※この作品はR-18です。

神器なき男 (再編集版)   作:もっち~!

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GWは冥界で Part4*

 

 

 

突然、仮想フィールドに転移された僕達。作戦時間も無く、即戦闘のようだ。僕は、妖刀村雨&村正を装備して、構えた。オーフィス、アポは龍化した。滅の力を纏ったリアスまで転移して来ている。アポの救援信号でリヴァさんとティアさんが転移してきてくれた。

 

お兄さんの眷属は確か…

 

『王』サーゼクス 滅びの力

『女王』グレイフィア 魔力

『戦車』スルト・セカンド 巨大化 打撃

『戦車』バハムート 神獣

『僧侶』マグレガー・メイザース 魔法

『騎士』沖田 総司 剣術

『兵士』ベオウルフ 剣術

『兵士』炎駒 神獣

 

僕は、大天使サマエルを呼び出した。

 

大天使サマエルが光の矢をフィールド全面に撃ち出す。お兄さんの眷属は動きが早く?あ、スルト・セカンドさんとバハムートが光に包まれ消えた。動きが早くない人もいるのね。

 

オーフィスはグレイフィアさん、アポはマグレガーさんとやりあっている。炎駒さんにはリヴァさんが向かった。

 

僕は師匠の沖田さんとベオさんを相手に分身の術で対抗。僕本体はティアさんにガードされて、リアスの纏った力を無効化していく。放置するとリアスが消滅してしまうから…それだけは避けたい。

 

「シュウ君、そういう戦い方もあるんだね」

 

「沖田さん、相手に勝てる気がしないんですが」

 

沖田さん達は、僕のコピー体相手に戦ってくれている。お兄さんの前には、サマエルが立ち塞がる。

 

もう一手欲しい僕は、創造神ブラフマーを呼び出した。ブラフマーに、豪快に聖水が吹き出る巨大な噴水を創造してもらった。これにより、沖田先生を始めとする転生悪魔の皆様、お兄さんとグレイフィアさんを残してすべて光に包まれて消えた。お兄さんはグレイフィアさんと共に、彼の滅の力で、聖水から身を守っていた。

 

「お兄さん、形成逆転だよ」

 

「最後に呼び出した人は、どなたかな?とてつもない悪魔キラーを創り出したなぁ」

 

聖水噴水攻撃を前にして、お兄さんは動揺しているみたいだ。

 

「創造神 ブラフマーだよ」

 

「創造神?」

 

「そう、聖書の始まりの神様です」

 

僕の発言に驚く、お兄さんとグレイフィアさん。この時を待っていた。グレイフィアさんの一瞬の隙をついて、彼女を縄で縛る。

 

「え?この局面で?」

 

グレイフィアさんが驚いている。

 

「お兄さん、投了しないと、グレイフィアさんを切り刻むよ」

 

魔王様を脅迫してみる僕。

 

「シュウ君には、そんな事は出来無いよ」

 

「出来るよ♪この家では、散々酷い目に遭ったからね」

 

僕は真空刃で、グレイフィアさんの洋服を切り刻んでいく。

 

「お兄さん、早く投了しないと、グレイフィアさんが、恥ずかしい姿になるよ」

 

「おいおい、そういう精神的いたぶり攻撃かぁ~」

 

「そうだよ、こうでもしないと、お兄さんに勝てないもの」

 

僕は、黒歌秘伝の妖薬を、グレイフィアさんの口の中に垂らした。すると急にグレイフィアさんが腰を動かし始めた。ヒモの感触を楽しんでいるみたいだ。

 

「ほら。お兄さん。まだ投了しないの。早くしないと、一番敏感な箇所が大変なことになるよ♪」

 

「シュウ君、そういうのは反則だよ」

 

少し苦笑い気味だけど、怒気を言葉に載せてきたお兄さん。

 

「戦闘の準備していない僕を、いきなりこんな場所に、転移したのは反則では無いの?戦力的に僕が不利じゃん。お兄さんは、この戦闘を準備していたよね?眷属の皆さんを集合させていたし、仮想フィールドは準備済みだし」

 

「う~む」

 

痛い所を付いたのか、お兄さんの怒気に迷いが生じ始めた。僕はかまわず、グレイフィアさんの下半身に薬を垂らした。今度は身を捩るような動きをしだした。

 

「まだ、投了しないの?」

 

「う~ん…」

 

考え込むお兄さん。なら、これで終わりだよ。僕はある術式プログラムを、お兄さんの真上に展開して、僕以外の全員が、そこにオーラを打ち出し『ウルティマウエポン』起動させた。お兄さんが光包まれて消えていく。やっと勝ったみたいだ。

 

-----

 

仮想フィールドから戻った。お父さんが僕に抱きついた。

 

「グレイフィアには、むごい攻撃だったけど、サーゼクスに勝ったのは事実だ」

 

「あぁでもしないと、お兄さんが隙を見せる事って無いでしょ?」

 

「ねぇ、シュウ、怪我ない?大丈夫?」

 

僕の心配をしてくれているリアスの額にキスをする。顔を紅潮させて無口なるリアス。

 

「それより、最後の術式プログラム、あれは何かな?」

 

お父さんの瞳が輝いている…興味を持ちましたね。

 

「僕の作った究極魔法『ウルティマウエポン』です。相手の防御力を無視して、相手の弱点属性の攻撃魔法をフルバーストさせるの」

 

「鬼みたいな攻撃魔法だな」

 

「攻撃力は絶大なんだけど、消費魔力も絶大なんだ。消費魔力の軽減が今後の課題です」

 

そんな、僕にグレモリー卿が近づいて来た。

 

「君の戦いを見たよ。君の仲間を嘘付きといって悪かった。確かに、グレートレッドとオーフィスだったよ。こんな私の娘リアスとの婚約を、考え直して貰えないだろうか?お願いする」

 

って、言われてもなぁ…昨夜の謝罪は無いのかな?

 

「めちゃくちゃな戦法だけど、サーゼクス率いるルシファー眷属に勝てたのは事実だ。その点を評価して貰ったんだよ」

 

お父さんの笑顔が怖い。僕のいない間に、精神的にグレモリー卿を脅しましたね。お父さん!!

 

「いつか、君のフル眷属とルシファー眷属の試合を見てみたいものだ」

 

フル眷属って言われてもなぁ…って、アレコレ悩んでいたら、リアスが、神妙な面持ちで、

 

「シュウ、お願いだから、婚約破棄を破棄してね」

 

って、言って来た。

 

「だって、リアスだろ?」

 

「なんか不満がお有りのようですね」

 

僕の一言で、いつものリアスの顔になってきた。

 

「不満がいっぱいだよ」

 

「なんでいっぱいなのよ~」

 

「リアスだから」

 

「はぁい?」

 

「リアスの耳は、今日は休みか?」

 

「そんなバカなことは無いです」

 

「だって、リアスだからねぇ」

 

こんな、リアスとの日常を感じる会話を楽しむ僕。

 

-----

 

「あなた、あんなに楽しそうなリアスって、初めて見たかもしれないわね」

 

リアスの母、ヴェネラナがグレモリー卿に言った。

 

「そうだな。私は間違っていたかもしれない。相手がどうであれ、娘が良いと思う男性と一緒になれば、きっと幸せな家庭になるかもな」

 

「妻が旦那を引き立ててこそ、夫婦円満かもしれないわよ。ふふふ」

 

-------

 

「なんだい、あの魔法陣。僕が一撃でやられるとは…」

 

サーゼクスお兄さんが、凹んでいる。

 

「シュウ君のオリジナルの術式プログラムだそうだ。あとで、解析して改善してあげよう」

 

「シュウ君の攻撃は、反則級が多いなぁ」

 

お兄さんと、お父さんは苦笑いしている。相手の防御無視で、弱点属性のフルバースト、確かに反則級である。ただ、僕一人で発動出来ればねぇ。

 

そんな戦い終わって、和気藹々のムードが一変するようなオーラが近づいてきた。お兄さんとお父さんとリアスの顔がピクついて青ざめている…嫌な予感。

 

「シュウ、因果応報だ」

 

「シュウ がんばれ」

 

僕を励ましてくれたアポとオーフィスでさえも、顔がピクついている。なにかを忘れている気がするんだけど…アポとオーフィスにプレッシャーを掛けられる者っているんだ。って、感心しながら、忘れていることを思い出していく。

 

なんのことだっけ?アポもオーフィスも、近づいてきているオーラに圧倒されているみたいだが。そんなこんなを考えていたら、突然、襟首を捕まれて、どこかに引きずられていく僕。連れ込まれたのは、まさかの拷問部屋…後ろを振り向くと服がボロボロのグレイフィアさんがいた。この人、まさかエスの女王さま?魔王サーゼクスの女王だものねと考えていたら…

 

「シュウ君、やってくれたわね。責任は取ってもらうからね」

 

あの優しいグレイフィアさんが、妖しげな笑顔をしている…死とは違う恐怖が僕を襲う…怖いよ…逃げたいよ…どうしよう…そうか、先に襲って、逃げちゃおうっと♪

 

僕をいたぶるための得物を、選んでいたグレイフィアさんのちょっとした隙を逃さす、創造の扇で、ピアノ線で縛る。イメージは、焼き豚を煮るときの縛るアレだ。

 

突然の僕の反撃に驚き、身動きすら出来なくなったグレイフィアさん。さてどうしよう。やっぱり黒歌先生の薬シリーズかな。蓑虫のようになったグレイフィアさんを天井から逆さまに吊す。脚の部分の縛りを外して、Y字になるように股を開かせて固定する。いい眺めだ。グレイフィアさんは、僕の反撃に恐怖の表情を浮かべている。

 

「薬は、もうやめてぇぇぇぇぇ~!」

 

グレイフィアさんの訴えをスルーして、目の前の二つの穴に薬(なんの薬かわからないけど)を滴下した。グレイフィアさんは腰を捻るように蠢き始めた。

 

「ダメだって…止めて…身体の中から火照っている…あぁ…ダメだぁ…」

 

戦闘の直後で、疲れている僕は、そのままの状態で残して、みんなの元に戻る。

 

「お兄さん、グレイフィアさんが用があるって」

 

と、お兄さんをグレイフィアさんのいる部屋に案内して、みんなの元に戻る。

 

「お父さんの城に戻ろう。今日はリヴァさんとセラフォルーお姉さんを訪ねることになっているからさぁ」

 

------

 

今、レヴィアタンさん、アポ、オーフィス、リアスでシトリー邸に来ている。セラフォルーお姉さんと会うためだ。

 

「お待ちしておりました、レヴィアタン様」

 

お姉さんは、リヴァさんの前では、言葉遣いが丁寧だ。でも、その服装は…まずいと思うよ。

 

「では、早速ベヒモスに会わせて貰おうか」

 

服装に触れずに、いきなり本題に入るリヴァさん。お姉さんはベヒモスさんを呼び出した。

 

「久しぶり、ベヒモス」

 

「え?死んだはずじゃ…リヴァ」

 

リヴァさんを見て、ベヒモスさんが驚いている。

 

「生き返ったのさ。相棒!おい、シュウ、コイツを眷属してくれ」

 

僕はベヒモスさんに『戦車』の2軍駒をあてた。ベヒモスさんに吸い込まれていく駒。

 

「既にセラフォルーの眷属だけど…」

 

「今や、我らがマスター、シュウの眷属でもあるのだ。それで、ジズと連絡を取れないかい?」

 

「あぁ、久しぶりに三頭で会うのもいいねぇ。呼んでみる?」

 

「いや、居場所を訊いてくれ。こちらから迎えに行くから。あいつ、天界にいるそうじゃないか。自由に出られないだろ?」

 

「あ、そうかも。わかった、居場所を訊いてみるよ」

 

ベヒモスさんは会話用魔法陣を開いて、誰かと話をしている。

 

「居場所がわかったよ。エデンの園の西側の一角だって」

 

アポが動いた。空間を切り裂き、中に入った。しばらくすると、巨大な鳥と共に戻ってきた。

 

「おぉ、ジズじゃないか」

 

「久しぶり…え?レヴィアタン生き返ったの?天界に知れたら、まずいんじゃないの?」

 

「だから、お前を攫って来たんだろ?会いに行けないからさぁ。シュウ、コイツも眷属にしてくれ」

 

僕はレヴィアタンさんに言われるまま、ジズさんに『僧侶』の2軍の駒を当てた。吸い込まれていく…

 

「何をしたんだ?」

 

「私のマスターであるシュウの眷属にしたのさ。これで天界に帰らなくても大丈夫だよ。あと1匹で全員揃うからね」

 

創造神ブラフマーが現れた。最近、僕が呼ばなくても、自分の意思でも出てこられるようになった。封印を解いた、おかげだとか。

 

「やっと三頭一対が揃ったか」

 

「「ブラフマー!」」

 

ジズさんとベヒモスさんが、ほぼ同時に声を上げた。

 

「お前らと同じマスターに仕えている。よろしくな」

 

「封印は解いたの?」

 

ジズさんが問うと

 

「皆のおかげで解けたぞ」

 

知恵の精霊が返事をした。

 

なんか、創世記同窓会みたいな感じがしていて、僕達はその輪に入っていけない。僕は、ソーナと椿姫とリアスの4人で、途方に暮れていた…久しぶりにソーナと逢えたのに…リアスがジャマか…

 

 

------

 

 

その日、天界に幽閉されていた1羽の巨鳥が消えた…

 

 

 

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