散々な日も終わり、僕の修行、といっても睡眠学習ですが…お香を不思議な香炉で炊いて、寝入る。しばらく経って、僕は航路の神の前にいた。
「戦士を極めたので、今度は僧侶でお願いします」
「わかった。それと、現実世界の方で経験を積んだようで、遊び人と魔物使いも極めたみたいじゃぞ」
「現実世界の経験も生きるの?」
実世界での経験も生きるとなると、1日中、修行漬けになれそうだな。遊び人と言われる程遊んではいない気がするけど。いや今日1日で、白音、ソーナ、リアス、黒歌…う~ん…言われてもしょうが無いか…納得してしまった僕。
「そうなんじゃよ。あと、これプレゼントじゃ」
炊飯器みたいなものを、神様から手渡された。
「なんですか。これ?」
「錬金釜じゃよ。例えば、薬草2つを入れて、蓋をした後に気を込めると、上薬草に錬金できるんじゃ。他にも色々できるので、試してみるが良いぞ」
「わかりました」
「さて、今日はレベル2の途中からだぞ。心の準備は良いか?」
「今日もがんばります」
そして、転送されていく。
レベル2の世界に着いても、レベル1の世界と同じように、弱そうなモンスターを叩いて、出なくなったら別のモンスターを探す方式だ。同じモンスターを延々とやりあっていると、効率的な倒し方も見えてくるし。
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朝、目覚めると両腕が重い。右を見るとソーナの顔が、左を見るとリアスの顔が…僕の一日は、溜息から始まった。昨日よりは平和ではあるが…指でいじれる場所を弄ぶ。性的な目的ではなくて、起きてくれないと、僕はベッドから出られないから。
先に反応があったのはソーナだった。
「あっ…シュウ君、おはよう」
まだ眠そうな目を擦りながら、ソーナが朝の挨拶をしてきた。
「おはよう、ソーナ」
僕は、自由になった右手で彼女を引き寄せ、額にキスをした。さて、問題な左腕に纏わり付いているコイツだ。まだ、起きる気配がない。自由になった右手の指で、デコピンをリアスの額に撃ち込んだ。
パッシュッ!
「痛い!」
途端に涙目になって、リアスは起床した。
「おはよう、リアス♪」
笑顔で朝の挨拶をする僕。
「もっと、痛くない方法で起こしてよ~」
「ごめんな、コレしか浮かばなかったよ」
リアスが起きて、どいてくれた後も、左腕はしびれていて、しばらくの間、何も出来無い。腕の感覚が戻るまで、昨晩の睡眠学習の復習を頭の中でした。
昨晩、別世界の大聖堂で、僕の白い十字架のネックレスの封印が完全に解かれた。封印されていたサマエルは3つの形態になることができるようだ。今までの下半身に東洋の竜もつ堕天使ドラゴン、同じ下半身を持つ天使ドラゴン、大天使の3つだ。
サマエルの話では、元々創造神に仕える大天使だったのだが、アダムとイブに知恵の実を食べさせた蛇(と言われているけどドラゴンだったらしい)を、逃がした事で、神の怒りを一身に受け、下半身を蛇にされ、堕天使に落とされた上に、神の心に宿る闇(猛毒)をすべて受け入れ、処分されたそうだ。冥府の最深部であるコキュートスに封印されていることになっていたけど、サマエルの行為の真実を知る仲間の手で、僕の持っているネックレスに封印する形で身を隠していたそうだ。
封印が解けた今も、ネックレスに身を置いている。封印が完全に解けたことが、天界に知られるとまずいらしいから。
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両手に花の状態のベッドから起きて、学校へ行く支度をして、同じく支度の終わっている白音と朝食をとって、学校へと向かう。
昼休み、イッセーが僕に近づいてくる。
「なぁなぁ、リアスお姉様とどういう関係なんだ?」
あぁ、鬱陶しい。どういう関係だろうと、イッセーに関係が無いだろうと思うのだけど。どうあしらうか考えていると、ふと昔の記憶が蘇り反撃に出てみた。
「そういや紫藤イリナとはその後、どうなったのかな?イッセー君」
「イリナ?そういえば、転校しちゃってから、連絡を取っていないなぁ」
「お前ら、ヒーローごっこの後、添い寝とか一緒に風呂とか入った仲だったろ」
「まぁなぁ、仲の良い兄弟みたいな感じだったけど、それがなんだ?」
ふふふ…気づいていないんだな。では、
「あの当時気づいていなかったみたいだけど、イリナは女の子だぞ!」
「えっ?女の子?」
目が点になり固まるイッセー。
「やっぱり、気づいていなかったかぁ。イッセーのファーストキスはイリナで済んでいたんだよ。添い寝、混浴と…お前、責任取ってやれよ」
イッセーの顔が青醒めている。とっても後悔しているんだろうな。高校になってから、事実を知らされたんだから。
午後の授業中、イッセーは魂の抜けたような状態だった。これで当分、僕に攻撃は来ないだろうと胸をなでおろした。