にハーレム王を目指すヤツがいて、その女子はハーレムのメンバーってことなのか?う~む…
で、待望の女性群の番になった。
まず、金髪の可愛い子♪
「アーシア・アルジェントです。将来の夢は…シュウさんの役に立つことです♪」
そうか…アーシアたんかぁ♪って、シュウさんって誰だ?謎の人物の出現に、頭の中がハテナマークで埋め尽くされていく。
次は巨乳の子。オッパイ大好きな俺としては、この子も捨てきれない。かわいさはアーシアたんの方が上だが、胸の大きさは発展途上中のようだし。
「シーグヴァイラ・アガレスです。将来の夢は、シュウのお嫁さんかな♪」
うん?お嫁さん…シュウって誰だ?アーシアたんの言う人物と同一なのか?う~ん…
そして、ボーイッシュ軍団の番へ。
「ヴァーリ・ルシファーだ。将来の希望は、シュウのナイトになり、護る事だ」
って、ここでもシュウという名前が出て来た。もしかして、こいつがハーレム王なのか?
「由良翼紗です。将来の希望は、ヴァーリと同じく、シュウのナイトになることです」
と…シュウっていうハーレム王がいるようだ。で、モブ男の番。スルーだな。アーシアたんの顔とシーグヴァイラたんの胸を、交互に眺め始めた俺。
「代羽シュウです。希望はリアス・グレモリーを護り切ることです」
うん?聞き流してしまったが、今シュウって言わなかったか?見た目、冴え無いヤツだ。どことなく疲れているようにも見える。リアス・グレモリーって誰だ?新人物の登場で、ハテナマークが増えていく。
自己紹介タイムも終わり、今日の予定は終了だ。さて、アーシアたんとシーグヴァイラちゃんを誘って…と、行動する前に、彼女達はあの冴え無いヤツを取り囲んで、仲良く話している。聞き耳を立てる俺。
「シュウ、この後、どうするの?」
麗しのシーグヴァイラちゃんが訊いた。
「う~ん…疲れたから、生徒会室寄って、部室かな」
って、冴え無い男が返事を返した。うん?なんで、疲れたら生徒会室なんだ?
「では、部室に先に行っていれば、良いですね?」
って、アーシアたん。
「そうしてくれる?で、そこで聞き耳を立てているヤツは、どうする?」
うん?俺はボーイッシュ軍団に囲まれた。
「アーシア狙いか?」
って、緑髪のボーイに言われた。図星だけど…
「シュウ、どうする?ヤキでもいれておくか?」
って、銀髪のボーイが冴え無いヤツに確認をしている。
「身元を洗っておいてくれ。問題が起きたら、始末するから」
始末?何それ…ボーイッシュ軍団の睨みを受けて、パンツが冷たくなっていく。コイツら、危ないヤツらなのか?まさか、アーシアたんは情婦とか…
冴え無いヤツとアーシアたん達は教室を出て行った。
「大丈夫?イッセー」
桐生が声を掛けてきた。元浜、松田は俺と同じようだ。ズボンが濡れている。
「恐っ…何だ、アイツら…」
「調べてみるわ」
桐生の情報収集能力は、中学時代から高かった。教室を出て、尾行をしはじめた桐生。
---桐生---
二手に分かれるようだ。どっちを尾行するかな?代羽君にするか。生徒会室で何をするんだか、興味が有るし。新入生が生徒会に行く用が思いつかない。そこが興味をそそるのだ。
生徒会室に入った代羽君。聞き耳を立てる私。
「そこで、何をしているの?」
私の姿が怪しいヤツに見えたのか、知らない女性に声を掛けられた。
「知り合いが入室してので、心配で待っていました」
と、嘘を吐く。
「そう…嘘…よね?」
えっ?彼女により、生徒会室に連れ込まれた私。
「この子が聞き耳を立てていたよ」
「誰?」
「何で?」
と、私の目的が思い当たらない生徒会の皆さん。
「あぁ、ソイツはアーシアを、変な目で見ていた生徒の仲間だ」
会長室と書かれたドアから、代羽君が現れて、私の正体をバラした。
「僕を尾行して、何をするのかを盗み聞きしていたのだろう」
「シュウさんの敵ってことですね?」
私を連れ込んだ女性が、代羽君に確認している。
「敵かどうかはわからないが、不自然な行動ではある」
「椿姫、尋問をしておきなさい」
代羽君の後ろから黒髪の女性が現れて、私を連れ込んだ女性に指示を出した。
「はい。会長!」
代羽君と一緒にいるのは、生徒会長なのか?
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椅子に座らせられて、アレコレと訊かれた。30分もすると、奥の会長室から、すっきりとした表情の代羽君が現れた。何をしていたんだ?会長さんは現れないまま、ドアを閉めた彼。
「椿姫、何か分かったかな?」
「う~ん、これと言って、無いですね~」
彼女は彼の手下なのか?彼は私に向かって、手をかざした。
「ふ~ん、一応能力持ちだ。情報収集スキルのようだ。枠に余裕が有れば、入れると良いかも。敵を見ただけで、能力、戦闘力などが見えるようだ。あっ、現状ではまだ無理だな。覚醒すればの話だ」
「そうですか。では会長に相談して決めます」
「じゃ、僕はこれで♪」
「「ご苦労様でした♪」」
と、生徒会メンバーに送り出された彼。で、私は、まだ解放されないようだ。
---イッセー---
松田、元浜と帰宅部の活動をする。元浜が新作のAVを仕入れたそうで、元浜の部屋で見る予定だ。下駄箱で靴を履き替えていると、冴え無いアイツを見つけた。そうだ、彼女達と部室で待ち合わせとか言っていたな。どこのクラブかを知るために、俺一人でアイツを尾行し始めた。松田と元浜も来ると、見付かる可能性が高くなるから。
グランドの脇の道を歩くアイツ。どこに行くんだ?部室棟とは違う方向なんだけど。まさか、隠し部屋が合って、校内で危ないパーティーでもするのか?胸が躍り、股間が膨らむ俺。
アイツは古びた建物に入っていった。危ないパーティーをするには持って来いなシチュエーションだな。ますます、興味を抱く俺。アイツに続き、建物に入ろうとするが、入れない。何でだ?秘密パーティーだから、認証システムでも有るのか?扉の周囲を調べるが、それらしい物は見付からなかった。
「君は、何者だ?」
突然、背後から声を掛けられた。振り向くと、優男がいた。脅かすなよ。っと、思ったのは束の間で、剣を突きつけられた。竹光かと思ったら…こ、これって…本物の剣に見える。
「返事次第で、斬り捨てるか決める。言葉を選べよ」
斬り捨て御免って、この学校は危険な危ないヤツが多いのか?
「祐斗…アーシア狙いのヤツだ。剣が傷むから止めておけ」
って、後ろからアイツの声がした。
「シュウ君、わかった。で、コイツはどうする?」
「う~ん、痛い目に遭わせるかな。アーシアが危険に晒されるのは、嫌だからな」
痛い目?え…助けてくれないの?
二人に連行されて、建物に連れ込まれた。
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連れ込まれた部屋は、パラダイスだった。アーシアたん、ボーイ軍団、シーグヴァイラちゃんとロリ系な子が4名と、巨乳なお姉様が2名もいる。学校にこんな場所があるとは、嬉しい限りだ。
「シュウ、なんで、この子は泣いているの?」
「ナンパし放題の部屋に来て、喜んでいるようだよ、リアス」
リアス…巨乳なお姉様の一人で、紅髪のロングヘアが印象的な、彼女にしたいなぁ。
「確かに、エロい目で私を見ているわね」
嫌そうな顔をされた。そんなにエロそうな目付きをしたかな?
「うん?ヴァーリ、アルビオンは起きているか?」
「あぁ、何を訊きたいんだ?」
「ドライグの気配を、感じないかを確認してくれ」
黒いロリゴシックなドレスを着た子が、俺の前で身構えている。そんなにイヤらしい顔なのか俺は…、まぁ、パラダイスにいるからな~♪
「微かに感じるそうだ」
「リアス、現状はこんなヤツだが、将来的に化ける可能性がある。どうする?」
うん?化ける?俺が?殺されるのか?
「シュウ的にはどうなの?」
「リアスを危険に晒す訳に行かない。覚醒する前に、この場で消すか」
消す?殺されるのか?ちょっと待て!
「なんで…ねぇ、なんで?俺を殺すんだよ~」
殺意を感じる目で、皆から見られている気がする。マズイ、ここから逃げないと
「逃げられないよ。この部屋には結界を張ってある。仮に結界無効の能力持ちで、部屋を出た場合、命の保証はしない」
命の保証って…高校生活1日目で、死にたくない。アーシアたんとアレコレしたい。リアスお姉様にもアレコレしたいよ~。
「シュウとは逆のタイプみたいね。それはそれで困ったちゃんだわ」
アーシアたんは、アイツの背後に隠れて、俺を見ている。俺に恐怖を感じているようだ。なぁ~んにも恐く無いのに…
「コイツ、なんで、アーシアが怖がっているのかを、理解していないのか?」
って、緑髪のボーイが言った。
「理解していないんだろう。だから、寄りつく女は桐生だけなんだと思う」
うん?桐生…そう言えば、アイツはどうしたんだ?コイツらを尾行していたはずだが。
「桐生は向こうでお前と同じ立場だ」
向こうって?同じ立場って…
「お、お、お前ら…何者…なんだよ~」
大きな声を出したつもりだったが、消えそうな震える声だった。
「現状では名乗れない。兵藤、お前がどうなるか次第だ」
アイツがこの集団で一番エライのか?命乞いをするならヤツなのか?リアスお姉様に抱かれて命乞いがいいんだけど。
「はぁ?コイツ、バカでしょ?この後に及んで、まだ妄想出来るなんて…あぁ、気持ち悪いなぁ!」
リアスお姉様にバカって言われた…気持ち悪いって言われた…初対面で何でだ?
「リアス、入れるなら兵士8個だ」
入れる?お尻に…いやだぁぁぁぁ~!
「発想がきもいな、コイツは…」
シーグヴァイラちゃんにきもいって…酷い!
「8個?計算が間違っていない?」
「再計算をしたけど、8個だ。それも、コイツ自体の価値は0だ。コイツの価値には可能性が有るってことだ。まぁ、この性格にどこまで耐えられるか、忍耐勝負になるかな」
俺自体の価値は無い?うん?じゃ、何の価値だ?
「覚醒前の能力で8個かぁ…悩むな。この性格だけなら、滅したいんだけど」
滅する?そこまで嫌われるって…初対面なのに…
「う~ん、強奪してみるか?」
「シュウがエロくなるのか。うん、いいよ♪」
リアスお姉様の声が弾んでいる。何でだ?強奪って何をだ?
「僕がきもく、エロくなるんだけど…いいの?」
「うん♪シュウなら受け入れられる♪」
「じゃ、まず、意思確認をしてオーケーなら、強奪する。それから駒入れだ」
駒入れ?おケツに?痛いってぇぇぇぇ~!
「ねぇ、悪魔になってみない?」
リアスお姉様に、「彼氏になってみないか」って言われた気がしたので、直ぐに頷く俺。
「シュウ、交渉成立だよ♪」
次の瞬間。俺は光に包まれて、何を失った気がした。そして、俺の身体に何かが入っていく…
「作業終了♪ねぇ、シュウ、どう?」
「う~ん、エロさって言うのが良くわからないけど、リアスを見ると悶々とするんだよ。これがエロさかな?」
「それは、性欲の高鳴りよ。来て、シュウ♪抜いてあげる。後の教育は頼むね、朱乃」
「はい、部長♪あ、果てそうに成ったら言ってくださいね。交代しますから♪」
アイツと共にリアスお姉様は、奥の部屋に消えた。
「で、君は今、儀式を終えました。これにより、君は転生悪魔になりました」
黒髪の巨乳お姉様から告げられた、衝撃な事実。彼氏でなくて悪魔…え…聞き間違い…
「はぁ?あ、悪魔…」
「そうです。あなたは、リアス・グレモリー様の眷属悪魔になりました」
眷属?奴隷なのか?リアスお姉様の性の奴隷なのか…あれ?胸の高鳴りがまるで起きない。アーシアたんを見ても、何も感じない。何でだ?
「あなたの問題になっていた箇所、女性への異常な程の妄想、異性への性欲求を排除しました。なので、安全にここに置けます♪」
はぁ?俺の俺たる俺の存在価値を排除?何の権利でだぁぁぁぁ~!
「眷属悪魔になるのに、障害になりますから。あなたは、悪魔になることを了承したんですよ」
俺のハーレム王の夢は終わったかもしれない。女性に囲まれても何も感じ無いなんて、最悪な人生だ…