---シュウ---
「イッセー、妄想ハーレムから、白音とヴァイラを消せよ!」
「そんなことを言われても、消し方がわからないぞ」
巴柄と翼紗が戦闘中に、僕とイッセーが揉めていた。発端は、イッセーの妄想ハーレムの中に、白音とヴァイラがいることに、僕が気づいたから。
「いい加減、神器に潜れるようになれよな」
「いや、俺には才能がないんだ」
「努力でどうにかしろよ!!」
巴柄と翼紗が死んだみたいだ。敵がこっちに迫ってくる。しかたなく、僕は一撃で倒した。
その光景を驚いたように見ているイッセー
「驚く暇あったら、消せよな!」
「そういう問題?やっぱ、お前は強いなぁ」
はぁ、仕方なく、僕がイッセーの神器に潜り、設定を変えてくる。
「今、お前の神器に潜って、設定変えたから。」
「潜れるの?」
「僕が作った神器だよ。潜れるよ。白音とヴァイラが参加しないようにした。あと、白音とヴァイラでお前が妄想したら、点滅するようにした」
「バレるやん」
「まだ、おかずにするんか?あの二人はダメだ!」
そういや、巴柄と翼紗は??あっ、死んでる!!復活の呪文しなきゃ。
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半年くらいで、巴柄と翼紗だけでも、死なずに倒せるようになった。イッセーもドライグで力の譲渡が出来る様になった。で、次のエリアへ…
今度のエリアは、魔王二人分くらいの強さだ。早速、敵と遭遇♪
「え?攻撃通じませんが…」
敵の強さに驚く翼紗。
「さっきまでのヤツの倍の強さだ」
「無理だよ。もう、死ぬのはいや~」
悲鳴を上げている巴柄。
「なぁ、シュウが一撃で倒せない敵っているのか?」
イッセーが疑問を口にした。
「この先の方のエリアに、倒すのに4発くらいかかったのがいるよ」
「ちなみに、こいつは?」
「一撃かな?」
「もっと強くならないと、ダメなんだな?」
「そういうこと。まぁ、今回はこいつを倒せるようになったら、現実世界に帰るから、がんばれよ」
「「「了解!」」」
そして、現実世界時間の12時間後に帰還した。
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アポたちが帰ってきた。必要な情報を探して来てくれた。これで、ヴァーリに戦闘機会を与えてあげられる。
「シュウ 我 パフェ 食べたい」
と、ご褒美をおねだりされて、アポ、オーフィス、ヴァイラの4人で街に繰り出し、喫茶店で4人で甘味三昧した。帰り道、3人それぞれとプリクラをした。アポは抱っこして、オーフィスは肩車、ヴァイラとは…
楽しい時間を満喫して家に向かっていたのだが、誰かにつけられている気がする。ヴァイラも気づいているけど、オーフィスを肩車している僕は動けない。ついに、ヴァイラが追跡者を捕らえた。捕まえてみたら…桐生だった…
「なんで、つけている?」
「停学中のシュウ、休学中のシーグヴァイラが子供を連れて歩いているのを見かけたら気になるでしょ?」
「そう言われればそうだけど、つけないで、声を掛ければいいだろ?」
「あんた達の家を知りたいのよね」
「知ってどうするんだ?」
「学生結婚しているなら、みんなでお祝いしてあげたいし」
祝い?要らない。それ以前に、
「結婚していない」
「え?未婚でこんなに大きな子供?」
「年齢的に計算破綻しているだろ?」
「あっ、小学生くらいで作ったってこと?」
「な、訳ないだろう。それに、僕達の子供で無くて、仲間だし」
「仲間?」
「ヴァイラどうするか?屠る訳に行かないし、連れて行くしかないかな?」
「そうですね。連れて帰りましょうよ」
まぁ、ここで揉めるのは得策では無いよな。
「じゃあ、ついてこいよ。うちに招待してやるから」
そして、僕らは桐生を連れて帰った。
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連れ帰った桐生は、僕らの家を見て驚いている。
「なんて大きなお屋敷に、住んでいるの?親がお金持ちなの?」
「僕には親はいないよ。この家はリアスの両親のプレゼントだ」
「うちの学校の2大お姉様のリアス先輩の?」
「そう、僕の婚約者1号だ」
桐生がその事実に驚いている。そして、リビングルームに連れて行った。休日なので、みんなまったりしている。そのメンツを見て桐生が固まる。
「ここって、学生寮?」
「みたいに見えるけど、僕達の家だよ」
トレーニングルームからイッセーとヴァーリが戻ってきた。
「なんで、桐生が?」
「つけられちゃったよ」
ヴァイラが返事を返した。
「このまま、帰すのか?」
「どうするか考え中」
ヴァーリとイッセーの質問に返答した僕。
「イッセーとヴァーリ。え?真羅先輩と支取先輩まで??ねぇ、シュウ、これって何の集まり?」
「僕の信頼できる大切な仲間だよ」
「何の仲間?」
桐生が不思議がっている。
「聞かない方が、良い場合があるんだよ。知って良い領域には制限が有る。ソレを超えると…ふふふ」
「えっ?」
固まる桐生。
「聞いたら生きて帰らせないぞ…何てね♪」
桐生はただならぬ雰囲気を感じているようだ。逃げ道を確認しているみたいだけど、玄関前には、僕のガード役に名乗りを上げてくれた巴柄と翼紗が立っていた。
「ここにいる方々は、何の為の仲間なの?ねぇ、イッセー」
イッセーにも質問している。答えは同じなんだけど。
「シュウが言っただろ?聞いたら、お前はただでは済まないぞ。っていうか、ここにいる時点で詰んでいる」
学校とは違うイッセーの雰囲気が、更に桐生を恐怖へと追い込む。
「どういう意味?」
「仲間になってもらう以外、ここからは出られないわよ」
「シーグヴァイラさん…」
「記憶を消せる能力持っている人はいるかな?」
誰もいないみたい。どうするかな??
「記憶を消す?どうして??」
「ここの拠点を、お前は学校で言いふらしそうだから」
「まぁ、大スクープだものね。2大お姉様の一角リアスお姉様と婚約しているなんて」
胸を張って言う桐生。この雰囲気で言い切るとは…トラブルメーカー確定だな。
「それが困るんだよ」
そうだ。
「ギャスパー、しばらくの間、桐生の動きを止めてくれ」
「了解!!」
ギャスパーが桐生の動きを止めた。
「黒歌、白音、来てくれ。僕と三人で、気で記憶を弄れると思うんだ」
「たぶん、消すのは無理だけど一部書き換えは、出来ると思うにゃん」
黒歌先生からは、記憶を弄れるらしいと情報が。
「学校に来て、怖い思いしたって出来ないかな?」
「見た物を変えるのにゃ?」
「そういうこと」
「「にゃん♪」」
で、方向性を理解してくれた猫姉妹と共に、桐生の記憶を操作。
「で、こいつを学校の標本が一杯ある理科室に転移させる。リアス、頼むよ」
「了解♪」
で、桐生は転移していった。なんで学校にいるのか、記憶が混濁するだろうけど、学校なら安全だろう。
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僕はプリクラで撮った写真を、創造したペンダントヘッドに収めて、三人にプレゼントした。いつまでも想い出と過ごせるように。
木場が退院してきた。リアスと共に僕達の家に来た。穏やかだった木場の目が僕を見るなり、殺気をみなぎらし、魔剣を構えている。リアスの制止を無視して僕を切りつけて来た。僕は避けず、その刀身を受けた。左手が切り落とされたが、再生能力で元通り。木場が驚いている。僕は少し考えて、とある杖を木場に振った。
「何をしたのよ」
おっ、姿だけでなく口調も変わるのね。
「この家にいる時だけ、お前を女性にTSする呪いを掛けたよ」
「なんですって!!」
「木場って女性になると、けっこうかわいいなぁ。そう思わないか?イッセー」
エロモードで、木場を舐めまわすように見ているイッセーに声をかける。
「木場って、こんなにかわいいのかぁ」
「みんなそんな目で見ないでよ!!」
「家の外に出ると男になるから、うかつにブラは着けられ無いぞ♪」
「室内ではノーブラ、いいすね。相棒、いい仕事してくれました。感謝です!」
「え??二人共、野獣のような目で見ないで~」
野獣二人に恐れを抱く木場。リアスが展開にあきれて、僕に声をかけてきた。
「シュウ、祐斗はこのままなの?」
「家から出ると男に戻る。このか弱い姿で鍛錬すれば、男に戻った時に強くなるぞ」
「そう。ならいいか」
リアスは納得。当の木場は…
「リアス部長。納得しないでください」
涙目で訴える。笑顔を返すリアス。これで家の中で木場に襲われることはないだろう。もし、襲われたら、反撃で別な意味で襲ってあげるから。
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とある国の洞窟の奥深く、そいつは封印されていた。封印といっても、四肢を特殊な鎖で繋がれて動けないようにしてあるだけだ。僕、アポ、オーフィス、クロウ、ヴァーリ、ヴァイラで、そいつを仲間にする為にここに来た。ヴァーリとヴァイラを、洞窟の入口に警護として置いてきた。僕がそいつに近づくと、
「これは珍客だな。オーフィス、クロウ・クルワッハ、久しいなぁ…え?グレートレッドもいるのか??」
「千の魔法を操る魔源の禁龍アジ・ダハーカ。僕らの仲間になってもらう」
「仲間?ならないとどうする?」
「封印して神器に収める」
「暴れたかったら、仲間になるしかないのか?」
「そういうこと。ここでは暴れないようにね。」
「わかった。任せる。ここにいると暇でなぁ」
アジ・ダハーカは了承してくれたので、サマエルの剣を彼に軽く当てた。彼の額に紋様が浮かび、吸い込まれていった。
「これで、僕の仲間だよ。アジ・ダハーカ。これからはよろしくね♪」
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次の場所は少し厄介だ。正体がバレないようにしないと、問題になる。ヴァーリに禁手に成らないように、厳重に注意する。全員、マスク着用。顔を見られるとまずい。相手は最上級、上級の死神。目的の者の前に出現して、封印を解くまでの時間を稼いでもらう。封印を解く組は、僕とサマエル、ブラフマー。護衛はクロウ、アジ、ヴァーリ、ヴァイラ、巴柄、翼紗、椿姫。
僕達は冥府の最深部コキュートスへと向かう。サマエルの代わりに封印されている天使ドラゴンを救い出す為だ。アポにより、目的の者が封印されいる地点の空間を、切り裂いて侵入。封印を解いている僕らの周りを、護衛組が囲む。封印を解き始めてほどなく、死神が迫ってきた。
「鎌に触れると魂を持っていかれるから、注意しろよ。鍛錬の成果を出してみてね」
「「「了解!!」」」
魔王クラス以上を相手に鍛錬をしてきた護衛組。死神の攻撃を食らう前に撃破していく。
進軍してきた死神を半分くらい倒したころ。封印から天使ドラゴンを救い出した。
「撤収するよ!!」
目的を達した僕達は、空間の裂け目に逃げていった…
---桐生---
駅前で妙なチラシをもらった。『あなたの願いを叶えます』と書かれていて、その下に魔法陣が描かれている。私は念を込めた。『シュウの秘密を知りたい』って。
目の前に、男の人が急に現れた。知っている顔だよ。隣のクラスで、女子の憧れの木場君だ。
「え?」
戸惑う私。
「願いを叶えにきました」
「あなたは何者??」
木場君の背中には、悪魔のような羽が展開した。
「木場君って、悪魔なの??」
「僕が悪魔であることは、他の人には秘密だよ。誰かに言ったら、君の命を貰うからね」
冷たい笑みを浮かべている。
「で?誰の秘密が知りたいのかな?」
「同じクラスのシュウの秘密。彼が何者で、どういう暮らしをしているのかが、知りたい」
木場君は驚き、困っているようだ。
「彼はダメだ。他の人にしてもらえないかな?」
「なんで?」
「僕が殺される」
「シュウって、悪魔よりの強いの?」
「いや、言えないよ」
「強いのね?あなた、私の願いを叶えにきたんじゃないの?」
「そうなんだけど。ちょっと、ごめん。上の者と相談してきます」
木場君は目の前から消えた。
しばらくすると、目の前に二人の見知った人物が出現した。リアスお姉様と、シュウだった。
---シュウ---
まさか、木場の依頼主が桐生とは。執念深い女だ。リアスに聞くと呼ばれた以上、願いを叶えないといけないらしい。他言無用にしてもらうか。リアスはすまなそうに僕を見ている。そんなリアスの頭に軽く手をのせて、撫でてあげた。
「じゃ、リアスと僕で行って来る。木場はここで待っていろよ。後で楽しむからな♪」
木場の目には恐怖の色が浮かんでいた。僕達二人で桐生の前に転移していった。
「どういうこと?木場君は悪魔だった。あなた達も悪魔なの??」
「リアスは悪魔、魔王の妹だ。僕は人間を捨てた魔物だ」
「えぇ~!!」
桐生の驚く顔、初めて見た。あぁ、こういう表情できるんだ、などと感心。
「あと知りたいのは、僕の婚約者だっけ?このリアスとソーナとシーグヴァイラの三人で、みんな悪魔だよ」
「なんで??なんで、悪魔と婚約したり、人間を捨てて魔物になったのよ?」
まぁ、当然の疑問だろうな。
「彼女達からプロポーズをされて、勝手に婚約者にされた。人間である僕には拒否権がないに近いけど、みんなかわいいから受け入れている。で、人間を辞めたのは…」
僕は言葉に詰まってしまった。そんな僕を見て、リアスが言葉を続けてくれた。
「彼は、この世界を良くしようと、ある勢力と戦うために人間を辞めて、魔物になったのよ」
リアスが僕のことを優しく抱きしめくれる。僕は、僕の涙を桐生に見せないために、リアスの胸の谷間に顔を埋めた。
「後、知りたいのは、彼がどういう暮らしをしているかだったわね?私達と暮らしているわ。場所は言えないけど」
「私達?」
「私とソーナ、シーグヴァイラと、彼の家族と私達の仲間よ」
「彼の家族??親はいないって??」
「親のいない身寄りの無い姉妹と心の絆で繋がった家族なのよ、彼は。本当は3人で静かに暮らしたかったんだろうけど。私達が婚約者にしちゃったから…」
リアスは苦笑いをしている。
「これで、あなたの願いは叶えたわ。今話したことを他人に漏らしたら、命はいただくから、注意することね、かよわき人間よ!」
リアスと僕は桐生の前から消えた。