---ソーナ---
朝起きると、彼と交わっていた。彼からの命令では無く、私の意志で、彼の抱き枕に志願をしたのだ。う~ん、なんか清々しいなぁ。彼は疲れているのか、まだ起きない。
シャワーを浴び、学校へ行く準備をしていく。そして、朝食を二人分、用意した。彼の性的奴隷になったと言うのに、何故か心がウキウキするんだけど。
「亘さん、食事の用意が出来ましたよ~」
私のご主人様に声をかけた。
「あっ…ソーナ、おはよう♪」
半身を起こし、私の首に腕を巻き付けて、私の顔に自分の顔を近づけて、目覚めの口づけをくれた。その途端、心臓がバクバクし始めた。これって、ときめきかな?
「おはようございます。良く眠れましたか?」
胸のときめきを気づかれないように、冷静に対応をする。
「うん、ソーナのおかげだよ。ありがとう♪」
頬にキスを貰う。これも、何故か嬉しい。昨日、あんな目に遭わされたというのに、私もリアス同様に、心を彼に奪われたようだ。エムっ気があったのかな、私って。
二人で食べる朝食。とても幸せな気分だ。これからも、毎日一緒にいて欲しい。
「じゃ、私は学校へ行きます。夕方には帰ります。夕食は何が良いですか?」
「ソーナの料理なら、なんでも良いよ」
「わかりました」
そして、学校へと向かう。
---リアス---
祐斗、朱乃は冥界の医療機関へ入院になった。二人とも重体だ。小猫はほぼ無傷だった。彼女だけは傷つけないように、空間捕捉系の術で、小猫の動きを止めていたようだ。
小猫と二人で家に帰り、彼の部屋に向かうと、彼の荷物は1つも残っていなかった。私の部屋のドアには、『眷属の皆さんと馴染めず、申し訳ありませんでした。しばらく家出をして、駒を取り出せたら、駒をお返しします。さようなら…リアス』と、メモが貼られていた。私はドアの前で、壊れたように号泣した。彼を保護しないといけなかったのに、彼から目を離していた。後悔が私に襲い掛かってきた。いや、保護し損ねた事よりも、亘と一緒に居られない寂しさに、私の心は耐えられない。
「いやぁぁぁぁぁぁ~!」
---サーゼクス---
小猫君から連絡を貰い、リアスの家に向かうと、廃人のようになったリアスが、彼女の部屋の前にいた。彼女の部屋のドアには、亘君からのメモが貼られていた。家出したのか…何でだ?
リアスに声をかけるも、反応が無い。心ここに有らず、目は赤く充血し、瞼は腫れていた。哀しみに飲まれたのか?
小猫君から状況を聞き出した。彼女もリアスと同様に、ショックを受けているようだ。
「私がいけなかったんです。亘先輩を追い込んだのは私です…」
木場君が亘君の実力をテストしようとして、惨劇に発展したようだ。だから、注意をしておいたのに。まいったなぁ…
悪魔相手だと彼は無敵に近い。聖戦士の学校に通っていた上、最強の陰陽師がベースであり、彼の中には最悪の魔物が封じ込まれているらしい。なんでも、本家の当主と共に魔物退治に向かった際、封印のお札代わりに彼の身体を使ったとか。何とも、非人道的な話である。なので、この前のように、悪魔の駒などの魔の要因を取り込むなどすると、封印が緩くなり、封印してある魔物の力、残虐性が湧き出てくるらしいのだ。
だから彼は、魔の要因が無い聖戦士の学校に通っていた。そこを退学となり、俺に白羽の矢が立った。魔の要因を管理している側であれば、少しは安全では無いかという理由でだ。その結果がこれだ。どうすんだ?
彼の中にいる魔物…無邪鬼。邪では無い鬼。自分の欲望では動かず、護りたい者を護る為であれば、手段を選ばない鬼である。手段を選ばない、それは躊躇なく残虐な行為が出来るってことだ。今の彼の場合は護りたい者はリアスだと思う。いや、リアスであって欲しいと言うか…そのリアスを護る為に、リアスの前から姿を消したのだろう。これ以上、彼女の眷属を傷つけない為に。でも、その結果、リアス自身は傷ついた。傷心している。彼はこれを知ると、どんな行動にでるのだろうか。予想が付かない。困ったなぁ。
---セラフォルー---
サーゼクスちゃんに人探しを依頼された。写真を渡されて、見つけても刺激をしないように、速やかにサーゼクスちゃんに報告だそうだ。う~ん、面倒だな~人探しは…
妹のソーたんの家で、サボろうかな♪
彼女の家に転移すると、見知らぬ少年がいた。あれ?この子って、写真の子?写真を撮りだして、確認をしようとすると、
「そうか…指名手配されたのか…」
え…身体が動かない…彼の手が私の頭の摩った。
「で、誰が指名手配をしたんだ?」
「サーゼクスちゃんです」
えっ?私の意志とは無関係に、彼に口を割っている私。
「理事長先生か…怒っているんだろうな…出頭すべきかな?」
何やら悩んでいる彼。サーゼクスちゃんに連絡をしたいのだが、身動きが出来ない。声すら出せないし。何でだ?
「あぁ、お姉さんは僕の眷属にしたから。そうだ、お姉さんは誰?」
声に出さずとも、私の思っていることが分かるようだ。何者だ、彼は。
「私はセラフォルー・レヴィアタン。冥界の魔王の一人です」
彼の質問に答えている私ではない私。
「魔王?え?魔王って、この程度なの?」
この程度?どういう基準なんだ?
「この程度の術が効くってことは、悪魔とは戦うのは危険だな」
私は彼の術にはまっているのか?何の術だ?
「お姉さんには、僕の眷属である式神を埋め込みました。なので、お姉さんは僕の眷属になります。あと、この術は僕が死ぬまで解けません」
え…彼が死なないと解けないの…それは困った。
「眷属がどういう者かを、教えてあげます」
あれ?私の意志とは関係なく、着ている物を総て脱いでしまった私。彼の前に立ち、秘部を見せている。
「ふ~ん、未使用なの?」
レディに、その質問は失礼だよ~
「そうです。未使用です」
秘密を暴露している私。彼の言う通りに行動するのか。この先、ずっと…彼も全裸になり、ソファーに座ると、彼の前で跪き、彼の肉棒を頬張った。え?まさか、この展開って…
「未使用なんでしょ?使わないと、もったいない。で、なんで未使用だったの?」
肉棒から離れ、
「相手がいなかったんです」
回答すると、また肉棒を頬張る。暫くすると、肉棒から離れ、立ち上がり、彼の肉棒を私の身体に入れていく私。奥まで入ると、半分くらい出して、また奥まで入れるを繰り返していく。
気持ち良さは感じるけど、自分のペースでしたかった。初めてなんだから…って、彼は気持ち良さそうに寝ていた。え?私はこのままですか?
---ソーナ---
生徒会の仕事で帰宅が遅くなってしまった。スーパーに買い物に行き、夕食の準備をしないと。家に帰ると、固まった私。私の留守中にお姉様が来て、彼に何かをしようとしたのか、お姉様も眷属にされていた。彼の上で上下動を繰り返して居るお姉様。彼は、疲れが残っていたのだろう。夜だというのに寝ていた。
彼の元に近寄ると、お姉様の表情は、意識が無いようだった。口をポッカ~ンと開け、唾液がだらしなく、口元、顎、胸、床と流れている。足元は唾液で水たまりが出来ているし。
彼に止めて貰わないと。
「ねぇ、ご主人様、起きて下さい」
彼を揺り起こす。
「はぁい?あぁ、ソーナ、おかえり…」
また、寝落ちした彼。
「起きてください。ご主人様、私以外の者で遊ばないでください」
彼の口にキスをした。勇気を振り絞って、彼の口の中に自分の舌を入れる。そんな私の舌に彼の舌が絡み、彼の口の中で舞っていく。胸にキュンっとした感覚が走った。なんか嬉しい気分だ。
「ソーナ、お腹減ったよ~」
目を擦りながら、起きた彼。
「あっ、新しい眷属を動かしたまま、寝ちゃったのか」
ドサッ!
お姉様が床に倒れた。操作モードが解除されたようだ。服を着てから、私を抱いてくれる彼。そうだね。全裸は寝る時まで取って置くのね♪
「で、そのお姉さんは誰?」
まさか、不審者と思われて、成敗されたのかな?
「そういえば、魔王って言っていたけど」
魔王なのに眷属にされるって、どうかと思うけど…
「私の姉のセラフォルー・レヴィアタンです」
「ソーナのお姉ちゃんか…僕を追ってきた追っ手だと思って、式神を入れちゃったよ。ごめんな、ソーナ」
もの凄く申し訳無さそうな彼の顔。そんな彼の顔を胸に埋めて、抱きしめる。
「気にしないでください。魔王なのに術に、はまる方が悪いです」
今の私には、お姉様よりも彼の方が大事である。彼に快適に生活してもらいたい。そんな気持ちで一杯なのだ。
---サーゼクス---
セラフォルーからの定時連絡が無い。どこでサボっているんだ?リアスはベッドに寝かし付けたが、うわごとのように彼の名前を呼んでいる。早く探し出して、リアスの元に届けないとなぁ。
彼の能力は厄介であった。魔法では無いので、術を使われても、発見しづらいというか。もしかしたら、学校に来ている可能性もあり、校舎なども捜索するが、発見出来ないでいた。
そんな中、彼のクラスメイトから、情報を得た。昨日、生徒会に呼び出されたようだ。あの惨劇が起きる前のようだった。藁にも縋る思いで、生徒会室に向かった。
生徒会室はいつもと違う雰囲気がした。俺が姿を現しても、意に返さずに、黙々と仕事をこなしている。
「あっ、理事長。ご用件は何でしょうか?」
2年生で生徒会長のソーナ・シトリー君に声を掛けられた。
「昨日、神内亘君を呼び出したようだが」
「転入生ですよね。えぇ、呼び出しました。この学校のルールを知らせようと思いまして。問題が起きてからでは、遅いですから」
彼女の雰囲気がどこか違う。もっと、クールなイメージだったんだけど。まさか…俺はその場を立ち去り、彼女をモニタリングすることにした。
帰宅した彼女。彼女の家には…彼と失神しても、尚も動いているセラフォルーがいた。どういう状況だ?もうしばらく様子を見る。
「で…いつまで覗き見をしているんですか?理事長先生!」
彼の言葉で、ソーナ君は彼の背中に隠れた。彼女を護る体勢になった彼。俺は姿を現した。
「亘君、探したんだよ。なぁ、一緒にリアスの元に帰ってきてくれないか?」
ソーナ君は彼の腕を抱きしめている。行かないで欲しいという意志の現れに思える。
「リアスは僕でなく、木場君を選んだ。それだけです。僕はリアスの隣にいる存在理由は、もう無いです」
「それは勘違いだよ。亘君。なぁ、落ち着いて話をしよう」
ここでキレられると危険が一杯だ。セラフォルーは失神をして、床に倒れている。魔王を失神させる能力って危険すぎだよ。
「遠隔でリアスの様子を見てくれ。なぁ、亘君」
リアスの現状を見たのだろうか、亘君の表情がみるみる崩れていく。目尻から涙が…
「リアス…なんで…なんで僕の名前を…そんなに顔が腫れるまで泣き続けたの…僕なんかの為に…」
「亘さん…」
ソーナ君は亘君を心配そうに見ている。
「行かないで…ねぇ…」
「ソーナ…ごめん…行かないと…僕の為に泣いてくれる者を放ってはおけないんだ」
ソーナ君を正面に見据えてから抱きしめる亘君。
「ねぇ、私はあなたの眷属のままでいい。だから、たまには…」
「あぁ、戻って来るよ。ソーナ」
ソーナ君と熱いキスを交わしている。うん?亘君の眷属?どういうことだ?って、今、声を掛けるとキレそうだ。明日ソーナ君に聞いてみるかな。
そして、俺と亘君の二人で、リアスの元へと転移をした。