---イッセー----
翌日、元浜、松田の話を聞いても、心が揺さぶられなくなった。
「どうしたんだ?イッセー」
元浜が心配してくれた。
「え?異性への性欲求が消えた…」
「お前、インポなのか?」
「あぁ、朝立ちも無くなった。はぁ~」
落ち込む俺。桐生が目に入った。アイツも何か落ち込んでいる。悪魔にされたのかな?
休み時間に桐生に話し掛けた。
「昨日は、どうなったんだ?」
「あぁ…訊かないでくれる…この学校は呪われているわ…」
「俺、昨日、悪魔にされたんだよ」
はっとした桐生。
「イッセーも…」
も?じゃ、桐生もなのか。そうだ、アイツに訊いてみるか。
「おい、シュウ。お前も悪魔なのか?」
「僕?人間だけど…なんで?」
不思議そうな顔をしているシュウ。え…人間…
「人間が悪魔に恋するのって、法律違反なの?」
いや、それは自由だと思う。
「じゃ、質問が間違っているでしょ?そこは種族は何かを訊くべきだよ」
あ…そうなるのか…って、この学校には悪魔と人間以外もいるのか?
「たぶん、いない。でも、僕の眷属にはいるから」
眷属?人間でも眷属を持てるのか…ハーレムってことか?
「ハーレム?って何?」
「異性に囲まれる状況だ」
「じゃ、違うな。同性も眷属にいるし」
「ちなみに、お前の眷属って誰だ?」
「うん?そこの4名がそうだよ」
って、アーシアたん、シーグヴァイラちゃん達を、指差すシュウ。羨ましい…毎晩、彼女達と寝ているのか…
「イッセー、お前は誤解をしている。僕の眷属は放し飼いだ。それぞれが自由に行動できるんだよ。イッセーの主であるリアスと、桐生の主であるソーナの処は、眷属に対して束縛するだろうけど」
束縛…この先、寮生活のようだ。寮と言っても、マンションの一室での共同生活らしい。同居人は木場とギャスパーだそうだ。
放課後、部活があると言って、元浜、松田と別れた。もう、AVを見る機会は無いのだろう。いや、見ても何も感じ無いのは苦痛だと思う。
俺は木場とアーシアたん達に連れられて、昨日の部屋に連れて行かれた。
---桐生藍華---
放課後、シュウと共に生徒会室に向かった。入るなり、会長が近寄って来た。
「シュウ君、聞いたわよ。エロ心が開花したって♪」
私達に見せる姿と、彼に見せる姿が違う会長。生徒会のメンバーは知っている事だそうだ。
「で、ソーナ。奥の部屋を借りていいか?」
「あぁ、新入りの味見ね。いいわよ♪味見の後は…うふっ♪」
彼以外の前では堅物な生徒会長であるが、彼の前ではエム奴隷になるそうだ。副会長の椿姫先輩に教えられた。私を奥の部屋に連れ込むシュウ。後ろから会長が付いてきた。
「まずはお前で実験だ。どの位、エロに目覚めたかだ」
彼の能力を測定する。私の持っている能力だそうなのだが、すべて不明と出た。彼は化け物クラスの戦士のようだ。会長のデータですら、測定できたのに…
『脱衣緊縛』『催淫』
全裸にされて縛られた挙げ句、快楽の海に投げ込まれた私。なんだ、この術は…彼と会長は抱き合い、彼は会長の服を焦らしながら脱がせている。
絶頂地獄…余韻に浸る間もなく、次の絶頂が押し寄せる。色々な筋肉が悲鳴を上げている。悲鳴は痙攣になり、弛緩していく。体液塗れになっていく私。失神しも次の絶頂で、意識が戻され、そして、再び失神。
「どう?桐生♪」
思考ははっきりしているが、口が動かない。舌も動かない。呼吸は荒い。そんな私のデリケートな部分を観察している彼。見ないで…そんなにマジマジと見ないで…耳が熱くなっていく。
「うっ…そこはダメ…」
「どこならいいの?」
そんな…答えられないわ。答えないでいると、見ないで臭いを嗅ぎ始めた。彼の鼻息が、心地良い刺激に感じていく。
「ふ~ん、臭いを嗅ぐだけでも大きくなるんだね?」
イヤらしい身体なのよ…私はどうせ…刺激が堪らない。悶悶としていく私は、次はどんな刺激かを期待している。
「ねぇ、エムなの?」
エムじゃないよ~どちらかと言うとエスな筈…
「あっ…」
彼の舌先が、私の乳首の天辺を舐めている。気持ちが良すぎる。
「えっ?」
乳首の中で蠢く感触がある。乳首の中?乳房で無くて…考えられるのは将来母乳が湧き出す穴に、何を入れたのだろう。
「やめてよぉぉぉぉ~!母乳が出なくなっちゃうよぉぉぉ~」
泣き叫ぶ私。私をスルーしている彼は、乳首を口に咥え、舌で刺激しながら吸い始めた。何かが絞り出される感覚がある。
「大丈夫だよ。出るよ♪」
なんで、出るのよ。母乳が…コイツの能力って何だ?考え込んだ私の口に口を重ねて、私の母乳を私に口移しし始めた…何をやらかしているんだ?
「なぁ、味が薄くないか?」
マズい…栄養バランスが悪いのか?将来の危機を教えられた気がする。よりによって、こんな有り得ない方法で…
「イヤぁぁぁぁ~!」
今度は、入れる穴では無く、出る穴を舐めて吸う彼。経験した事の無い刺激で、身も心も蕩けていく。大きな方の穴からは熱い物が湧き出している。そこには手を出さない彼。焦らし戦法なのか?コイツの行動がまるで読めない。追い込まれていく私の理性…ウェルカムな新たな刺激…ダメだぁぁぁぁ~このままじゃ、狂いそうだよ。観念した私は、彼にお願いをした。
「お願い…楽になりたい…あぁぁぁぁ~」
話している傍から、やらかしてきたアイツ。穴の内側を舐めてきた…こんな刺激なんだ…こんなことは自分で出来ないし…彼の行為に身体が悦んでいるようだ。抵抗する気が起きない。やっても無駄って事で無くて、もっとして欲しいと思うから。そして、彼と交わり、本日の絶頂地獄は営業終了となった。
---シュウ---
リアスが部長を務める、オカルト研究部の部活に遅れて参加。
「ねえ、どうだった?」
「あぁ、拷問系と調教系とかしなくても良くなったよ。精々やって、焦らし戦法くらいだよ」
と、ソーナと桐生相手の実験結果を報告した。イッセーとの性癖チェンジにより、どう変化するのか、わからなかったので、昨夜はリアスを含めた全員と、交わることをしなかったのだ。
「じゃ、今夜から大丈夫ね♪」
「イッセーはどう?」
「う~ん、戦闘技術云々以前の話よ。まず、基礎体力向上が課題かな」
「じゃ、翼紗、ヴァーリ。イッセーを柔道鍛錬で鍛えてあげて」
「「了解♪」」
「じゃ、祐斗。やろうか」
「はい、お願いします」
僕と祐斗はフローリングの部屋に移動した。剣術の鍛錬の為だ。後からアーシアとレイヴェルが入って来た。彼女達は、回復要員だ。柔道鍛錬の方には黒歌、白音姉妹が回復要員として付いている。鍛錬が厳しいから、怪我は付き物だ。実戦では命取りになりかねない。なので、回復要員も回復の鍛錬を兼ねていたりする。
週末、時間が長く取れる時は、サーゼクスさん眷属の沖田先生の道場に通っている祐斗。平日だと通う時間が無いので、僕が相手をしている。
「祐斗、真っ向から打つな。パワー勝負だと負けるぞ!」
「はい!」
「足の運びも注意した方がいい。こうされる場合もあるから」
僕は上段の構えから、水面蹴りに移行した。膝を痛打され、前のめりに倒れる祐斗。すかさず、アーシアが回復能力を発動して治癒させていく。
「アーシア、距離を徐々に離れてな」
「はい!」
実戦では怪我人に近寄れないケースも想定される。なので、遠隔治癒がアーシアの課題になる。
「レイヴェルも薬でなくて、能力で治癒出来る様にな」
「はい♪」
---イッセー---
今日の部活は終わった…そこら中怪我だらけだ。確かに実家からの通学はできないよな。毎日これだと。
「木場、毎日こんな感じなのか?」
「うん、そうだよ。シュウ君は、実戦の時に全員で生還できるように、してくれているんだよ」
悪魔同士、もしくは多種族との抗争があるらしい。そんな場合には、殺し合いになることがあるそうだ。幸い、リアスお姉様のチームは、まだ実戦経験は無いそうだけど、シュウのチームは実戦経験があるそうだった。
「鍛錬では木刀だけど、実戦では真剣だもの。この位の怪我で済んでいる内に、レベルを上げていかないと、死ぬことになる。僕の夢はね。リアス様の騎士になることだ。シュウ君も同じだけど、僕はシュウ君のサポートをしたいんだよ」
と、清々しい顔で語る木場。
「シュウって、どうなんだよ?感情をあまり出さないみたいだけど」
「あぁ、あれは…彼は感情障害なんだよ。感情がうまく機能しないそうだ。」
感情が出したくても出さないのか…ぶっきらぼうに見えるけど、いい奴なのかな?本当は。そうだよな、そうじゃ無かったらアーシアたん達があんなに懐かないか。
「昔、愛したくても愛せない男がいたそうだ。恋人を愛したいのに愛せずに、ケダモノの手から恋人を護れなかったんだって。彼は、その理由を恋人を愛せなかった自分になると、自分自身を責めたそうだ。そして、生まれ変わったら、今度こそ彼女を護りきると決めて、命を絶ったらしいよ」
木場が急に昔話をし出した。護りきる?そう言えば、アイツの夢…感情が機能しない…まさか…はっとして、俺は木場を見た。
「昔話だよ。僕は彼のナイトでいたいんだ。今度こそね♪」
確か、ヴァーリと由良もそんなことを…こいつら、前世で…